2014年10月19日
新潟県の八海山に行ってきました。標高は1778mです。
日本でも有数の米所である魚沼市にあり、古くから信仰の山として親しまれてきた山です。日本酒「八海山」でその名前は全国で知られています。
登山道は岩峰が連なる険しく、鎖と梯子が多数ある非常に危険度の高い山です。
かつてないほど危険な登山道でした。もはや登山道と呼んでいいのか悩むほど。
八海山の核心部である八ツ峰は無数の鎖場の連続で、足のみならず手を使用しなければ登れない登山道でした。
快晴の空の下の色鮮やかな紅葉、西日傾く赤く焼ける紅葉、下山後の秋の味覚である新米と一日を通して秋を満喫する旅になりました。
八海山について
地図
八海山ロープウェイをスタートし、女人堂、千本槍小屋に至ります。そこからは危険個所である八ツ峰を歩き最高峰である大日岳に至るルートです。大日岳を下り、迂回路で千本槍小屋に戻り、往路と同じルートで下山します。
コースタイム
- 9:03八海山ロープウェイ山頂駅
- 10:07女人堂
- 11:05千本檜小屋
- 11:52不動岳
- 13:17大日岳
- 15:25千本檜小屋
- 16:20八海山ロープウェイ山頂駅
八海山登山
八海山の前日は平ヶ岳に登り、魚沼市大湯温泉旅館「銀泉荘」に宿泊しました。
平ヶ岳は日帰り最難関の山、八海山は危険度の高い山ということで、非常にハードな1泊2日の旅でした。
前日の疲れを残し出発~八海山ロープウェイ
過酷な平ヶ岳から一夜。
ぐっすり寝たおかげで体力は回復…するはずもなく、少し体にダルさを感じながら八海山を目指しました。平ヶ岳の高速ICから90キロというエグい登山口と違い、八海山は市街地側に登山口があります。
六日町八海山スキー場に到着です。
登山旅行の二日目にロープウェイを利用して登山できるのはありがたい。が、ロープウェイを使ったところで、コースタイムは5時間以上かかるわけですが。
紅葉ピークということもあって、多数の車が停まっていました。
駐車場から眺める八海山。
中心部がギザギザしているのが、おわかり頂けるでしょうか。「八ッ峰」と呼ばれるピークの連続があります。
ロープウェイ往復券2000円を購入して、満員のロープウェイに乗車しました。
ロープウェイ山頂駅が紅葉見頃ということで、一番混雑する時期にぶち当たりました。
10分ほどで山頂駅に到着しました。
標高1165mということで、良い老後を祈願できる場所になっていました。定年退職したら来ないといけませんね。
素敵なテラスがあったので、くつろいでみる。
麓は日本有数の田園地帯、下山して食べる新米が楽しみで仕方がない。
八海山のトレッキングガイドマップが書いてありました。
八海山登山口~紅葉ハイキング~女人堂
八海山登山開始
日曜大工したような鳥居をぐぐって、登山道に入ります。すすきが秋らしさを演出しています。
序盤は樹林帯です。
八海山の紅葉の見ごろは例年ですと10月3週目頃がまさになのですが、2014年の秋は冷え込みが早かったため、ロープウェイ駅まで降りてきていました。
信仰の山ということで登山道にたくさんの史跡があります。
ブナの黄色い紅葉が素晴らしく、気持ちよいハイキングです。
平坦な登山道は続き、本当に危険な岩峰が出てくるのかと疑問にすら思えます。
彩り豊かな紅葉が素晴らしい。
樹林帯の向こうには鋭角な越後の山々が見えてきます。平ヶ岳や巻機山は山頂が緩やかな山ですが、越後三山は険しい山が多いです。
4合半の分岐点を通過。
大倉口という登山口の分岐で、ロープウェイを利用しない場合はどれもこれもタフなルートです。
緩やかな道の先に険しい八海山本体が見えてきました。
ブナの木一つに緑から黄色、赤と複雑な紅葉。
池ノ峰から徐々に登りが始まります。
振り返ると八海山が街と近いことを実感する風景が広がります。新潟の山はどこか奥深いイメージでしたが、初めて市街地に近い山を登った気がします。
女人堂に到着しました。
たくさんの登山者が休憩していました。かつては女人禁制で、女性の修験者はここまでと言ったところでしょうか。
険しさを見せる登山道~千本槍小屋
女人堂からは徐々に険しい道に変わってきます。
道は狭くなり、ハイキングコースは終了。岩がむき出しの道になります。
女人堂から少し歩くと沢があり、秡川という水場があります。
魚沼山コシヒカリを育む源流と言ったところで、持ち帰って米炊いたら美味しく仕上がるのだろうか。
水が流れているせいか、部分的に高層湿原のような場所がありました。
振り返ると北西の展望がさらに開け、冠雪した白い山脈が見えました。北アルプスでしょうか。
薬師岳の直前が長い鎖場になっていて、登山者が渋滞になっているポイントがありました。
沢の水が流れ込んでいるのか、岩の上が湿っていて、緊張感がありました。
尾根に出ると薬師岳の山頂。この時点で、標高は1653mです。
石像があったと思われる台座があったのですが、折れたのか消失していました。
尾根に出ると八ツ峰が現れました。
薬師岳からは開放的な稜線になっていて、走り出すラブピンクさん。
八海山の奥にそびえる山脈が顔を出します。
左が駒ケ岳、右が中ノ岳でしょうか。この二つに八海山を加えて、越後三山と呼ばれています。越後三山縦走ルートという縦走路があります。
八海山から中ノ岳にかけての稜線は、破線ルートなので厳しいんだろうな…。
千本檜小屋に到着です。
営業小屋で7月から10月まで、素泊まり3500円で営業しているようです。ジュースなどの販売もありました。
八海山避難小屋と隣接しています。
- 地蔵岳(じぞうだけ)
- 不動岳(ふどうだけ)
- 七曜岳(しちようだけ)
- 白河岳(しらかわだけ)
- 釈迦岳(しゃかだけ)
- 摩利支岳(まりしだけ)
- 剣ヶ峰(けんがみね)
- 大日岳(だいにちだけ)
上記、8つの峰で構成される八ツ峰。
いずれも山岳信仰のある山でよく名付けられている名前です。険しいルートを想定し、ザックを小屋にデポしました。アタックザックを持っていくと便利です。
鎖場の連続~八ツ峰の縦走
自分の慰霊碑が立たないことを祈り、八ツ峰の登りを開始します。
さて、ここからは両サイドの景色を見ながら歩きます。奥地は急峻な地形になっており、古代に氷河で削られたようです。
市街地側の展望。
山から谷に沿って街が広がっています。奥には横に広がるように低山があり、盆地状になっていることがわかります。
夏期、気温の日較差が少なく、稲の消耗が少なく、良質な米が作られるようです。
展望を楽しむ余裕なく、厳しい登山道が現れます。
にきびを押し出したような岩がありました。
危険箇所の鎖場では渋滞が発生していました。
危険な山の割に老若男女たくさんの登山者がいました。
新潟県は南北に長いため、北から朝日連峰、飯豊連峰、越後山脈、頚城山塊、北アルプスと日本一バリエーションに富む登山大国です。
新潟県民は一般登山者のレベルは水準より高いのではという個人的な見解があります。
一般登山ルートに設置されている鎖やロープは「使った方がより安全」という基準のところがほとんどですが、八海山の場合それは当てはまらず、使わないと登れない。
小さな花が綿毛になって、新しい季節に生きようとする植物の秋を感じさせてくれる。
11時49分 地蔵岳
八ツ峰の1/8に到着。
海老ぞりにて喜びを表現するラブピンクさん。
奥に日本海の海岸線がうっすらと見えていました。
続いて、不動岳を目指します。
八ツ峰の登山道は非常に狭く、登山者で登る人と下る人で混雑。
地蔵岳から5分ほどで不動岳に到着しました。
八ツ峰の2/8。
不動岳から地蔵岳を眺める。
豪雪地帯と急峻な地形で高木が生えない恩恵を受けての展望の良さです。
不動岳にはたくさんの仏像や燭台、祠、碑が設置されていました。
霊峰八海山が里に暮らす人に親しまれていた証拠です。信仰のある農民が修験者となり、五穀豊穣を祈ったのでしょう。
多くの登山者は不動岳を登って終了なようで、八ツ峰への登山者はガクッと減ります。
鎖場はここまで来るのに十分あり、ちょっとスリルを楽しむということは達成している。登った後で考えてみると、何度も登っている地元ハイカーにとって、神経をすり減らすこの先の登山道は、何度も行く場所ではないだろうと思います。
ここからは何度も上り下りの繰り返し。
筑波山や高尾山にこの岩場があったら、鎖か足場が設置されるかもしくは立ち入り禁止になるレベルです。
不動岳を振り返る。
紅葉が綺麗だなという感想はどこか遠くにフライ・ハイしています。
五大岳は八ツ峰の地図には載っていなかった。
高度感が楽しめる登山道。
落ちたら怪我しちゃう登山道。
落ちたら死んじゃう登山道。
鎖場の設置のされ方は上部と下部だけが固定されていて、足場は自分で探索しながら降りるといった仕様でした。
個人的に剱岳より難易度は断然上だった印象です。
剱岳は足がかけられる場所に鉄杭が打ってあったりするので…。
八ツ峰の3/8の七曜岳。
と思われる場所。看板を見つけられなかったOR看板がそもそもなかったOR撮影をし忘れたか。
七曜とは、今日では曜日の事を示す事が多いが、本来は太陽+月+五惑星(水星、金星、火星、木星、土星)の事を示す。当時知られてた、天球上で特殊な挙動を示す七つの天体である。
七曜岳の壮大さよ。
八ツ峰のクライマックスである大日岳が見えてきました。重量感が肌で伝わり、とても迫力ある峰です。峰というよりもはやどでかい岩です。
同時に考える「あんな険しい岩どうやって登るんですかねぇ」という疑問。
関東はこんな風に登っていくです。
山頂まで命を懸けたデスゲームの幕開け。名酒「八海山」でも景気づけに飲みながら、登ってやろうと思っていましたが、酩酊状態で挑める山ではないのは確か。
八ツ峰の4/8の白川岳。
白川岳の先に5/8の釈迦岳があったはずだけど見つけられず。白川岳のピークが2個あった気がするけど気のせいか?
白川岳を振り返ると滑らかな姿をしていましたが、どうしてこうなった。
白川岳~釈迦岳の先にはエスケープルートが用意されています。
ここまでの道中にぶるっちまった人は引き返すのが無難です。どんどん登りの難易度が増していくのが八海山の怖いところ。
残る峰は3つです。
日陰になっている梯子を登っていきます。
梯子を登り終えるとほぼ垂直の斜面を登山shが登っているではありませんか…。
年下で一番イキのいいラブピンクさんを先頭に歩かせて、その画を撮影するスタイルで視聴率の伸びを測る。
八海山の地質は礫、泥、砂が堆積して出来た堆積岩(たいせきがん)なので、取りつくための天然の岩場があるので、見た目以上には登りやすいです。
八ツ峰の6/8の摩利支岳。
緊張の連続でしたが、残す2つが控えています。摩利支天(まりしてん)は、甲斐駒ヶ岳や御嶽山に存在します。でも「天」がないのは初めて。海の山だから?
黄葉が岩峰に張り付いて非常に優美な景観です。谷底から眺めたらさぞ綺麗なんだろうな。
大日岳への最後の道もまた険しさにあふれています。
7/8の剣ヶ峰は標識がなく見つかりませんでした。たぶん、自分たちの奥に見える登山者が立っている場所だと思われます。もう一度来て再確認を取りたいところです。
下りの鎖場は慎重に足場を探しながら。
荷物を軽くして正解です。一人で来る場合はアタックザックなどを持ってくるのが正解でしょうね。
大日岳への最後の登りです。見えていた巨大な岩を直接登るというルートにはなっておらず、裏手に梯子が設置されており一安心。
八ツ峰最高峰の大日岳~危険度最高峰の一本鎖
13時13分 八海山の八ツ峰の最高峰の大日岳
修飾語が多くなりましたが、無事に八海山を登り切ることができました。
登頂の喜びというより、生還の喜びに近い。
一応解説しておくと、大日岳で大喜びをしている。
この二日間で平ヶ岳と八海山の二つの山に登りましたが、それは広義の意味の山数であって、平ヶ岳は4~5の山があり、八海山も8つ以上、たった二日間で10以上の山に登りましたとさ。
大日岳の山頂は狭く、3組くらいの登山者が休憩に使えるスペースがあるのみでした。
大日岳の先に稜線が続いていましたが、八海山ではない山のようで、今回は登りませんでした。奥に控えるのは越後三山の一角である中ノ岳です。
ロープウェイを使用しない登山道が見えました。こちらも登ってみたいのですが、なにやら8時間以上かかるタフなルートのようです。
里では収穫の時期を迎え、最も人の暮らしが豊かになる季節です。
良質な米が収穫できる新潟は江戸後期は東京と同程度の人口になり、明治初期に東京の人口を抜き、全国で一番の人工がありました。
冬における豪雪の気候と夏まで雪を保存する越後の山々が、日本の成長を支えていたことを身で感じることができるという点で、八海山に登った意義は大きく膨らみます。
というわけで、下山を開始します。
「えっー!!!?」
大日岳からの下山は想像を絶していました。
ウルトラセブンのアイスラッガーのような岩を一本の鎖で降りなければいけません。
下り始めの地点から眺める図。
10m以上の鎖場に肝を冷やします。天辺からほぼ垂直に変わる瞬間の足場の捉え方に難儀しました。
5センチから10センチ台の踏み場しかなく、足場をさぐりさぐり降ります。
堆積岩ということもあり、脆く崩れないという保証はなく、鎖を握る手に力を入れる必要があります。
高所恐怖症じゃなくてもビビるわこんな鎖場。
新潟の霊峰は想像以上にぶっ飛んでいました。
落ちたら死んじゃう。
いや、落ちたら全身を強く打ち付け、何か所も骨折し、体中が擦り切れ、血と脳漿を流しながら死んでしまう。
とにかく、危険が危ない鎖場でした。
剱岳は7割~8割の人がヘルメットを着用していたのに対し、八海山ではその比率が逆転していたように思える。
切り立っている一枚岩なので、ヘルメットは視界と感覚を奪うデメリットになりかねないが。
無事におり切った時は心の底から安堵しました。2014年における瞬間的な危険度最高峰は、ここに勝るものはないだろう。
下り切ったところには慰霊碑が立っていましたとさ…。
意外と危険な迂回路~千本槍小屋
大日岳から無事下山し、八ツ峰の迂回路を通り、千本槍小屋に戻ります。
八ツ峰の縦走をしている時にほとんど垂直に切り立っているのにどうやって迂回するんだろうと思っていましたが、その謎が解けました。
かなり下ります…。
迂回路は笹藪とぬかるみが所々にあったりとで、気が抜けませんでした。
ああ、紅葉が綺麗だなー。
垂直に切り立った八ツ峰の下部までやってきました。
そして、平行とは言い難いが平行移動の開始。
細い岩の道を慎重に進んでいきます。
二日間の疲労がたまり、画的に駄目な歩き方をし始めるラブピンクさん。
迂回路ではありますが、市街地方面の展望が優れています。
地図上では「日ノ池」、「月ノ池」があると描かれている地点。
形からするとこれは月の池?
古代ニーガタの民がグンマーの部族の侵攻を迎え撃つために建設した巨大な遺跡と言われても不思議ではない八ツ峰の景観。
序盤以外はほぼほぼ岩の上を歩くので、足と膝への負担はかなりのものです。
険しい環境の八海山ですが、水の貯えが意外と良いので高山植物も有名なようです。
7月あたりに訪れるのも楽しいでしょう。
本線と合流し、千本槍小屋に戻ってきました。
無事、ザックを回収しました。ちなみに飲み物と行動食だけSaku氏に持ってもらっていました。ポーターがいると山は便利ですね。
八海山下山~西日の当たる紅葉ハイキング
八海山の八ツ峰、非常にインパクトのある山歩きでした。
14時40分を回って、下山開始です。
別に千本槍小屋からは登山道が簡単になるわけではなく、まだまだ気の抜けない下山が続きます。
女人堂まで戻ってきました。
八ツ峰、巻道(迂回路)とも岩場危険箇所あり、滑落は死亡につながる
飲酒者、高所苦手な者、鎖場に不慣れな者、自分勝手な者、そそっかしい者は八ツ峰に登らない
飲酒者が先頭に来ているということは、やはり日本酒の八海山を飲んで登る人が多いのだろうか。自分そそっかしいですから、八海山は登るべきじゃなかったのか。
陽が傾きはじめ、西日のあたる八海山。
ああ、そういえば紅葉があったんだと気づかされる。
他の木の養分を横取りしているんじゃないかと思える立派なブナの木がはえていました。
刻々と変わってゆく、秋の山。
秋以外のシーズンは朝早いうちに登り終えるのがベストですが、秋に関しては陽が落ち始めくらいに降りると一つの山を2回楽しめますね。
行きは見落としていた漕池というポイント。モリアオガエルの生息地に立ち寄ってみました。
低木に囲まれた小さな池で、紅葉を映し出していたのが印象的でした。
最後のロープウェイまで通じる道は神経をすり減らすような危険個所は全くないので、紅葉を思う存分楽しみながらの下山でした。
八海山下山後温泉~本場魚沼産コシヒカリの新米
16時20分 八海山ロープウェイ山頂駅
7時間弱のとても密度の濃い山歩きでした。
ロープウェイ周辺はすすきが自生しているので、これまた良い秋を演出していました。
夕陽が地平線上どこかの山脈に落ちる寸前でした。
ロープウェイに乗り込み下山。
最終まであと30分でしたが、紅葉狩りシーズンということもあり、多くの人が夕陽を眺めていました。
駐車所に戻ると八海山が夕陽に照らされ、赤一色に浮かび上がっていました。
望遠で見る八ツ峰。
すごいところ歩いてきたんだな…。
八海山の駐車場を出発した頃にすっかり日没。
下山後の温泉は「萌気園さくり温泉健康館」に立ち寄りました。
医療法人がやっている温泉施設なのかな?まぁ、値段は安かったのですが、普通の銭湯といった雰囲気でした。
新潟でこれだ!って言う温泉に入ったことないな…。
六日町駅前に移動し、魚沼釜蔵総本店というローカルかつ地産地消の居酒屋で食事をしました。
写真はSaku氏が食べた豚丼ですが、究極の親子丼も本場魚沼産コシヒカリの新米ということで、ワンランク上に美味しかったです。
本場、コシヒカリの群生地で食べる新米は美味しいな!
メニューにあった新米おにぎりをテイクアウトし、関越に乗って帰京しました。
八海山の登山を終えて
八海山は緩やかなハイキングコース、スリルのある岩稜歩き、命を懸けるクライミングコースと密度の濃いコース内容でした。核心部である八ツ峰縦走は、おいそれと初心者が歩ける場所ではないことは確かです。現に今まで歩いたどの山よりも冷や汗をかきました。
危険極まる八ツ峰の縦走をせずとも観光客が歩ける紅葉ハイキングコース、初心者の登山者が歩ける道が整備されているので、レベルに見合った登山をすることができます。
信仰の歴史、人々の暮らしに関わる文化の重要性という点で、日本が誇る霊峰そして名峰の一つであることは疑いようはありません。
登山に関する知識以外、地形や文化などを知っているとより深く山を楽しめるなと、今更ながら学ぶべきことの大切さを知りました。
平ヶ岳と八海山。
10月の連休、1泊2日で同じ新潟の全く性質の異なる二つの山を登りました。秋晴れに恵まれ、素晴らしい週末になりました。非常に過酷だったけど。
山の秋が深まる10月中旬は上信越は良いです。収穫の秋が旅の原動力になるので、年間スケジュールに上信越の登山を入れておきたいです。
コメント
こんちくわ。八海山、聞いた事あるけどすごいっすね!僕は絶対にいけないです。いつか上越にいってみたいなあ、、、
中一男子さん
こんちくわ。コメントありがとうございます。
八海山は皆が登っている場所までは比較的安全に登れます。
上越は谷川岳、苗場山はじめ豊富に山がそろっていて良いですよ。
色々調べて、veryblueさんのこのブログも読んで、やっぱり妙高山ではなく八海山にすることにしました!(o^^o)
もちろんロープウェイ利用&千本槍小屋までを目標として。(^_^;)
7月初旬に仙ノ倉山で後半に八海山、行ってきます!
またコメント欄で感想書くので読んで下さいね〜(o^^o)
>ユメミンさん
コメントありがとうございます。
仙ノ倉山は緩やかな稜線、八海山は険しい岩山、とそれぞれの距離はそれほど離れていませんが、全く別の山を楽しめると思いますよ。
仙ノ倉山は今週アップする予定なので見て下さい。
今日、八海山登って来ました
まだ雪渓が残ってましたよ
良い温泉教えます
妙高にある燕温泉に入ってください~
yakinkさん
コメントありがとうございます。雪渓ありの八海山は考えるだけで恐ろしいです。
妙高山は再度訪問し、確か登山口と滝のところにありました。入りたかったのですが…女子がいたもので…。