2015年2月11日
神奈川県の国府津・曽我丘陵ウォーキングコースに行ってきました。
曽我丘陵は神奈川県の平塚市と小田原市を分断する丘陵地帯で、JR国府津駅から北西に伸びています。標高200m程度の山が連なり、麓の曽我には梅林があり、2月中旬ごろに見頃を迎えます。
今回は本ブログの読者の方をSNS上で招き、総勢11名での祝日お手軽ハイキングです。
2月ど真ん中の冬ですが、里では徐々に花が芽吹き始め、春が始まりつつあります。
そんな花の香りをいち早く楽しむため、遠足気分で旅してきました。
曽我丘陵について
地図
国府津駅からぐるっと周回しています。
コースタイム
- 9:50国府津駅
- 11:48高山〜見晴台
- 13:33曽我梅林
- 15:23国府津駅
行動時間は5時間33分でした。
11名の大所帯で、寄り道しながらのペースなので、すごくゆっくり歩いています。
国府津・曽我丘陵ウォーキングコース
湘南を分断する国府津・曽我丘陵へ
SNSで呼びかけた本企画は、自分をのぞき10名が参加するという自分でもびっくりの参加者数に驚きました。だって、真冬ですよ。
というわけで、横浜駅から東海道線に乗り、国府津駅に向かいます。
春の日差しを車窓に感じながらゆったりと揺られること50分で国府津駅に到着です。
ちなみに神奈川ブランドの一つである湘南という定義はあいまいらしい。大磯までは確実に湘南だが、国府津は湘南ではないという見解。
しかし、公式では話が違うようです。三浦半島から湯河原まで全部湘南にしやがった。
湘南はバイクに乗って走り回るヤンキーが多いというイメージしかないというのは、本ブログの筆者である栃木県民談。後、大磯ロングビーチの水着大会。
国府津駅で今回参加してくれた方々と合流します。
友だち同士、会社の同僚同士、カップルなどで、一人で参加してくれたのは自分以外に一人だけという、まさかのアウェーぷり。
様々な登山パーティーを経験したMCっぷりを発揮するチャンスだぜ!!!
とまぁ、初めての人だらけにガチガチに緊張しながら、「ハイキング地図は、えーっと、どっちに進めばいいかな…」とかしどろもどろしていると「自分持ってるんで、あ、こっちです」みたいな感じになり、体たらくっぷりが早々に露見する形になった。
国府津駅から小田原方面に歩き、東海道線の高架をくぐります。
ウォーキングコースを示す看板がしっかりと設置されているので迷うことはありません。
ウォーキングコースの起点は菅原神社になります。
名前の通りに菅原道真公にゆかりのある神社です。
さっそく梅が咲いているのを見つけました。
御朱印を集めている人が参加者の中に数名いました。流行っているんですね。
皆さんの話を聞いていると登山経験がある人ばかりで全く不安要素はゼロ。むしろ、登山服にトレッキングシューズというのが逆に浮いてしまうようなコースです。
富士山と海とミカン畑と
お墓の中からウォーキングコースにIN。
冬晴れという天気で、すっこーんと富士山が見えていました。お墓に入っても富士山を眺められる抜群のロケーションです。
曽我丘陵は梅林とミカン畑が混在していました。
国府津駅と太平洋。
やっぱり海がある街って羨ましいな(海のない栃木県民談)
正面には富士山。
背面には海。
素晴らしいウォーキングコースです。
ウォーキングコースなので、土の道がありません。なので、トレッキングシューズは不要だったりします。
全員オーバースペック。
「すっぱいのでご自由に」となっているみかんが置かれていました。
みかんを食べられるこのコースは、水分を持ってくることすら不要。
稜線の車道歩き開始。
陽の当たる斜面の梅の木はしっかりと花を咲かせていました。
東側には丹沢の大山が見えていました。
うーん、登山日和です。
五国峠農道記念碑。
途中、みかん農家が直販していました。
清美オレンジ、デコポン、ポンカン、そしてレモンがどれも一袋100円で売られていました。驚異的な安さです。都内のスーパーで買ったら4~5倍はするはず。
デコポンのなっているところが可愛らしい。
静岡県のみかんは有名ですが、神奈川県でもみかんを作っているのです。
道端には菜の花も咲いていて、一気に彩ろ豊かになってきました。
道はずっとこんな感じの車道歩きです。
曽我丘陵の梅は見頃を迎えていて、顔を近づけるとふわっと甘い香りがします。
逆に麓の曽我梅林の梅は全然咲いていなかった…。
箱根の山々の向こうの富士山は、徐々に周りに雲を纏い始めていました。
大体、半分くらいのポイント。
梅越しの富士。
なんだか日本酒みたいな名前です。日本古来の花見は桜ではなく梅なので、梅の方がより和という印象です。
見晴らしのよい路上で昼食の小休憩を取りました。
足柄平野と箱根、そして富士山が見渡せます。夜景を見に来ても良さそう。
若干の道迷いもありましたが、概ねコース通りに進行し、曽我梅林に降ります。
全体を通してハイキングを楽しんでいる人が一定数いました。
2分~3分咲の梅、下曽我の梅祭り
曽我梅林まで降りてくるとお祭りムードが一気に高まってきました。
みかんだけではなく、キウイフルーツや自家製の梅シロップなどを軒先で販売しています。ミカン好きの自分としては、大量に買って帰りたいところです。小さいザックで来てしまったのは失策だった。
曽我梅林の会場へ。
全体的に2分~3分先だったので、見ごろはまだまだ先だった模様。
梅林のメイン会場では流鏑馬(やぶさめ)が行われていました。
的のある場所は人だかりになっていたので雰囲気と音だけを楽しみましたとさ。弓道女子って素敵です。
さて、小腹が減ったので満たすべく、売店が出ているところで休憩を敢行。
ご当地なのかは定かではありませんが、梅肉入りのうどんを注文。
また、梅が絡まったちくわを頂きました。
この後は御殿場線に乗っても良かったのですが、一駅分だし国府津駅に歩いて戻ってもそんなに時間は変わらないだろうと、歩いて国府津駅に戻りました。
15時過ぎに戻ってきて、半分のメンバと一旦解散しました。
残りのメンバで次なる登山へと向かいます。
吾妻山公園ハイキング
菜の花が咲き乱れる吾妻山公園
国府津駅から東京よりに一駅、二宮駅で降りました。
本日2座目となる吾妻山(あづまやま)を目指します。
駅から歩くこと数分で登山口があります。正しくは登山口ではなく、公園入口なのですが。
一度、電車で座った身としては入り口から続く急な階段が厄介でした。
二宮駅の改札を出てから15分弱で吾妻山の山頂に到着です。
ちなみに山頂は標高136mです。
吾妻山公園と言えば菜の花の名所です。
残念ながら富士山は隠れてしまいましたが、相模湾と併せて菜の花畑が広がります。
日没前にも関わらず、多くの人が菜の花を見に来ていました。
菜の花は梅と同じく、早春を伝える花です。
というわけで、曽我丘陵と吾妻山の二つの登山?が完了しました。
ここに寄れれば完ぺきだったのに…。
二宮駅の駅前にある山小屋という喫茶店です。海沿いの街に山小屋とはパンチが効いています。パフェが有名のようです。
静かな冬の海岸線
代わりと言ってはなんですが、駅前にあった湘南クッキーの自販機で何個かクッキーを購入しました。
海まで距離ないし、海岸線に行こうと提案し、着いてきてくれるのは本ブログの読者なんだなと….。
西湘バイパスの下をくぐり、意味もなく海岸線を見に行きます。
冬の海岸線は誰もおらず、マラソンをしている人すら見かけませんでした。
登山服を来てはしゃぐ人たち。
登山を趣味としているとどうしても海に行くことはなくなるので、積極的に海には立ち寄っていこうというスタンス。
夕暮れの海を見ながら二宮駅で解散しました。
埼玉方面や青梅など遠くから来てくれた人もいて、わずかな時間でしたが貴重な時間を過ごすことができました。
と、19時ごろに戻ってきた近所の定食屋で、チキン南蛮を食べながら思うのでした。
曽我丘陵のハイキングを終えて
曽我丘陵は全般的に車道歩きですが、富士山と海をダブルで展望できる優秀なハイキングコースだと思います。日曜日の朝、少し早く目を覚まし、朝食を食べ、洗濯物を干し、ヒーロー戦隊ものとアニメを鑑賞してから、さらっと出かけることができます。そして、ちょっとだけ旅行気分が味わえます。
ザックにはスペースを空けておき、外で販売しているみかんを買って帰ります。夕方ごろに家に帰り、お風呂に入って夕食。買ってきたみかんを食べながら、布団へ。
とても、いい一日を過ごせます。
今回のように梅が開花する2月中旬から下旬が良く、冬の澄んだ空気の中歩くことができます。
曽我の梅祭り以外に松田の河津桜や蝋梅、小田原の梅祭り等、初春の花が咲き始めるイベントも要チェックです。
今回のイベントに参加して頂いた皆様ありがとうございます。また、開催してみようかな。
幕山の記事はこちら
梅見ハイキングとしては湯河原にある幕山も定番です。こちらは3月上旬が見頃になります。
曽我丘陵の地図はこちら
箱根の地図の隅っこに記載されていたりします。
コメント
もう少し先まで、不動山越えて浅間山越えて進むと、いこいの村あしがらに日帰り温泉もあります!ただあそこ入れる時間が変なので注意!
>目黒駅は品川区さん
地図を見ていて、これ温泉なのかな?と気になっていました。
梅を見るため降りてしまいましたが、今度は寄ってみようと思います。
ぜひまた開催してください~!ご一緒したいです!!
>yuさん
コメントありがとうございます。
また、開催したいと思います。少し暖かくなったら。
veryblueさん、はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
写真もきれいでため息が漏れます。
私は最近登山をするようになり、
ミラーレスに不満を感じ一眼レフにしようかと
思ってるのですが、候補はキャノンのEOS80Dか
ニコンのD5600で迷ってます。
そこでveryblueさんの意見を伺いたいのですが。。
70Dを持ってらっしゃるのですね?
使い心地はどうですか?
私がなぜこの2つで迷ってるかと言うと
バリアングルとフォーカスポイントが多いカメラは
はずせない条件でして。(小さい犬飼ってます)
ニコンはレンズが高いのでキャノンの80Dが一番ほしいカメラです。
ただ、登山するうえでカメラの重量はいかがなものかと
思いまして。
女性で重いカメラを持ってる方はいますか?
お意見いただければ幸いです。
>くみさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
ブログを読んで頂きありがとうございます。
あまりカメラについて詳しくはありませんが、お答えさせていただきます。
70Dを使用していますが不満は特にありません。雑に使用しすぎて、既にボロボロです。
バリアングルは欠かせない存在で、様々な角度から写真を撮ることができます。AFの速さも満足しています。
カメラの重量は女性にとっては重いかもしれません。
標準18-135mmのレンズは重く、歩きにくいのでお勧めできません…。
自分は24mmのパンケーキレンズと10-18㎜の広角レンズを主に使い、山頂で望遠レンズを取り出すといった使い方をしています。
女性で一眼レフを使っている人はいますけど、ガンガン使う人もいれば、重くてお蔵入りという人もいます…。
これは肩の具合にもよるかと思います。
個人的には軽いパンケーキレンズを主に使ってみてはいかがかと思います。
veryblueさん、ご意見ありがとうございます!
登山する方の意見はとても貴重です。
80Dを買うのに迷いがなくなってきました。^^
私もパンケーキレンズと10-18mm広角レンズは買う気でして、
普段はシグマの18-200mmにしようかと思っています。
では、また登山記事を楽しみにしてます。
時々コメントにお邪魔させていただきますね。
いえいえ。
18-200mmとは重そうなレンズですね@@;
自分も使い込みすぎて、すでにボロボロなので、80D欲しいです。
莫大な遺産を持ったおじいさんを助けるところから始めようと思います。
ぜひ、コメントよろしくお願いします。
自分も巣雲山(静岡県)に登ってきてみかんを買ったのですが、10kg3000円で標準よりちょい安くらいでした…デコポンとか見るからに安そうですね、これなら登山ザックで行けば良かったと後悔するのはムリもないですね( ;∀;)
>*SNOW*さん
巣雲山、はて?と思いましたが、熱海と伊東の中間にある山だったのですね。
公式にはみかんの花咲くコースとあったので、みかんを食べるにふさわしい山で良さそうですねえ。
河津桜の時期にもみかんを買ったので、しばらくしたら伊豆に行きたいです。
曽我丘陵の検索でヒットしました。
当方、小田急線本厚木駅周辺に暮らしております退職男です。
こちらのブログは、近場のハイキングコース探しに大変役立ちます。
>Taibunさん
コメントありがとうございます。
本厚木在住と言えば丹沢が近いですね。年末に大山に行き、本厚木の焼肉屋で打ち上げをしました。でも、そのあとに高熱にかかりました。
最近は三浦半島にある大楠山と三浦富士に登りました。神奈川にはまだまだたくさんの登るべき山がありますね。
陽の当たる斜面の梅の木はしっかりと花を咲かせていました。
のコメントの樹は梅ではなく桜ですよ
梅と花の付き方、蕾の付き方が違います
おそらく早咲きの桜の河津桜ではないかと思います