2014年11月22日
京都の紅葉ライトアップを見に行ってきました。
京都の紅葉は例年ですと11月中旬から12月上旬に見頃を迎え、全国各地から観光客が昼夜問わずやってきます。
京都市内の多くの寺院で夜間参拝を開催し、紅葉ライトアップを実施しています。
清水寺をメインとして、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)や八坂神社などを回りました。
秋の夜長、紅葉燃える京都を旅してきました。
紅葉ライトアップ
紅葉ライトアップのスタートは、京都市営地下鉄東西線の東山駅から。
時間は18時です。
人・人・人。
京都が紅葉する時期は、一番観光客が多いらしいです。ただでさえ、既にボロボロに疲れているのに先が思いやられます。
なぜ疲れているかと言うと、昼間は京都から北に位置する滋賀県の武奈ヶ岳を登山しているからです。しかも、夜通し東京から移動して…。
興味があれば、登山記事も読んでみて下さい。
満身創痍の状態での紅葉ライトアップにのぞみます。
しかも男二人、登山服、登山靴、登山ザック、寝不足etc…。何重苦なのか…。あ、お風呂には入っています。
青蓮院門跡の紅葉ライトアップ
一か所目は青蓮院門跡です。
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)は、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして古くより知られ、現在は天台宗の京都五箇室門跡の一つに数えられています。青蓮院門跡は、古くより皇室と関わり深く格式の高い門跡寺院とされております。
拝観するのに長蛇の列ができていました。
これが紅葉の京都か…。
- 名称:青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)
- 住所: 京都市東山区粟田口三条坊町69-1
- アクセス:地下鉄東山駅から徒歩5分
- ライトアップ期間:10月下旬~12月上旬
- ライトアップ時間:18:00~22:00
- 電話番号: 075-561-2345
- 料金: 大人800円/小中高生400円
- 公式サイトURL: http://www.shorenin.com/
天井かと思うくらい巨大な木が入口にありました。
11月下旬の京都の夜は寒く、薄手のコートを着用している人多数。
我々は機能性のあるフリースやレインウェアといった登山ウェアで、京都の景観を壊しにかかる。
20分ほど並んだ後に拝観。
入口のもみじはまだ紅葉していませんでした。
着脱の工程めんどくさい登山靴の弱点をつかれます…。
ほとんどの人が紅葉目当てで、内部を見たい人ってあまりいないと思いますが、ルートに組み込まれているのですからしょうがありません。
庭園の青いライトアップが青蓮院門跡のメインステージらしいが、見ることができるのは終盤です。
龍心池の紅葉。
皆が皆スマホやカメラを片手に撮影にしています。
座敷でお茶を飲みながら紅葉を鑑賞できます。
常にフラッシュがぴかぴか光っているので、風情はない。
赤く染まったもみじを撮影。
霧島の庭と書かれた場所がありました。
登山の感覚でいうと九州の霧島山を思い浮かべてしまいますが、仏教的な地を指すのでしょうか?
人混みを縫うように移動します。
少し丘を登ったところは竹林になっていました。
こちらが宸殿と庭園の青いライトアップ。
青いLEDが一定の間隔で点灯しています。とても、幻想的な雰囲気を出していました。
紅葉期の京都市内と八坂神社
清水寺に向かい歩きはじめます。
暗く細い路地にも観光客が歩いていて、それを捌く警備員もたくさん配置されています。
京都発祥のラーメンチェーン店である天下一品には列ができていました。
途中途中の出店で食べ物を買って、歩くスタミナをつけます。
京都の代表的な神社である八坂神社を通過します。
当社は慶応4年(1868)5月30日付の神衹官達により八坂神社と改称するまで、感神院または祇園社と称していた。創祀については諸説あるが、斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した使節の伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山に座した素戔嗚尊を山城国愛宕郡八坂郷の地に奉斎したことに始まるという。
カップルがそこらじゅうにおり、登山者なんていませんよ。
縁結びの神が精神攻撃を加えてくる。
紅葉ライトアップをしているわけではありませんが、提灯が点灯していて、お祭りの雰囲気を出していました。
夏に開催される祇園祭を見に来たいですねえ。
清水寺の紅葉ライトアップ
大抵の人が修学旅行で訪れる清水寺にやってきました。
自分としては何年ぶりだろうか…。
清水寺に続く参道は、登山後の我々には厳しい試練。
清水寺には1000本のもみじが植えられており、背景の京都夜景と相まって、素晴らしい景観です。
- 名称:清水寺
- 住所:京都府京都市東山区清水1丁目
- アクセス:清水五条駅から徒歩約25分
- ライトアップ期間:11月上旬~12月上旬
- ライトアップ時間:18時~21時
- 電話番号:075-551-1234
- 料金:大人400円、小・中学生200円
- オススメの時期:11月上旬~12月下旬
- 公式サイトURL: http://www.kiyomizudera.or.jp/event/
清水寺の境内は人口密度がものすごいことになっていて、まともに写真など撮れません。三脚撮影などはまず無理な環境です。
セルフィー(自撮り棒)を活用している人が本当に多かった。
紅葉越しの京都タワー。
清水の舞台の下がたくさんのもみじに彩られていました。
「奥の院」から清水寺の「本殿」を撮影するポイントは崩れ落ちるんじゃないかと不安になるほど人が密集しています。
警備員が常に「立ち止まらず進んでください!!!」と叫んでいて、清水寺ライトアップは修羅場。
夜空に一直線に光る青色のサーチライトは、観音様の慈悲の光をイメージしているのだそうです。
先ほどの奥の院から撮影した清水寺の本殿です。
湧き上がるような紅葉の雲がとても美しく、背景には京都タワーと市内の夜景。数日後は真っ赤になるんじゃないかなという具合でした。
撮影される画はとても華やかですが、撮影ポイントは地獄絵図でしたとさ。
清水寺の紅葉ライトアップ特別拝観を終えた時間は22時過ぎ、とても長い長い一日が終わりました…。
今度は登山を挟まずにゆっくり京都観光を計画的にしたいです…。
出し尽くした最後の力を振り絞り、国道一号線沿いを歩き、清水五条駅から車が置いてある出町柳駅に戻りました。
関西方面のエスカレーターでは右に列を作る。
出町柳駅に戻り、食事をしに行きました。
時間にして23時。
20時間すでに行動していることになります…。
京都大学が近いので、京大生御用達のラーメン(だろう)を食べました。
九条ネギが盛り付けられたドロッとしたスープは天下一品のそれと同じで美味でした。京都のグルメを調べると懐石料理や豆腐料理以外は、意外と脂っこいものが多いのでしょうか。
ラーメンを食べ終えた後は、翌日の大峰山(おおみねさん)登山に備えて、奈良方面に移動を開始。自分は助手席で京都市内を出ないうちに昏睡。Saku氏も高速道路に入ったはいいが、東大阪あたりのPAでシートベルトを着けたまま5秒で入眠。
自分はPAについた時に少しだけ目覚めていました。ガラの悪い連中が駐車場でレースをしていて、騒音うるさいし治安がやばいんじゃないかと不安になりましたが、そんなことはお構いなしに目が自然と閉じていました。
京都紅葉ライトアップを終えて
紅葉期の京都は何度でも観光したい場所だと思いました。
一晩でそのすべてを見ることなんて不可能ですし、それこそ昼も楽しめますから…。Saku氏が2年連続で訪れている理由がうかがえます。
今度は京都に重点を置いて計画的に歩きたいです。あと京都トレイルに非常に興味があるので、京都弁の山ガールの方に案内をして頂きたいです(切願)
コメント
コメントご無沙汰です。
でも、記事はずっと拝見してました。
京都の秋は一生のうちに見るべき紅葉なのでしょうが、混雑怖さで足踏みしてます。
えんやこら秘境で壮大な風景も、手軽に行けるけど人が古から守り続けた風景と、見たい景色は沢山あり過ぎますね。
とにかく「行ってみる」ってそれに尽きます。
私もまた京都に行きたくなりました。
sakuyaさん
コメントありがとうございます。
久しぶりで嬉しい限りです。
コメントの通り、自然風景ばかりでなく、人が大切に守り続けた景観も見ていくべきですね。
災害が多い国で、いつまで存在するか未知数ですし。今ある風景をこれからも追い求めようと思います。
真面目なveryblueさんこんにちは♪
京都は季節を問わず観光客が多いのですが
紅葉シーズンは、恐ろしいほどの人出ですね(*_*)
でも、それがイヤだと言っていたら美しい物に出逢えない。
「あの時、行っておけばよかった」「登っとけばよかった、でも、
年取っちゃったし」と、後悔しないような日々を送りたいと、
「熊本地震」を見ながら思う今日この頃。
やま子さん
こんにちは。
京都は確かね平日休日四季問わず観光客が多い印象です。
紅葉シーズンが一番多いのですかね?
それだけに魅力のある風景があるってことですね。
形あるもの人工物にしろ自然にしろいつかは無くなっていきますから、見れるときに見ておくのがいいのかもしれませんね。