
2011年10月23日
山梨県の岩殿山に行ってきました。標高は634mです。
中央線の大月駅からすぐそばにある山で、富士山が綺麗に見える秀麗富岳十二景の選ばれています。標高は、建設中の新東京タワー(のちにスカイツリーに決定)と同じ高さです。

岩岩しい山で、山頂から奥へと続く稜線はスリリングな展開が待ち構えていました。
岩殿山について
地図

大月駅から猿橋駅に縦走するコースを歩きました。
コースタイム
- 10:37大月駅
- 11:45稚児落し
- 13:43岩殿山
- 15:10猿橋駅
行動時間は4時間33分でした。
岩殿山ハイキング
中央線に乗って、山梨県の大月駅へ

岩殿山は駅から近いのでそれほど時間も気にすることなく、大月駅に10時半集合します。
八王子駅にて横浜線から中央線に乗り換える。
自分が住んでいたときの南口といったら、駅のロータリーにぽつんと八百屋があるだけだったのにこんな高層マンションが建ってた・・・。

高尾駅で青い電車でお馴染みの中央本線に乗り換えます。
中央本線の値段何とかして欲しいです。一区間200円値上がったりするからね。

10時25分に大月駅に到着しました。駅から目的地の岩殿山が見えます。
こんなに駅に近い山は初めてです。
酔っ払ったサラリーマンが中央線の終点であるこの大月駅まで寝過ごしてしまうことがあるようですが、朝までの暇つぶしに岩殿山登山はいかかでしょうか。

さて、今回の登山ルートですが僕たちは正規のルートの逆を行ってしまいました。
原因は自分がネットで調べて記憶していた脳内地図でスタートしたためです・3・
通常であれば地図上で言うと大月駅から左へ進み、岩殿山に登ってから浅利方面へ進みますよ!HAHAHA!

逆ルートとは露知らず、大月市内を練り歩きます。
東京から中央線で一本で来れる大月、新宿駅や東京駅で表示を目にするが降りたのは初めて。もう少し都会をイメージしていましたが、なかなかレトロな街でした。
駅前のコンビニがデイリーヤマザキしかないとは。

歩道橋を渡って岩殿山方面へ行きます。
歩道橋の上から山を撮っていたのですが、農家のおじちゃんに声をかけられ
「あの電車撮ったほうがいいよ!先週から走り始めたんだ!」と登山の格好をしているのに、鉄道オタクと間違えられました。

脳内地図を元に住宅街を進みます。
いやほんとなんとなく進んでます。

中央道の下をくぐります。ここまでは脳内地図に描かれていたのですが、登山道らしき入口が見当たらない・・・。
この平成23年の今どき、ローラースルーゴーゴーではしゃぐ小学校低学年の少年たちに道を聞くもわからないと言われ・・・。

そして、道を結構進むことやっと見つけた登山道入口!
標識も何もないので不安なので、住民らしきおばさまに確認をとってGOです。
逆ルートを行きたいマニアな方は、この橋を覚えておいてください・・・。
稚児落とし方面から登山開始

岩殿山の登山開始です。
この日は、もう10月後半だというのに24℃の夏日。平地を歩いているだけでも汗ばみます。

まずは稚子落し(ちごおとし)を目指します。
姥捨て山より衝撃的なスポットですね・・・。
何でも岩殿山にあったお城の城主の妻が、織田軍が攻めた際に泣くじゃくる赤子を敵に見つからぬよう捨てた場所という伝説があるそうで。

さて序盤はいきなり急登です。
今年は結構様々な山に登ってきましたが、その中でもトップクラスの急登。

とはいえ短い距離ではありますが、暑さも相まって結構体力を消耗しました。
そして緩やかな稜線沿いに出ます。片側が崖になっているためか視界がいいです。

急党のせいか、いつの間にかこんな高さにいてビックリです。
落ちたら死ぬような断崖絶壁です。

ロープ場もいくつか現れました。
駅チカ登山だからと言ってなめてかかるとやばいようです。

カーペンターズの落ち着いたポップスが似合うようなハイキング感覚の山ではありません、アップダウンが激しいハードロックな山です。

そしてこれが稚児落しです。
ほぼ垂直に切り立った断崖絶壁で、駅から遠目ではわからない迫力があります。
稚子落しの画像です。
中央道が近いせいでバイクの音がうるさいです。バイクをここから落としてやりたい。

靴が汚いのは気にしないでください、結構命がけで撮ってます。

岩殿山へはこの絶壁の上を進んでいきます。
こんなとこに城を建てるなんて凄いですね・x・

ここからは大月の市街地が見渡せます。

大月から南側なので河口湖方面に目をやると、お馴染みのシルエットが見えました。

雲を纏っていて、左半身しか露出していませんが、富士山を確認できました。

稚子落しの先で分岐し、天神山方面へ向かいます。
正規なルートで来ている場合は、浅利方面ですね。

鉄塔の横を通ります。

天神山に到着しました。

小さな祠がありました。

富士山が正面に見えました。
空気が澄んでいないためシルエットだけですが、まだ積雪はなさそうですね。

そして遂に見えてきた岩殿山。
なんだか無駄に長かった。

正午を回っていたので、岩殿山へ挑む前に腹ごしらえをすることに。
パンを中心とした朝食風なメニューであります。オイルサーディンはアウトドアの味方ですね。
幸水梨ゼリーは滅茶苦茶美味しいのですが、なんと280円もします。

さて、いよいよ岩殿山のメインイベントの岩場を下ります。
山登りをする人ならおわかりだと思いますが、岩場や鎖場は下りの方が断然危険。

断崖絶壁の上にある鎖場は4~5mの高さを降りるので、なかなかスリリング。

トラバースもあります。

危険な岩場コースと安全な林間コースで分岐しているので、自信のない人も安心です。
せっかくなので岩場コースを選択することをオススメしますが。

ほんの一部だけにあるのかなと思ったけど、随所にあります。
正規ルートで来て登るほうが断然マシですね。

結構な高さです。

岩殿山へはいったん降りなければいけません。

鉄塔の側に自然になっている柿がありました。
だいぶ小さかったです。

そしてやっとのことで岩殿山への登りと合流しました。

駅からこんなに近い山なのに熊が出没するとは・・・。

岩殿山へは階段が設置されています。
岩をくり貫いて作られた入口は迫力があります。
岩殿山の山頂に到着、富士山が綺麗に見える

岩殿山の山頂に到着しました。

駅前からの岩の見た目とは裏腹に、広々した山頂です。看板の背後には巨大な石碑がありました。

かつてはこの山頂に岩殿城があったそうです。
今まで通ってきた道に城の様々な拠点があったと考えるだけで、いろいろ妄想できそう。


正面に富士山があるロケーションに住めるなんて羨ましい。

奥に探検がてら進むとテレビアンテナの施設が建っていました。

んで下山道らしきものがあったので、まあ駅に近いし降りても平気だろって感じで下山しました。
まあ、この選択のおかげで山の裏手に出てしまいだいぶ歩くことになりましたが。

水量はさほどですが、岩殿城の裏には隠れた滝がありました。

そして下山。
ハッピードリンクショップという自販機が並んでいる場所で炭酸飲料で乾杯。
写真で、みやじゅんがびびっていますが、バスの時刻表を眺めていたら横にあるゴミ箱から猫がいきなり飛び出してきたからです
。

途中に駅までの看板が随所に立っているので迷うことはありません。大月駅に行こうとしましたが猿橋駅にも行けるみたいだったので後者を取ることに。
崖の上にヤギがいました。

再び中央道を潜ります。

少し紅葉し始めている桂川を越え。

猿橋駅へ向けて歩きます。
脳内地図のコースを適当に来てしまったが、結構良かったんじゃないかなと思いました。まあ駅に近いからできることかもしれません。
もっと山深いところでやったら間違いなく遭難しますね。

読みに優しい看板。
TEL., ←のカンマは必要なのか。

15:00に大月駅の一つ手前の猿橋駅に到着しました。
大月駅を出発して4時間半です。いつもより断然短い歩行時間でしたが、なかなかの充実感。

運良く高尾止まりでなく、東京まで行く中央線に乗れたので新宿までゆったり帰れました。
岩殿山のハイキングを終えて

岩殿山は駅から近くてお手軽縦走ができるいい山でした。
公園やお城跡などの名所、富士山の絶景、スリリングな岩場や鎖場を楽しめます。
是非、ちゃんとしたルートで登山することをオススメします!
コメント
職場に山登りしたい!自然大好き!日本酒大好き!という同僚を見つけ、27年ぶりに山登りを再開しました
それぞれに、に高尾山と自宅周辺のウォーキングでトレーニングし
7月24日に高水三山へ行きます(*^_^*)
電車バス登山&関東日帰り限定&45歳・・・もろもろ考慮しまして
次の山はどこにしようか・・・と迷ってました
岩殿山に行ってみようかと思います
ありがとうございました
>よっちゃんさん
コメントありがとうございます。
高校生以来の登山と言うことになるんですね@@
電車バス登山限定ということで、高水三山と岩殿山は駅から駅に行けるのでいいチョイスです。
岩殿山の場合、休憩を挟んでも3~4時間で周回できるので、大月周辺で一杯というのもありですね。
頑張ってきてください!