
2018年7月7日
北海道の利尻山(りしりざん)に行ってきました。標高は1721mです。
日本最北の百名山であり、島そのものが一つの山ともいえる利尻島。日本海に美しくそびえ立つその姿は、「利尻富士(りしりふじ)」の愛称で広く親しまれています。数々の山を登ってきた登山者にとっても、最果ての洋上にあるこの山は、特別な憧れの一座です。

「憧れるのはやめましょう」
そうは言っても、北海道外の登山者にとって、道北の果てにある利尻山は距離的なハードルが非常に高い場所です。飛行機、夜行バス、フェリーを駆使して費用を抑えつつ、充実した旅を計画しました。
最北の利尻島への旅スタートです。
利尻島 鴛泊ルート
コースタイム
- 3:41鴛泊港
- 4:32北麓野営場(登山口)
- 5:305合目
- 7:058合目 長官山
- 8:48〜9:45利尻山の山頂
- 12:23北麓野営場〜温泉へ
コースタイムは8時間42分でした。
礼文島から利尻島へ
フェリーで礼文島から利尻島、ゲストハウスにチェックイン

前日の7月6日、午前中に礼文島をハイキングし、フェリーに乗って利尻島を目指しました。
礼文島の滞在はわずか5時間ほど。後ろ髪を引かれる思いは、あの頃の仲間由紀恵のロングヘアほどでしたが、今回のメインはあくまで利尻山。礼文島については、また改めて旅の計画を立てようと思います。

礼文島から乗船45分くらい。14時50分に利尻島の鴛泊港(おしどまりこう)に到着です。
利尻島は、礼文島の人口の2倍ほどの4000人だそうです。フェリーターミナルは礼文島と同様に綺麗です。東京の離島のターミナルより綺麗な気がする。

ターミナルから歩いて宿泊する宿に向かいます。正面に見える丘は「ペシ岬」です。

宿泊先は「利尻うみねこゲストハウス」です。7月のハイシーズンは、一般的な宿だと1泊2万〜3万円ほどに高騰しますが、ここは低価格で抑えられました。しかも、直前でも予約できたのは幸運でした。

相部屋に案内されましたが、なんと一人で使っていいと言われました。金〜土の平日とは言え、ラッキーです。

部屋の窓からは鴛泊港と利尻山ビュー。礼文島で晴れてたのに、山頂が雲かかってる…。

こちらは談話室。他にも宿泊客が5〜6人いましたが、登山客でした。
鴛泊港のペシ岬と夕陽ヶ丘展望台

まだ、日も明るいので散歩に出かけます。ゲストハウスの裏手にあるペシ岬を登ります。

ペシ岬の「ペシ」はアイヌ語で「岩」です。一つの岩山が岬になっています。広場になっていて、微妙なベンチと花壇がありました。


「会津藩士の墓」がありました。1807〜1808年の北方警備(対ロシア)に従事した会津藩士の墓だそうです。江戸時代からロシアとは揉め続けてるんですねぇ。悲惨な歴史があったようです。

ペシ岬まで整備された遊歩道を登ります。

利尻島の最大の繁華街である利尻富士町の街が見渡せます。スナックやナイトクラブも数軒あったり。さらに海の向こうには礼文島が見えます。

周囲には海鳥が飛んでいるので、巣があるのかな?

標高ペシ岬展望台です。標高93mなので、それなりの高さです。条件が良いと樺太(サハリン)まで見渡せるらしいです。



ちょうど、礼文島からのフェリーが鴛泊港に入港してきました。1日1往復しているようです。


海沿いの街はあまり木が生えていないように見えます。これも、北緯45度の寒冷地、冬の過酷な環境によるものなのかな?

ゲストハウスなので夕食は当然無いので、近くの居酒屋に食べに行きました。「たにかわ庵(現在閉業)」です。

昼に礼文島でホッケを食べたので、夜は肉に行きます。奮発して、「道産牛・ロースステーキ丼 利尻富士盛り200g」をいただきましょう。

一人旅の心細さもあって値段にびびっていましたが、よく考えれば“国産牛を使って、しかも離島でこの価格はむしろ破格でした。

ステーキはコショウが効いていて美味しかった。利尻産わかめの味噌汁、昆布の佃煮があるのも嬉しかったです。

ゲストハウスの港から少し離れた場所に夕日スポットがあると聞いて、自転車を借りて見に行くことに。日が傾くと7月とは言え利尻は寒いです。

自転車で10分もかからなかったかな?名前の通りの「夕日ヶ丘展望台」に到着です。

夕食前に登ったペシ岬と何が違うんだって感じはしましたが、夕日を見るのは個人的に好きなのでやって来ました。朝日はあまり興味ない。


海の向こうにある礼文島に太陽が沈んでいきます。ドローン撮影しているお兄ちゃんがいて、「ブーン」と駆動音がうるさかったけど。

薄い雲の層が発生していたので、真円の夕日とは行きませんでしたが、人生の中でも思い出深い夕日でした。離島で見る夕日って良いよね。
待っている間も海風が強くて寒かったです。体感12月の湘南の海みたい。

相変わらず利尻山は雲隠れです。明日の登頂までには晴れてほしいです。この後はゲストハウスに戻り、早めに就寝しました。
利尻山 鴛泊ルート
海抜0mから山頂を目指す、送迎バスに抜かれながら登山口

早朝目覚め外に出ると、利尻山の頂上が見えていました。

それでは、海抜0mから標高1721mの利尻山の山頂を目指し出発です。いわゆる「Sea to Summit」というやつです。それにしても3時40分でこの明るさ…。

鴛泊港から利尻山の登山口までは、Googleマップ上3.5kmで徒歩58分の道のりです。他の山から考えると近いですが、なるべく歩きたくない区間ではあります。

街外れに利尻山神社がありました。参道に入ることなく、正面でお参りしておきます。

利尻山は離島の山なので、基本的に前泊が必要です。多くの人は登山口まで送迎してくれるホテルに泊まるか、登山口近くのキャンプ場でテント泊を選ぶのがスタンダードでしょう。そんな中、自分は道路を歩いていたので、横を何度も送迎のミニバンが通り過ぎていくのを見るのが屈辱でした。


利尻山の登山口である北麓野営場に到着です。トイレ、自販機がそろっています。
利尻山のルートは「鴛泊ルート」「沓形ルート」の2つです。9割以上がメインである鴛泊ルートの往復を選択します。後者のルートは難所あり、少し荒れてて上級ルートのようです。「沓形」は「くつがた」と読みます。


外来種を持ち込ませないための足洗い場で登山口を洗いました。自分は礼文島から来てるので「レブンなんちゃら」の花が咲いたら大変です(?)

最初だけ上りと下りを表記しなくても…。標準コースタイムは登り6時間、下り4時間で、なかなかタフさが要求される山です。

登山道に入る直前のフェンスに利尻島にヒグマ上陸の注意書きがありました。なんと、2018年で106年ぶりのヒグマ情報らしいです。海を渡れるんですね…。

ただ、翌年には消息不明となり、そのまま終息したらしいです。おそらく餓死したのでしょう。羊蹄山などの独立峰の周辺は熊の餌場が少なく、あまり生息していないと聞きます。ましてや離島ですし、海を渡る体力のある個体でも、1年もサバイブできなかったのか…。
日本百名水の甘露泉水を飲んで、樹林帯の中を歩く

それでは、4時37分、利尻山の登山開始です。

序盤は樹林帯の中を歩き、沢も流れています。最初にネタバレをしてしまうと、この樹林帯はけっこう上まで続くため、展望のない登山道が続きます。

登山口から少しだけあるくと「甘露泉水(かんろせんすい)」があります。甘みのある伏流水が飲めます。

昔、伊集院光のラジオで、この水場の存在を知ってから憧れの場所でした。
ただ、水は水の味です。水って人間の状態で一番変わりますよね。ラーメンを食べた後の氷入れた水道水が世界一おいしいです。

今更、利尻ルールの書かれた看板がありました。







3合目~5合目はゆるやかな樹林帯で、特筆すべきことは特に無しです。

「5合目 雷鳥の道標」に到着です。利尻島に雷鳥はいないです。


木々の隙間から海岸線が見えました。

5合目を過ぎても、樹林帯が続きます。

アザミが咲いていました。何気に世界で唯一の「リシリアザミ」という固有種だそうです。


「6合目 第一見晴台」
ここまで来ると視界が開けるので、離島の登山していると実感が湧くポイントです。


見晴らしも良いところなので、セイコーマートで買った見慣れないもので朝ごはんにします。北海道で感じる旅情の30%くらいは、セイコーマートといっても過言がない。


出発したゲストハウスが見えてきました。かなり遠くに見えて、なんだか引きました。


再び樹林の中に入り、携帯トイレブースを通過しました。

「7合目 胸突き八丁」
7なのに8というのは置いておいて、登山者しか知らないワードです。この前後が一番傾斜がキツイようです。


独立峰の宿命か、登り一辺倒の変化のない道に、飽きを感じてきました。


「第二見晴台」まで来ると、お隣の礼文島の全体が見えるようになりました。

この辺から高山的な雰囲気が出てきて、木々の背丈も低くなってきました。
利尻山の象徴的なビュースポット、8合目長官山

7時5分に「8合目 長官山」に到着しました。標高1490mの前衛峰です。

長官山から眺める利尻山の本体こそがシンボル的な景色で、登山者の視点ではまさに「これぞ利尻山」と感じる場面になります。

長官山は広場になっていて、何かは不明ですが石碑が設置されていました。


斜面にはまだ雪が残っていますが、登山道自体には雪がないので、7月上旬あたりが最も良い時期かもしれません。

北海道本土の海岸線も見えてきました。日本海オロロンラインを走ってみたい。

ここから道幅が狭くなり、すれ違いも困難です。


熊笹の道は泥でぐちゃぐちゃしてます。

再び樹林の中に入ると「利尻岳山小屋」がありました。

中は広く、10人ほどなら問題なく泊まれる広さです。なんとなく“直前まで誰かが使っていたような雰囲気”が漂っていましたが、その理由は山頂で分かります。

9合目まで来るといよいよ利尻山の剥き出しの風景が始まります。

もうちょっとで咲きそうな利尻山固有種「リシリヒナゲシ」の黄色い花がありました。

高度感のある登り坂となり、9合目から気分が一気にハイになります。



ハクサンイチゲをはじめ、高山植物の花が出現するようになります。

山頂直前になってくると、山の地肌があらわになっています。

火山礫のザレた登りが最後の踏ん張りどころです。


坂を登りきると、山頂が見えました。ここからは周囲360度のウィニングロードです。
360度の日本海パノラマ、憧れの利尻山の山頂

8時48分に利尻山の山頂に到着です。
海抜0mから山頂の「シートゥーサミット」達成です。港を3時40分に出発したので、ちょうど5時間かかりました。柄にもなく達成感が噛み締めました。


山頂には社があって、麓にあった利尻山神社の奥社なのかな?漁業の守り神なのか、小さいスクリューが飾られていました。

利尻山の険しさを表現するかのような岩の突起がそそり立っています。「ローソク岩」と名が付けられています。

こういうのを見ると下ネタ方面の名前があったんじゃないかなと思ってしまうわけで…。まぁ、ローソクも要素がないわけじゃないか…。

山頂でもハクサンイチゲが咲いており、景色を彩っていました。こんな最果ての離島でも咲くなんて生命力の強い花だ…。


テレビカメラでロケしていると思ったらNHKの「にっぽん百名山」のクルーでした。避難小屋で感じた気配はこのクルーが滞在していたものでした。ちなみに、放送には自分が映り込んでいたとか…(自分は放送を見てない)

山頂で飲むキリンガラナがウマい!
パッケージの表紙が利尻山の「白い恋人」を食べたかったけど、移動が忙しくて買えなかったのが心残りです。

独立峰は山頂が広いこともありますが、利尻山は遠くから見た印象どおり鋭く切り立っているため、山頂はとても狭いですね。ゆっくりするなら、



日本の最果てにある離島での登山は、鹿児島の屋久島と並んで、一生に一度の貴重な経験でした。天候にも恵まれ、本当に感謝しています。では、その思いを胸に下山します。

下山すると同時に団体の登山客が増えて賑やかになってきました。


8合目の長官山に降りてきました。後は樹林帯に入るので、黙々と下山です。

12時23分、登山口のキャンプ場に降りてきました。

キャンプ場でバッジとしては高めな利尻山応援ピンバッジを買いました。
利尻山を下山して、温泉に入って最高級ウニ丼

そして、ここからは長い車道歩きです。

途中に温泉あるのがすごく分かってる。利尻富士温泉に立ち寄りました。水風呂が人生で一番冷たくて、変な声出ました。

風呂上がりのサッポロクラシックで、利尻山の遥か上空まで意識が飛びました。

どんな港にも猫がいます。冬をどう過ごしているのかな?

海抜0mと利尻山頂上の往復を完遂しました。

港にある食堂でお昼ご飯です。島の母さんの味「さとう」に寄りました。

奮発してウニ丼定食を頼みました。やはり、新鮮な現地のウニを食べねば帰れません。しかし、産地だからといって決して安いわけではないです。4000円くらいしたかな?でも、きっと東京銀座で食べたら、ン万円のコースにちょこっとなんだろうな。

嘘みたいな発色してるウニはとても濃厚で味が濃い。だけど、スゥーと胃に溶けていきます。1.5リットルペットボトル分を食べても胃もたれしなそう。

ゲストハウスの人に聞いたのですが、ウニはご近所から貰うものだそうです。路上で掃除してたらウニくれないかな。

口に残った磯の香りを流すため、利尻島限定の乳酸飲料「ミルピス」を飲みます。さっぱりします。乳酸「菌」飲料とは違うらしいですが、自分にはよくわかりませんでした。

港のそばにある店で、お土産の昆布や島わかめを買いました。

フェリーの時間までゲストハウスの談話室でゴロゴロしていると、パッと外が明るくなりました。外でイカ釣り漁船が点灯したのです。宿の方に「じっと見ちゃダメですよ。しばらく目が使い物にならなくなりますから」と言われました。こっわ。
フェリーで稚内に移動してロシア料理を食べる

16時台のフェリーに乗って、稚内へと戻ります。始発のフェリーで利尻島に来ても、滞在時間を8時間ほど確保できるので、登山強者なら利尻山の日帰り往復も十分に可能ですね。

26時間ほどの利尻島滞在でした。ぐるりと島を一周して観光したかったです。


甲板の上は寒いけど、利尻山の絵力が強いから、ずっと見てられます。

18時30分、遠ざかってシルエットになる利尻山。それにしても、日本最北は夏の日照時間が長い…。夏の北海道はサマータイム導入しても良くない?

昨日の朝ぶりに稚内フェリーターミナルに到着しました。濃密な1泊2日でした。

フェリーターミナルから少し歩いて、道の駅みたいなところにやってきました。

島で魚やウニ、牛を食べたので、変わったものを食べようと思ってやってきました。ロシア料理「ペチカ」(現在閉業)です。何といってもロシア近いですから。

ディナーコースからサハリンコース(1500円)を注文しました。隣の国ですが、ロシア料理って食べる機会が全くないから楽しみです。


サラダでスタートして、ピロシキとボルシチをいただきます。外が寒かったので、ボルシチがしみます。

ペリメニはロシア風の水餃子。日本の餃子の野菜と肉のバランスという感じじゃなく、肉を味わうみたいな餃子でした。

シャシリークは中央アジアの串焼きです。
登山した日に異国の料理を食べるのは初めてじゃないかな?お手頃な価格で、ロシア料理を楽しめてよかったです。

施設内には樺太の展示があり、見応えがありました。今でも日本時代の線路や工場などの跡地があるようです。

稚内〜樺太(サハリン)間の定期便は、2018年まで運航されていました。現在は情勢の影響もあり、再開の目処は立っていないようです。そもそも赤字路線だったことを考えると、今後も運航が再開される可能性は低い気がします。

フリースにジャケットを羽織っていても寒い稚内市内。ダウン持って来ればよかったです。この日は稚内市内のビジネスホテルに宿泊しました。
稚内観光
最北の地である宗谷岬に立つ

最終日は稚内観光です。JR最北の駅である稚内駅からスタートします。カフェも映画館も入ってるので、自分の最寄駅より充実してるなと。

最南端から北へ繋がる線路はここが終点です。と記載があります。

鹿児島県の西大山駅は、開聞岳の登山の時に立ち寄りました。実質、JR南北縦断を制覇したようなものですね。詳しくは鉄道系Youtuberでも見てください。ちなみに、東は東根室(北海道)、西は佐世保(長崎)です。

観光名所らしい「北防波堤ドーム」。自分には「ふーん」な感じで、良さがわかりませんが、自転車とかバイクとかを置いて撮影するスポットぽいです。

稚内駅から路線バスに乗って、宗谷岬を目指します。

内地では高山に咲かないニッコウキスゲ(エゾカンゾウ)ですが、海岸に雑草のように自生しています。それを食べに鹿も結構いました。よく見たらおじさんがいます。

50分くらいで宗谷岬に到着。映像でよく見てきた「日本最北の地」をようやく踏むことができました。初めての日本の端です。
帆立ラーメンと塩ラーメンをすすり、稚内空港から東京へ

宗谷岬から少し丘を登った場所にある「間宮堂」に立ち寄りました。帆立ラーメンのお店です。

7月なのに店内はストーブがついていて暖かいです。全国の旅行者がこのラーメンを求めてやってきます。隣に座ったおじさんが、地元栃木で隣町の人でした。

あっさり透き通る塩ラーメンです。

スープの中から、ホタテが丸ごと1個出てきました。800円という価格なのに、贅沢な気分です。

日本最北の自販機でホットコーヒーで一服します。7月なのにホットが売れる。それが稚内。

宗谷岬の滞在は1時間くらいで、稚内駅に戻ります。

道北は、他の北海道の地域とはまた違った、独特の風景が広がっていますね。いつかレンタカーなどで、時間をかけてゆっくりと見て回りたいです。


市内へ入る頃には空も晴れ、利尻山を望むことができました。その姿があまりにも美しすぎて、まるで絵画を見ているような、非現実的な心地がします。

しかし、稚内においても日本中どこにでも見られる安心感ある街道風景があります。


ラーメン一杯では稚内通を語れないので、市内にある「青い鳥」を訪問しました。

ここの塩ラーメンは、浜辺美波の透明感ぐらい透き通っていました。いやー、追いラーメンでしたが、さっぱり食べられました。

スーパーをのぞくと、ホタテが3〜4つ入って300円で売ってました。ホタテの価値が安い。

稚内駅から空港バスに乗って稚内空港に移動しました。
稚内空港はANAしか飛んでいないので、この日のためだけにANAマイルを貯めていました。

空港からも利尻山が見えます。


最後のサッポロクラシックを飲んで、ラーメン2杯分の塩分は体から浄化されました。

行きの稚内は10時間以上かかったのに、帰りは2時間のフライトでした。夕暮れに利尻富士ではなく、富士山が見えて、関東に帰ってきた時間がありました。

今回買ったお土産はとても地味でしたが、日々の味噌汁の具材には困りませんでした。
登山を終えて

離島の登山には、これまで外れを感じたことがありません。風景はどこも極上で、利尻山も例外ではありませんでした。
日本最北の名山と呼ばれるだけあり、山頂から望む360度の日本海の眺めは、他に類を見ない圧巻の景色です。
独立峰の宿命とも言えますが、登山コースは単調です。それでも、真夏において冷涼な空気や本州ではなかなか見られない花々が、「北の果てに来た」という実感を強く与えてくれます。
長年の憧れだった利尻山ですが、その期待に十分応えてくれる、記憶に残る旅となりました。

2泊3日という限られた時間でしたが、礼文島・利尻島・稚内を巡り、大充実の旅となりました。今回は主要なスポットを効率よく回る「いいとこ取り」の旅でしたが、いつかまた時間をかけて、それぞれの地を深く掘り下げるような旅がしたいと感じています。
アホみたいな数の乗り物に乗った旅でしたが、意外と時間に追われることもなく、温泉や宿でダラーと出来たのもよかった。


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