【北アルプス】黒部峡谷(下ノ廊下) ~ 断崖絶壁の紅葉と渓流、命がけの秘境トレッキングの旅

登山北アルプス
紅葉の下の廊下

2014年10月25日~26日

北アルプスの下ノ廊下しものろうかを歩いてきました。

黒部峡谷くろべきょうこくという北アルプスの標高3000m級の山々が連なる山脈に挟まれた峡谷にあり、黒部ダム建設の際に作られた作業運搬道路が下ノ廊下です。現在はトレッキングルートとして登山者に解放されています。

今回は長野県の扇沢を出発して、黒部ダムから富山県の宇奈月温泉に抜けるルートを歩きました。

ルートの全長はおよそ30キロあり、1泊もしくは2泊の行程が通常です。黒部川まで落差100mはある細い道を細い針金や梯子を頼りに歩きます。

下の廊下トレッキング

目に映る景色全てがダイナミックでありながら、屏風の絵を見ているような岩壁に張りつく紅葉はとても鮮やかで繊細でした。

高度成長期の日本の土台を支えるため、過酷な自然環境と戦った先人達が作った道を旅してきました。

下ノ廊下について

下の廊下について

下ノ廊下を箇条書きでまとめました。

登山では味わうことができない、トレッキングルートになっています。

  • 雪深い場所のため全長が歩けるのは9月下旬頃から1ヶ月半
  • 積雪によっては登山道が開放されない年がある(2015年)
  • 足場が狭い高さ30~40mはある崖の上を歩くので危険なルート
  • 秘境溢れる峡谷の絶景と秘湯が堪能できる
  • 自然の中に建設されたダム施設やトンネルが見どころ

下ノ廊下の地図

下ノ廊下地図

赤が1日目、青が2日目のルートです。

  1. 長野県の扇沢から立山黒部アルペンルートのトロリーバスで黒部ダムへ
  2. 黒部ダムから「日電歩道」を歩き、仙人谷ダムへ
  3. 仙人ダムから「水平歩道」を歩き、阿曽原温泉で宿泊
  4. 阿曽原温泉から再び「水平歩道」を歩き、欅平へ
  5. 欅平から黒部峡谷トロッコ電車で宇奈月温泉へ

下ノ廊下のコースタイム

  • 1日目
扇沢(7:30)→黒部ダム(8:00)→黒部ダム真下(8:38)→内蔵助谷出合(9:30)→別山谷出合(11:30)→十字峡(13:00)→東谷吊橋(14:30)→仙人谷ダム(15:00)→阿曽原温泉小屋(15:55)

扇沢は始発のトロリーバスに乗るつもりで出発してください。日没が早いので、16時から17時を目標に歩くことをお薦めします。

  • 2日目
阿曽原温泉小屋(5:00)→志合谷(7:40)→欅平上部(9:05)→欅平(9:50)→宇奈月温泉(12:00)

欅平は紅葉シーズン大変混雑します。お昼以降になるとトロッコ電車が混雑するので、午前中に到着する方が良いです。

下ノ廊下のアクセス

マイカーの場合

扇沢から宇奈月温泉への車の回送サービスを利用します。

WEB割で22000円(2016年現在)です。

【公式ページ】三渓社 立山黒部アルペンルート マイカー回送 0120-123-836
立山黒部アルペンルート マイカー回送 三渓社 立山黒部アルペンルートは国立公園となっており、マイカー回送の通行は禁止しております。

公共交通機関の場合

関東基準の公共交通機関は以下になります。

  • 往路
    • バス:新宿より扇沢行き
    • 電車:信濃大町駅
  • 帰路
    • 富山地方鉄道の宇奈月温泉駅から北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅

下ノ廊下トレッキング(1日目)

プロローグ

黒部峡谷下ノ廊下のツアーに参加した「The Keikokus(仮)」のイカれたメンバーを紹介するぜッ!!!!

たつ兄

たつ兄

The Keikokusのリーダ的存在。

アウトドア全般に精通し、登山はその一部でしかない。誰からの信頼も厚く、メンバ一できる男である。花見で「I Can Fly」と階段からジャンプし足を捻挫したり、業務中はさみで指の神経を切ってしまなど、主人公に相応しい不運要素を兼ね備える。

上様

上様

たつ兄と同様にアウトドア全般に精通する。疑問符が浮かぶような道具を持っており、アウトドア界のドラえもんと呼べる存在。メンバ一こだわりの強い男。

こだわりが強い故、たまに周囲から一線を引かれる時が頻繁にあるという。

Saku

Saku

睡眠時間を削るような過酷な旅の達人。日本地理と歴史に詳しく、独自の旅スタイルは他の追随を許さない。いや、誰もついて来ようとしていない。メンバ一行動力のある男。

酒が三杯ほど入ってくると隣席にいると被害を食らうので注意しよう。

上様

Veryblue

本ブログの筆者。登山を始める前のブログが面白くないということで、旅に傾倒した新しい登山を提唱する。道具も旅費もないので、論理的な活動がメイン。メンバ一発想力で攻める男。

「山頂では山の名にちなんだ食べ物で」など、へんてこな発想が時に周りを困らせる。

The Keikokus

自分の呼び掛けに集まったそうそうたるメンバー4人、The Keikokusの1夜限りの黒部峡谷ツアーが幕を開けるのでした。

※黒部「峡谷(きょうこく)」のため、「渓谷」は本編では使われていません

冒険の夜明け~扇沢

扇沢

深夜に都内を出発し、扇沢に到着したのは6時。

扇沢駅

男だけでうだうだとしながら準備をしていると30分が経過。谷になっている扇沢に太陽光が届きはじめました。

扇沢
扇沢

扇沢に降り立つのは3回目。

前回は1か月半前の立山・剱岳ぶりということになります。

扇沢駅

余談ですが、会社で長野県に行ってきたお土産をもらうと、長野に行ってお土産買うんだと…疑問に思ってしまいます。

登山に毒されています。

都内から長野県に行くのは大旅行という感覚は、どこかへ行ってしまったようです。

回送業者

扇沢の正面から一段下がったスペースに予約していた回送業者がいました。

宇奈月温泉の簡易的な地図を渡され「このへんの駐車所に停めて、スペアキーをナンバープレートの裏に貼り付けておきます」と説明されました。なるほど、そういうシステムか。

回送料金は20000円(2014年時点)、4人と言う強みで許容できる出費。

扇沢から宇奈月温泉は北アルプスをぐるっと周回するので、片道2時間半ほどかかるようです。

行列の扇沢駅

始発から混雑する立山黒部アルペンルート玄関口。

始発は当然登山者が多いわけですが、立山に向かう人々がほとんど。立山の紅葉ピークは終わっている時期ですけど人気は俄然高いです。

扇沢から黒部ダムの乗車券と手回り券

扇沢⇒黒部ダムは乗車券と手荷物で1740円。

トンネル工事に要した人件費を考えれば安い値段か…。

「改札まであと10分あります。その間に名物弁当はいかがでしょうか」と商魂素晴らしい駅員がいます。

扇沢のトロリーバス

扇沢を7時半のトロリーバスに乗り込みます。

トロリーバス

山へ向かう者たちが作り上げる殺伐とした車内。

隣と会話をする者、窓からの景色を取りこぼさないようにする者、僅かな乗車時間に睡眠をとろうとする者、三者三様の過ごし方がある。

扇沢を出発するトロリーバス

扇沢の標高は1443m。

10月下旬は黒部峡谷に紅葉が降りてくる時期です。

トロリーバスがトンネルをくぐる

トロリーバスは関電トンネルを抜けて、黒部ダムへ向かいます。

「黒部ダム」建設(ダム及び地下式で著名な発電施設)のために掘削されたトンネルであり、建設当時の名称は大町トンネルで、全長は5.4km。

建設工事中、いくつもの破砕帯が発見され、頻繁な出水のためこの区間を貫通突破するために大変な難工事となった。

黒部ダム建設のためのトンネルを掘るため、黒部側からの工事を進めるために作られたのが水平歩道。

黒部ダムに到着
黒部ダムに到着

10分ほどで、黒部ダム駅に到着。

下ノ廊下の入口~黒部ダム

黒部ダム展望台

黒部ダムの展望台にやってきました。

標高2000mから3000mの山々に囲まれる大自然の奥地にダムを造るとは、人の仕事の偉大さを感じます。しかも、半世紀前の話。

個人的にデザインが特異な建築を見るより、土木技術が結集した建造物を見る方が好みです。

黒部ダムの湧水

家から持ってきた水を捨て、あっさりと黒部の湧き水に組み替える上様。

ビルドアンドスクラップ、ロックな精神です。

黒部ダムの集合写真

始まりの場所、黒部ダムで集合写真を決めます。あれ、一人足りないぞ。

どうやらお腹の調子が悪く、破砕帯によるトンネルの難工事に時間がかかっているようでした。

黒部ダムとたつ兄

俺たちのリーダー「たつ兄」の気持ち悪い立ちキメポーズをご覧下さい。

彼にはオフィシャルなアカウントがないため、作品が世に出ることがなかなかありません。

黒部ダムの集合写真

難工事を終えて、合流したSaku氏、「The Keikokus」初の集合写真。衣装に統一感の欠片を全く感じない。

学年は違えど、同じ年生まれの同世代メンバです。

黒部ダムから見える立山

黒部ダムから眺めることができる、雪山のように白い山頂は立山です。

黒部ダムを歩く

下ノ廊下、もとい日電歩道に出るには黒部ダムに直接出るのではなく、別の出口が用意されています。

カレ谷出口
黒部ダムの出口

カレ谷出口と書かれた扉を開けて、黒部ダムの下部に出ます。

この扉は「天国の扉」となるのか、はたまた「地獄の扉」となるのか…。

日電歩道の入口

日電歩道の入り口に到着。

ノートサイズの看板、地味だ。

日電歩道の入口

山に登らないので、登山開始ではなく、トレッキング開始。

日電歩道の入口

沢沿いに出るため、序盤はくだることになります。

黒部ダムの真下にある橋

黒部ダムの真下にやって来ました。

黒部ダムの真下にある橋

堤防の高さの迫力はすごいです。ちなみに富山県内で一番高い建造物が黒部ダムです。

巨人が顔を出して、堤防を蹴破られたら、我々「The Keikokus」はイチコロです。

黒部ダムの真下にある橋
黒部ダムの真下にある橋
黒部ダムの真下にある橋

全員一眼レフカメラ(ミラーレス)を持っているため、序盤で進まなくなる状況。

黒部ダムの真下にある橋

10月下旬の標高ある場所の日陰は寒いです。

黒部峡谷

下流に沿って左側に歩道が設けられています。

紅葉の黒部峡谷

紅葉の黒部峡谷

太陽の光があたり始めると紅葉の鮮やかさが際立ってきます。

紅葉の黒部峡谷

9月下旬の栗駒山に始まり、那須岳、武尊山、男体山、平ヶ岳、八海山と紅葉を見てきましたが、どの山でも見え方が違い、何度見ても心に火をつけます。

紅葉の黒部峡谷

歩き始めて間もなく黒部峡谷の圧倒的な景観が出現。

峡谷(V字谷)の名前の如く、傾斜角のある崖の斜面になっています。

紅葉の黒部峡谷

自分勝手に撮影を始める我々を先頭になり導くのは、TOKIOでいう城島リーダー的存在のたつ兄。

アウトドア全般をこなすたつ兄にとって、登山はその一部であり、基本的にブランド力のある山かもしくはホームである丹沢を登っています。そのたつ兄が来たかったというのだから、相当な素晴らしいトレッキングルートであることが保証される。

紅葉の黒部峡谷

峡谷の朝は遅く、光がようやく全体的に入ってきました。

紅葉の黒部峡谷

黒部ダムから歩き始めて30分ほど、「危険」と言われることを理解する。

そして、結構人が歩いていることに驚き。

紅葉の黒部峡谷
紅葉の黒部峡谷

歩道からすぐ横では滝が流れており、木材で出来た橋を何度も渡ることになります。

レンズキャップを落とした人

レンズキャップを滝つぼに落とす上様。

ちょっと高いものらしく凹んでました。たぶん、現在でもその傷は癒えていない。富山湾でSonyのレンズキャップを見つけた方は連絡を下さい。

断崖絶壁の下ノ廊下

先ほど崖を歩いている人達の道を通る。

山側の岩には手すりがあり、整地されていてるので、歩きやすかったです。

断崖絶壁の下ノ廊下

落ちたらイチコロですけど。

断崖絶壁の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下

紅葉を映し出す川が黄金色に染まっていました。

断崖絶壁の下ノ廊下

真砂岳まで4.2キロと書かれた看板がありました。立山に登れるルートがあるようです。

紅葉の下ノ廊下

滝が連続しすぎて、感覚がマヒしてきました。

下ノ廊下は立山連峰と後立山連峰を隔てています。立山連峰は立山、剱岳、後立山連峰は鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳など、それらの山の雪解け水・雨水が集中するため、水量は晩秋になっても豊富。

紅葉の下ノ廊下

それらの山だけでなく、雲ノ平を囲む奥地エリアの薬師岳、黒部五郎岳などから水が集まります。黒部川の源流は鷲羽岳わしばだけだとか。

雲ノ平周辺を歩いた記録は上記です。

紅葉の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下

黒部ダムは着工が1956年、竣工が1663年、7年でこの大事業を完成させたのは凄いという感想より、想像がつかない。

紅葉の下ノ廊下

歩荷(ぼっか)と呼ばれる剛力たちが何度も往復して、黒部ダム建設のための資材を運んだのでしょう。

軽量化された装備で歩いている登山者たる我々はなんて楽をしているんだろう。いや、キツいのですけど…。

出川カメラ

上様はヘルメットの上にGoProをつけて動画を撮影していました。

通称「出川カメラ」ってやつです。アームをつけて是非ともリアクションの画を増やしてほしいところです。

紅葉の下ノ廊下

ヘルメットにGoProがついている姿が、ウルトラクイズの解答者みたいで愉快なわけで。

紅葉の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下

テント泊装備は膝に負担がかかるため、通常はトレッキングポールを使い歩きますが、今回は全員置いてきました。

紅葉の下ノ廊下

道幅は狭く、上り下りが予想されたためです。

あってもいい場所となくてもいい場所が極端すぎて何とも言えません。小さくなるトレッキングポールなら役立つと思います。

紅葉の下ノ廊下

太陽をすすきに閉じ込めるブーム。

紅葉の下ノ廊下

黒部ダムを出発してから1時間半が経過。

まだまだ一般的と呼べる沢沿いの登山道が続きます。

紅葉の下ノ廊下

10時半を過ぎると峡谷全体に太陽の光が届き、岩壁に張り付くように紅葉した木々が張り付いています。

紅葉の下ノ廊下

アフリカの原住民を日本に連れて来て、高層ビル群や電車や車が溢れかえる日本に驚かせるバラエティ番組がありましたが、それが逆転したです。

紅葉の下ノ廊下

黄金に輝く唐松を間近に眺めると花火のようです。

紅葉の下ノ廊下

暴力的なまでの色彩を放つ紅葉ロード。

紅葉の下ノ廊下

重い荷物もなんのそので、足取りは軽快そのものでした。

そう、この時までは…。

紅葉の下ノ廊下

見上げるだけでなく、見下ろすことで新しい発見があります。

ナデシコの一種と思われる花が咲いていました。

紅葉の下ノ廊下

ハート型の実をつけた木がありました。

自分は広角レンズだったので、たつ兄に撮ってくれよとお願いすると苦い薬を飲んだ時のような顔をしながら撮ってくれました。

紅葉の下ノ廊下

峡谷は無数の滝が存在し、黒部川に流れ込みます。

紅葉の下ノ廊下

関東近郊にあったら名瀑として、ちょっとした観光地になる落差です。黒部峡谷ではそんな全国区の滝がゴロゴロ存在しています。

紅葉の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下
紅葉の下ノ廊下

峡谷だし天気は雨がふらなければいいなくらいに思っていましたが、晴れていると紅葉の見え方が全然違います。

紅葉の下ノ廊下

たつ兄こと「ガス兄」が同行するということで天気の不安はありましたが、両日とも快晴に恵まれました。

山頂で必ずガスが発生し、どの山を登っても同じ景色になることに由来。

紅葉の下ノ廊下

先行するたつ兄と上様。

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向こう側から見たSaku氏と自分。

紅葉の下ノ廊下

本ブログはマルチアングルで提供されています。

紅葉の下ノ廊下

登山道は細く、人一人がやっと歩けます。

Saku氏は序盤の難工事による開放から、体が軽くなっているようでした。物理的な意味で。

紅葉の下ノ廊下
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とても大きなブナの木。

紅葉の下ノ廊下

徐々に川との落差が出てきました。

岩の下にある白い部分は雪です。真冬はどれくらいの雪がこの峡谷に積もっているんでしょうか。

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逆に雪があったほうが歩きやすいんじゃないかなと思いましたが、両サイドが壁みたいな斜面になっているので、雪崩のシャワーでしょうね…。

断崖絶壁の旧日電歩道

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ここからが下ノ廊下の核心部に入ります。

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岸壁を削りとった道になり、下を流れる黒部川までは高いところで100m以上の落差があります。

高さ50mでビル15階に相当しますから、落ちたらアウトです。

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おっかねえ…。

崖が削り取られていない道以外は、組み立てられた丸太の橋の上を歩きます。

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赤いラインのところを歩いて行きます。登山では歩くことが出来ない道です。

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幅は狭く…

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本当に狭い場所は、針金を頼りに歩きます。

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まさに断崖絶壁の世界です。

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崖から少し下にたまっている雪は2m以上ありました。

後1ヶ月以内にはまた冬が訪れるので、溶けきることはなく万年雪なのでしょう。

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命がけの紅葉狩り」とはこのことか…。

紅葉を撮影しようとしたら身を乗り出したら転落死は十分にありえる事案です。

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垂直の梯子が登場です。

公園の遊具のような安心設計のため、壊れるような心配はなさそうです。

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しかし、断崖絶壁のデスゲーム。

下ノ廊下

文句なく即死っ・・・・!

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秘境に人がぞろぞろといるもんだなんと。

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梯子とは言え、やはりくだりが非常に恐怖です。むしろ梯子だからか。

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まだまだ先は長いです。

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黒部別山沢で休憩しました。

別山(べっさん)ということは立山三山の一角である別山が源流でしょうか。

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別山は1ヶ月前に歩き、だいぶやられた山です。

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水場は沢から直接汲むスタイルです。

黒部源流の水は美味しい。

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上様が行き掛けのサービスエリアで買った初音ミクのボールがここで登場。

なぜ買ったし?

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休憩を挟みトレッキング再会です。

この沢から脱出するロープポイントが意外と大変でした。

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今までは峡谷沿いに岸辺や土の道がありましたが、完全に岩だけの道になりました。

川幅は狭くなり、濁流です。

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天井が低い場面もあり、身をかがめて歩くことがありました。

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落ちたら危ない。

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再び紅葉の道に戻りました。

写真で見返す分には素晴らしいところを歩いているんだなと思いましたが、リアルな状況はいい加減絶景にも慣れ、重い荷が肩に食い込んできたので、感動が薄れ始めている時間帯。

停滞期と言える。

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そして、難所が登場。

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登山道に滝が流れ込んでいるではありませんか。

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水が掛からず通り抜けることは不可避なので、覚悟の上で前進です。

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雪解け水を感じる体験型アトラクション「下ノ廊下」へようこそ。

十字峡~北アルプスの水流クロスロード

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樹林帯に入ると「十字峡」というポイントを示す看板がありました。

何処だろうと思っていると茂みの中から登山者が出てきました。赤いポイントがあるので、ザックをデポして見に行くことに。

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十字峡の展望ポイントです。

十字峡は今まで歩いてきた写真下方向から黒部川(鷲羽岳を源流)、写真左方向から立山連峰(剱岳や真砂岳)、写真右方向から後立山連峰(鹿島槍ヶ岳)からの湧き水が集結している場所です。

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立山連峰からの水量は多く、飛沫を上げながら虹を作っていました。

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十字峡は黒部峡谷の核心といえるポイントです。

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それぞれが別々の場所から集まり、一つの道を歩み始める。

我々のクロスロードがここにあった。

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十字峡の上にかかる吊り橋を渡ります。

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相当な高度があり、下は轟々と音を立てる激流です。

この吊り橋は電力会社の管轄でメンテナンスをしているのか?それとも富山県なのか?どちらにしてもありがたいことです。

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交通費は払っていますが、登山道に対しては払っていません。

補修にかかる人件費や工費を考えると見えないだけで膨大なお金が掛かっています。

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「おい、そろそろ時間やばいんじゃねエの」と際限なく、遊び続ける我々に活を入れるのはリーダーたつ兄。

十字峡を越えたあたりで、テント場のスペース確保のためにペースを上げようということになりました。10月下旬ということもあり、日照時間の短さも不安です。

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自分が先頭になり、無言のトレッキングが開始される。膝はすでに痛みはじめ、重い荷を支える肩は耐えがたい悲鳴をあげている。

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半月峡やS字峡などのポイントを通過。

黒部川の形を指していると思いますが、歩道から眺めてもパッとわかりませんでした。

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「俺が抑えている間に早く行け!」

ザックが引っ掛かり危ない思いをする3秒前。

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黒部川第四発電所

4人共疲れが出てきて無口に。しばらくすると崖に口を大きく開けたような建造物が見えてきました。

黒部川第四発電所、通称「黒四(クロヨン)」で有名です。

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発電量は日本第4位です。

関西電力の施設で、関東民からすれば恩恵を受けているわけではないけど、その歴史を含め重要な場所です。

関係者は地下にある関西電力黒部専用鉄道に乗って来るそうです。とても…乗りたいです。

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東谷吊橋を渡り、黒部川の進行方向右の斜面に渡ります。

ちなみに2002年の紅白歌合戦で中島みゆきが「地上の星」を歌った場所は、黒四の鉄道内です。

仙人谷ダム~秘境のダム内部に進入

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吊り橋を渡り切るとダムの施設内に入ります。

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車が通れる道になり、トンネルが出現しました。

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秘境のど真ん中にあるせいか人工的な建造物が新鮮に見えてしまう不思議。

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アーチ状の支柱から差し込む光がなんとも演出的で、東南アジアの遺跡を歩いているようなそんな雰囲気でした。

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トンネルを抜け、しばらく車道を歩く頃には、峡谷全体が陰り初めました。

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仙人谷ダム

こちらは下流にある黒三発電所のため、戦前に造られたダムです。軍需製造のため、国家総動員法によって、人海戦術で造られたダムです。

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関西電力黒部専用鉄道として使用されているトンネルは、ダム建設時に工事用資材を運搬するために掘削された。摂氏166度に達する高熱の岩盤を掘削して建設されたこのトンネルは「高熱隧道」と呼ばれ、工事に従事した作業員の中から多くの死者を出した。

対戦に備えるべくの突貫工事と過酷な労働環境により、作業員300人が犠牲になったそうです。

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資料映像として残っている黒四ダムの建設より、すさまじい物語がありそうです。

映画「黒部の太陽」では、仙人ダム建設の回想シーンが出てきたので、興味があったら見てください。ダイナマイトを暴発させて、犠牲になることが多発したとか。

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えん堤の上を歩き、再び反対側に渡ります。

水の色のエメラルドグリーンが深く、とても綺麗でした。

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大変珍しいことに仙人ダムの施設内がトレッキングルートになっています。

東京の地下道ではビルとビルを通過することがよくあることですが、登山中ではまず無いですよね。

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「おじゃまします」

実家のドアを開けるような自然体で侵入するたつ兄はさすがのテクニックである。

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ダムの施設内は明かりがぼんやりと付いているホラーゲームを彷彿とさせる不気味な道です。

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登山者のための案内図が設置されていました。

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張り巡らされたパイプはなにが通っているのだろうか。

高熱の岩盤がある高熱隧道こうねつずいどうであるため、室内は蒸して暑いです。

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ダムの施設内に許可もなしに入れる機会なんて中々ないため、少々興奮しました。いや、大いに興奮しました。

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黒部の亡霊。

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壁に透明な液体が凝固していました。こいつの正体は一体…。

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上記で説明した鉄道の線路がありました。

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ダム見学の抽選に当たると一般の人でもこのダムを見学できるようです。

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なんのために使用されるか謎なスイッチや機器類などのオブジェクトにワクワクします。

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登山者用のルートは決められていますが、様々な支線がどこにつながっているのか、どれほどの規模の通路が張り巡らされているのか、想像がつきません。

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「電車に注意」

大雑把に書かれていましたが、どれくらいの速度で、どのような電車がやってくるのか…。

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出口に到着です。

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施設内を抜けると整地された場所に出ます。

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こちらは従業員用の寮。山奥に5階建ての建物があるのに目を疑います。遠目から見ると日常感溢れる洗濯物や一階の風呂がわかりました。

出勤時間は短そうですが、どんな生活を送っているんでしょうね。

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ここまで来れば、本日の宿泊地である阿曽原温泉はもうすぐです。

と、思いきやこの日一番の登り坂の登場です。

下ノ廊下地図2
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終わりを予感していたところにこの仕打。傾斜がきつく、長く歩いた疲労する体に致命傷を与えてきました。

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満天の星空と阿曽原温泉

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阿曽原温泉

谷になっている場所にあるので、登り切った後に急激にくだりました。続々と登山者がやってきて、テント場の受付をする列ができていました。

テント場代500円と温泉代500円を支払いました。

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小屋から一段下がった場所にテント場があります。歩いているテント泊と思われる登山者の数にビビっていましたが、不自由ないスペースを確保することができました。

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続々やってくるので最終的にはみっちり埋まってしまいました。

一番登山者が多いピーク期だったと思いますが、日没後にやって来た人はどこに張ったんだろうと言うくらいにスペースがなかったです。

水はけが悪いので、水たまりが結構あります。

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テントの設営を終えたら、温泉へ向かいました。5分ほど下った場所に温泉があります。

男女1時間毎入れ替え制、20時以降は混浴です。

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温泉はコンクリートのブロックを四角に切り出した野趣あふれる露天風呂。すのこの敷いてある場所で各自着替えて入湯です。

登山中に温泉に入れるケースが非常にレアです。歩行からの開放感も相まって、熱めの湯で疲れが吹っ飛び最高でした。

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奥にはトンネルから蒸気が噴き出し続けていました。

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夜もふけはじめる頃に宴を開始しました。

ビール缶や鍋をしっかり持ってくるという念の入れようです。

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メインディッシュは栗駒山でSaku氏が仕入れていたきりたんぽ鍋です。

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できる男たつ兄とこだわりの上様のおかげで手間暇の掛かったメニューの数々です。自分は完全に食材の運搬役でした。

テント場にいる誰よりも贅を尽くしたメニューだったに違いない。

しかし、自分な嫌いな食物を大量に持ってくるというたつ兄と上様は鬼畜である。

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秋の味覚と酒も相まって、非常に愉快な秘境宴でした。特にSaku氏は上機嫌で、持ってきた黒霧島の紙パックを一人ストレートでがぶがぶ呑んでいました。

朝、調子が悪かったのに大丈夫なんでしょうかね。

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峡谷沿いでしたが、星空はバッチリと見えました。

ばっしゃーん!

「痛ァァァアァァ!!!?」

水場に行く時、側溝に落ち膝を強打し、擦りむき血が出て、だいぶテンションが下がっていました。

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皆がまた温泉に入りに行くというので、自分はいいかなと悩んでいましたが、しぶしぶと行ってみることに。

温泉に入ると傷がしみましたが、痛みはしばらくすると消え、満天の星空の露天風呂は格別でした。

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というわけで就寝。

軽量化とテント場のスペースを考慮し、テントは4人で2つ持って行きました。しかし、てっきり2:2で寝るとおもいきや、Saku氏が1人で寝るつもりだったと言い出し、男3人がテントに寝るという状況が確立。

あいつ、いつかバチが当たるんじゃないかな」とぼやきながら、寝苦しい一夜と思いきや、疲れからかすぐに眠りにつきました。

下ノ廊下トレッキング(2日目)

過酷な2日目の幕開け

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4時前起床

夜も開けぬ早朝5時に出発です。

10月下旬の北アルプスでテント泊というと凍えるような寒さと思う方もいるかもしれませんが、谷底で標高は低く、風もないため夏用テント泊装備でなんとかなりました。

朝は質素にパンとスープの軽い朝食を食べて準備開始。

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まだまだ気温が低く、暗く、狭い場所で準備をしないといけない登山とは一体何なのかと常に思う時間。

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開始と同時に一気に登ります。

闇夜の中でしたが、蒸し暑かったのを覚えています。

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登山者の朝は早いが、峡谷の朝は遅く、陽が入り込むにはまだまだ時間が必要です。

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本日は「水平歩道」を歩き、宇奈月温泉を目指します。今日も長い行程の始まり。

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水平歩道は歴史が古いため、トンネルや砂防施設などが点在しています。

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前日に雨が降ると地下水が道に侵入して、膝まで浸かることがあるようです。幸運にも2日間快晴に恵まれました。山頂のような展望は無いとはいえ、雨の中に歩きたくないです。

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本日も断崖絶壁に切込みを入れた歩道を歩きます。

基本的には一人分の歩くスペースしかないため、すれ違いは「歩道の窪み」がある場所まで移動し対処します。

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さて、ここで後世に語り継がれる出来事が発生します。

通称「セカンドインパクト事件」と呼ばれ、真の意味で下ノ廊下を体現したのです。

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異常気象により長いこと雨が続くと山に雨が溜まります。

雨水が溜まり過ぎるとダムのえん堤を越え決壊し、麓の街を濁流が襲います。そのため、河川に堤防を造り、田畑や民家への水の侵入を防ぎます。

本人の名誉のため詳細は語れませんが…。

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さて、2度の悲劇がありましたが、スッキリしたところで先を目指します。

見事に伏線を回収する手腕はさすがか。

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太鼓岩。

いくら絶景の水平歩道とはいえ、同じような道が繰り返されるわけで、絶景へのありがたみもへったくれもなく、ゴールを目指す作業になってきました。

欅平駅まで後5.4キロの地点に到達。後、残り1/6です。

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あじさいがこんな時期まで綺麗に形を残していました。

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2日目の見どころというか、重要ポイントというか、トンネルが現れました。

水平歩道~地下水したたるトンネル

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志合谷。

全長150mある、長いトンネルです。登山中に背丈ギリギリの真っ暗なトンネルを歩く経験なんてないわけです。

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トンネル内は真っ暗であるため、ヘッドライトが必須です。

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トンネル内部は天井から地下水が滴り落ち、通路は濡れています。

トンネルの高さは180センチもないため、ところどころ頭をぶつけてしまいそうになりました。実際、俺達のたつ兄が頭を強打していました。彼の脳みそがバグったら我々は路頭に迷うことになる。

前日に雨が降ると足首より上まで、水が溜まりそうです。

下の廊下の紅葉
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下ノ廊下に光が差し始めると、再び紅葉が綺羅びやかな道に変わります。

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この黒部峡谷では水力を電力に変えていますが、我々登山者は太陽の光によって、微量ながらの力を受けて動きます。

肩と足はだいぶダメージを蓄積しています。

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再び、トンネルが登場です。

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トンネルの奥から漏れる紅葉のバックライトが眩しく、そしてなぜかイカのポーズを求められているところ。

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みかんは今回の旅において重要なエネルギー源になっていました。果実より来る酸味と甘味は体に英気を与えてくれます。

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送電線がちらほらと現れ、遠くの方から鉄道の汽笛音が聞こえてきました。どうやら、ゴールが近づいているようです。

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自分たちは20キロも満たないザックでへこたれていますが、かつての剛力たちがは自分たちより数倍も思い荷を背負って歩いていたのでしょう。

登山靴はなく、草鞋や足袋などで。

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日当がいくら払われていたかはわかりませんが、往復10万円でもキツイかもしれない…。

そもそも、体の出来が全然違うんだろうな…。

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最後の最後まで気の抜けない道が続きます。

阿曽原温泉からの登り以外はずっと平坦な道が続き、高低差は全くありませんでした。一定のペースであることは出来ますが、「駅が混雑するから急ぎ目」というプレッシャーが嫌なものです。

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欅平上部

水平歩道は終わり、下りが始まります。欅平駅の発信する音が真下に聞こえてきました。

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標高858mのパノラマ展望台からは立山連峰と後立山連峰がのぞめます。

位置的に毛勝山(けかちやま)と唐松岳(からまつだけ)の中間です。

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下ノ廊下を歩き切った記念撮影をしてもらいました。

黎明期の我々の覇気はなく、過酷なツアーの疲れが背中から滲み出ています。

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下ノ廊下は上級者向けの登山道でした。

登山上級者は写真からにじみ出るような疲れ方しませんよね…。

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欅平へは急な下り坂が待っていました。

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残すところ100m!

長い長い1泊2日の旅が終わる…。

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欅平が見えてきました。

観光客の賑わいの声も届いてきました。あそこに文明社会がある!!!

欅平~長い旅の終わり

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欅平

下ノ廊下全30キロ相当を歩き切りました。すっごい大変でしたが満足です。水平歩道への入り口は地味でした。観光客は名剣温泉や祖母谷温泉に行くので、そりゃ目立たないとこにあるか…。

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染み渡る炭酸の儀式。

正直バンドを組んだら結成半年で分裂しそうなメンバでしたが、1泊2日だったので4人でやりきれました。

決してこの4人は金(回送代の割り勘)のため、集まったメンバではなかった。

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10時前と到着時間が早かったため、観光客が訪れるピークタイムではなかった模様。

欅平から歩いていける温泉めぐりもいつかしてみたいです。

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欅平から宇奈月温泉までの運賃は1710円です。

30キロを歩いた身だからわかる価格価値。

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おみやげと軽食コーナーの充実っぷりはさすがです。アルペンルートもそうですが、一体この山岳観光地でどれだけの従業員が働いているのか…。

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改札をくぐります。

もう歩く必要はないんだ…。

黒部峡谷トロッコ電車~日本の車窓から秘境の風景

黒部峡谷トロッコ電車

黒部峡谷トロッコ電車がやってきました。

オレンジ色のボディがカッコいいです。

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鉄道オタクと間違われてもおかしくない、登山者となるのは必然か。

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ぎっちりと観光客がつめ込まれて到着しました。

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帰路に付く人はまだこの時間は少なく、広々したスペースを確保できました。

たぶん、紅葉最盛期でも13時頃まではセーフなはず。

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10時40分 欅平駅発

トロッコ電車はゆっくりとしたスペースで走り出しました。

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富山名物のますの寿しで小腹を満たします。

黒部峡谷トロッコ電車の風景
黒部峡谷トロッコ電車の風景

トロッコ電車からの風景も見逃せません。

黒部峡谷トロッコ電車の風景
黒部峡谷トロッコ電車の風景

足を放り出しながら、絶景を眺められるなんて、なんと素晴らしいのでしょう。

それでは、しばらく日本の車窓から黒部峡谷トロッコ電車をご覧下さい。

黒部峡谷トロッコ電車の風景
黒部峡谷トロッコ電車の風景
黒部峡谷トロッコ電車の風景
黒部峡谷トロッコ電車の風景

採石場や発電所。

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ねずみ返しの岩壁。

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バスクリンを入れたような水の色。

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紅葉真っ盛りの標高がとりわけ高いわけでない北アルプスの山。

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む。

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野生の猿が鉄道のそばを歩いています。

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ふさふさ毛深くて温かそう。

てんとう虫
てんとう虫

途中、てんとう虫が大発生していました。

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開放的な車窓の風が心地よく、うとうとしていたら、たつ兄にてんとう虫を口に突っ込まれる。

パンクな男だ。

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西欧の砦風な謎の施設がありました。

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トロッコ電車に揺られること1時間20分、宇奈月温泉が見えてきました。

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宇奈月温泉

標高224mの宇奈月温泉に到着しました。

宇奈月温泉~朝日町のタラ汁で打ち上げ

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宇奈月駅は立派な建物でした。

地方都市の一つ隣の駅でもこんな立派じゃないところが多いぞ…。

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宇奈月温泉駅は観光客で賑わっていました。

宇奈月温泉から歩いて5分ほどの場所にある駐車場に回想した上様の車を発見しました。説明されたとおり、ナンバープレートの下にキーが貼り付けてありました。

重いザックから解放され、2日間の汗を洗い流しに行きます。

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駅前の看板には歩いてきた黒部峡谷の十字峡が描かれていました。

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1日目の終盤に立ち寄った場所です。

富山県川からピストンだと絵に書かれた新緑の季節に見に行けるのかな?

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宇奈月温泉から富山地方鉄道で、新幹線の黒部宇奈月温泉駅と接続しています。北陸新幹線が開通した現在では、公共交通機関でゆとりを持って、東京まで帰ることができます。

下ノ廊下を歩く人にとっては便利な時代です。

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温泉は駅から少し離れた宇奈月杉乃井ホテル(ニューオータニホテル)を利用しました。料金は1000円だったかな?

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1泊2日のロングトレイルで汚れ疲れた体を癒やしました。時間帯も真っ昼間だったため、広い風呂場を貸し切りでした。

露天風呂からは歩いてきた黒部川が目の前を流れています。

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黒部の泡水でサッパリ。

地サイダーは結構買ってしまいますが、あまり味に変化がないなというのが素直な感想。こういう類は気分が重要。

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せっかくだから何かご当地グルメでも…と温泉街をフラフラしていると見つけた白エビの天ぷら屋

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揚げたての白エビの天ぷらはさらっと振った塩味で、カリッとしつつもプリプリしていて、淡白だけど旨味を感じ美味しかったです。

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宇奈月温泉を後にして、東京に帰ります。

往路の扇沢は長野県でしたが、ここは富山県。東京までの道のりは5時間~6時間の長旅です。

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北陸から関東へは北アルプスが邪魔しているので、日本海沿いの国道を走ります。

山から流れ出る水の軌跡を完璧に辿ったわけではないですが、鷲羽岳や黒部五郎岳から日本海までの距離は相当なものです。

世界の水分が一定量に巡っているというのを極小的ではありますが実感しました。

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北陸と新潟を結んでいる快速車両。

乗ったことはありませんが、北陸新幹線の開通とともになくなってしまうのかな。

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富山県の最東端の街である朝日町に立ち寄り、国道8号線上にある店で、少し早い夕食を取りました。

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国道沿いのドライバーや地元の漁師を相手にしているため、メニューはどこにでもあるもので占められており多彩。

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その中で観光客が食べ得るべきメニューがありました。タラ汁がこの町の名物料理のようです。タラ汁ストリートという名がつけられているほどに。

タラ汁

上の着替えを忘れたと言って「風人」と書かれたTシャツを買った上様。風使いになったが、空気は読めない模様。

タラ汁

4人全員がタラ汁を頼んだため、アルミ鍋そのままでタラ汁が登場しました。ぶつ切りにしたタラが煮こまれていて、内臓や骨から旨みのあるダシが出ていました。

塩分を摂取し、米を欲する労働者階級飯であり、登山者階級(?)の我々にもピッタリの料理でした。

タラ汁
タラ汁

単品で焼き魚を2種頼み贅沢な下山後飯でした。海が近いケースに成り立つ登山フードです。

明らかに塩分多可な気がする。

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国道に日本海の展望ポイントがありましたが、早く帰ろうぜと上様に軽くスルーされて落ち込む一同なんて場面がありましたが、親不知ICから北陸自動車に乗りました。

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北陸自動車→上信越道→関越道→圏央道と往路とは全く違うルートで東京に帰りました。

妙高山の山塊が夕日に染まったいる風景を見ていたら眠りについていた気がします。

下ノ廊下のトレッキングを終えて

紅葉の下の廊下

今回歩いた黒部峡谷下ノ廊下は、短期間に国家レベルの莫大な費用をもって、多くの専門家による設計、そして多くの労動者による作業があり、造り上げられています。現在でもダム事業に従事する多くの作業員がいて、整備されています。

自分達のような登山者が一泊二日で、当時と比べると大したことない重さの荷物を背負ってお気楽に歩けるのも、そういった過去の血と汗の結晶があってからこそです。

紅葉の下の廊下

人間が自然と戦い続けた証がこの下ノ廊下にはあり、道を歩く一歩一歩にとても価値があると感じました。

断崖絶壁の紅葉と黒部川の激流の大自然を眺め、水平歩道やダム施設、トンネルを歩き、そして温泉地で宿泊と普段の登山では決して体験できない大冒険が黒部峡谷にありました。

紅葉の下の廊下

「The Keikokus」の一夜限りのツアーいががだったでしょうか。

同じ時代を生きた4人ですが、一癖も二癖もいやもっと多くの癖の強い連中の集まりだったため、この4人での再結成は限りなく薄いです。天気と紅葉に恵まれ、トラブルにも恵まれ、振り返るととても素晴らしいツアーになりました。

紅葉の下の廊下

ありがとう黒部峡谷!!そして、下ノ廊下またやってくるぜ!!

立山の記事

黒部ダムからさらに登った立山の記事も併せてご覧ください。

下ノ廊下は鹿島槍の地図に掲載されています。

北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に
携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、
北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。

山小屋でしか買えなかった本が出版されました。

石原裕次郎主演の68年公開の映画です。

メディア化されたのは2013年とつい最近で、幻の作品となっていました。

大杉谷峡谷の記事

大杉谷峡谷

近畿地方の秘境と呼ばれる大杉谷おおすぎたにを歩いた記事になります。黒部峡谷と比較し、入山期間は長く、危険の少ないルートになっています。

是非、併せてご覧ください。

下ノ廊下の地図はこちら

コメント

  1. The Keikokus酷いな。
    あ、自分暫く山行メンバから外れます。
    私がいなくても代わりはいるでしょ?

    • 同じ人間などいないのですよ。

  2. 初めまして。
    ブログ更新されるの心待ちにしてました。
    登山やトレッキングを始めたいものの、まわりに賛同者がいなくて、このブログを毎日読みながら日々妄想登山の毎日です。
    今回のブログも黒部峡谷も素敵でした!
    GW明けに、日帰りでアルプス眺めに行きつつ低山デビュー飾ってみようかなと思案中です、【ぼっち登山】を。

    • おはなさん。
      初めまして、コメントありがとうございました。大長編になり、お付き合いいただきありがとうございます。
      GW開けは緑が増えてきて、梅雨前の登山を始めるにはとてもいい時期です。
      低山デビュー楽しみにしています。いずれは黒部峡谷歩いてみてください。

  3. 素晴らしい!!
    お久しぶりです!♪♪すごく噛み締めて読んじゃいました!私は逆バージョン、欅平〜黒部ダムだったので、何だか不思議な感じでした(*゚∀゚)歩かないとわからない大大大感動の道ですね♪しかし、何度 罪の無いザックを恨んだことか、、です 笑 次回は扇沢から入りたいな。

    • 倉持さん。
      お久しぶりでございます。

      川を遡上するコースだったのですね。若干登りになって、大変そうですねえ。

      テント泊のザックだと引っかかったりと厄介ですね。お金と時間に余裕あらば小屋泊がしたいです!

  4. 流石。質、量ともに読み応えあるエントリ、ありがとうございます。これを参考に今年の夏・秋の山行はどうしようか。迷うのも楽しいですね。本当はスイスアルプスとかコーカサス、カムチャツカ、タスマニアなどのトレッキングにも行きたいと思っているのですが、長い休みが取れるかどうか微妙なので、やはり日本アルプスのルートをよく研究しないと。
    The Keikousは、King Crimsonのようにメンバを入れ替えながら進化して下さると信じています。

    • 大長編になりました、読んでいただきありがとうございます。
      自分も今年の夏そして秋もいろいろ出かけたいと思っています。
      海外のトレッキングもいいですねェ。夏のスイスの写真を見ると雪山が近いのに歩いてる人は半袖半ズボンとかで、暑いのか寒いのかよくわからんとです。
      Keikokusはまだまだこれから旅を続けて行きますよ。

  5. やっと黒部のレポがやってきましたね。おそいよ~
    大長編でした、でもおもしろかったよ。
    時々登場されるタツニイはホントできたお方ですね。
    皆さんビックリするくらい大きなザック!!!
    四人でテント2つだったら2:2じゃないの?
    Sakuさんは、寝顔 イヤイヤ乱れた寝姿を見られたくなかったんですかね?

    • やま子さん
      お待たせしていたようで申し訳ないです。
      削りに削ってこれなので…。通常版ではなく、劇場版みたいな扱いです!
      たつ兄は非常にできる男です。
      しかし、たまにポカをするので、そこも皆から親しまれる由縁でしょう。

      Saku兄はそういう男なので、仕方がないです。まあ、罰が当たってましたが。

  6. ブログ読んでて手に汗握りました。素晴らしい記事です。

    • >しおくまさん
      コメント頂きありがとうございます。
      長い記事なのに…。
      是非、またいらしてください。

  7. 素晴らしい長編記録ありがとうございました。前から行きたかった下ノ廊下どうしても行きたいです。たつ兄、俺も連れて行ってくれ~ 

    • >たつ兄の親爺さん
      コメントありがとうございます。
      下ノ廊下は戦後の産業発展と北アルプスの大自然を感じる素晴らしい場所でした。
      息子さんは誰にでも(ただし、女性に限る)優しいのできっと願いを叶えてくれるはずです。

  8. 黒部峡谷凄い所ですね。興味はあるけれどここに行く勇気はありません。一泊二日で行けるのですか。こんな所に一緒に行ってくれる仲間がいてうらやましいです。また、次の山行記録待ってます。

    • >ともずさん
      コメントありがとうございます。
      黒部峡谷は狭い日本において、秘境の冒険って感じでした。一泊二日の行程で十分歩けます。
      テント泊だと荷物が重いので大変ですが、山荘泊まりであれば身軽に歩けると思います。
      危険と言われれば危険ですが、ある程度の経験を積めば大丈夫かと思います。

      人気コンテンツでよくみられているので、行きたいと思っている人は周りにいるかも知れませんよ?

  9. 今年の秋単独(日程が合う仲間がいない。)で下の廊下いこうと思っています。
    そこでこの記録を見せていただきました。写真入りで分かり易く皆さんと一緒に歩いてる気分なりました。あのような危険な場所でよくシャッターきれたと感心しました。
    これから行こうとする身にとってはとても参考になり助かりました。
    実行するのにあたって補わなければいけないことを計画的に取り入れ成功させたいと思います。有り難うございました。

    • >手塚ゆり子さん
      はじめまして、コメントありがとうございます。
      多すぎる写真と無駄に長い文章にお付き合いくださってありがとうございます。
      下ノ廊下を単独でチャレンジとは凄いです。我々、男4人でびびりながら入山しました。基本的に一直線の道で、同じタイミングのスタートになるので、心細い場合はきっと話しかける相手が見つかると思います。
      宿泊登山の経験はおありでしょうから、洞窟内での防水対策などがとりわけ必要なことかと思います。
      この時は北陸新幹線は開通前でしたが、一泊で帰ってこれますね。
      是非、日本有数の秘境を楽しんできてください!!!
      ご報告もお待ちしています。

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