ベトナム2日目は、ハロン湾の日帰りツアーに参加してきました。
ハノイ旧市街を出発して、ランチを食べてから、3つのアクティビティを体験する。ハロン湾の絶景が見れるが、日帰りなので、なかなか体力が必要な弾丸ツアーでした。
バインミー25で食べるバインミー
グッモーニングベトナム‼️(言ってみたかっただけ)
朝から騒々しいハノイ旧市街、ホテルの外に出ると、おじさんがベトナム式の巨大な煙草をふかしていた。慣れない外国人が吸ったりすると、成分が強くて卒倒したりするとか。
ホワンキエム湖の北側にある「バインミー25」にやって来た。
早朝7時から営業しているバインミーの専門店で、ガイドブックには必ず掲載している人気店。
道路を挟んだ場所にイートインスペースがあり、店員が注文を聞きに来てくれる。
5分ほどでバインミーが運ばれてきた。
チキンのバインミーを注文したので、メインのチキンの他、レバーパテ、にんじん、きゅうり、パクチーがサンドされている。
フランスパンは外はカリカリで、中はふわっとしているので、非常にソフトな食感。毎日食べても飽きない味だし、200円〜300円とお手頃価格だった。
ちなみに、街中には屋台のバインミー店がそこらじゅうにあり、150円ちょっとで購入できる。
ホテルで朝食バイキングを追加するくらいならバインミーを食べた方が満足度が高い気がする。
ツアーに参加してハロン湾へ
さて、ハロン湾ツアーの送迎バスがホテル前に8時に到着すると言われたが、一向に来る気配がない。ハノイ市内の渋滞が凄まじいせいで、到着が遅れていると言われた…。
ちなみに、宿泊したホテルで予約してもらったツアーで6000円くらいだった。
個人予約するなら「シンツーリスト」が信頼できるようだ。街中には至る所にツアー会社がある。なんなら、シンツーリストの偽物まであるようだ。ツアー会社選びは慎重に行なった方がいい。
8時50分になって、ツアーバスが到着した。ガイドから以下の注意点を受ける。
- 現地は他のツアーで混雑するから、旗にしっかり着いてこい
- ガイドの顔を覚えろ
- 環境保護でペットボトルは持っていけない
ちなみに、英語とベトナム語の2ヶ国語で話してくれる。日本語対応ガイドツアーはちょっと高い。
他のツアー参加者は、ベトナム人、インド人、韓国人、チリ人、マケドニア人(どこ?)で、その他の日本人はいなかった。
ハノイからハロン湾は3時間くらいで、途中サービスエリアに立ち寄る。トイレは安心の東洋陶器製だった。
ハロン湾の観光センターに到着後、トイレ休憩を挟んだらすぐに船着場への移動が始まる。
入口から船着場までが、めちゃくちゃ混んでいるので、ツアーガイドを見失ったら終わり。
船着場の向こうに、ハロン湾らしい島が見えて、気分が上がる。しかし、曇天が残念でならない。
ガイドからチケットを配られる。コピー用紙にプリントしただけじゃないかい‼️
非常にチープなチケットだけど、その後の観光ができなくなる重要なもの。
観光船に乗り込みベトナムランチ
ツアーのシステムはよくわからないけど、現地で参加するベトナム人参加者が合流し、船が出発した。
出発と同時にランチタイム。インド人の一家(父・娘・息子)と同席だった。
次々に大皿で料理が運ばれてくる。
中学生くらいのインド人娘が反抗期なのか、口を開かず、食事に全く手をつけず、なんか気まずかった。
卵焼き、野菜炒め、さつま揚げなど和食でも馴染みある食材が並ぶ。しかし、味に決定打がなく、うっすい塩味で、醤油をかけたくなる味漬けだった。そして、米はマズい。
唯一の味付けの救いだった卓上のチリソースをインド人パパに全部使われて、ちょっとイラッときた。
ランチタイムを終えると、ハロン湾の島々が徐々に近づいて来た。
剥き出しになっている石灰岩の岩肌の迫力がすごい。
たくさんのツアー船がそれぞれの島を目指す。
1泊2日のクルーズ船に宿泊できるツアーも魅力的だが、ベトナムとはいえお値段はそれなりに高い。
クルーズ船以外にも、巨大な商業船を見ることができる。
ティートップ島の展望台ハイキング
1つ目のアクティビティは、ティートップ島の観光。
この島では30分くらい滞在し、ビーチで海水浴か展望台へのハイキングができる。短時間なので、大抵の人はハイキングをしていた気がする。
遊泳エリアは限られているが、欧米の白人らは結構ビーチで泳いでいた。島に囲まれているから、波はほぼ無い。
島の奥からに展望台の入口がある。
チリ人カップルの男が、携帯スピーカーでラップを爆音で流し始めた。うるせぇ。
ジャングルの中の急な階段を10分くらい登る。気温30度、蒸し暑さですぐに汗だくになった。
展望台に到着すると、ハロン湾の島々が見渡せる。
ハロン湾には大小3000以上の島があり、これは瀬戸内海の島の4倍以上の数。漁業を営む4000人が水上村で暮らしているとか。
見る方向で、島の密集度が異なる。
曇っていなければ、もっと絶景だったんだけどなぁ。
展望台の面積はそこまで広く無いので、写真待ちが発生する。このセクシーポーズは、アジア人でしているのを見たことがない。
ハイキングを終えて船に戻り、次の島へと移動する。
カヤックでハロン湾の秘境へ
2つ目のアクティビティはマリンアクティビティ。
船ガイドが操作するボートかカヤックを選択できるので、カヤックを選択した。カヤックはある程度、濡れてもいい格好をした方がいい。
乗り場周辺には野良なのか、係員が飼育しているのか、正体不明の犬がウロチョロしているのはアジアらしい。
四方を断崖で囲まれ、秘境感あふれる空間を見ることができる。
スンリット鍾乳洞の散策
3つ目、最後のアクティビティは、スンリット鍾乳洞の散歩。
「スンリット」はベトナム語で「驚き」という意味らしい。ハロン湾には複数の鍾乳洞があるようで、スンリットは最大規模なのだとか。
50段の階段を登って、海抜25mの鍾乳洞の入口へと向かう。
途中、ハロン湾を見渡せるポイントがあった。徐々に天候が回復してきている?
ガイドは同行してくれるが、各々のペースで進んでいく感じ。
途方もない時間をかけて作られた鍾乳洞はライトアップされていて神秘的。
大きく2つの空間に分かれていて、コース全体を歩くと20分~30分くらい。
涼しいのかと思ったけど、外と気温は変わらずで、蒸し暑い…。
出口付近の光が射している空間、何とも神々しい雰囲気を醸し出す。
まるで聖剣のような石柱が輝いていた。高さ10mくらいありそう。
出口ではお土産が販売されていた。
マグネットが1000円くらいしたので、ちょっと高いなと思い買うのを諦めた。ハノイで買った方がたぶん安い。
入口より出口の方が高い場所で、かなり下ることになる。
下る頃に青空が出てきた。
石灰岩の白い岩肌と緑のコントラストがくっきり。
ハロン湾のサンセットを一番の楽しみにしていたので、晴れてくれて本当に良かった…。
サンセットの美しいハロン湾
全てのアクティビティを終えて帰路へ。
スポンジケーキ付の紅茶が配られて、ティータイムとなった。
ティータイムの後は、2階の展望スペースで、傾きはじめた夕陽を見ながらしばしチル。
朝、ホテルの人がツアーが遅れてるからお詫びにもらった謎の餅を食べる。
餡が入っているけど甘くなく、胡椒が効いている。そして、匂いがタクアン。何ですかねコレ…。
ハロン湾と一隻の漁船。
何千年と続く原風景を見ているようで、心が打たれる一コマだった。
かたや、客船ターミナルがあるエリアはリゾートホテルがたくさん建っている。
石灰岩と奇岩の間を縫うように進んでいく。
ガイドさんによる歌の時間が始まり、「大勝利の喜ばしい日にホーおじさんがいるようだ」を歌ってくれた。ラノベみたいに長いタイトルだけど、北ベトナムの勝利を讃える歌で、ベトナムの国民的な歌。
「水曜どうでしょう」では、ベトナム原付旅編で感傷的な使われ方をしていた。原曲はとてもポップだけど。
この歌を聴けただけでも、この旅を計画した甲斐があったなぁと。
夕陽はゆっくりとハロン湾の島の向こうへと消えていった。
約1時間、ようやくターミナルに戻ってきました。
昼は混雑していたターミナルはガランとしていて、売店は全て閉まっていた。
ハイキングしたり、ボートを漕いだり、ヘトヘトになったので、帰りのバスはとても静かだった。
ハノイの郊外で窓の外を見ていたらイオンがあった。ベトナム人も週末をイオンで過ごすのだろうか…。
ハノイ中心街は渋滞しているとのことで、少し離れたところでツアー解散。ホワンキエム湖周辺の道路は封鎖され、フェス会場に変貌し、度肝を抜かれた。
ベトナム2日目の夕食は、ベトナムのあっさり味に飽きて、味が濃いものが食べたくなった。なので、安定の中華を食べた。
土曜日のハノイは、新宿・渋谷でも感じること出来ない活気に溢れていた。日本と違って若者しかいない。
ホテルで、中心街から響いてくる爆音に悩まされたが、ツアーでだいぶ疲れたので、あっさり眠りにつくことが出来た。
コメント