2010年10月23日
東京都の川苔山に行ってきました。標高は1363mです。
山奥まで沢が続き、登山道の奥には百尋の滝があります。落差は40mあり、奥多摩山域で有名な滝です。
コースが充実し、そこそこの歩き応えのある登山であることから、人気の山の一つです。
川苔山について
地図
川乗橋バス停から出発して、鳩ノ巣駅に縦走するコースです。
川苔山 日帰り登山
新宿駅からホリデー快速に乗って奥多摩駅
新宿から奥多摩駅まで直通で運行しているホリデー快速で行きました。
いつもの乗っている中央線がこんな山奥まで走っていることにすごい違和感があります。
紅葉の時期のためか新宿から登山客が多く、座席が埋まりました。
奥多摩湖方面行のバスに乗り込みます。
東京の最果て駅で、通勤ラッシュ並みの混雑を味わうことになるとは…風情があります。
川乗橋バス停で降りると登山道入り口です。
この写真の反対側は川が流れていて、川の音が涼しげです。
準備体操を終え出発します。
川苔山登山口~沢沿いの涼しげな登山道
本格的な登山道までは舗装道を進みます。
写真右側は沢があり、沢の音が心地いい。
今日も暑くて、Tシャツ一枚でも十分でした。ただ、止まって数分経つと寒くて上着を着る感じ。
振り返ると、山の谷沿いを進んできていることがわかり、沢沿いを進んでいることを実感。
舗装道の終点にはしっかり看板が立っていました。
工事中となっているのは登山者用のトイレを建設しているようでした。
舗装道を30分くらい進むと、本格的な登山道になります。
まずは、1.9キロ先の百尋の滝を目指し進みます。
登山を入ってすぐに沢沿いの登山道になります。東京の水ってこんなに綺麗なんですね…。
木材で作られた橋が掛かっていて、非常に歩きやすいです。
前日雨だったせいか、滑って沢にダイブしそうになることもしばしば。
道は落ち葉でふかふか、クッションが効いて歩きやすかったです。
夏に来ても楽しそうですが、登山道を歩いている分にはすごい暑いんだろうな…。
落差40mの百尋の滝
川乗山登山の名物、百尋の滝に到着。
登山口から百尋の滝までは小刻みなアップダウンがあるくらいで、平坦な道でした。
「尋」は古く日本で用いられた長さの単位であり、現在のメートル法では1.818 mである。したがって「百尋」とは181.8mとなるが、実際の落差は約40mほどしかない。
名称の由来は長さらしい。しかし、適当だな。
轟轟と音を立て、水しぶきを10m離れている場所でも感じます。
都内でこれほどまでの滝をお目にかかれるなんて思いませんでした。
百尋の滝を動画で撮影してみました。
しばし、滝壺周辺で休憩を挟み、川苔山の山頂に向かいます。
山頂までの距離は2.4キロありました。
登山口から百尋の滝まで1.9キロだったので、余裕だぜと思いきや、ここから先は急な登りが始まるので、数字だけで判断は間違っていることをすぐに知る。
傾斜のある急坂が続きます。
おまけに土の道に落ち葉が堆積しているので、足が取られて滑る滑る。
標高が上がるにつれて、徐々に葉が色づいてきました。渓谷沿いの紅葉を楽しむのであれば、11月下旬が塩梅が良いようです。
川苔山らしく、苔が見られました。
このあたりは日の当たらない樹林帯で湿気があるようです。
標高1364mの川乗山の山頂、山頂から富士山の展望
12時43分、川苔山の山頂に到着しました。川乗橋バス停から2時間50分、百尋の滝から2時間ほど掛かりました。
山頂標識は「苔」ではなく「乗」でした。長野県の「飯縄山」、「飯綱山」のように感じが違うパターンありがち。
山頂は広く、ビニールシートなどを持ってきてゆっくりできるようです。
昔は茶屋があったらしいです。バスがすごい混雑していると思ったのですが、昔はもっとすごかった時代があったのでしょうか…。
三角点。
グリコと彫ったやつのセンスを疑う。
山頂付近は紅葉しており、もう1週ほど先が見頃のようでした。
この日は曇っていて、展望があまりありませんでした。山頂にいたおばさんが「あれ、雲取じゃない?」と言っていました。
雲取山は標高2000mを越える東京最高峰。いつかは行ってみたいです。
ちなみに晴れていると富士山の展望があります。
こちらは2度目の川苔山の記事になります。
セブンイレブンで買った、おにぎりとサラダを食する。魔法瓶に入れてきたコーヒーで一服。
半分くらいの登山客が、バーナーでラーメンを作ったりしていて羨ましかったです。
川苔山の山頂から下山、鳩ノ巣駅へ縦走する
下山を開始します。
登山口とは別の鳩の巣駅方面に向かいます。山頂付近の穏やかな稜線がとても歩きやすかったです。紅葉ピークの頃は素晴らしいんだろうな…。
下山路はこれがまあ退屈な杉林の樹林帯です。
ほぼ、無心で歩いていた気がします。
15時29分 鳩ノ巣駅に到着
下山は2時間ほど掛かりました。
この後は青梅線に乗って立川まで行き、打ち上げをして、帰路につきました。
川苔山の登山を終えて
川苔山は東京にありながら奥深い自然を味わえる山です。
道中にはお茶屋や山小屋が一切ないので、食事や飲み物を用意しないといけません。自分たちのように高尾山や御岳山などの超メジャーな山を登った初心者登山者が、次のステップとして歩く山に相応しいと思いました。
百尋の滝、沢沿いのルート、展望の良い山頂、駅から駅への縦走と見どころはたくさんあるので人気がうかがえるのもわかります。
また季節を変えて再訪したいと思いました。
コメント
はじめまして。登山のブログを見ていて、こちらにたどりつきました^^
ブログ、すごくおもしろいし、ほっこりしますね。
それに、登山するにはとても参考になりますね~川海苔山は、少し前に行きました。すごくきつく感じました。。多分景色を見る余裕もなく、前の人のお尻ばかり見ていて(^_^;)帰りの下山も辛かった(T_T)
もう一度登ったら、少し余裕も出て楽しめそうです^^
登山は今年から行くようになったので、これから徐々にいろんな山に登りたいです^^
>ミトコンさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
また、ブログを評価していただきありがとうございます。
川乗山は滝からの登りは厳しいですからね…。しかし、あの傾斜を一度経験してしまえば、他の山できっと役に立ってくると思います!
自分もこの秋から春にかけては、東京近郊の山をちらほら登るつもりでいます!
そうですか!一度経験したら他でもがんばれますかね^^実は、こちらのブログで見て三頭山に行ってみたいんです^^紅葉が素敵ですよね~でも、ヌカザス尾根がキツイ傾斜とあったので(^_^;)川海苔山の傾斜を経験したなら大丈夫そうですかねw次はどこの山に行くのでしょうか!更新楽しみです
>ミトコンさん
三頭山はこのブログを見て、行ってみたいと言ってくれる人が非常に多い山です。
特にあの奥多摩湖の浮き橋がインパクト大のようです。
更新頻度が非常に遅いですが頑張ります!
登山ブログを検索していて、こちらにたどり着きました。
いろいろ参考になりますし、読んでいて楽しいです。
これからも更新よろしくお願いします。
>じゅんさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
更新は遅いですが生暖かい目で見守って下さい。