2015年1月1日
静岡県伊豆半島の達磨山に初日の出を見に行ってきました。
例年だと地元の古賀志山で初日の出を見る自分ですが、2015年は登山仲間と初日の出を計画しました。様々な候補地がありますが、達磨山に決めました。縁起が良さそうという単純な決定だったと思います。
一年の計は元旦にありということもあり、神聖な御来光を待ちわびていましたが、まさかあんなことになろうとは…。
というわけで、2015年1発目の旅がスタートです。
達磨山 初日の出登山
大晦日~三島大社初詣~金冠山の夜景
大晦日、2014年最後の夕陽を神奈川県の某所(田舎の方)で見ました。
さて、2014年最後の登山は12月29日に午年の陣馬山(じんばさん)で登り納めました。30日は何していたのかさっぱり覚えていません。大晦日の午前中は大掃除をしていたのを記憶しています。
というわけで2014年の大晦日。やって来たのは「たつ兄」の自宅です。
直近では、下ノ廊下の記事で彼の英雄ぶりを垣間見ることができます。基本的にオールマイティな分野に精通し、そば作りもその一部であります。
年越しそば作りが開始されました。
出来上がりに関しては…蕎麦屋が日本全国の街に存在する理由が分かりました。
年越しの瞬間をぼんやり神奈川県で迎え、タイミングを見計らって達磨山(伊豆半島)のある静岡県へと向かいました。
御来光登山をする前に三島大社(みしまたいしゃ)で初詣です。
近辺に住むまゆつんさんに直前(大晦日の22時頃)に「来る?」って聞いたら、まさかの「行く」という返事を頂く。
正月から登山服で参拝している違和感よ。
サービス業に従事するまゆつんさんは最繁期の年末年始にも関わらず、やって来てくれました。すごいバイタリティです。尚、酒が入っている模様。
三島大社から戸田峠(へだとうげ)へ移動。
日の出までにはまだまだ時間がある。達磨山に隣接している金冠山(きんかんさん)で、尺を潰すことになりました。
正月の伊豆半島は凧揚げ日和ということで風が強く、標高は1000m近くなるので完全防寒装備でも辛かった…。
思えば、3月に歩いた伊豆稜線の最終目的地だった金冠山。疲労困憊でたどり着いた記憶が蘇ります。
金冠山からの富士山と沼津港と沼津だか富士宮だか御殿場だかの夜景。
正月と言うこともあって、明かりがついている家が多く、光源が多い。
30秒露光で撮っているので、肉眼ではこんな煌びやかに見えていません。
風が強くて、身を引き裂かれるような寒さです。
達磨山の初日の出
金冠山から下山し、次は達磨山へと向かいます。
達磨山の最短で登れそうな駐車場に車を停め、山頂を目指します。目指すと言っても10分少々で着いちゃいます。
無意味に山頂にテントを広げ、山頂で待機します。
金冠山にいたときには全然なかった雲が伊豆半島を覆い始めました。どういうことでしょう…。
あばばばば。
全ての山頂を等しく純白の景色に変えてしまう「ガス兄」の異名を持つ「たつ兄」の天候操作能力は我々の想像を遥か上をいくものでした。
天城山などがある伊豆主稜線の向こうに太陽の明かりが灯り始めました。
日の出の時間を見計らって、続々と登山者がやってきます。最終的には20人ほどになりました。
イベントをやっているわけではないので少ないです。伊豆という土地柄、海岸で見ている人が多数だと思います。
太陽に負けじとばかりに伊豆半島を覆う雲が徐々に下がり、視界を極端に狭く押し潰してきます。
そんな、東京から遥々と静岡まで来たというのに…。
御来光直前の動画です。もはや、絶望的。
しかし、神は我々を見捨てなかった。
伊豆稜線と半島を覆う雲の僅かな隙間から御来光の姿を拝むことができました。さすが、達磨山です。縁起のいい名前だけあります!
初日の出がこんなにも禍々しいもので良いのだろうか。
正月の晴れやかな雰囲気とは程遠い、暗黒の雲と緋色の太陽。不気味を通り越して畏怖すら感じる空模様です。
こ、こんなはずでは…。
悪魔の目と呼んでも過言ではない初日の出。
御来光登山がサタン召喚の儀式になってしまった…。
こんな初日の出で、2015年は「良いお年」となるのだろうか…。
ちなみに周囲で風邪がはやり、この企画に女性メンバが4~5人が欠員となっていたりする。
山の稜線と雲の境界に挟まれつつも何とか見えた初日の出。全く見れないよりはマシです。
暗黒の雲に初日の出が隠れて行きます….。
2015年新年の御挨拶
2015年。
新年あけましておめでとうございます。
三島大社で購入した達磨を祀り、一年の登山や日常の安泰を願います。
初ヨガをおっぱじめる人。
この後、仕事なのに…。
太陽が昇るにつれて、伊豆半島を覆っていた雲が西に流れて行きます。日の出の時刻だけを狙うとか止めて。
ようやく初日の出らしい、爽やかな初日の出になってくれました…。
まゆつんさんの仕事開始が迫っているので、下山を開始します。
達磨山から続く、伊豆稜線は開放的で気持ちがイイ。
伊豆稜線を天城峠から歩き抜けた時は、達磨山がベルリンの壁に見えた。
少し降りてくると富士山がくっきり見えてきて、正月ムードをより高めてくれました。
柿田川湧水群でお雑煮
再び、沼津市内に戻ってきて。
まゆつんさんとは別れ、沼津市内のスーパー銭湯に立ち寄りました。
富士山の帰りに寄ったところと同じだったというのは余談。そして、初風呂後にやってきたのは柿田川湧水群です。
国道1号線のすぐそばにある柿田川公園は、富士山の地下水が湧きだしている場所だとか。
公園の奥に地下からぷくぷくと湧き水が出ている取水管があり、透き通るような青色を放っていて綺麗でした。
柿田川湧水群では湧き水を取水することができます。新年早々からレストハウスと売店が営業していました。
みかんくらいしか買わなくて申し訳ない。
湧き水で何を作るかって?それはもうお雑煮です。
本当は山頂で食べながら日の出を待つ予定でしたが、強風によって断念。公園での野外調理です。日課として散歩している地元の人たちに珍しがられました。
お腹いっぱい雑煮を堪能し、食後に凧揚げをして正月の登山を締めました。
沼津に実家があるたつ兄と別れ、東京に帰り、その足で地元に帰りました。ひたすらに移動が眠かったです。
2014年の初日の出の古賀志山の記事です。
達磨山の登山を終えて
2015年の幕開けです。
登山を始めるようになって、季節の節目節目の感覚を強く想うようになりました。ビジュアルはどうあれ、今年もまた初日の出を見ることができ、良い一年に恵まれると感じました。
達磨山は伊豆半島の入口にあり、登山行為が要らない山なので、初日の出向きです。初日の出を眺めつつ、初富士、そして縁起物の達磨ということで、初日の出候補地の一つに挙げてみてはいかがでしょうか。
2015年以降の記事は時期に合わせて書いていく予定です。
順繰りに書くと冬の記事ですが、参考にもなるのが数カ月先、そして書いている方の気分が盛り上がらないので…。
リアルタイムに役立てそうな旅をピックアップしつつ公開していきます。
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コメント
タツ兄すごい!蕎麦まで打っちゃった!
でも、日本中の街に蕎麦屋さんが存在する。その訳は……(笑)
あの初日の出、なんか怖い(((・・;)
夢に見てうなされそうです。
>やま子さん
蕎麦打ちは素人がマニュアル見ながら覚えるものではないですねー。
職人さんのすごさがわかります。
そういえば、夜通しだったので初夢は見てないんですよね。