
2012年3月25日
箱根足柄にある矢倉岳に行ってきました。標高は870mです。

最近は仕事の忙しさがピークを極めて土日の予定が直前に決まるような状況です。24時間働くこともあったり、それでもまだ自分はいいほう。
この人いつ帰ってるんだろうと疑問に思う人もしばしば。そんな感じで疲れも貯まっていたので、比較的な楽なところ一人でのんびり歩きリフレッシュするのがコンセプト。
矢倉岳登山
プロローグ
「そこに山があるからさ」
世界中にある名言・名セリフの中で、誰もが知っているこの言葉。1920代の登山家ジョージ・マロリーが、「なぜ山に登るのですか?」という記者からの質問にこのように応えたと言われています。
今回行った山頂にて、とあるおじさん達の会話の中にこのセリフに匹敵するくらいの名言を聞いたのです。登山をするものなら誰でも言いたくなる、もしくは人生における辛い山に登っている人が言いたくなる言葉でした。
そのセリフは記事の最後で!
矢倉岳 – 出発編

3月の土曜日は1週目をのぞいて雨のお天気。年度末の3月31日土曜日も天気は雨でした。
そんな雨の土曜日は、カメラのクリーニングをするためにCanonのサービスセンターがある新宿へ。午前中に降り続いた雨は、午後には止み晴れてきました。

そんなわけで翌日、3ヶ月ぶりに箱根へと出かけてきました。
登戸駅で小田急線に乗り換え、箱根を目指します。

新松田駅に到着。
この駅は箱根登山バスが沢山出ているのでハイカーでいっぱいです。また、新松田さくら祭りが開催されているのでかなり賑わってました。

登山客がすごい列を作っているバス停は、金時山や明神ヶ岳方面にいくバスなのかな。

登山口がある矢倉沢まで向かう地蔵堂方面行きのバスに乗り込みます。
自分以外には登山客が2パーティーほど。30代の夫婦パーティーと50代の中高年夫婦(?)+20代女性3人のパーティー。後者の会話を聞いていても、どういうつながりのグループなのかわからなかった。たまにいますよね。

大雄山駅前でお祭りが行われてました。
こんな寒い時期にお祭りやるもんなんですね。

バスに揺られだいたい40分程で、足柄街道沿いの矢倉沢バス停に到着。

バス停からは矢倉沢の町方面へ歩きます。
橋の手前に矢倉沢公民館があり、トイレがありました。この先にトイレはありませんでした。

童話の中に出てきそうな田舎道が続きます。

民家の壁にハイキングコースの表示が信号機カラーで書かれていました。
この家の人は、村八分にでもあっているのか。

子供の頃、このオオイヌノフグリが学校帰りの畦道や田んぼの中によく咲いていたのを思い出して、懐かしい気持ちに。
東京に出てきてからすっかり見かけなかったけど、青くて小さい花びらがとても鮮やかで綺麗ですね。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=rIePRLjn8gs[/youtube]
最近、そんな懐古気分に浸れる加藤登紀子の「時には昔の話しを」をよく聴いています。ジブリ映画「紅の豚」のエンディングテーマにもなりました。
[ asin=”B0003J1D2C” locale=”JP” title=”ファインモールド 紅の豚 サボイアS.21F 後期型 ポルコ立像付 FJ3 1/72スケール プラモデル”]
昭和の学生時代を綴った歌詞なので、現代の学生とはズレがある内容かもしれませんが、この歌詞はとても心に響きます。
一枚残った写真をご覧よ 髭面の男は君だね
どこにいるのか今ではわからない 友達も幾人かいるけど
あの日の全てが空しいものだと それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて 走り続けているよね どこかで

登山口までは看板がいっぱい立っているので迷うことはないでしょう。

道端にちょこんとあるお社が、アニメの中の世界みたいで絵になりますね。トトロが出てきても不思議じゃない。

桜や梅の花が、青空に映えます。

まだ蕾もちらほら。

うんうん、こういうのんびり田舎道を楽しむ感じがいいんだ。

すごいダメージ加工された郷土資料館がありました。
看板だけが捨てられてるんだろうと思うんだけど・・・。ほんとに土に還りそうだぜ。

お茶畑。
去年、放射能で話題になった足柄茶。300キロも離れているのに何故って感じですよね。今年は大丈夫なんでしょうか。

そんなお茶畑の脇にがっちりフェンスで囲まれた登山道がありました。
矢倉岳 – 登山編

緑が濃ゆい登山道に入りました。

登っていると暑くて汗が溢れ出します。もう半袖の時期ですね。

と思ったけど、登るにつれて僅かに雪が舞い始めました。
天気予報じゃ午後から曇るって話だったけど、まさか雪が降るとは思わなかった・・・・。

登りは結構急ですが、1時間半程度で山頂なので頑張ります。

お、山頂が見えてきました!
正面には雲が出ていて、こりゃー眺めは期待できないなと思いつつ登ります。

と思ったけど富士山が目の前にドーンと見えました。
金時山と箱根駒ヶ岳じゃ連敗した箱根エリアからの富士山の眺め、ここに来て初めて拝むことが出来ました。竜ヶ岳みたいに富士山の麓から一望できますね。

11時5分 矢倉岳山頂 ---
山頂にやぐらがちょこんとありました。山頂は木が生えていないので360度の眺望があるので景色は最高。
地面はもぐらの穴がぼこぼこあいてます。

愛鷹山(あしたかやま)の周辺はなんだか火事のような感じに黒い雲が湧いてました。気味が悪い。

ご飯です。ちょっと少な目なのはわけがあります。
この写真のアサリの味噌汁ちゃんと貝殻付でアサリが真空パックに入っていて、あけるとちゃんと貝が開くようになってます。世の中進化してるんだな・・・。

富士山を目の前に食べるおにぎりはウマイ。

徐々に富士山にかぶっていた雲も晴れてきました。
天気もよくて時間もたっぷりあるので、少しシエスタ(zzz)

やぐらにも乗ってみました。
金時山と違って人が少なく眺望もいいので、箱根のおすすめマウンテン入りですね。

小田原市。
東京湾の向こうに房総半島が見えます。

丹沢の大山。久しぶりに行ってみようかなぁ。

食後は大好きなブラウニーとコーヒーで。
このブラウニーは「ポロショコラ」という商品で、カフェでそのまま出せるんじゃないかというクオリティで350円とお安い。

のんびり過ごして下山を開始します。

くだりは足柄方面に向かう道から。

来るときに乗ったバスの終点である地蔵堂方面へ。

トレランしている15人くらいの団体さんと抜きつ抜かれつの攻防を繰り返しました。まぁ、講習をしているっぽいので10分置きに休憩しているみたいでした。抜かれる度に待たされるのがメンドイ。
箱根らしくいろんなルートがあって、分岐が多いです。

途中大きめの沢がありました。

沢を渡りしばらく歩く。

舗装道が見えてきました。

舗装道に出たら地蔵堂がある場所までは10分かからないくらいです。

出た!金太郎推しの看板。

ダイアモンド富士情報も乗ってました。矢倉岳はもうじきですね。

13時25分 地蔵堂 ---
バス停がある地蔵堂に到着しました。バスの本数は1時間に1本と言うところで、次に来るのは1時間後・・・・。
問題はありません・・・。

そう、この万葉うどんを食べるからです。
地蔵堂からすぐのところにあり、かやぶき屋根の古民家のうどん屋です。矢倉岳の情報をネットで調べていたら、結構ここで食べて帰る人が多かったので来てみました。

入ると満席でちょっと待ちました。登山客もチラホラいましたね。

メニュー。
ざるうどん(500円)を頼みました。お替りは100円です。

セルフサービスのおでんが置いてあり一串130円。レジで最後に食べた本数を言い会計するシステム。
からし味噌をかけて食べます。この味噌がピリッとしてるのに濃厚で美味しかったです。

うどんは手作りらしい太さがまちまちの麺で、舌触りが非常によくて美味しかった。水がいいのかな水がッ!
つゆに浮いてるのはとろろです。

おなか一杯でバスを待ちました。
食事で締める登山プランもいいもんですね。

14時25分発の新松田駅行きのバスが到着です。
帰りにサクラ祭りをみて帰ろうかと思ったけれど、用事あったのでパスしました。駐車場も満車になるくらい観光客がきてたけれど、そんなに見応えあるのかな。

日が高くなってきて時間に余裕が持てる登山プランが出来る時期ですね。都内近郊の山を巡るなら4~5月がベスト。次はどこに登ろうかな。

最寄り駅に帰える頃にはすっかり曇ってました。
矢倉岳登山を終えて
矢倉岳は眺めもよく誰でも楽しめそうないい山でした。登山地図を見た感じだと滝や公園などの見所がいろいろありそうなのでまた訪れてみたいです。

さて、矢倉岳山頂にいたおじさんが言ったセリフですが・・・・
「ここから見えている山は全て登った」一度でいいからこのセリフ言ってみたいよね!?
コメント
VERYBLUEさん、こんばんは。
自分のブログに矢倉岳の日記を書き、その中でこちらの記事をリンクさせていただきました。
私が登ったのは曇りの日で富士山が見えなかったので、今度は晴れた日に登って万葉うどんも食べてみたいと思います。
VERYBLUEさんの記事は、行き帰りの交通手段や下山後の美味しいものや温泉のことも詳しく書いてあって参考にさせてもらってます!
>ayaさん
ブログのリンクありがとうございます。
矢倉岳は金時山と同等の景色がありながら、ちょっとマイナーで気に入っています。
万葉うどんは美味しいのでぜひ!