2018年2月11日
神奈川県の吾妻山公園に行ってきました。標高は136mです。
東海道線の二宮駅から直結している山で、1月下旬から2月下旬に菜の花畑が満開になります。標高は低いけれど、湘南の海と富士山の大展望が広がります。
花のシーズンにはたくさんのピクニックする人で賑わいます。
吾妻山公園を訪れるのは今回2度目で、前回は日没ギリギリの時間で、富士山が見えなかったこともあり、昼間に訪れようと思っていました。そして、何より今回は二宮駅にある「山小屋」に行くのを楽しみにしていました。
温暖な湘南で、一足先に春を感じる旅をしてきました。
吾妻山公園について
地図
コースタイム
- 11:40二宮駅
- 12:04~12:35吾妻山
- 13:15二宮駅
行動時間は1時間35分です。
吾妻山公園ハイキング
東海道線の二宮駅から階段を登り吾妻山公園へ
最寄駅は東海道線の二宮駅です。新宿駅また東京駅から1時間10分〜20分ほどです。「湘南」の定義がそもそも曖昧ですが、一応、湘南になるのかな?
吾妻山は複数の「登り口」がありますが、一番近いのは「役場登り口」です。駅の北口を出て、案内板に沿っていけば間違いないです。
徒歩5分で、吾妻山公園の「役場登り口」に到着しました。
吾妻山公園案内図がありました。
今日は、役場口から中里口に縦走し、二宮駅に戻ってきます。れっきとした山ですから「縦走」ですよ。
300段の階段を登ります。
運動不足のお父さんが、何人か脱落してしまいそうなくらい急な角度です。
日本の春を告げる梅の花が咲いていました。前回、この公園に来た時は、曽我梅林の帰りに立ち寄ったっけ。
階段を登り終えると、水仙エリアでした。
水仙の時期は12月〜1月なので、最盛期は過ぎていた印象でした。
ひっそりと浅間神社がありました。
富士山信仰の神社で、富士山が展望できる山ではよく見かける神社です。
公園の管理事務所が見えてきました。
公園らしく、子供が遊ぶためのアスレチックがありました。
昭和は滑り台なら滑り台、ブランコならブランコで、単品で遊具が存在していたよなぁ。
山の斜面に忠実に建てたので、男子女子に段差がある公衆トイレがありました。
徒歩20分で山頂に到着、菜の花畑満開の吾妻山
吾妻山の山頂に到着です。
JR二宮駅から24分かかりました。標高136mは、ビル30階前後の高さなので、山手線内にはゴロゴロしている高さですけど。
吾妻山のお目当て菜の花畑は、西側の斜面に咲いていました。
小田原にかけての海岸線が見えて、爽快な風景です。
そして、菜の花畑ごしの富士山が見えるナイスビューなスポット。真冬の2月なのに、春真っ盛りのちぐはぐな風景が魅力ですね。
ここには、6万株の菜の花が咲いているそうです。
90年代から徐々に開墾して、二宮町のシンボルになり、今では他県から観光客が来るほどになったそうです。
昔は「日本一早い春」のフレーズを使用していましたが、「一足早い春の訪れ」と控えめなフレーズに変わっています。1月に咲く沖縄の桜とか、年明け前に咲くスイセンとかあるから、仕方ないよね。
3月中旬頃には刈り取られてしまうそうです。菜の花って、一番の活用は種から取る油だと思うけど、茎や花の大半は捨てられるのかな。食用するには、メジャーな野菜じゃないし。
吾妻山公園の看板の上に、首輪をつけた太ましい猫がのんびりと座っていました。
ちなみに「チャミちゃん」という名前で、隣には飼い主のおじさんがいます。この公園の有名な猫で、10年以上散歩に通っているようです。
ムスッとした表情しています。誰かが写真を撮っても、撫でられても、人間を意に介していない様子で、日向ぼっこをしていました。
菜の花の奥は桜の木なので、4月に来るとお花見をすることができるようです。
近所に欲しい公園ですねぇ。
西側の小田原~箱根方面は晴れていて、駒ヶ岳、明神ヶ岳、金時山などの山が見えました。
北側の丹沢方面は雲がかかっていて残念な天気です。
吾妻山と言うと、登山者的には福島・山形の吾妻山が最も有名かな?秦野市にも同名の吾妻山があったり、ポピュラーな名前の山です。
それでは、吾妻山を堪能し、下山開始です。
一応、入口と出口を変えるかと思い、北側にある「中里口」に歩いてきます。
杉の上からガサガサ音がするので、鳥かと思って見たら、野良猫でした。木登りする野良猫初めて見たな…。
公園のゲートがありました。
こちらの道は急な階段が無いので、歩きやすいです。駅からはちょっと離れてるけど。
中里口からも絶え間なく人が登ってきます。
車道に出たら、二宮駅方面へと歩いて行きます。
10分程で二宮駅の駅前に戻ってきました。
吾妻山の縦走完了です。標高200mない山(公園)でも縦走すると達成感ありますね?
北口から南口に移動、駅前には湘南クッキーの自販機コーナーがありました。それほど、数はないけど湘南エリアでたまに見かけます。ラインナップが豊富過ぎる。
二宮駅の洋食店「山小屋」で食べる菜の花ハンバーグ
二宮駅の南口にある「山小屋」で食事にします。500mも歩けば海なのに、いい名前ですねぇ。
ちなみに、ドラマ「孤独のグルメ Season9」に登場している店です。
その名の通り、木材をふんだんに使って、山小屋のような外装です。切り取るとマンション1階にある店舗には見えない。
菜の花シーズンらしく、菜の花を使用したハンバーグとドリアが期間限定メニューで提供されていました。
運よく待ちが一組だったので、すんなり入店できました。店内も木のぬくもりを感じる山小屋のような空間でした。
オーナー夫婦が収集したと思われる旅先のお土産、グッツがたくさん飾られています。
菜の花を見てきたので、菜の花ハンバーグのランチセットを注文しました。
ハンバーグの中に菜の花が包んであり、菜の花の苦み、甘い餡掛けの相性が良かったです。
昔、千葉県の房総の山を歩いていたら、通りすがりの人に菜の花を大量にもらって、食べるのに困ったことがあったな…。菜の花の大量消費は厳しい。
無限に組み合わせを作れるパフェが有名なお店ですが、店内がずっと混雑していたので、遠慮してジェラートで口をさっぱりさせました。
湘南クッキーをお土産に購入して、東海道線に乗って帰りました。
吾妻山公園のハイキングを終えて
吾妻山。意味はそのまま「吾(私)の妻」、ネットスラング的に言うと「俺の嫁」ってことですね。
どういうストーリーが背景があって名前が付けられているか分かりませんが、およそ1000年、日本人の発想は変わらないのは間違いない。
麓に住む人が、山を指さして、「あの山は俺の嫁」と言っていたのかも。
菜の花満開の山頂から、富士山と湘南の海の絶景をお手軽に見れる素晴らしい公園でした。登山をしない人でも、登れると思うので、冬のお出かけ候補に入れてみて下さい。
私は次訪れる時は、桜の季節に歩いてみようと思っています。
コメント
海と富士山を同時に眺められる広い公園、って考えるとめちゃくちゃ近所に1つ欲しいですねー
犬を飼ってたら散歩コースに良さそうだし、こういうのんびりした空気が流れてるところっていいよなぁ
かなり贅沢ビューな公園ですよねぇ。
実は私は近所に富士山の見える高台の公園があり、桜も咲いて綺麗なのですが、「いつでも行けるし…」と3ヶ月くらい行ってなかったり。