2022年3月11日
山形県と宮城県にまたがる蔵王山に行ってきました。標高は最高峰の熊野岳で1841mです。
「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷が、冬の蔵王の風物詩となっています。例年だと2月から3月上旬にかけて見ごろを迎え、日本のみならず世界から観光客が訪れます。
今回は、樹氷を満喫するために蔵王温泉からライザワールドへ縦走するコースを歩き、氷瀑ができる仙人沢アイスガーデンに立ち寄りました。
景色のひらけた状態で樹氷を見ようと思ったら、どうしょうもないくらいに悪い冬の晴天率をクリアしなければなりません。そして、機会を伺い続けていたら、いつの間にか暖かくなって、樹氷が溶ける。
それを毎年のように繰り返していました。
今年ダメなのかと思っていましたが、3月に入ってようやく休みの取れるタイミングで晴天予報。ラストチャンスを逃すまいと旅してきました。
蔵王山について
地図
今回は蔵王温泉から蔵王ライザワールドに縦走するコースを歩きました。途中、仙人沢アイスガーデンに立ち寄っています。
コースタイム
- 9:25蔵王ロープウェイ山頂駅
- 9:34地蔵岳
- 10:18熊野岳
- 11:06刈田岳
- 12:41仙人沢アイスガーデン
- 13:37ライザワールド
行動時間は4時間12分でした。
冬の蔵王山 雪山登山
夜行バスで山形駅、バスに乗って蔵王温泉へ
蔵王は巨大スキーリゾートなので、冬季においてもアクセスに不便はありません。
なので、アクセス方法は値段・時間を天秤にかけて多岐に渡りますが、自分のプランを考慮した結果、夜行バスIN・新幹線OUTの選択を取りました。
新宿バスタから夜行バス「キラキラ号」に乗って山形駅を目指します。正直、これから夜行バスに挑む連中の目はキラキラどころか、真っ黒に澱んでいました。
ちなみに、蔵王温泉直行の夜行バスもあります。
直前に取得したので売り切れてました。
早朝6時前に山形駅に到着してしまい、バスが動き出すまで1時間待つことに…。
山形には何度も訪れているけど、山形駅は初めて。この時間に、暖が取れる場所は待合所しかありませんでした。
牛丼屋で豚汁でも食べようかと思ったのですが、駅前に営業している飲食店は皆無なので、コンビニのイートインでラーメンを啜りました。こんなに寂しい県庁所在地の駅前は初めてかも知れない。
6時50分になり、山形駅→蔵王温泉の始発便に乗り込みます。登山者は自分だけでしたね…。
30分ほどで蔵王温泉駅バスターミナルに到着です。料金は1000円です。
蔵王ロープウェイからバスターミナルが離れているため、15分くらい歩きます。
蔵王ロープウェイに乗って樹氷高原、ゲレンデから登山エリアへ
蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅に到着しました。
まだ営業前なのでチケットも販売していません。ただ、更衣室は開放されてくれています。ここで、夜行バスのリラックスした状態から着替えました。
営業開始の8時半前にチケット販売開始し、片道券1500円を購入しました。登山者がチラホラいるけど、やはり9割以上はゲレンデで遊ぶ人です。
ロープウェイを2本乗り継ぎます。
いやー、しかし晴天予報だったのに期待を裏切る曇天っぷり。ツンデレで言う、ツンの割合多めで、もはや暴力系ヒロインです。しかし、天気が悪いからこそ、樹氷ができるわけで。
2番目のロープウェイを登っていくと、樹氷が見えてきました。曇ってはいるものの、全体を見渡せるので、異次元の風景が広がっていました。
3月の中旬に差し掛かっているので、本体である木が露出していますが、それでも見事。
これだけ、劣悪かつ極寒の環境にロープウェイを運行させるのって、冷静に考えて凄くねと思います。新宿・歌舞伎町のど真ん中に綺麗なトイレを設置するようなもんです。
山頂駅に到着しました。レストランはまだ営業しない時間ですが、窓から樹氷を見ることが出来ます。
天候回復を調整するために、30分ほど待機していました。夜行バスを使った意味がなくなりつつある…。
展望台に上がってみると、樹氷高原を見渡すことが出来ます。
それにしても、風が強い…。この日は、風速18mの予報だったので、山頂~お釜に辿り着けるのか非常に不安です。
ロープウェイの駅の正面には、お地蔵さまが埋まっています。積雪の目安みたいな存在です。ちゃっかり、賽銭箱は雪の上にあります。
それでは、ゲレンデのエリア外に出て、登山を開始していきます。まずは、15分くらいで登れる地蔵山を目指します。
- ワカンもしくはスノーシュー
- 軽アイゼンもしくはチェーンスパイク
雪山装備は上記の通りです。ワカンのみで十分歩け、ツボ足でも可能っちゃ可能でした。12本爪アイゼン、ピッケルの出番はないので、自宅でお留守番でした。
一つとして同じ形がない樹氷は、まるで命を宿した有機体のようです。それが、「スノーモンスター」と呼ばれる所以でしょうか。
標高の高い樹氷は、地面の積雪がある分、背が低くなります。3月の暖かさで、徐々に崩壊に向かいつつあるようでした。
地蔵山に到着しました。
なんとか青空が見えてきましたが、霞のせいか遠くの展望は見えません…。本来であれば、山形県内の朝日連峰や月山が見えるはずなんですが…。
地蔵山は通過点で、蔵王山の最高峰である熊野岳を目指します。ここからは、樹氷は全くない火山エリアに入ります。
登山コースを示す木の杭に沿って進んでいきます。雪道はカリカリになっているので、アイゼンをせずとも余裕で歩けます。
「イテテテ!!!」
風に煽られて氷の粒がバチバチ飛んでくるので、ウェアのフードをまとって、顔半分をバラクラバで覆います。
山頂を迂回するように進んでいきます。中には直登する人も。
北側を見下ろすと樹氷原と、その奥には北蔵王の山々が見えます。周りで歩いた人を聞いたことないけど、見どころある山があるんだろうか…。
強風でなければ簡単なコースなはずなのだが…。
熊野岳の山頂に通じる分岐点に出ました。体を直立に保つのが困難なくらいな風になりました。
熊野岳の山頂は広大な雪原で、雪煙のせいで人が歩いた場所なんてわからない…。
巨大な雪の塊がありました。山頂にある蔵王山神社の冬の姿です。
風速18mの雪粒が飛んでくる痛い稜線、熊野岳から刈田岳
熊野岳の山頂に到着です。
蔵王山の最高峰です。ロープウェイの山頂駅からは50分ほどでした。看板は半分以上埋もれ、びっしりと氷が張り付いて変わり果てた姿に。
今回の登山において、それほど山頂に意味は持たないけど一応。熊野岳の山頂は、山形県にあります。
熊野岳から刈田岳を目指して、木の杭を頼りに進んでいきます。この稜線は、山形県と宮城県の県境になってきます。
この辺は風が猛烈で、氷の粒が顔面に当たって超痛い。リアル・エターナルフォースブリザード、私は死ぬ。
これほどまでにレインウェアのフードをありがたいと感じた日はないです。
進行方向の左手(宮城県側)に、蔵王を象徴するお釜の窪みが見えてきました。
夏ならグリーンの湖面が見えているはずですが、真っ白で何もわかりません。
耐え難い風を受けつつ、ようやく刈田岳が近づいてきました。ライザから登って来た登山者が合流するので、ホッとひと安心。
刈田岳への最後の登り。
雪のある時期でなければ、駐車場から5分の観光地とは思えない様相です。
雪が蓋をするお釜、刈田岳の山頂で晴れてきた
刈田岳の山頂に到着しました。
最高峰じゃないけど、火口湖であるお釜を眺められるので、真の山頂はこちらみたいな感じ。お釜に雪が積もって真っ白なんですけども。
熊野岳と同様に刈田岳にも神社がありますが、天然のかまくら状態になっています。辛うじて神社のシルエットは保っていますね。
神社周辺にできた一部の隙間だけ風を遮ることができる…。
アメリカの肥満体みたいに巨大な変貌を遂げた鳥居はどこかアートのようです。
山頂というと県境を跨いでいることが多いのですが、蔵王においては、熊野岳は山形県に寄っていたように、刈田岳は宮城県に寄っています。県境を引く時に、何か話し合いが持たれたのだろうか。
今回のコースの98%は山形県。
この時間になると、一気に晴れが進行し、クリアホワイトな景色が展開されてきました。
写真では穏やかに見えるけど、立ってるだけで痛みを伴う強風が吹き荒れています。
同じ場所から夏の写真。
刈田岳から熊野岳を目指す人はまばらでした。
ちなみに、自分と逆のライザ→蔵王温泉の縦走の方がコース取りとしては楽です。
山頂より西側、山形県側を見下すと、樹氷がニョキニョキと生えていました。
昼食をのんびり取れる環境でもないので下山を開始します。ライザワールド方面には、コースがはっきりしていないので、前の人についていきます。
観光リフト?だと思いますが、支柱が雪の塊になり、すごいことになっています。樹氷よりも2回り以上大きいので、こっちの方が見応えがあるかも。
先行する人はどうやら自由に歩いているっぽく、結構ズボズボと足が埋まり大変な目に…。
夏は荒涼とした火山ですが、冬は真っ白な雪原です。
ライザワールド上部にある広大な樹氷高原ゾーン
宮城県との県境を示す看板まで来ると、樹氷原へと入っていきます。ここには300台規模の駐車場があるはずなんだけど、名残すら感じません。
動物・植物が凍りつく死の環境ですが、生命を宿すような樹氷。日本特有の冬の気候がもたらす産物なので、世界的に見ても珍しい現象なのだとか。
標高が高い場所だと、樹氷が埋もれるので、背丈は2m程度と小さめです。西吾妻山の山頂エリアにできる樹氷がこれくらいの高さでした。
それにしても雪原は天候が悪く、ガスの中だと方向が見失いやすいので、晴れた日に登らないと危険ですねえ。
鉄柱が刺さる本線(?)に合流しました。
ワカンやアイゼンも装着しない“素の状態”でも歩ける状態のコースです。毎回、豪雪が降ったらリセットされそうなものですが、不思議なものです。
ここまで降りてくると風が少しだけ落ちついてきました。いや〜痛かった…。
お田神避難小屋がありました。周囲の雪は掘り返されて、中に入れるようになっています。道路がすぐ近くなので、冬専用で利用する古屋なのかな?
ザックに収納可能な簡易的なスキーってないんだろうか…。ここなら、思う存分に効果を発揮できそう。
樹氷の中を歩く登山者。
ようやく脱出できたと思ったらゾンビの群れの中だったみたいな絶望するシーンみたいに見えなくもない。
そして、ライザワールドのゲレンデが見えてきました。この辺りの樹氷が一番大きいのですが、さすがに融雪が始まっていました…。
ゲレンデに合流。場所によっては立派に形を残している樹氷がいました。
まぁ、樹氷はお腹いっぱい見ているので満足、次の目的地である仙人沢を目指します。入り方がわからなかったので、リフトの監視員の人に尋ねました。
ブルーに輝く氷瀑が見られる仙人沢アイスガーデン
リフトから20m先、案内板も何もないところが仙人沢への入口になっています。
仙人沢のコースには、トレースはバッチリついていますが、決して楽な道ではなく、急斜面を下っていきます。
帰りのことを考えるとかなり憂鬱。
急斜面を降りて、渓谷沿いに進んでいくと、氷瀑が見えてきました。
あ、ちなみに雪で隠れている沢は凍結していないので、人の足跡から外れると脱出不可能な極寒の沢にドボンする可能性あります。
仙人沢アイスガーデンに到着しました。
高さ20m以上はありそうな、薄っすらと青い氷瀑です。ここに来るため、蔵王温泉からライザへの縦走コースを選択したようなものです。アイスクライミングの人も2組いました。
この巨大な氷瀑ですが、裏側が空洞になっていて、内部に進入できます。
裏側から見ると氷がより青く見えます。
この色を見ていると、口の中がハッカの爽やかな味を思い出すんだけど、ハッカってよく考えれば緑の葉っぱだよな…。
気温が上がり始める3月なので、樹氷と同様に氷瀑も終盤で、ポタポタ水滴が落ちて、場所によっては水の流れが出来ていました。
ムーミンに出てくるニョロニョロみたいな氷柱(?)が岩盤に出来ていました。氷に霜が付いた状態なのかな?
アイスクライミングしている人の動作で、2度ほどツララが落下し、ガラガラと派手な音がして、空間に響き渡っていました。
50mくらい離れた場所にも大き目な氷瀑がありました。
仙人沢はほとんど冬の写真しか見かけないので、冬以外は水の流れる沢に邪魔され、辿り着くのが逆に困難だったりするのかな。
自分はSNSでたまたま仙人沢アイスガーデンの存在を知りましたが、2021年に日テレの「イッテQ」で氷瀑アイスクライミングで知った人が多いのか、道中を含めると20人以上はハイカーがいました。
樹氷と氷瀑、二つの冬の風物詩を見れたし大満足です。それでは、元来た道を引き返し、ライザワールドのゲレンデに戻ります。
わかっていたことではあるけど、急斜面の登りが辛い…。稜線で吹き荒れた強風はどこへやら、無風状態で汗だくです。
ボーダーの若者でにぎわうゲレンデに戻ってきました。
暑くてウェアを脱いでいたので、「このホカホカしている登山者はどこに行ってたんだ?」そんな奇異の目で見られている気がしなくもない。
ライザワールドは登りではリフトが使えるけど、下りはリフトが使用できないため、ゲレンデ端っこをえっちらおっちら下ります。
仙人沢アイスガーデンをラストに置いたからだけど、ライザワールド→蔵王温泉なら、この辱めは受けずに済みます。
この時間になって空気が少しだけ清浄になり、朝日連峰が見えてきました。ずっと登る機会を失い続けている山です…。
縦走してみたいけど、まずはゆっくり小屋で一泊して、朝日岳で朝日を拝みたいのです。
13時27分、蔵王温泉からライザワールドの縦走が完了しました。
樹氷、氷瀑、真っ白なお釜、冬の蔵王を満喫するのにこれ以上ない素晴らしいコースでした。行動時間は4時間弱と短めですが、爆風と無風のせいで、体温調節がバグったのでヘトヘトです。
ライザワールドから「かみのやま温泉駅」まで、無料シャトルバス「ホワイトエコー号」が出ています。しかし、リフト券すら買ってないので正真正銘のタダ乗りになってしまうので、ジュースを購入させてもらいました…。
とは言え、午後便は13:20、16:00の2便しかありません。13:20便はすでに出発しているので、16:00の便を待つ間、温泉に入るためバス停2つ分を歩きます。
高原ゆのサウナで整い、かみのやま温泉で天ぷら中華を食べる
20分ほど雪がドカ積もりしたペンションが並ぶエリアを歩き、温泉に辿り着きました。後で知りましたが、2022年はかなりのドカ雪だったとか。
2020年にオープンしたばかりの「高原ゆ」です。
サイトにはアスリート向けの施設と書いてありますが、サウナを売りにしているようです。内湯しかないけど、ハーブの香るサウナに入り、ベランダに出て、キンキンの外気で整います。
サウナのローテーションを3回こなし、夜行バス移動と登山の泥のような疲れをリフレッシュしました。
カウンターにカフェがあるので、オリジナルクラフトコーラを頂きました。コーラづくりはスパイスそろえて何回か挑戦しているけど、ウマくいかないんですよね…。
すべてが順調に進行していましたが、ここでハプニングが発生しました。
時刻表に記載された時間にシャトルバスが来ない…。ゲレンデの受付に電話すると、雪が深すぎて、この温泉施設のバス停は通過しているとのこと。
バス停に注意書きをしてくれれば…と思ったが、ゲレンデにお金をほぼ落としてない後ろめたさから、「タクシーでも呼ぶしかないな」と途方に暮れていると、従業員が早めに帰宅するので、駅まで送迎してくれることになりました。
これほどに「登山者ですいません」と思ったことはない。
送迎してくれた従業員の方は、色々と山形の話をしてくれて、楽しいひと時を過ごせました。そして、お詫びにドリンクチケットまでいただいてしまいました。また、蔵王に行かないと…。
「あっ、あれは?!」
ネットで時おりネタにされる「田んぼのど真ん中にあるタワーマンション」が見えました。地上41階はマンション建築では東北最高層なのだとか。
送迎してくれた人曰く、知り合いが住んでいて、高層階では稀に雲海が見れるらしいです。江口・森高夫妻が住んでいるとか噂があるとかないとか。
せっかくなので、新幹線の時間まで、かみのやま温泉の街で食事をしていきます。
駅前にはとても団子屋の規模とは思えないビルが建っています。「だんご本舗 たかはし」のシュークリームは、ふるさと納税で大人気みたいです。
遠くにはお城がありました。上山城(月岡城)らしいです。
駅前から温泉がある中心地は少し離れているので、短時間じゃ観光できないのが残念。シャトルバスで温泉街まで行って、みたいなことも考えてはいたんですが…。
駅から10分少々離れた場所にある「八千代食堂」にやって来ました。
ラーメンに重心を置いている食堂です。さすが、ラーメン支出額1位の山形県である(一回、新潟に抜かれてるけど)。山形県民が「外食に行く」ことは、「ラーメン屋に行く」とのことらしいです。
ベーシックなメニューラインナップの中で異彩を放つ「天ぷら中華」を注文しました。ご当地グルメかどうかは不明ですが、シンプルな醤油ラーメンに天ぷら(えび、ゲソ、かにかま)がトッピングされています。
こ、こんなの初めて…。
調べてみると、天ぷらラーメンは岐阜、青森、広島など局所的に地方に存在するようです。ラーメンのスープを吸ったしっとり部分と衣のサクサク部分が美味しい。
自家製麺であり、スープも飽きの来ない奥深い醤油味、とても美味しいラーメンでした。
店を出ると薄暗くなっていました。前川に架かる橋の上からは、白い蔵王連峰が見えました。
かみのやま温泉駅に戻ってきました。駅舎は売店があり、会議室などがある大きい駅舎です。
新幹線の山形新幹線と在来線の山形線(奥羽本線)の駅で、ミニ新幹線なので路線も共通しています。新幹線のタッチGoはできるけど、Suicaは使えないという改札でした。
2両編成の山形線が停車しました。今後、乗る機会あるのかな…。
世界で最も信頼できる日本の鉄道ダイヤですが、「この駅にちゃんと電車来るかな…」と、一瞬心配に思ったりする旅、久しぶり…。
18時12分、東京行きの山形新幹線に乗車しました。
山形ローカルジュースの「パインサイダー」のお酒Verを飲みながら東京へと帰りました。
家に帰ったら、当日が賞味期限の「かみのやまだんご」をデザートに食べました。
丸っとした団子ではなく、トッポギみたいな円柱状の団子でした。餡がたっぷりとかけられていて、歯ごたえが良いボリュームあるお団子でした。
蔵王山の登山を終えて
タイムスケジュールをがっちりの旅行計画を立てるので、一人旅をしたとしても、他人との触れ合いがない旅になりがちです。なので、下山中に話しかけられて駅まで車で送ってもらったとか、宿泊者と仲良くなって果物を送ってくれる仲とか、都市伝説だと思っていました。
トラブルが発端ではありますが、従業員の方に助けられたり、食堂の女将さんと会話したり、その他にも人と話す機会の多い旅でした。これもまた旅の醍醐味なんだなと、10年以上の時を経て気が付きました。遅すぎるけど。
交通費は大体2万円ほど掛かり、日帰り登山としては大金を使いましたが、晴天化で樹氷を見るための納得の経費でした。蔵王はアクセスが容易なので、晴天確定が出たら、お金を惜しまずに新幹線でビューンと行くのが登山的には正解だと思います。
今回は、もっと時間ロスもなく、観光もできるスマートなプランもあったのですが、結果的に大成功の旅でした。
コメント
veryblueさんお疲れ様です。
冬山特権のフルコースですね!!いいなぁ。。。
東北の山はどっしりしてて北アルプス等とは違う美しさがありますね★まだ経験上最北は福島なので今後は足を延ばしていってみたいと思います!
〆食の天ぷらラーメンは山域のエビのしっぽ見ているなら絶対に食べなくてはですね!
次回の山行の参考にします!
ウタロウさん
コメントありがとうございます。
代表的な東北はのっぺりしていて、北アルプスのような険しいアップダウンは少ないですねぇ。
今年はぜひ福島以北の山を訪ねてみて下さい。
そう言えば、気づいてはいましたがエビのしっぽってワード使ってなかったので、絡ませれば良かったです。
またのコメントお待ちしています。