こちらの記事は、神津島の観光編になります。
1日目の終わりから観光に徹した2日目の模様をお伝えします。食べて飲んで遊んでの内容になっています。
東京都心と比べると常夏の神津島ですが、ゴールデンウィークではまだまだ海は泳げません。そんなわけで神津島の観光スポットをぐるっと回ってきました。
それでは、神津島観光スタートです。
絶海の名山と知られる天上山を登るため、東京から神津島に11時間に及ぶ過酷な船旅!
騒ぎ出す学生!
襲いかかる!大きないびきの釣り人!
摩訶不思議!自動販売機の間で寝るおやじ!
数々の困難を乗り越えてようやく希望の朝を迎えた!
天気は雲ひとつない快晴!風も比較的穏やかと恵まれる!
しかし、神津島に上陸して待ち構えていたのは、透き通るような青い海からそびえ立つ雄大な天上山の姿だった!!
急な登りと焼けつく暑さに苦戦しつつもなんとか登りきった我々!
山頂で待っていたのは予想を遥かに超える絶景であった!
裏砂漠では仲間を助けるため一人犠牲となってしまったが!
東京から半日以上の時間を費やし、山頂から無事下山するのであった!
前回の天上山登山の記事に続き、今回は神津島の「観光編」になります。
▼前回の記事
【伊豆諸島】神津島天上山 島登山 ~ 海に浮かぶ天空の山、360度どこまでも広がる水平線の旅
少年ジャンプの連載にアニメが追いつきそうになったときの感じで、前回のナレーションを入れてみました。ブログには全く必要のない要素でしたね…。気づいたんですが8枚でまとまるのに、前回の記事に150枚も写真を使う必要があったのでしょうか。
天上山からの下山を終え一度民宿に戻りました。
簡単に体などを拭いてから、前浜海岸(まえはまかいがん)を散策しにいくことにしました。
民宿から坂道を下ること10分で海岸に着きます。
海水浴シーズンではないため海岸には誰もいなく閑散としています。
伊豆七島の神々が神津島に集まって水を分配している伝説をモチーフにした銅像があります。
おや…?
缶ビールをぐい飲みしている神様がいるように見えるのは気のせいでしょうか?
半そで短パンで歩けるゴールデンウィークの神津島ですが、さすがに海はまだまだ冷たかった。
静かな海岸でぶらぶら過ごしました。
海岸で遊んだ後は桟橋へ。
自分のカメラはここでバッテリー切れ。桟橋にはたくさんの釣り客がいました。
堤防には綺麗な星空が描かれていました。
なかなか芸術的ではないか…。
民宿の夕食前に帰還します。
一回の大広間で夕食です!
楽しみにしていた船盛り!
金目鯛、飛びうお、赤いかの刺身がどかっと盛られてました。
ねっとりとした食感で、白身なのに濃厚な味があって美味しかったです。その他の料理も手作りで美味しかった。
大満足です。
夜も再び海岸へ。
大通り沿いの商店は20時を過ぎても営業していました。
もっと、早く閉まるかと思ってました。
アニメイト!?
アニメグッツ販売でお馴染みの店ですが、神津島のアニメイトは居酒屋みたいです。夏はビアガーデンをやるらしい。
アニメイトで売っている透明ビニールのブックカバーはいいものです。
夜の前浜海岸は少しライトアップされていました。
夏になれば花火をする人で賑わうのでしょうか。この時期は、暗闇の中に波の音がするだけです。
星がとても綺麗に見えました。
お酒も回っていたことと寝不足ということもあって、宿について1時間ほど話し込んだら寝てしまっていました。
神津島にて、この旅の2日目(3日目)の朝を迎えました。
今日も天気は良く晴れ。昨日よりは若干、空が白く霞みがかっている模様。
昼食は質素と思いきや結構なボリュームです。
神津島のりが嬉しいご飯の友です。
宿のご主人のサービスで、昨晩の船盛りに乗っていた金目鯛を煮付けたものを出してくれました。
朝からとても贅沢な気分です。
朝食を終えて宿を出ます。
最後に民宿の子供がお見送りしてくれて「またー来てねー」と顔を合わせず、照れながら言ってくれました。
あんなに豪華な二食付で6500円は、お得ですね!
二日目は神津島の観光です。
14時55分の帰りの船まで神津島を堪能します。
5人ということもありレンタカーを借りました。電話すれば宿まで迎えに来てくれます。
まず、最初に寄ったのは「ありま展望台」です。
島の南西に位置していて、前浜海岸と天上山を展望することができます。
ありま展望台にはどでかい十字架が立てられています。
「ジュリアの十字架」
名前は西洋人みたいですが、流刑されたカトリック信者の韓国人の碑らしいです。
島の南部から一気に北上します。車を使えば南端から北端まで15分くらい?
途中にあった長浜キャンプ場。
学生たちはここでキャンプをしていました。ビーチのまん前にあるので、今度来るときはここにテントを張りたいですね。
市街地からは結構離れているので、買出しは大変そうです。
ここはサッと見学。
神津島の海といえばこの「赤崎遊歩道」が有名なポイントです。島のほぼ北端にあります。
岩礁の上に遊歩道が設置されていて、さながら海の要塞です。
大阪にあるUSJのウォーターワールドの舞台さながらです。
夏はこの飛び込み台で遊ぶのが楽しそうですね。当然、今の時期は水温が低いので飛び込んだら悲惨なことになります。
ウエットスーツを着て潜水している人たちが羨ましかった。
今思うと飛び込んでおけば良かったかな…。
芸人魂見せておくべきでした。
昨日、天上山に登っていた人たちに出くわしました。
狭い島ですから観光するとこが被るのは当たり前です。ただ、何組もそして何度も遭遇すると中々気まずいです。
ここを楽しむには夏に来ないと…。
ぼっーと海を眺めて、赤崎遊歩道の散歩は終了。
次に立ち寄ったのは神戸山から切り出した岩を運ぶためのトロッコ跡。
海に続く寂れたトロッコのレール跡がいい味を出してます。
夏の清涼飲料水のCMとかで使われても違和感ない場所。
船に荷揚げをするための何かの跡かな?
このトロッコ跡こんな感じで脆く足場が細いので渡るのはかなり危険です。
海沿いなので風が怖かった。岩礁沿いに渡れば楽に行くことができます。
踊り岩。
島にも岩の名所があるのですね。
女子学生4人組(?)はレンタサイクルで移動してました。
自転車で島を巡るのも楽しいですね。結構、坂が多いので疲れそうですけど。
ぶっとおし岩。
超大型巨人に蹴られてできた穴です。いや、波浪で削られてできた穴だそうです。
岩に入っている亀裂が生きてるみたいです。
主要な名所は押さえたので観光はこれにて終了です。午前中に盛りだくさんでした。
昨日の登山の帰りに寄りたかった神津島温泉。
本日、立ち寄ることになりました。
島唯一の温泉施設です。
お湯はほとんど海水に近いのでしょっぱく、日焼けしていたのでヒリヒリしました。入浴料は800円です。内風呂の種類も3種類とサウナがあり、レストランが併設しています。
この温泉施設の名物は、なんといっても太平洋を目の前に入れる広大な露天風呂です。露天風呂は混浴で、水着着用です。歩道から丸見えです。
写真の広い露天に加えて一段上がった展望風呂と隠れたところにもう一つお風呂があります。
真昼間で貸切状態でした。今度来るときは夕陽を眺めながら入りたいです。
入浴を終えさっぱりした後は、よっちゃーれセンターへ。
1階は海産物加工販売所、2階は海鮮料理レストランになっています。
島民と観光客釣り人でほぼ満席でした。
5~6種類の定食から選ぶことができます。
漬け丼定食とお刺身定食。神津時までは明日葉の栽培が盛んで、かき揚げとおひたしが付いてきました。苦味が合っておいしいです。
神津島の名物を全て堪能できて1000円はリーズナブルです!
レンタカーを返却し、そのレンタカー屋さんがそのまま多幸湾へ送迎してくれました。
5人ということもありレンタカー料金6000円+ガソリン代500円で、結果かなりお得でした。
多幸湾の待合所には小さい土産屋が1軒あります。そこで、神津島のりと名物赤いかの塩からを購入しました。
多幸湾周辺には店も観光できる場所もないので、船が来るまで海岸で暇を潰すことにしました。
海がとても綺麗なので、泳がなくても波打ち際にいるだけで楽しい。
この海岸から見上げる天上山は削られた斜面が剥き出しでとても荒々しいです。
楽しい2日間もあっという間です。帰りの船が到着してしまいました。
こちらがカラフルな外装をした高速ジェット船です。神津島から竹下桟橋へは3時間ほどで到着します。
大型船の3倍以上の早さですね。
さようなら、神津島。
素敵な山と海の旅をありがとう。
高速船は基本的にずっと座っていなければいけません。
旅疲れからすぐに眠りに落ち、起きてみると窓の外は高層ビル群。
急激に変わる景色に戸惑いながら、それも旅情の一つです。
竹下桟橋から浜松町駅の帰りに真正面に見える東京タワー。「ここは東京だ」と言ってくれているような気がします。
神津島も東京なんですけどね。
そんなわけで、山に海にとぎゅっと詰め込んだゴールデンウィークの旅が終わりました。
神津島の旅を終えて
「島」という漢字に「山」が含まれているのは、島自体が山なんですね。当たり前っちゃ当たり前ですけど。
島には山があり、山があるから水がある。植物が育って、人が暮らせる。
自然に命が生かされている縮図が島にはあって、それを学んだ気がしました。
これから梅雨を開けると海水浴シーズンです。神津島はゴールデンウィーク以上ににぎわいを見せるでしょう。
夏に行きたいけど、とりあえず来年ですかね。
ゴールデンウィークに一足早く、夏を感じに神津島の天上山へ登山をしにいくプランはいかがでしょうか。
牛丼テイクアウト+神津島のり=天上のうまさ。
焼きそばにかけたり、みそしるにいれたり万能です。かつては東京湾で海苔がとれたそうですが…。
赤いかの塩辛は絶対買うべきです。あれ、ご飯何杯もいける。赤いかのおいしさも去ることながら、とびっこが入っていてぷちぷちした食感がたまりません。
コメント
やっぱり神津島いいですね♪うっとりします。
前浜、多幸、温泉、見た事ある坂など出てきてまた浸れました。
飛び込み台がある所は私が行ったかなり昔(笑)にはなかったです。
トロッコ跡もいいですね♪
島の宿の方々は優しいですよね~。私の時も舟盛りをサービスしてくれました♪
さしでがましい様ですが、前回の記事の多幸湾が多港湾に赤字の所だけなっていました。今ではそっちの字も使うのかな?そうでしたらごめんなさい。
また見に来ます♪
>heartyさん
懐かしい気分に浸ってもらえて良かったです。
赤崎海岸は海の要塞みたいで楽しかったですよ!泳げる時期じゃないので残念でしたがー。
宿の主人はやはりというべきか釣りが趣味なので、釣り客に穴場を教えていました。
自分たちは山に登りに来たからあまり話しませんでしたけど…。
ははは、さっそく誤字を修正させてもらいました・x・;ありがとうございます。
見返さないのがいけないんですけど時間がないんですよね…。
私も神津島行きたいですー(。´Д⊂) でも船が長すぎますー(。´Д⊂)
>adaさん
ヘリで行きましょう。もしくはイルカで。
真面目に答えると下田からジェット船で行けば2時間じゃないですか。1泊2日で余裕で回れます。
はじめまして!
ふらっと、グーグルを検索していたらこのブログ記事を発見した中村と申します(^^)!
私、神津島出身で今は神奈川で働いているんですが、
このブログ、素敵な写真を見ていたら、早く帰省したくなってしまいました!
神津島を楽しんで頂いたようで嬉しいです!
是非、また来てくださいねー!
ぷらっと、お邪魔しましたー♪
>中村 圭さん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
島出身の方に褒めていただき、大変嬉しいです。
神津島は海に山にと素晴らしい場所ですね。島の子供たちは常に楽しそうに遊んでいましたし、島で働く人たちはみな親切でした。
また、行きたいと思います!
今年の夏、神津島へ行こうと思っているので見せてもらいましたが、いいカメラを持ってらっしゃるのに、斜め撮りばかりで目が疲れること!
>デイブ・神津さん
コメントありがとうございます。
斜め撮りしたものを意識的に多くブログに使っています。平面的な写真ばかりだと飽きてしまうというのも理由です。
また、広角レンズを持っていないので、どうしても映せる範囲も斜めにすると変わってきたりするので。
神津島の宿素敵ですね。もし良ければ、宿の名前を教えてください。
>旅人さん
コメントありがとうございます。
民宿「よねき」です。