2022年2月27日
神奈川県逗子市にある二子山ハイキングコース(二子山自然回廊)に行ってきました。標高は206mです。
東逗子駅からは1時間程度のコースタイムで登ることができる山です。三浦半島の北部、相模湾と東京湾の中間地点にある里山です。三浦アルプスに属している山でもあります。
二子山は以前、森戸川源流を歩いた際、分岐の看板にあったことで知りました。調べてみたら、逗子市のハイキングコースとして整備されていました。
朝は遅め、夕方には用事がある、そして逗子で評判のカレー店に行きたい、そんな理由で旅してきました。
逗子の二子山について
地図
逗子市のホームページに地図が掲載されています。
コースタイム
- 09:51東逗子駅
- 10:56二子山の山頂
- 12:18逗子駅付近
行動時間は2時間27分でした。
二子山ハイキング
横須賀線東逗子駅から徒歩6分の二子山登山口
本日のスタート地点は、横須賀線の東逗子駅です。
大抵の横須賀線はお隣の逗子駅が終着駅なので、乗り換える必要があります。
駅前の看板にコースマップが設置されています。
「神武寺・鷹取山ハイキングコース」を一度歩いているので、東逗子駅に降り立ったのは2度目です。
登山口までは僅か徒歩6分です。京王線高尾山口駅からの高尾山登山口より近いかも知れない。
駅前の通りから見える小学校らしき建物の方へと歩いていきます。そして、小学校のフェンスにハイキングコースの案内がありました。
ワンピースのゾロでもなければ道迷いはしないでしょう。
民家の庭先には梅が咲いていました。隣駅の田浦駅には梅林があるので、来年あたりに機会があれば行ってみたいです。
マウンテンバイクも走れる穏やかなハイキングコース
二子山登山口がありました。
鎌倉や三浦半島って、いつの間にかハイキングコースに入っていくことが多いので、登山口らしい登山口は珍しいかも。
登山口付近はまだ民家の裏手にあります。
マウンテンバイクの注意書きがあるので、自転車で通過する人もいるようです。
ハイキングコースらしい、緩やかで歩きやすい傾斜をしています。
確かにマウンテンバイクであれば、障害のない道です。そしたら、正面から外国人二人組が、マウンテンバイクで降りてきました。
スポーツ・競技的に山を楽しんだことないから、いつか挑戦してみたいですね。
ずっと、登っている感覚はなく、杉と笹の樹林帯を歩いていきます。
野生動物調査中と書かれた札と共に、いかついハードケースに入った機械が設置されてました。これで何を調査しているんだろうか。イノシシが出没するらしいので、調査しているのでしょうか。
標高200m程度なので、「ああ、もう山頂?」くらいを想像していましたが、意外と歩かされますね。
途中に展望台の分岐があったので立ち寄ってみることに。
展望台とは名ばかりの小高い丘。いや、丘とも言えない場所がありました。展望は…海がちょこっと見えるかな…。
自分はライトな花粉症です。暖かい日に締め切ったバスか電車と言う条件のもとで、花粉症が発動するタイプです。コロナのおかげと言ってはなんですが、車内の窓が開放されているので、コロナに流行ってから花粉に苦しむことがないです。
ハイキングコースも終わり、オフロードのような場所に出ると、山頂は近いです。
そして、車道が終わり、最後の登りです。
冬だからなのか山頂は木が生えておらず、こざっぱりしてます。夏だと雑草が茫々と生えていそう。
標高207mの二子山の山頂、東京湾と横浜が見える
二子山の山頂には展望台が設置されていました。正直、展望が大きく変わるとは思えないけど…。
二子山の山頂に到着です。東逗子駅から1時間5分で到着しました。
時間にすると短いですが、横移動が長いおかげで、意外と歩いた感覚があります。
標高207mの二子山。鎌倉・三浦半島の山に登ったら必ず言っていますが、横浜ランドマークタワー(295m)より低いです。
なーに、山の高さは標高じゃないです。男も身長だけが全てじゃないです。
さて、二子山からの展望ですが、東側(横浜・東京方面)の展望が開けています。結構、内陸にある山なので、意外と海が遠いです。
横浜のビル群、東京のビル群が見えます。2月末ですが、すでに空気が霞んでいます。2022年の今年は、北日本や日本海側は大雪でしたが、関東地方は比較的暖かい日が多かったですな。
それ以外は展望なし。
隣接するレーダー施設の方が山頂より高く、あそこからは富士山が見えそうです。メンテ中で、カンカン、キンキンと金属を叩く音がしていました。
ちなみに、一等三角点があったりします。一等三角点は全国に1000点しかないのです。つまり、サイゼリヤと同じ数ってことです。
たまに見かける「世界人類が平和でありますように」のポールがありました。これは、ピースポールと言うらしく、某宗教団体が設置しているらしいです。
これがどのような手続きを経て、各地に設置されえているかは謎です。
二子山から先はがけ崩れで、通行禁止されていました。崖があるようには思えないんだけど、いったんは引き返します。
二子山は山頂になっている「上二子山」と「下二子山」で構成されているらしいけど、下には行けないのかな…。
南郷公園の方へと進んでいきます。
ちなみに、森戸川源流へと降りることも可能です。
ここからは車道歩きです。
阿倍倉山という山があったらしいですが、カレー屋の列が気になるので、華麗にスルーです。
南郷公園は森林に囲まれた公園で、家族連れが遊んでいました。桜の木があったので、4月頭に来るとお花見ハイキングが出来そうです。
車道を歩けば下山できそうでしたが、ショートカットできそうな登山道があったので、ここから降ります。案内板がなかったけど、何とかなるだろう。
竹林に変わって来ました。
登山道はギリギリ認識できるので、地元の人が近道で使っている道っぽいです。
半信半疑のルートでしたが、無事に逗葉新道へと合流しました。
この逗葉新道は、逗子ICから逗子方面に抜ける道路なので、いつも混雑している道路。昭和スターの邸宅がある高級リゾートはまだ健在で、高級車ばかりが走っています。
そんな歩道をトボトボと、逗子駅に向けて歩いていきます。
途中、葉山に本店がある「MARLOWE(マーロウ)」がありました。ビーカーに入ったプリンが有名です。神奈川県民はここのグラスが、食器棚に必ずあるとかないとか。
葉山の街をしばらく歩き、桜山隧道を抜けて、逗子へと入ります。
逗子の駅前まで来ると、どちらの車線も渋滞していました。この辺は道が非常に狭いし、信号多いですからね。
「spice tree」でスパイスがジャリジャリのカレーを食べる
下山後の楽しみ、と言うわけではなく、ここで食べるために山を歩いたと言っても過言ではありません。
神奈川県内でもトップとも名高いスパイスカレーのお店「spice tree」にやってきました。
12時半に到着して、街は7,8人程でした。20分程待って入店できました。口コミを見ると、1時間半待つこともザラらしく、たまたまだったのかもしれません。
ワンプレートで提供されるので、メインのカレーを選ぶ方式。追加料金で2種類も可能。
この日は「バターチキン」、「マトンひき肉とネパール山椒」、「ブリと塩麴」、「チキンカレー」でした。カレーにしては値段がしますが、ここは大人の2種類盛りをチョイス。
ラッシーを注文し、まろやかな甘みに心を落ち着けます。家で作ってもこの味を出せないんだよな。
彩豊かなカレーがテーブルに置かれました。
シンプルな豆カレーは基本でついてきて、メインカレーは「マトンひき肉とネパール山椒」、「ブリと塩麴」をチョイス。自分のオーダー後にバターチキン以外が売り切れていて、止めを刺してしまった。
女性には「ライスの量が多いですが、減らしますか?」と聞いてくるくらい、ジャスミンライスの量が多い。これは登山した後じゃないと苦戦を強いられます。
「えっ?砂利?」と思うくらいジャリジャリの食感で、ゴロゴロとスパイスが入っています。山椒がキツイの麻婆豆腐以上に舌がビリビリします。スパイスの芳香で打ち消され、マトンの臭みは一切感じません。
ブリと塩麴のカレーは、身がしっとりしていて、魚とスパイスがウマく絡み合っていました。
味が全く異なるので、2種盛りにして正解でした。
都内の至る所にあるインドカレー屋とは違い、たぶんインドの南部で食べられるスタイルなのかな?
いやー、満足でした。また、ここで食べる理由をつけるため、逗子の山をハイキングしに来るかもしれません。
駅前のMARLOWEで結局、ビーカープリンをお土産に買いました。都内や横浜なんかでも買えるけど…。
全ての歯と歯の間にスパイスが詰まっている感覚のまま、JR逗子駅まで歩き、再び横須賀線に乗って帰りました。
自宅でビーカープリンを食べました。
デザインされているキャラクターは、店名の由来となったハードボイルド小説の私立探偵の「フィリップ・マーロウ」。「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」のセリフ(翻訳)が有名。
これって、ハードボイルド=卵の固ゆでってところから、店の名前にしたのだろうか…。
逗子の二子山の登山を終えて
二子山は誰でも登りやすい山ではありますが、遠方から訪れる旨味は見出しにくいです。というわけで、空腹は最高の調味料と言いますが、登山がスパイスカレーを食べるためのスパイスとなったハイキングでした。ちょっと、何言ってるかわからないけど。
ハイキングコースマップを見ると桜のマークがあったので、4月頃に登ると桜を見ながらのお花見ハイキングができるようです。春先に登るのがベストでしょうか。
逗子はお隣の鎌倉に隠れていますが、海と山に囲まれて、独特の街なので何回来ても新しい発見があります。また、三浦アルプスのどこかを登りたいです。
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