2011年11月27日
東京都の奥多摩の川乗山に行ってきました。標高は1363mです。
山奥まで沢が続き、登山道の奥には百尋の滝があります。落差は40mあり、奥多摩山域で有名な滝です。
コースが充実し、そこそこの歩き応えのある登山であることから、人気の山の一つです。
さて、この川乗山は奥多摩の中でも人気のある山です。個人的には、夏に行った八ヶ岳のコースと似ていると感じています。
沢沿いのコースはかなり紅葉していて、前回以上に楽しむことができた旅になりました。
川乗山について
地図
奥多摩駅から西東京バスで川乗橋から登り、下山は鳩ノ巣駅に降ります。
アクセス
川乗山登山
奥多摩駅からバスで川乗橋バス停へ
なんとか起きることが出来た…。
二子玉川駅から見た多摩川からの日の出が、気持ち悪いくらいにピンク色でした。
今回はみやじゅん主催のイベントで、参加者のリクエストに答えての訪問です。自分にとっては、初めて2回目に訪れる登山になりました。そして、前日単独登山ぼっち登山で秩父の武甲山に行っているので、初の連日登山となりました。
いつもは新宿からホリデー号で奥多摩に行くのですが、到着が早めなので立川で青梅線に乗り換えました。
それにしてもすごい数の登山客です。立川始発の青梅線は、立川で座席は満員に。拝島で西武線から乗り換えてくる人は全員立つしかない混雑っぷり。
同じ列車にオレンジ色のダウンを着込んだみやじゅんが乗っていました。なんだかすごい寝相してました。本人には言わないでおこう。
初顔合わせの4人と合流し、男3名・女3名のパーティーで出発です。うち一人が青梅市、もう一人が日の出町に住んでいて近いし!
奥多摩駅からは東日原行きのバスに乗ります。
前回もだけどすごい人だなあ。
15分ちょっとで川乗橋バス停に到着です。
バス停を降りた場所が登山道入口になっています。多くの人がここで準備や体操をしてから登山を開始します。
お互い名前もよく覚えられないまま出発です。
紅葉に彩られた林道歩きと渓谷歩き
最初は舗装道を進みます。こんな舗装道を30分進みます。
しばらくすると細倉橋が見えてきて、そこが登山道入口になっています。
嬉しいトイレ付きでございます。
同じ民族柄のニット帽とレッグウォーマーで統一感のある上級山ガールファッション。
川乗山の登山道は、川と平行して進んでいく形になります。
トイレは水力で発電。
沢沿いに進むコースは変化があって飽きの来なくていいですね。
あ、紅葉はしているんで秋は来ているんですけどね。
まずは百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)を目指します。
目に飛び込んでくる黄色やオレンジ、赤に紅葉された木々が美しいです。今年は11月まで暑く、体感では秋を感じることは少なかったのですが、山の紅葉で秋を感じることができて良かったです。
落ち葉の絨毯を踏んだときのさくっとした音と柔らかさが、秋の深みを感じさせてくれますね。
しだれ桜ならぬしだれもみじ。風流ですなぁ。
秋のボリュームを上げくれる登山道は足取りも軽く、結構危険な箇所もあるけど非常に楽しく進めます。
そして忽然聞こえてくる水の音がして、ふと前を見ると懐かしい滝が。
東京一の落差のある百尋の滝
登山開始から1時間弱で百尋ノ滝に到着しました。
奥多摩の中でもかなりの高さを誇るこの滝は見応えがあります。冬には凍結するので、見に来てみたいですね。
落ち葉がたまっている滝つぼも風流。
さてこの百尋ノ滝を過ぎるといよいよ山頂へ向けての急登が始まります。
そして、昨日の武甲山登山の影響で足に疲労が…。
標高が上がるにつれて紅葉はなくなって、全部枯れ落ちています。
途中道がなくて迷いそうになる場所もあります。こういう場所は怖いなぁ。
最後の稜線沿いが一番傾斜がキツイです。
足がああああああ。
そして木々がなくなって視界が広がってきました。
山頂の予感。
山頂へ続く最後の坂道です。ラスボス手前の階段みたいですね。
富士山が見える川乗山の山頂
そして12時過ぎにゴール!やり遂げました、みんな無事でよかった。
前回の霧がかった山頂とは違い、富士山が見えるほど澄んだ天気に恵まれました。
食事はチキンラーメンに唐揚げを入れてゆで卵を入れた鳥尽くしラーメン。特にひねりを入れませんでした、申し訳ない。
前回ここでみんな温かいラーメンを食べているのを見て、バーナーを買ったんです。
そして食後のコーヒーブレイク。
人数が多いと食事が楽しいですね。昨日のぼっち飯より何倍も美味しいです。
富士山をアップで。
だいぶ冠雪していますが、積もってはいなそうな感じですね。
三角点も。
1時間ほどゆっくりすごし、山頂を後にします。
ここからは鳩ノ巣駅まで下ります。
帰りは永延林道を突き進みます。あまりの単調さに寝掛ける人もいました。
植林された黄色い葉の苗木が輝いていて綺麗でした。
ずんずん進みます。ほんとに単調。
しかしやはり、足は疲労がどんどん蓄積されてきて痛いです・・。
砂利道に出ました。
大根山ノ神だっけ?
ここまで来れば後ちょっとで鳩ノ巣駅に出ます。
ようやく街が見え初めてほっとする一同。
奥多摩の夕暮れにみんなうっとり。ところどころ紅葉している場所に夕日が当って綺麗です。
そして、鳩ノ巣駅に到着しました。かなり長い登山となりましたが無事帰ってくることが出来ました。
川乗山の登山を終えて
2回目の登山で新鮮味がないのかと思っていましたが、紅葉が素晴らしくて1回目以上に楽しむことが出来ました。まあ、自分が道をほとんど忘れているってことが大きいかな。
なにより6人で登れたことがよかったです。一人は嫌です。
後日、久々に筋肉痛が2日ほど続きました…。
コメント
はじめまして、ランキングから来ました。
とてもきれいなとこですね!
>きゅーさん
コメントありがとうございます。
なんのランキングなのか・・・管理してないもので・・・。
都内とは思えない綺麗な場所ですよ。
こんにちは! また投稿しちゃいました!
川苔山、行ってきました! アドバイス通り2Lの水を担いで!
結構長い道のり出でしたが、割と足にやさしい道程だったので
それほど疲れることなく、往復で5時間半程度で済みました。
百尋の滝には圧倒されました。また秋にでも紅葉を見に来たいです。
この時期の山頂は、虫がスゴイですね!特に蜂系が!
年配のベテラン(らしい風格)の登山客は、顔にとまってても全く意に介さず。脱帽。
次はどこか決めかねていますが、どこかおススメとかありますか?
>えふさん
川乗山は沢沿いに歩くことができるので、気温の高い夏でも気持ち良さそうですねー。
百尋の滝は、冬場に完全凍結するらしいですよ。それもちょっと見に行きたいです。
虫は困ったものです。次に書こうと思っている記事の山では、虫に非常に悩まされました…。
大山と川乗山と着々とステップアップしているようですね。
移動手段がバスと電車になるのであれば、山梨の滝子山や大菩薩嶺がいいかも知れません。どちらも記事を書いています。
深夜の高速バスを使って、北アルプスにトライもありですねー。
日帰りというのであれば、乗鞍岳や焼岳をお薦めします。
丹沢は、夏季はヒルが出没するのであまりお薦めできません…。
はじめまして。
自分はこの翌年に紅葉目当てで同じコース取りで登りました。 紅葉シーズンも終わりに近づくともう霜が降りてたりして、空気も冬のように澄んでてつい山頂で長居しちゃいますよね。
登りの途中ちょっと道が不明瞭になるところはトトロでも出てきそうで非常に気に入ったのですが、反面下りで鳩ノ巣駅に降りる道の退屈さはちょっとぐったりしてしまいますね。何とかならないのかなあ。。
>Piccoliさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
川乗山の沢沿いコースは紅葉が映えますね。
空気が澄んでいると富士山の眺めが楽しめるのが奥多摩や丹沢のいいところですねー。
山頂でラーメンや鍋をしたくなる季節になりました。
鳩ノ巣駅に降りる道は確かに単調で、登りに比べると面白みに欠ける面がありますね。
山頂で腹いっぱいにしてから下山したら居眠りしそうになったほどです!
また、よろしければコメント下さい!
初めまして!
紅葉の時期で探してたらここが見つかって!
今度いきます!
気を付けた方が良いことや、持ち物何かいるとかありましたら教えてください!
>かけるさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
川乗山はバスの時間をしっかり把握し、通行止め箇所が無いかを調査したほうが良いです。
紅葉シーズン中は人がたくさん歩いていると思うので道に迷うようなことはないはずですが、落ち葉に道が隠れてわかりにくい箇所があった気がします。
慎重に登って下さい。
一般的な登山装備があれば大丈夫かと思いますが、6時間~7時間と長丁場です。
食べ物飲み物はしっかり準備していって下さい。
こんばんは。
今日、記事を参考に川乗山行ってきました。
細倉橋から先は橋が落ちているみたいで、現在は通行止めみたいです。迂回路の舗装路をさらに2.4キロも歩かされました。。。
百尋の滝は迫力満点ですね。夏に来たら涼しそうです。
今日はとてもよく晴れていたので、頂上からの富士山もきれいに見えました。
久しぶりの山登りで足がぷるぷるしちゃいましたが、充実の山行でした。
これからもブログ楽しみにしています。
いつかご一緒できたらうれしいです!
>みっきーさん
コメントが1周間遅れとなってしまい申し訳ございません。
川乗山。。。なにやら以前と違ったルートになっているのですか…。
記事に現在の状況を記載しようと思います。
百尋の滝いいですよねー。自分は奥多摩はだいぶご無沙汰なので、また歩いてみたいと思っています。
是非、ご一緒しましょう。
春先にかけて一回大体的にイベントをしたいと思っていますし。
[…] 川苔山 https://my-roadshow.com/mountaineering/kawanoriyama2/ […]
はじめまして。去年山歩きを始めてからというもの、多くの山行でこちらのブログを参考にさせていただいてます!
単なる登山ログに留まらず、移動にしても地の食べ物にしても季節の狙い方にしても、veryblueさんの旅はいつも総合エンターテインメントだなあと感服です。
『なんだか無性に登りたかったからしょうがありません。山ならどこでもよかったんです』
今まさにそういうフェーズでして、昨日は川苔山を歩いてきました。
百尋の滝はもちろんですが、やはり沢沿いを歩くのは気持ちがいいですね。紅葉、氷瀑、それぞれの時期に再訪したいです。
ところで乗換の立川駅のおにぎり屋さんでveryblueさんらしき人を見かけたのですが、
びびって声をかけることができませんでした。芸能人を見かけたときの反応もこんなものかもしれません。
(といっても装備からの判断なので、ぜんぜん別人かもしれませんが^^;)
いつかどこかの山歩きでご一緒できたら嬉しいです。これからも更新楽しみにしています。
>chajinさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。そして、参考にしていただきありがとうございます。
コンセプトとしては登山をしない人でも楽しんでいただくため、旅を中心とした登山ブログを心がけています。
地方に行くのですから、郷土は楽しみたいですからね。
川苔山は新緑、紅葉、氷瀑など多くの時期を通して楽しめますね。
自分は山に登りたいという時期は通りすぎて、『見たいものがあるから山に登る』方向にシフトしています。
貴重な花が咲くなら遠方にだって出かけます。
立川駅のおにぎり屋にいたのは確かに自分です。
甲府行きの電車を待っている間に車内で食べるおにぎりを購入していました@@;
これからもよろしくお願いします!