2011年12月28日
神奈川県箱根の神山・駒ヶ岳に行ってきました。標高は1438mです。
今年も残すところあと4日になりました。
この1年ずいぶん旅をしてきた気がします。2011年は過ぎてみればあっという間、しかし多くの思い出を得ることができました。そして、今年最後の登山は、神山(かみやま)に挑戦してきました。
箱根山は一般的に都心から近い温泉地がある山というイメージですが、実際には箱根山という名前の山は存在しません。箱根にある山をいくつか集めて箱根山と呼ばれます。
八甲田山、八ヶ岳、那須岳と同じですね。自分は登山を始めてから知りました。
箱根にある山々で一番高い山は今回登った神山で、標高が1438mあります。
年明けに箱根駅伝が開催されるこの地で、一足先に箱根の山々を駆け抜けてきました。
箱根山について
地図
早雲山駅から周回するコースを歩きました。
箱根山(神山・駒ヶ岳)
箱根山登山 – 出発編
自宅を出発したのが6時ちょっと過ぎでまだ夜が明けてません。暗いです。
箱根は神奈川の西の果て、県を縦断するので意外と遠く、朝早いです。
いつものように二子玉川で多摩川を通過するときに日の出を見る。
小田急線で小田原に行く途中に見えた富士山。まさかこの電車から見た富士山が、今日最後の富士山の姿になろうとは・・・・。
8時20分に小田原駅にてみやじゅんと合流。二人で登るのは久しぶりだったりします。
さて、ここで本日のお買い得情報。
小田原駅に到着したら、一度改札を出てから窓口にてこの1日乗車券「トコトコきっぷ」の購入をオススメします。
箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーが1500円で乗り降り自由になります。単純に往復するだけでも600円はお得。
改札出ないと購入できません(たぶん)。
小田原から発車する登山電車を見逃してしまい、タイミングよく来たロマンスカーで箱根湯本駅まで向かいました。ちなみに特急料金は200円でした。
箱根湯本駅で箱根登山電車に乗り換えます。
終点の強羅(ごうら)駅まで片道40分掛かります。
スイッチバッグしながら登るので結構時間が掛かる電車です。逆方向の電車を追い越させるため駅に停車する際、扉が開けっ放しになるのでとても寒かった・・・。
9時40分ようやく強羅駅に到着しました。
なんか強そうな名前だよねごうらって。
ここからはケーブルカーに乗り換えです。終点の早雲山(そううんざん)駅まで向かいます。
路線距離僅か1.2キロのこの列車、いくら傾斜があるとはいえ一本道があったら歩いたほうが絶対早い。先週の高尾山でもケーブルカーに乗っているので2週連続。
早雲山駅に到着しました。
この駅からは箱根ロープウェイへ乗換えが出来ます。ロープウェイで1つ隣の大涌谷駅から登山することも可能で、神山へのコースタイムにして30~40分ほど短縮できます。
が、ロープウェイ片道820円。
ちょっと躊躇ってしまう値段なので、なるべく安く上げるポリシーの僕たちは早雲山から登山をします。
外に出るとなかなかの見晴らしです。
登山口は駅から目の前にあります。
今回のコースです。赤が登り、青が下りです。画像をクリックすると大きくなります。
神山を目指し、その後は駒ヶ岳に向かいます。下山は登りとは違う道を通り、最終的に同じ道で下山するコースです。
3時間半の移動を経て、いよいよ箱根山登山がスタートします。
さて地味です。
箱根のメインスポットの芦ノ湖から反対にあたる山の斜面のため景色がいいわけではなく、単調で急な登りが続きます。
岩陰にはチラチラ雪が残っていました。
「なんだか箱根の山っていっても地味だな」
そんな愚痴を言いながら登っていると硫黄臭が漂い始めます。
なんかの祠があったり。
そして富士山の展望は完全に雲に覆われています。
標高が高くなってきたら雪がぱらぱらと降り始めました。天気予報だと晴れだったのにな。
雪をかぶった岩の上は滑って危険。
凍結しているのでうっかりしていると踏み外しそうです。
苔もまだまだ活動中。
11時40分に神山の頂上に到着。
事前に調べていた通り、木が生えていて展望もほとんどない山頂です。
箱根の山頂がこんな地味だったとは。
山岳信仰の山の割には山頂にはなにもありませんでした。
さて、さっさと駒ヶ岳へ向けて出発します。
駒ヶ岳へは神山からコースタイムで60分ほどで、一度下ってから登ります。土の上を歩くので、かなり泥が付着します。
こいつが箱根駒ヶ岳。のっぺりしてますね。
神山の登山道と比べると比較的に楽で緩やかな道。
あ、なんか建物が。
12時20分に箱根駒ヶ岳に到着です。
それにしもてこの山頂にあるロープウェイ駅は、その大きさに圧倒される。
コンクリート製で、7~8階建ての高さはあります。冬だから寂れた印象があるけど、春先とか観光シーズンは賑わうんでしょうか。
箱根駒ヶ岳山頂は木が生えてなく広大で、神山とはがらりと印象が違いますね。
山頂には神社もあります。
ロープウェイ駅の横にある見晴台から芦ノ湖を一望。天に浮いてるかのよう。
晴れていればば当然富士山が眼前にドーンと見えるはずなんですがね。
当然、観光客が多いので登山スタイルの自分たちは目立ってしまいます。
山頂神社へ。
かなり立派で、お賽銭を上げて今年無事のお礼と来年の無事をお願いしました。
山頂マーク。
結構風が強くなってきて寒い。
小田原市と相模湾を一望できる場所にベンチがあったので昼休憩です。
今回用意したのは自分のお気に入りの鍋「豆乳鍋」です。
山頂鍋を前々からやりたくていい機会です。
スーパーで売っている野菜パックと豚肉をぶち込んでスープの元を入れるだけです。
神山とかけて持ってきた御神酒。これ自体はあんまり美味しくないんだけど、豆乳鍋に隠し味で入れると断然美味しくなります。
あっさり目のとんこつラーメンのような味わい。
ずっと外のベンチに座っていたため体が冷えたので、ロープウェイ施設の中に逃げ込みました。
カップラーメンの自販機とかありました。
ストーブでがちがちに冷えた指先を温めます。
下山開始です。
箱根駒ヶ岳と神山の中間にある分岐で、神山の側面を経由するコースです。
これもまぁ地味な道でした。
15時22分に早雲山駅に帰ってくることが出来ました。最後のほうはほぼ走ってた。
なんだかすごい混雑してます。
年末で訪れる人が多いのか・・・。外国人観光客が結構いましたね。
強羅で登山電車に乗り換え。
ずっとうとうとしてました。
箱根湯本駅からはロマンスカーに乗って帰宅しました。
箱根山登山を終えて
今年2011年の最後の登山はこうして終了しました。
富士山も見れず、天候にもあまり恵まれずといった内容の登山になってしまったけど自分たちらしい結果かな。富士山の展望がないと8割楽しさが減ったようなもんです。是非天候がいい時期を狙って行ってみて下さい。
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