シャクナゲは山に限らず、ポピュラーな花で、派手に花を咲かせます。
繁殖力が強いため、樹林帯や尾根道の断崖、稜線上など、あらゆる山で自生しています。また、「シャクナゲ尾根」、「シャクナゲ平」などの登山コースには、この花の名前がついており、昔から登山者にとって身近な存在です。
標高によって異なりますが、6月上旬から中旬が最盛期となります。
シャクナゲ群生地の一覧
山 | 都道府県 | 解説 |
---|---|---|
甲武信ヶ岳・十文字山 | 山梨・埼玉・長野 | 奥秩父の一座。 「シャクナゲの時期に登るべき山」と言っても過言ではなく、 コース上にたくさんのシャクナゲを見ることができる。 十文字峠の大群生は有名。 |
瑞牆山 | 山梨・長野 | 奥秩父の一座。 山頂以外は展望のない山だが、最盛期にはシャクナゲのトンネルが山頂まで続く。 |
御座山 | 長野 | 奥秩父ではないが、近い位置にある独立峰。 山頂へ向かう尾根上にシャクナゲの群生が存在する。 |
五葉山 | 岩手 | ヤマツツジの群生でもあるが、標高1200m以上にシャクナゲの群生が広がる。 |
吾妻山 (一切経山) | 福島 | 「吾妻山ヤエハクサンシャクナゲ自生地」として国の天然記念物に指定。 |
天城山 | 静岡 | 伊豆半島の最高峰。 万二郎岳~万三郎岳の稜線区間に「アマギシャクナゲ」の群生が 広がる。 |
平標山・仙ノ倉山 | 新潟・群馬 | 開放的な稜線上にシャクナゲの群生が広がる。高山植物のシーズンと同時に見ることができる。 |
大台ヶ原 | 奈良・三重 | 最高峰の日出ヶ岳から大台ヶ原に下った周辺に群生が広がる。 |
屋久島 | 鹿児島 | 標高1300m~1600mにかけて、固有種「ヤクシマシャクナゲ」の 群生が広がる。 |
シャクナゲは多くの地域の山で咲くため、群生として見られる山を一覧にまとめました。
特に、長野県から山梨県にかけての奥秩父山塊エリアには、シャクナゲの群生地が多く見られます。
シャクナゲを見る注意点
当り年、外れ年がある
多くの花が咲く「当り年」と逆に花が咲かない「外れ年」があります。
「外れ年」に登山して、「思ったよりも花が咲いていない…」ということがあるため、事前に登山者の情報をチェックすることをおすすめします。
梅雨の時期に咲く
梅雨の時期に、シャクナゲの花が見ごろを迎えることになります。
基本的に樹林帯に咲き、花が派手なため、曇天雨天でも見映えしますが、やはり晴れた日を狙いたいところです。
シャクナゲの登山記事
VERYBLUE
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