【三浦アルプス】 森戸川源流・乳頭山 登山 〜 住宅街から隔離された森林、2つの海に挟まれた山の旅

登山南関東の山
森戸川源流コース

2021年2月11日

神奈川県の三浦アルプスの森戸川もりとがわ源流〜乳頭山にゅうとうさんに行ってきました。標高は202mです。

JR逗子駅から京急安針塚駅を結び、前半は平坦な林道、後半はアップダウンの稜線のコースです。派手さはありませんが、東京湾と相模湾の2つの海街の情緒あふれるコースです。

森戸川源流は住宅地やレジャースポットから隔離され、静かな自然が林道歩きが魅力です。

塚山公園

個人的に気軽に行けるハイキングスポットである三浦半島。

鎌倉アルプス、大楠山、三浦富士、鷹取山などは登りましたが、三浦アルプスは空白地帯の未踏エリアでした。いつでも登れるからと選択肢から外されていたこともありますが、2021年からは積極的に新しい山を登るキャンペーンを展開。

なまった体を近場で動かすという軽い気分で旅してきました。

三浦アルプス(森戸川源流コース)の地図とコースタイム

三浦アルプス地図

三浦アルプスは、三浦半島の逗子ずし市と葉山町と横須賀市にまたがる北部にある山々の総称で、多数のトレッキングコースがあります。

今回歩いたのは森戸川源流〜乳頭山がメインのJR逗子ずし駅から京急線安針塚あんじんづかまで歩くコースです。

YAMAPと京急がコラボした企画サイトがあり、トレッキングコースの地図が公開されています。昔、京急が作っていたコースには4つのモデルコースがあったのに消滅してしまった…。

コースタイム
  • 10:56
    JR逗子駅

    ドーナッツ屋で30分くらい休憩

  • 12:01
    森戸川林道入口
  • 12:40
    森戸川林道終点
  • 13:35
    乳頭山
  • 15:20
    塚山公園
  • 15:48
    京急安針塚駅

三浦アルプス(森戸川源流コース)

逗子駅からミサキドーナツを食べながら葉山町へ

逗子駅
JR逗子駅

横須賀線で逗子ずしに到着。

東京駅にも新宿駅にも1時間弱で出れるので、意外と便利な立地の駅です。バスで登山口まで近づけますが、それほどの距離でもないので歩きます。

京急逗子駅

京急線の逗子・葉山駅を通過。

大雪が降った日に鎌倉に撮影しに行って、全ての路線が止まり、鎌倉から歩いて、命からがら逃げ込んだ思い出の駅です。

ミサキドーナツ

登山前には甘いモノだなと思い、道中にあった「ミサキドーナツ(逗子店)」に入店。三浦半島の先端に有る三崎に本店があり、超ローカルなドーナッツチェーン店らしいです。

ミサキドーナツ
ミサキドーナツ

魅力的なドーナッツがたくさん。たくさんのラインナップからスパイスチャイドーナッツを選択。ドーナッツには苦味が濃いコーヒーが良いですね。

MISAKI DONUTS

このまま、葉山のカフェ巡りに繰り出した方が良いのでは?

桜山隧道

ドーナッツでお腹を軽く満たし、葉山方面にてくてく歩いていきます。

桜山隧道
桜山隧道

桜山隧道さくらやまずいどうと名がつけられたトンネルを抜けると、葉山町に入ります。

葉山の街から森戸川林道へ

トンネルを抜けた先の交差点で、左折すると住宅街に入っていきます。登山者・トレランの人が結構歩いています。案内板がなく、迷いやすいので、「森戸川源流」でナビしていくのが確実です。

住宅街を進んでいく

森戸川沿いに山の方に進んでいくと、葉山の雰囲気は消え、登山口が近づいてきた感じです。

住宅街とレジャースポットから隔離され、静かな自然を歩ける森戸川林道

森戸川林道の入り口

しばらく、歩いていくと立入禁止のゲートにぶつかります。ここからが森戸川林道のスタート地点。横に人が通れる幅の隙間があります。

森戸川林道

10分前まで、葉山の住宅街を歩いていたとは思えない静けさ。

ちなみに、森戸川林道と表記していますが、現在では作業道路扱いらしいです。そのへんの事情は、よくわかんないけど。

森戸川林道

流れがあるかどうかパッと見わからない森戸川。森戸川はこのまま相模湾へと続いていて、森戸海岸のわきを流れています。

森戸川林道

途中、ぽっかり空いた空間があり、森戸川村の看板が立てかけられていました。森戸川を保全している団体の基地なのかな?会員募集中でした。

森戸川林道

登山道のサイドには、常緑樹とシダが鬱蒼と生えています。神奈川・千葉の海沿いの山って感じ。意外と自然が深く、イノシシも出没らしい。

森戸川林道
森戸川林道

耳を澄ますと車などの生活音は聞こえてくるものの、静かな渓谷歩きができます。鎌倉含め・三浦半島の山はいくつか登っていますが、森戸川林道が特に自然が深い。

森戸川林道の杉並木

太陽の光がいい具合に差し込む、杉の間を歩く一本道が印象的でした。

ここだけ切り取ると長野県の戸隠とがくし神社みたいです。幹の太さが全然違うのだけど。

森戸川林道
森戸川林道

時折、巨大なレンズを付けたバードウォッチャーカメラマンが歩います。何か珍しい鳥がいたりするんでしょうか。

森戸川林道

杉の樹林帯を抜けると道幅は狭くなり、泥だらけの道に変わりました。

森戸川林道

ベンチのある少しだけ開けた空間に出ると林道の終点です。ここまではほぼ平坦で、山の中の散歩道という感じでした。

森戸川林道

ここからは二又に別れ、二子山方面か、乳頭山方面に分岐することになります。

二子山までは20分くらいですが、気軽に来れる場所なので、今回はお預けして乳頭山方面に歩きます。

バリエーションルートのような険しさ、南沢を越えて稜線へ

森戸川林道

乳頭山方面は南沢という沢沿いに歩き、ここからは登山道に変わります。しかも、バリエーションルートに近いくらいの険しさがある。

森戸川林道
険しくなる乳頭山への道

沢を横切り泥だらけになる箇所があったり、体に葉っぱが擦れるくらいの道幅の狭さ。

険しくなる乳頭山への道

倒木もあったり、なかなか冒険コースだ。正直なところ、こういうのは想定してなかったです、はい。

険しくなる乳頭山への道

手書きの看板はあるが、森戸川の源流はよくわからなかった。「ここが源流です」みたいな看板はあったのかな?正直、そこまで思い入れがあるわけじゃないが。

険しくなる乳頭山への道

沖縄の石垣島で登った於茂登岳を思い出させるような密林に変わり、虫の恐怖に晒されるトラウマが蘇る道。ロープが設置されていて、険しい道です。

険しくなる乳頭山への道

南沢のコースを登り切ると稜線(だと思う)に出て、道が明瞭になり、ホッと一安心。このへんの看板の記載は若干わかりにくいので、GPSを頼りにしたマップを準備したほうが良い。

乳頭山への稜線

乳頭山方面へと歩いていきます。いくつかのアップダウンを繰り返すので、散歩と思ってくると痛い目に遭う。

険しくなる乳頭山への道

稜線からは三浦半島の反対側、横浜方面から東京湾の景色が見えるようになります。真横には稜線より高い電線が残念な感じだ。

乳頭山を目指す

稜線に出れば山頂はすぐだろうと思っていたが、結構時間がかかる。

乳頭山を目指す
乳頭山を目指す

鉄塔の下を抜け、上を見上げ幾何学模様を撮影する儀式的行為。

乳頭山を目指す

金網できた階段が出てきて、いよいよ山頂。

乳頭山を目指す

と、思ったらまた一山あった。7〜8回は山を越えたんじゃないだろうか…。

横浜と東京湾の展望が開ける乳頭山の山頂

三浦アルプス 乳頭山

乳頭山の山頂に到着です。

簡易的な看板が木に吊るされていました。矢落山とも言うらしいですが、コース上に表記は全くありませんでした。

三浦アルプス 乳頭山

山頂はご覧の通り、樹林帯に覆われ、根っこが露出。山頂を期待するコースじゃないので、通りすがる登山者は一瞬立ち止まるだけの人が多かった。

三浦アルプス 乳頭山から見える展望

樹林に覆われた乳頭山だけど、その名を表す通り、乳首の面積くらいには展望が開けています。

乳頭山から見える横浜の街

横浜の高層ビル群が見えます。中央の一番高いビルが、296mある横浜のランドマークタワーです。この山より高い。うっすらと川崎のビル群、武蔵小杉のタワマン群も見えます。

横須賀と房総半島

こちらは横須賀方面の展望です。海上自衛隊の基地や米軍基地があるところ。東京湾を挟んで、房総半島が見えています。

乳頭山から見える高速道路

真下には保土ヶ谷と横須賀を結ぶ、横浜横須賀道路が走っています。

乳頭山の三角点

三角点。

サラダチキンバー

登山前に食べたドーナッツはとっくに消化したので、サラダチキンバーを食べました。サラダチキン登山は、きっとダイエットに効果的(な、はず…)。

「サラダチキンだけで2泊3日アルプスを縦走した結果」みたいな検証動画あげてくれないかな。

乳頭山から下山

それでは、乳頭山を下山開始。

乳頭山から下山

安針塚駅を目指していくわけですが、畠山はたけやま方面に下山します。駅名は看板に書いておらず、短いスパンのポイントしかないので、地図は必要です。観音塚方面に向かってしまい。15分くらいロスしてしまいました。

下山コース

三浦アルプスは分岐が多いので、要所を見落とすと迷いやすいかも…。

乳頭山から下山
乳頭山から下山

山頂から見えていた横浜横須賀道路の下を潜っていきます。誰かのテント(アウトドアしている人ではない)があったり、通り過ぎるのが少し怖かった。

三浦アルプスから安針塚駅

最後の方は結構な急斜面で、階段を降りていきました。

街まで下山

民家のあるところまで降りてきましたが、まだこれで終わりではありません。

塚山公園へ

横浜横須賀道路の横須賀ICのわきを進んでいきます。このまま歩道を歩いて駅まで行くのではなく、塚山公園を通り過ぎるようです。

軍港と海街を見渡す塚山公園から安針塚駅へ

塚山公園の入り口

塚山公園の入り口を発見。そして、まさかの登り。ここが地味につらかった。

塚山公園

塚山公園は「かながわの景勝50選」ってのに選ばれているらしい。陣馬山じんばさんとかも確か含まれている。桜の季節に来るといいらしい。

塚山公園

梅の花はちらほら咲いていた。田浦梅林が近くにあるので、そちらに下山するコースも迷いましたね。

塚山公園

高台にある公園なので展望がいいです。富士山は霞んでいて見えず。神奈川にいるのに富士山を一回も見なかった…。

塚山公園

ドラマが撮影できそうな良いロケーションの公園だけど、道は狭く、急斜面なので住むには足腰が必要そう。

塚山公園

塚山公園には案内板があり、京急安針塚駅まで歩きます。

安針塚駅

15分ほど坂道を降りて、京急の安針塚あんじんづかに到着。京急全線で最も乗降客が少ない駅のようです。カウントに貢献できたかな。

安針塚駅

後半はアップダウンが激しかったので、なかなかに疲れました。

というわけで、JR逗子駅から京急安針塚駅まで、三浦アルプスの縦走を終えて、帰宅しました。

三浦アルプス(森戸川源流~乳頭山)の登山を終えて

森戸川林道

三浦アルプスはお年寄りや家族連れなど様々なハイキング客がいましたが、トレーニングで歩いているような人が多い印象でした。ハイシーズンに向けての足づくりするか、たくさんあるコースを組み合わせて、8時間~10時間歩く人もいるようです。

乳頭山の山頂

標高200m弱の山歩きでしたが、ハイキングじゃなくて、しっかり登山でした。冒頭に書いたように「軽い気分」で来る場所じゃなかったです。

今回歩いたコースは三浦アルプスの一部なので、今後も別のコースを歩いてみたいと思います。

コメント

  1. なかなか歩きごたえあって楽しそうな場所ですねー。
    こういうガッツリ登山じゃ無いけど、でも意外とシッカリ歩きな時の服装+装備にいつも迷います。。

    • コメントありがとうございます。
      里山だからリュックサックとスニーカーで行って後悔することって結構ありますね。
      林道過ぎた後の道はドロドロで、ローカットのトレッキンシューズだと水が入り込んでしまいました。
      ただ、登山靴ってめちゃくちゃ邪魔なんですよね。難しいところです。

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