2016年1月1日
茨城県の宝篋山に行ってきました。標高は461mです。
つくば市と土浦市の境界にある山で、おなじみ筑波山の隣にある山です。元旦に初日の出登山ができる山です。筑波山は終夜運転をして、混雑するということで、登山者だけが見ることができる、こちらの山を選択しました。
低山の部類に入りますが、展望が抜群に良い山でした。
個人的には2013年、2014年を栃木県の古賀志山、2015年を静岡県の達磨山で初日の出を見ています。今年はメンバが思いのほか集まり、7人と言う大所帯で登ることになりました。
2016年は茨城県の里山で、初日の出をめぐる登山スタートです。
宝篋山について
初日の出登山をする場合、「宝篋山小田休憩所」を目指して下さい。
- 初日の出の時間は6時50分
- 登山開始は4時から4時半が目安
宝篋山 初日の出登山
宝篋山小田休憩所から闇夜の登山道を行く
4時30分頃に宝篋山の登山口がある「宝篋山小田休憩所」に到着しました。
地元有志による初日の出登山の運営がされているので、休憩所でトイレを利用することができます。真っ暗闇で初めての山の登山が怖かったですが、初日の出登山する人が多いので、着いて行けば安心です。
2015年は静岡県の伊豆の達磨山で初日の出を見ましたが、雲が多く禍々しい初日の出になった経験があります。
3時頃まで雨雲があり、途中にポツポツと雨に降られて、「これダメじゃねえか?」みたいな雰囲気になりましたが、どうやら晴れているようです。
沢沿いのコースを歩いていましたが、真っ暗なので写真がありません。昼間に登ったら面白そうだなというのはわかります。
宝篋山山頂(6:15)
登山時間1時間15分程で山頂に到着しました。山頂は既に明るんでおり、お坊さんがお経を読んでいました。
登山口を4時30分頃に出発するが目安です。
太陽が昇るのは東側で、開けている部分にはたくさんの登山者が待機していました。
つくば市街地の夜景がきれいに見えています。
日本有数の研究施設があるつくば学園都市、正月も何かしらの研究にいそしんでいるのでしょうか。
有志による焚火と甘酒の配給が行われていました。ありがてぇありがてぇ。
日の出を待つ冷えた体に温かい甘酒が染み渡ります。
東の空の色が徐々にオレンジ色に変化してきました。2016年のイバラキの夜明けはもうすぐです。宝篋山の東は石岡市、土浦市の方角になり、日本で2番目に大きい湖である霞ヶ浦が広がります。
いろいろな山を旅しつつ、湖の大きさ一位から十位まで同時に見れました。
滋賀県の琵琶湖(1位)、北海道のサロマ湖(3位)、福島県の猪苗代湖(4位)、鳥取島根の中海(5位)などなど…。山のそばに大きな湖ありです。
宝篋山より北に筑波山があります。ケーブルカーを利用して、山頂はご来光待ちで賑わっていることでしょう。
霞ヶ浦の上空に登る初日の出
霞ヶ浦のさらに奥に鹿島灘があり太平洋ですが、海上に雲があるため、日の出は少し遅れてのスタートのようです。
龍ヶ崎市に実家のある「くろとも」さんは実家にいるところを叩き起こされ、つれてこられました。眠そうな目でスマホのカメラを構えます。
そして6時50分、2016年の始まりが始まりました!!!
雲の向こうから太陽が顔を出し、全国都道府県の魅力度万年最下位の茨城県の闇に光を降らせます。
今年も天気に恵まれ、美しい日の出です。
丸い丸い日の出です。
今年も良い旅が待ってくれている、そんな予感を与えてくれるような気がします。
朝陽に照らされて、霞ヶ浦の湖面のシルエットがはっきりとしてきました。
宝篋山は初日の出登山に絶好の山だと思いす。
宝篋山は富士山や日光連山を眺められる展望台
宝篋山の展望は素晴らしく様々な方角の山々を見ることができます。栃木県の男体山をはじめとする日光連山が見えます。
西の群馬長野方面には真っ白な雪をかぶる浅間山が見えます。
そして、都心を飛び越えて見えるのは日本一の富士山です。お正月から富士山が見えるというのはやはり縁起が良いですね。
日の出がある程度昇ると撤収準備をはじめる登山者。
お汁粉を作っていたら登山者が殆んどいなくなってしまいました。
帰るのがダルそうな埼玉から連れてこられた人。
宝篋山は461mながら展望がとても良い山です。
名前の通り、平らに悩める女性が登ると大きく育つ願いが叶うらしいですよ?
というわけで、下山を開始します。
山頂直下には立派なトイレがありました。安心ですね。
登りとは違う道を使いましたが、神社があったり、展望地がいくつかあり、非常に面白い山です。
誰かが作りかけの展望台なんかもありました。近所の裏山っぽい。
無事に下山完了です。
正月から晴れ渡り気持ち良い天気です。
宝篋山整備隊一同の方々の新年のあいさつが書かれていました。
正月からご苦労様です。一年の初日から良い登山をさせてもらいました。
宝篋山の登山を終えて
2016年の幕開けです。
宝篋山は初日の出登山に相応しい山でした。
霞ヶ浦の上空に太陽が昇り、富士山と関東平野を見渡すことができます。お正月に行くのは遠い山ですけど、茨城県にお住いの登山者の方は是非とも。
空気が澄んで、富士山を眺める縁起の良い日でした。
しかし、温泉に入った後に具合が悪くなり、帰りの車中でずっと寝込んでいました…。
コメント
宝篋山、行ってきました!
自宅から1時間もかからなかったけど行ったことなかったし知らなかった。
初日の出を頑張る気持ちはあんまりなかったのだけど…(^^;;正月休みは暇なのでveryさんの紹介してる筑波山隣の山に行ってみよう〜と思いたち、さっき行ってみました。(o^^o)
向かっていくと隣の筑波山の方に断然登りたくなってしまうんだけど、
混雑間違いなし、だとか
何度も登っているし、だとか言い聞かせて休憩所に到着。
田舎ぽいなあ〜と思いながら畦道を歩き、でも意外や意外に、登るほどに良い山でした!
ちょっと驚き。
山頂なんか居心地良くて木のソファベンチで眠りたくなってしまいました。
青い空が綺麗だった。
山並みも綺麗で、良い新年を迎えられました。
ありがとうございました〜(o^^o)
>ユメミンさん
宝篋山さん、さっそく行かれましたかっ!
誰かに需要あるのかなと思っていましたが、記事にした甲斐がありました。
自分は暗闇の中歩きましたが、途中までは沢があり、山頂に近づくと雰囲気が変わって、広くなって徐々に展望がよくなって、最後は大展望と言うおまけつき。
筑波山は観光地を含んでいる山ですが、宝篋山は地元の人に愛されてる山だなと思いました~。
宝篋山の「篋」が「籤(くじ)」に何となく似ているので、今度は年末ジャンボ宝くじを買って登り、億を当てようと思っています!!!
今年もよろしくお願いします。
ずいぶん昔の記事にコメントですが「イバラギ」じゃなくて「イバラキ」です。
まぶぶぅさん
コメントありがとうございます。
もはや単純にミスっているのか、わかっている上で弄っているのか、記憶の彼方に飛んでしまっていました。修正させていただきました。