【栃木】横根山・井戸湿原 ハイキング ~ 3種のツツジが共演、前日光牧場の旅

登山日光・那須
井戸湿原 満開のツツジ

2021年5月30日

栃木県鹿沼市の横根高原にある横根山よこねやま井戸いど湿原に行ってきました。標高1373mです。

井戸湿原はたくさんのツツジが咲くことで知られています。5月下旬はヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオが共演し、桃源郷の風景を見ることができます。ちなみに、横根山は展望もないし、おまけ扱いのピークです。

井戸湿原のツツジ

5月下旬になると、全国各地でツツジが見頃になり、またシャクナゲも開花する。一年を通した山の花のピーク期間です。

山を選びきれずに頭を悩ましていると、ふと下野新聞のネットニュース「ツツジ3色そろって見頃」の記事を見つけました。写真2枚だけ掲載されていましたが、非常に魅惑的な風景でした。

ツツジが入り乱れて咲く前日光を旅してきました。

横根高原の地図とコースタイム

井戸湿原の地図
コースタイム
  • 7:48
    前日光ハイランドロッジ
  • 8:06
    横根山
  • 8:46
    五段の滝(井戸湿原の奥)
  • 9:55
    象の鼻
  • 10:21
    前日光ハイランドロッジ

行動時間は2時間33分です。

前日光ハイランドロッジの駐車場からスタートしました。山頂である横根山は駐車場から15分。登山というよりハイキングでした。

横根山・井戸湿原 ハイキング

前日光ハイランドロッジから牧場を歩いて横根山

前日光ハイランドロッジ 駐車場

登山開始地点は、鹿沼市の前日光ハイランドロッジです。「日光」と名がついていますが、いろは坂を登らない場所の日光エリアになります。登山ではマイナーな山域です。

朝7時半に到着しましたが、既に30台以上が駐車していました。全国知名度はないのに、人気なんだな…。

前日光ハイランドロッジ 標高1298M

前日光ハイランドロッジは標高1298m、奥日光の中禅寺湖と同じくらいの標高です。朝方はちょっと肌寒かったです。トイレに入って出発準備。

元栃木県民だけど、こんな場所あるなんて知らなかった。

井戸湿原

井戸湿原の案内、ツツジの写真が掲載されているので、ツツジ見頃が訪れるべきシーズンのようです。ぐるっと周回して3時間程度、かつ高低差もあまりなくお手軽なハイキングコースです。

「かぬま」のロゴが「かましん」と似ている(栃木県民にしかわからないと思うが)。住所的には栃木県の鹿沼かぬまになるのです。

横根山の登山
横根山の登山

まずは、横根山山頂を目指し、登山開始です。牧場横の階段を登っていきます。砂利道を進んでいけば、山頂をカットして、井戸湿原に行けるコースが整備されています。

前日光ハイランドロッジ

放牧する草原になっているので展望が良いです。ですが、最後まで牛の姿を見ることはなかったな…。

ズミの木

登山道入り口では、ズミの花が満開でした。

ズミの木と皇海山

日本百名山の総選挙ランキングが開催されれば、トップ5に入るんじゃないかと噂される皇海山すかいさんが見える。

皇海山

憧れの皇海山を眺める展望地として、人気がもっと上がって欲しい。

ここから、朝日に輝く皇海山、夕日に燃える皇海山などを撮影する、皇海山専門カメラマンもいるんじゃない?

え?いない?

山ツツジ
横根山の山頂へ

牧場の敷地を出たり入ったりするが、案内板に従って横根山を目指します。

山ツツジ

ここから、鮮やかな朱色のヤマツツジが出現し始めました。日本で最も広範囲に分布するので、山で見るツツジの代表格。

ツツジのトンネル

ツツネル(ツツジのトンネルの略)が出来上がっていて、さらにツツジの密集が期待される井戸湿原に期待が高まる。

横根山の階段
横根山とツツジ

階段と木道をえっちらおっちら登っていく。

スタート地点からは標高差75mしかなく、高尾山よりイージーであることは間違いないです。

展望ゼロの横根山、ツツジのトンネルで井戸湿原へ下る

横根山の山頂

横根山の山頂に到着しました。

唐揚げに楊枝を刺したような傾き具合の看板に、脱力感があります。一応、栃木百名山に選定されているものの、それを示す看板がない。大抵、あるんだけどなぁ…。

横根山の山頂

ご覧のように展望はまるでない。よく考えれば名前も地味だ。そして、山頂に到着してすぐに曇り始めた…。ぐぬぬ。

ズミの花
横根山の山頂にある東屋

山頂には屋根付きの休憩所があります。たくさん花が咲いているので、虫がぷーんぷーん飛び回っているので、この時期は休憩に適さない。

ツツジ

横根山の山頂のピークハントを終えて、井戸湿原の方面へと降りていきます。

シロヤシオ

井戸湿原に近づくと、シロヤシオが咲き始めました。ヤマツツジと併せて、紅白でおめでたいカラーリング。卒業式の日に配られた紅白饅頭を思い出す。

シロヤシオの花

満開時期だったので、散っているシロヤシオもありました。

2週間前に同じ標高の神奈川県の畦ヶ丸でシロヤシオが満開でしたが、北にある分だけで開花が遅いのかな。

コバイケソウ

コバイケソウがにょきにょきと成長中。

井戸湿原のフェンス

鹿よけのフェンスが設置されていました。入口の案内板にもありましたが、鹿が増えて、食害が起きているらしいですね。ハンドルでロックをかけるタイプではなく、紐で結ぶクラシックなフェンスでした。

赤、紫、白のつつじ

井戸湿原エリアに入ると3種のツツジが、マシマシで咲いています。これは見事である。

赤、白、ピンクの3種のツツジが満開、井戸湿原周回コース

井戸湿原

井戸湿原を見下ろせる場所にやって来ました。奥深い樹林に囲まれ、どこか神秘性のある雰囲気がある。先程までの雲も晴れ上がり、うまい具合に光が差し込んでいます。

関東ふれあいの道
井戸湿原のベンチ

3セットほどベンチが有り、休憩スペースにもなっています。ベンチでお弁当を広げて、ツツジの花見が出来る。

シロヤシオ

シロヤシオが青空に映える。

丹沢のシロヤシオは尾根に自生しているので、登山道からの距離が遠い。ここのシロヤシオは距離が近くていい。

井戸湿原の周回コース

湿原まで降りてきて、井戸湿原いどしつげん周回コースを歩きます。今回歩くコースの最奥である、五段の滝を目指していきます。

井戸湿原の周回コース

ツツジが咲いてないところがないコース。

ツツジ満開の井戸湿原

湿原に架かる木道。

井戸湿原の象徴的なプレイスなので、周回した後に立ち寄ります。

湿原の水
アカヤシオの花
レンゲツツジ
レンゲツツジの蕾

水面に散ったアカヤシオ、これから花を咲かせるレンゲツツジ。全てのツツジが集まった井戸湿原、オールブルーならぬオールツツジ(?)です。

シロヤシオのトンネル

井戸湿原の奥に進んでいくと、シロヤシオの群生エリア。シロヤシオのトンネルになりました。

シロヤシオの花

わかりにくいけど、100%のシェア率でシロヤシオです。

五段の滝

五段の滝に到着です。

五段の滝

岩の間からちょろちょろと滝が流れています。滝の定義は不明ですが、他の山だったら名前もつかない沢の水量。

湿原に集まった水が、麓へと流れ出だしているようです。

井戸湿原 満開のツツジ

周回コースの反対側に回ると、ツツジの桃源郷と行っても過言ではない風景。

ツツジに囲まれた湿原に架かる一本の木道

井戸湿原

井戸湿原の中央には、尾瀬を思わせるような木道が整備されています。夏のような大きな雲が浮かび、5分くらい棒立ちで風景を眺めていました。

井戸湿原
井戸湿原の木道
小川が流れる井戸湿原

湿原には小川が流れています。

鳥のさえずりと共にちょろちょろ流れる水のBGMが心地よかったです。比較的、朝早かったので、もう少し遅い時間だと人通りがあってゆっくり出来なかったかも知れない。

ワタスゲ咲く

遠すぎてわかりにくいけど、ワタスゲが白い綿毛を揺らしていました。色々、見れてお得です。

井戸湿原の象の鼻へ

井戸湿原を堪能して、象の鼻経由でスタート地点に戻ります。

10km先にある発光路が気になりました。道がピカピカしているのだろうか。未開拓の前日光エリアにはたくさんコースがあるみたいで、いずれ歩いてみたいです。

井戸湿原の木道

湿地になっている何所には木道が整備されていて歩きやすい。

井戸湿原周回コース
井戸湿原の出入口

再び、鹿よけのフェンスを抜けて井戸湿原のエリアから抜け出しました。

仏岩

仏岩と名付けられた岩。

名がある岩がということは、山岳信仰の修行の道の証拠。下山後に立ち寄りますが、麓にある古峯神社で修行している人の目印になっていたようです。

標高1200mの牧場から眺める皇海山

ベンチ
象の鼻

象の鼻となっている岩(全くそう見えない)に出ると、本日のトレッキングコースは終了です。

象の鼻から見える皇海山

象の鼻は展望台があって、群馬県の赤城山から栃木県の足尾〜日光界隈の山々を眺めることが出来ます。ここからの展望の主役はやはり皇海山で、皇海山フリークには生唾ものです。

牧場のズミの花が羊っぽく見える。三重県鈴鹿の竜ヶ岳のシロヤシオみたいに。

雲隠れ男体山

栃木県の象徴たる男体山は雲隠れ。

今日は皇海山がバッチリ見えたのでヨシとしよう。

日光白根山

関東地方最高峰の日光白根山も見えました。日光白根山って、連峰から少し頭を出してる山なので、遠目から見ると目立たないんですよね。

ズミの花

象の鼻からは、作業用道路を歩いて、ハイランドロッジまで歩きます。牧場にはズミの木がたくさんあります。シロヤシオと混同…しないか。

前日光ハイランドロッジに戻ってきた

10時20分にロッジに戻ってきました。

2時間40分ほどのハイキングでしたが、大満足の内容でした。駐車する車が激増していました。全国知名度はそこまでないと思うけど、栃木県界隈じゃ有名なスポットだったのかな…。

古峯神社を参拝して御朱印をいただき、鹿沼名物ニラそばを食す

古峰神社

ハイランドロッジから移動すること20分弱、古峯ふるみね神社を参拝しにやってきました。栃木県内においては、かなり規模の大きい神社です。

子供の頃、鹿沼市には数え切れないくらい来ているけど、ここに来た記憶はない(来ているのかもしれないけど…)

古峰神社
  • 御祭神は日本武尊(ヤマトタケル)
  • 1300年前に開かれ、古峯ヶ原こぶがはらが奥宮・聖地
  • 天狗信仰がある

要点をまとめるとこんな感じです。男体山を開山した勝道しょうどうという僧侶は、この神社で修行したのだとか。

古峯神社
古峰神社
古峰神社の天狗
天狗がいる

古峯神社は、大きな社殿があるわけではなく、茅葺屋根の質素な造りです。同じ栃木県内にある二荒山神社と比較すると対照的です。

古峰神社の御朱印
一番人気は上段の真ん中らしい

古峯神社の御朱印は見開きの天狗のイラスト付き。そして種類が豊富です。

ちなみに、選択できるのかと思ったらそうではないらしい。その辺のシステムは調べてみて下さい。御朱印集め界隈では有名らしく、人気の書き手さんがいるらしいです。

古峰神社の御朱印

自分が頂戴した御朱印。いいでしょ?

古峯神社

ご利益は、伝統的には火事にならない火伏や豊作、村内安全のようです。今は全般に御利益がありますが、自分が栃木にいたころは、交通安全の札を貼ってる車をよく見ました。特に、ヤンキーのいかつい車に。

天狗屋

ちょうどお昼時、ハイキング中は食べ物を何も持ってなかったのでペコペコ。神社の入口にある天狗屋で食事にしました。

ニラそば

鹿沼ご当地グルメのニラそばを食べました。

鹿沼市は蕎麦と韮の産地なので、それを合わせてしまったというものです。見た目通りというか、想像通りの味です。

ニラそば

ただ、それぞれの食感が面白く「アリだな」と思ったので、後日、家でも真似してみました。

子供の頃、全く食べたことなかったな…。

前日光つつじの湯交流館

食事を終えた後は、また移動して、前日光つつじの湯交流館で汗を流しました。

料金500円、建物が綺麗、内湯と露天風呂が広い。休憩スペースに、売店、レストラン有り、全ての温泉がこれだったらいいのにって感じの温泉でした。

岩下の新生姜ミュージアムのソフトクリーム

帰りがてら栃木市にある岩下の新生姜ミュージアムに立ち寄り、ソフトクリームを食べました。生姜が練り込まれて、ピリッと辛く、岩下の新生姜のトッピングし放題でした。

ここは、かなり混沌としたミュージアムでした。洗脳ソングが流れていて、気づいたら3000円分くらいお土産を購入してました。怖い。

横根山・井戸湿原のハイキングを終えて

象の鼻からの展望

最初から最後まで、ツツジが乱れ咲いていたハイキングコースでした。

一種類のツツジが群生している山もいいですが、種類入り乱れて咲いている山も素敵です。今回の時期より少し早ければアカヤシオ、少し遅いとレンゲツツジが楽しめるみたい。

ツツジが咲く山・湿原として、栃木県外にも認知される日が来るかも。

井戸湿原の木道

前日光はガッツリ歩けるコースもあるらしいので、また春か秋にでも再訪してみようと思います。電車とバスでスタートして、わたらせ渓谷鐵道の方に縦走すると旅として面白そう。

それにしても、牧場の牛は開放されるのだろうか…?

皇海山の記事へ

皇海山が気になった方は、併せてご覧ください。14時間の登山で、危険な岩場、ヤブだらけの登山道でした。

コメント

  1. のんびり自然を楽しめそうな良いところですね。
    それにしても「五段の滝」の衝撃的なスケールに笑いました。
    国土地理院のページに滝は「流水が急激に落下する、普通は高さ5メートル以上」と書かれていましたが。。

    • コメントありがとうございます。
      高さ5メートルは明らかになかったですねえ。もしかすると5段全て足したらあるのかもしれませんが…それでも、足りなかったと思います。

タイトルとURLをコピーしました