
2011年12月23日
東京の高尾山・景信山に行ってきました。標高はそれぞれ599m、721mです。
東京の登山では知らない人はいない高尾山、そしてお隣にある景信山。今回の目的は高尾山で見るダイヤモンド富士、景信山で開催するクリスマスパーティーです。
高尾山の山頂では、例年12月17日~25日の16時頃にダイヤモンド富士が鑑賞できます。

今年のクリスマスは3連休、初日の金曜日に行ってきました。
ダイアモンド富士の企画でしたが、集まったのは総勢11人と過去最多の人数。せっかくだからと、クリスマスパーティも企画し、プチ縦走の旅をしてきました。
結論から言うと、ダイアモンド富士は雲に隠れて見れなかったのですが…。
高尾山・景信山について
地図

小仏バス停から高尾山口に縦走するコースです。高尾山下山は、ケーブルカーを利用しています。
コースタイム
- 11:24小仏バス停
- 12:34~14:41景信山
2時間休憩しています
- 15:28城山
- 16:15高尾山
- 17:17高尾山口
行動時間は5時間53分です。
高尾山のダイアモンド富士の見頃
期間 | 12月17日~25日(毎年冬至前後) |
時間 | 16:00~16:15 |
場所 | 高尾山山頂の展望デッキ もみじ台 |
補足 | 期間中ケーブルカーの運行は18:00まで延長 |
ダイアモンド富士については、高尾登山電鉄のサイトに詳細が記載されています。
景信山でクリスマスパーティー
高尾駅から路線バスに乗って景信山の登山口へ

クリスマス寒波が日本海側を中心に到来し、関東も相当冷え込むと予報が出ていました。
朝家を出るとき確かに寒かったのですが、風はなく晴れ間も見えていたので一安心。

今回は、ダイアモンド富士の時間帯を考慮した上で、10時40分に高尾駅と遅めの集合でした。

高尾駅北口のバス停で今回のメンバと合流しました。11人という大所帯でしたが、顔なじみが増えてきて、初顔合わせは二人でした。

ここからは京王バスに乗り込み小仏バス停まで移動します。

小仏バス停に到着しました。
写真で見える坂の上は中央道が走っています。小仏トンネルと言えば、毎度のこと大渋滞の引き金になるポイントですね。


景信山の登山口まで、舗装道を登っていきます。

15分ほど歩いて、景信山登山口に到着しました。
11時40分に登山開始です。

高尾山と比べると登山道っぽい感じでスタートします。
12月にもなると紅葉は当然終了しているので、落ち葉をカサカサと鳴らしながら登っていきます。

ジグザグに進んでいきます。
茨城の水戸から来る人もいれば、神奈川の小田原から来る人もいて、12月によく集まれたなぁと…。

特に危ない場所はなく、会話をしながらの平和な登山です。

木々の葉っぱは枯れ落ちていて、標高の低い東京の山も冬支度です。

11人もいると列も長くなりますね。


杉の樹林帯を登っていきます。

寒波が到来して気温が低いとは言え、厚着をしていると汗をかき始めました。ここで、脱衣タイム。

木々の隙間から、東京の街並みが見えてきました。
写真の中央に見えているのが、標高634mのスカイツリーです。高尾山よりも高い人工物です。

終盤は気が無くなり、ススキが自生している場所になり、展望も良くなります。

景信山にある小屋が見えてきたら、もうすぐそこ。

頂上付近からは丹沢方面も見えてきます。
丹沢をあんまり間近に見ることってなかったけど、こうしてみると結構雄大。うっすら雪かぶってます。来年は丹沢山に登ろうと思います。

ちなみに景信山からは富士山がこのように見えるはずなのですが…。ダイアモンド富士は見れるのだろうか…。

山頂にはベンチとテーブルがびっしりあって、多くのパーティーが宴をしていました。
景信山でクリスマスパーティ

12時34分に景信山の山頂に到着です。登山口から50分ほどで山頂なので、お手軽な登山ですねぇ。
この看板の表記は「影」信山でした。

それでは、クリスマスパーティー準備開始です。
たくさん並ぶテーブルとベンチなので、席取り合戦の必要はありませんでした。本日のメインディッシュである、チーズフォンデュを作成します。

やはり、クリスマスらしくチキンは必要です。湯煎で温めました。

スモークサーモンのサラダは鮮やかなカラーリング。

ミートローフも。

やはり、山頂は寒いので、ホットワインで乾杯しました。
撮り忘れましたが、チョコフォンデュもしたり、豪華なパーティになりました。なんだかんだ、2時間は飲み食いしていました。

こんな飲み食い騒ぐ登山もいいもんだなと思いました。
この日ここで宴会しているパーティーは多かったですが、一番クリスマスをしていたのは間違いなくうちのパーティでしたね。

それにしても、12月の暮れも暮れなのに、売店が営業してくれているだけでも感謝です。

映画「101匹わんちゃん」に出てきそうな白黒ぶちの犬が飼われていました。

関東平野をどこまでも見渡すことが出来ます。奥にうっすら見える山は筑波山。

ダイアモンド富士のことをすっかり忘れ、当初1時間の予定だった昼食タイムが2時間になって急いで出発準備。
高尾山へ縦走してダイヤモンド富士鑑賞
夕暮れに染まりながら、小仏峠を越えて高尾山を目指す

高尾山へ向けて出発します。




高尾山へ向かう道は、登山道というよりはハイキングコースで、きちんと整備されてよく踏まれています。

中央自動車道の渋滞ニュースでよく聞く小仏トンネルの真上を通過。この下にトンネルがあって、車が通過していると思うと不思議な気分。

ここが小仏峠。

中央には、標識の看板とたぬきの信楽焼が祭られていました。
「小仏峠だけに、この狸の表情とぼけてるな」
写真を撮りながらギャグを言ったのですが、いつの間にかパーティーが進んでいて独り言に・・・。

これはカワイイ。
通?

小仏峠から少し登ると景信山と高尾山の中間地点の山である小仏城山に到着。


ここも売店があって、ベンチとテーブルがそろっているので宴会するのにぴったりです。

ここからは高尾山へ向けてラストスパート。


一丁平という見晴台に到着しました。ここからは高尾山から西のほうを見渡すことができるポイントです。

夕日に映える丹沢。
が、肝心の富士山がどこにも見当たらない。

気を取り直して高尾山へ。

途中にところどころあったこのマーク。なんだか怖い。
不発に終わってしまった高尾山のダイヤモンド富士

高尾山付近に到着。
そこには既にダイアモンド富士を待ちわびる登山客がいっぱいでした。

なかなか場所がなくて登ってみるも見晴らしがいい場所には、人だかりが。

ディズニーランドのパレードなのかと思うくらいにそこらじゅうに人・人・人!人だらけです。レジャーシートとお弁当を広げている家族連れ、イルミネーションを見るかのように夕日を眺め手を繋いでいるカップルなどなど。
皆、カメラを構え今か今かとシャッターチャンスを狙っています。

しかしこの日、富士山は分厚い雲に覆われていてダイアモンド富士ならず。

我々パーティー一行は、思い出というダイアモンドを手に入れたので残念なんかではありません。

晴れていれば、富士山頂へと太陽が落ちるダイアモンド富士が見れます。
見たかったなぁ…。

そして、夕日が沈むと同時に高尾山からの帰宅ラッシュが始まりました。
野球観戦やコンサートの終わった後、客が最寄駅へ一斉に向かっていくような光景が繰り広げられました。

初めての高尾山をこんな足早に過ぎ去って良いのだろうか…。中腹にある薬王院をお参りもせずに通過しました。

それでもしっかりと狛犬を撮影する。

ケーブルカーで下山しましたが、20分待ちの行列が出来ていました。それでも、徒歩で下山するよりは早い。
ダイアモンド富士の期間中は、ケーブルカーの運行が18:00まで延長されています。

ケーブルカー駅前にあった広場は閑散としていて、寂しい感じです。

満員電車並みの混雑でした。
それと、発進と同時に「ガタン!ズゴン!!」と、大きく揺れて、数人の悲鳴が上がりました。

ロープウェイを降りたときには、もう真っ暗でした。
この後は八王子にて打ち上げを予定していたために高尾山口駅から京王八王子に移動。

一人風邪の引き始めだったらしく残念ながら参加できませんでしたが、残ったメンバと忘年会をかねての打ち上げをして終了。
景信山・高尾山 登山を終えて

残念ながら一番の目的であるダイアモンド富士は不発に終わってしまいましたが、クリスマス前に11名で登山が出来る機会に恵まれて楽しかったです。
ダイアモンド富士はこれからも時期を調査して、色々な場所で追いかけたいと思います。そして、完全に消化試合となってしまった初めての高尾山ですが、今後ともお付き合いが多くなりそうです。
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