2016年12月31日
茨城県の奥久慈男体山に行ってきました。標高は653mです。
県北部の山間にある大子町にあり、山岳信仰が残る山です。低山ではありますが、露出する岩肌の山体は存在感があります。
今回はJR水郡線を利用し、奥久慈男体山~月居山~袋田の滝を縦走しました。
大晦日だよ登山スペシャルです。
大晦日に登山を実行するのは登山経験上はじめてです。そりゃ、大晦日は実家に帰って、お正月を迎える準備をするのが通常です。
今回は大晦日が例年仕事のSaku兄が部署異動により休み、「なら登山するべ」という運びになりました。奥久慈男体山という選択はいくつかの理由がありますが、大した理由じゃありません。それは、最後のまとめにでも。
2016年最後の旅は、茨城県の秘境を歩いてきました。
奥久慈男体山について
地図
西金駅から袋田駅に縦走するコースです。
奥久慈男体山は、破線の健脚コースを登りに利用しました。
コースタイム
- 8:32西金駅
- 9:46登山口
- 11:00〜12:39奥久慈男体山
- 14:43月居山
- 15:28袋田の滝
蕎麦屋で食事休憩
- 17:08袋田駅
行動時間は8時間36分でした。
駅から駅までのトータル時間で、登山口までの移動時間と休憩時間を含めています。実際の登山時間は4時間程度です。
奥久慈男体山 登山
東京から170キロ、茨城県の秘境「久慈郡大子町」へ
茨城県の大洗です。
「登山前に日の出スポットで2016年最後の御来光を撮影したらアガるんじゃね?」と、当時はノリノリだったが、振り返ると「どういう思考をしているんだ?」といういつものパターンです。
海に鳥居があり、その鳥居のバックから日の出が登る撮影スポットということで、アマチュアカメラマンがずらりと待機していました。
しかし、空模様は残念ながら雲が多く、完璧な日の出は期待できそうにない。というより、電車の時間があるので、日の出が上がっているのを待ってられないという状況に陥ります。
というこで、日の出撮影を断念で、先を急ぎます。
奥久慈男体山って東京からかなり遠いのです。
緯度的には栃木県の那須岳とほぼ同じですが、下道が長く、福島に行くような距離感があります。
本日の拠点となる袋田駅に到着しました。
袋田駅は無人駅なので、駅舎に見えるのはただの休憩所です。
水郡線に乗って西金駅から奥久慈男体山の登山口
登りの水郡線が到着しました。
水郡線は茨城県の水戸駅から福島県の安積永盛駅を結んでいるローカル線です。ほぼ山間部しか走らず、奥久慈清流ラインと名付けられて、こういう機会でもないと乗ることが一生無縁の路線です。
料金表示の電光パネルと入場の整理券が路線バスのシステム。ICカードに慣れている都心在住を戸惑わせるつくりです。
奥久慈男体山の登山口がある西金駅は二駅先です。
「水郡線に乗った」という実績が大切であり、多少の手間は惜しみません。
久慈川に沿って山間部を走り、タイムスリップしたような風景がありました。乗客もほどほどにいて、大きなスーツケースでどこか旅行か帰省をする乗客がいました。
青春18きっぷの期間中なので、乗り鉄も多かったのかもしれない。
西金駅に到着しました。
木造で立派な駅舎ですが無人で、公民館と併設しています。駅が公民館という山間部ならではの利便性は東京では考えられない使用方法
名所案内には男体山と篭岩山と書かれていました。名所が山2つて。
一般的な男体山と言えば栃木県にある日光男体山ですが、この地域一帯は、男体山に「奥久慈」と付与せず、「男体山は奥久慈の山」というポリシーを感じます。
西金駅(8:32)
今回は全ての登山界における先進的なシステムを導入しました。それがこちら、RFS(リアルタイムフリップシステム)です。
要は百均のホワイトボードなのだが。
写真では伝わにくい状況を文字として残し、見返したときによりリアルに伝わる画期的なイノベーションになっております。
そう、信じています…。
駅から登山口まではしばらく車道を歩いて行きます。
標高はありませんが、山間部ということで寒さが都心部とは比べ物にならないほど寒いです。
日陰の草木には霜が降りています。
奥久慈は茨城百景に選定されています。
ちなみに茨城の「城」は濁りません。これをリアルタイムに伝える必要はあるのでしょうか。
看板に沿って歩いて行きます。
車道歩きが4キロと長いので、フリップを生かしてヒッチハイクを試みるも失敗。
大晦日の茨城の山間部に男二人が歩いていることがそもそも不審極まりないので、自分だったら絶対に乗せないだろう。
消火栓の赤いケースや壁に直接打ち付けられた錆びた看板など、ノスタルジーな木造瓦屋根の街並みを抜けていきます。
フリップは看板に相槌を入れるのにも適しています。
奥へと進んで行くと奥久慈男体山が見えてきました。山と言うより巨大な岩です。
駅から歩いてくる人も多いのか、案内板がたくさん設置されています。
近くにつれて迫力を増す奥久慈男体山。
スカイツリーより11mだけ高い奥久慈男体山ですが、見上げるように聳え立ち、自然物の重厚感が極めて強いです。
例えるなら茨城のヨセミテ国立公園と言ったところか。
大円地駐車場(9:34)
西金駅から1時間ほど歩き、ようやく登山口のある駐車場に到着しました。登山口には綺麗なトイレがありました。
トイレの正面に登山届のポストがあるのかと思いきや「俳句ポスト」がありました。それでは、Saku兄と考え、一筆…。
「ハイクって 漢字で書くと 俳句だね」
大円地山荘の車道を進んで行きます。
ちなみに大円地山荘の手打ちそばうどんは美味しいらしいです。縦走しなければ、ここで食べてみたかったです。
LINK 大円地山荘(食べログ)
麓までやってくると「本当に登れるんだろうか?」と思わせる絶壁っぷり。群馬県の妙義山(みょうぎさん)に引けを取りません。
思わず。
登山口を示す石碑がありました。史跡的に残っているのは、登山の歴史が深い証なのかもしれません。
一般コースでは、がけ崩れが発生しているらしい…。一般コースの難易度が高いようだ。
畑と倉庫の裏に伸びる道、民家の庭のような場所を進んで行きます。
木道が整備されていますが、霜が降りてツルツルと滑る状態で怖かった。
平坦な登山道を数百メートル進んで行くとコースの分岐がありました。
一般コースと健脚コースに分かれています。一般コースは岩場が少ないコースらしいです。
要求されるものは崖登り、健脚コースで山頂を目指す
奥久慈男体山登山口(9:46)
奥久慈男体山らしさを味わうためにもちろん「健脚コース」を選択しました。決して健脚だとは思っていません。
序盤は何の変哲もない普通の登山道ですが、それも数分の時間でした。
傾斜がきつくなってきました。
今回も例にもれず山頂で食べるための鍋食材が詰まっており、荷は決して軽くないので大変です。
鎖が出現。
滝倉との分岐に到着。
分岐を過ぎて少し登るといよいよ岩が露出している山肌になってきました。大子町のハイキングコースマップでは「上級者向け(鎖場連続)」と記された区間です。
看板にヘルメットが残されていました。これは滑落した人のものでしょうか…。
恐怖を与えてくる残骸にビビりながらも急斜面の登りを開始します。
鎖は使わなくても何とか登れるレベルではなく、鎖を掴まないと登れなません。
途中に展望できる岩場がありました。
さて、茨城県の奥地ということでとりわけ目立つ山は見えないだろうと思いきや、白く冠雪した独立峰が見えました。
そう、富士山です。
茨城県くらいだったら富士山は見えるんじゃね?と思うかもしれませんが、富士山からの直線距離は、北アルプスの立山や白馬岳と同じくらいの場所にあるんです。
空気の澄んだ冬にしか見られないんじゃないでしょうか。
南西の方にはうっすらと海岸線が見えたので、ひたちなか市の方かな?
木々の隙間からは日光連山、男体山の頭だけ雲に覆われていました。
さて、まだまだ山頂は遠く、ここからが危険エリア。
正念場です。
Saku兄も気合を入れるためのポーズでのぞみます。
確かこのポーズは近畿を3daysで回った際に曽爾高原で生まれたような気がするが、今一つ何をモデルにしたのか覚えていない。相撲取りがする土俵入りの所作を勘違いしたのかも。
道が細くなってきました。
大晦日の茨城の辺鄙な山に登る登山者なんて我々以外にゼロだろうと思いきや、数パーティー同時に登っているようで、追い越し、追い越されがありました。
道はいよいよ険しくなり、慎重に足をかける場所を選び、鎖を頼りに登っていきます。
結構、ヒヤリとさせられる場所もあり、「大晦日にこんな危険な思いをする必要ねぇ」と愚痴っていました。
実質15分の鎖場の連続でした。
急な斜面を登り終えて、山頂部の稜線に出る手前、ホッとできる緩やかな一瞬の区間が好きです。これを理解できる人は中々いないと思いますが。
稜線に出ると屋根付きの東屋がありました。奥に行くと袋田の滝に繋がる道に続いており、まずは反対の山頂を目指します。
最後の登りです。
水戸からの登山者に「東京から来た」と言うと「何でこんなとこに」と驚かれました。本当になんでなんですかね…。
山頂手前の岩場には祠があります。男体神社の奥社です。例年4月の第1日曜日に、男体山山開きの行事があるらしいです。
そして、麓で見た茨城百景の石碑のちっちゃいものがありました。
茨木百景の景色がこちら。
奥久慈男体山より西側の栃木方面の展望です。
北関東はまっ平らな土地という認識があるかもしれませんが、茨城県と栃木県は他の県境と同様に山に隔てられているのです。平坦なところは水戸線と国道50号がある埼玉の隣接した場所くらいです。
茨城県と栃木県の境は1000mもない300mから500mほどの低山ですが、山間部の面積は丹沢とかより広いのかもしれない。
栃木県は海がないので、茨城県の大洗あたりに行くことになります。下道で2時間以上をかけ、山を越えて行っていました。今は北関東道があるので、簡単に行けますが。
山頂は祠から20m歩いた、アンテナのある場所にあります。
奥久慈男体山から関東地方の展望と鳥鍋パーティー
奥久慈男体山山頂着(11:00)
登山口から1時間15分で到着しました。コースタイムは短いものの、緊張感のある登山道だったので、実際より長く感じました。
山頂から見ると男体神社の奥社が断崖絶壁に建てられたことがわかります。高さ的には奥社の方が高そうです。
山頂付近は広いしスペースになっており、大晦日で登ってくる人も少ないので大胆に休憩できました。
本日はSaku兄作の鶏肉の寄せ鍋。鶏肉は来年の酉年に掛けたものです。
今年の鍋納めです。
特別なこだわった鍋じゃありませんが、山の上で食べる鍋は両国で食べる一流のちゃんこより美味しいです。両国でちゃんこ鍋食べたことないんですけど。
コーヒーにこだわる男アピールがしたい!!!!
ということで、「山の上で挽いた豆のコーヒーを淹れる」ってやつをやってみました。家で挽いてきたので香りが飛んで今ひとつでした。後、めんどくさい。インスタントコーヒーで充分です。
さて、食後。
儀式的に三角点を踏みます。
集合写真を撮っておく。
奥久慈男体山(茨城)から日光男体山(栃木)という構図です。
日光より奥は雪雲に覆われています。太平洋側が晴れ、日本海側が雪の冬の気圧配置になっています。
奥社の横に貝殻が転がっていました。茨城県には海があるというアピールでしょうか。
山頂から奥社。
カメラ内蔵のWi-Fiがギリギリ届く距離でした。
アップダウンにやられる袋田の滝へ縦走~鍋転山~月居山
奥久慈男体山山頂発(12:39)
例の如く山頂で1時間40分を費やして、下山を開始します。下山と言っても袋田の滝へ縦走します。
ここで、奥久慈男体山を下山したらどれだけ良かったことか…。
「至袋田」と書かれた方面に歩いて行きます。
山頂を踏み、鍋を食べ終え、体が完全に終わりモードに変わっていたのです。ここから行程の3分の2を消化するというのは精神的にキツイです。それを山頂を出発してから気付く登山歴7年目の素人。
奥久慈男体山から袋田の滝はきっと楽な道なんだろうと思っていましたが、決してそんなことはありませんでした。田舎の二駅分の区間を歩かないといけません。都内と違って駅の区間の距離は長い。
落ち葉が積もり、ところどころ凍りつき、道も決して良くありません。
そして、展望の良くない稜線のアップダウンが連続。正直なところ奥久慈男体山は紅葉最盛期の11月に来るのが良いと思います。
しかし、車は袋田駅に駐車しているので退路は断たれ、前に進むしかありません。
食事を終えてからの縦走はやめよう絶対。
体が完全についていきません。
枯れ木の奥に小高い山が見えてくると「もうやめてくれ、ライフはゼロだ」と絶望します。
展望スポットもいくつかありますが、取り分け目立つものがないので…。2016年の重大ニュースを語りながら、退屈な登山道を歩いていました。
2016年は熊本大震災、リオ五輪、北海道新幹線の開通などのニュースがありました。
Saku兄の2016年ナンバーワンニュースは、覚えているんでしょうか?「ショーンK経歴詐称問題」でした。
鍋転山(14:14)
ダラダラとトークを挟みながら、男体山から1時間30分弱で鍋転山に到着。名前・時間的にここで鍋を食べたほうが良かった気がする。
第一展望台がありました。
まぁ…。
ただ、男体山で見えていた大子町がだいぶ移動しているのが分かったので、結構進んでいることが解かりました。
月居山は最後の最後に急斜面が控えていて、この世を恨むような悪態をついていました。大晦日にこんな気持ちになるなんていけない。
急斜面に落ち葉は雪山を登っているのと変わらない滑りようです。幸いにもロープが設置されているので助かりました。
展望の良い場所に出ると今まで歩いてきた稜線がわかるようになります。
奥久慈男体山は遥か彼方にあります。改めて大晦日に歩く距離ではないと認識する。
月居山(14:43)
月居城跡となっていて、山頂と言うよりポッカリ空間が開けた場所でした。
築城は、応永年間(1394年~1424年)といわれ、領主であり常陸守護である佐竹氏の庶家 北酒出氏の分家にあたる袋田氏により築城
室町時代のお城のようです。
ちなみに日本の元号では昭和と明治に次いで、3番目に長いのが応永(おうえい)です。
月居城からは急激に下り、袋田の滝を目指します。
林道のような場所に出て、「袋田自然研究路」に合流しました。少し人気を感じる道ですが、当然ですが誰も歩いていません。
もう到着かと思いきやまだ先がある模様です。勘弁してほしい…。
月居観音を通過しました。
奥久慈男体山を縦走してきた身には厳しい階段の登り。しかも急です。
「月居山ハイキングコースポイント」に沿って歩いて行きます。この時間になるとどんより雲が出てきたせいで、肌寒くなってきました。
舗装されているとはいえ、細い尾根道なので本当にハイキングコースか?と思いながら歩いてきます。
2016年もあと10時間を切り、茨城の山奥で何しているんだろうという気になりましたが、今年最後の下山には感慨深いものがあります。
大晦日でも観光客がたくさん、袋田の滝を上から眺める
轟々と音が聞こえてきたので、下を見ると滝が見えてきました。
袋田の滝(15:28)
奥久慈男体山から2時間50分をかけて到着しました。いや~、本当にしんどかったです。単純な下山ならまだしも、縦走なのでクタクタです。
華厳の滝(栃木)、那智の滝(和歌山)と共に三大名瀑の一つに数えられます。横幅が70m以上あるため、豪快な印象です。紅葉もなく、氷瀑でもなく、水量が多い時期でもないため、見ごたえのある時期に訪れるべきです。
観光であれば、展望台から眺めることができます。二人とも観光したことがあるので、立ち寄りませんでした。
階段の厳しいハイキングコースですが、家族連れや大学生の友人同士っぽい人たちが歩いていました。
奥久慈男体山~月居山間は誰とも遭遇しませんでした。たぶん、朝に一緒に電車に乗った人が先行して歩いていたくらいだと思います。
袋田の滝は、実家がそこそこ近いので、子供の頃から数えると4~5回目になります。茨城の自然と言ったら、筑波山と袋田の滝の2大巨頭な気がします。
下山完了しました。
大晦日に袋田の滝を観光する人が結構いて驚きました。
奥久慈名物の軍鶏の年越そばを食べ、酉年への飛躍を誓う
お土産屋街を歩きつつ、駅方面に向かいます。
Saku兄の袋田の滝が決壊しそうであったため、トイレを借りつつ、奥久慈しゃもの焼き鳥を頂きました。
時間と時期が遅いので多くの店が畳み始め、食事を取れる店が見つからないまま駅へと歩いてきます。
ようやく営業している店を見つけました。「食堂ゆばた」です。腰の曲がったおばあちゃんと奥の方で聴こえるおじいちゃんの二人で商っています。
袋田の滝周辺で押されている名物と言えば、奥久慈しゃも、こんにゃく、蕎麦です。
手造りのこんにゃくの田楽を注文しました。こんにゃくも味噌も手作りで、素朴な味わいです。こんにゃくはプルンとしていて、スーパーで売っているこんにゃく特有の臭さはありません。
しゃもそば大盛り(1300円)です。
軍鶏は高級食材のため、値段は通常より高めです。2017年の酉年への活力をつけようという算段です。
具は軍鶏を初め、ねぎ、山椒、きのこで全て大子町で採れたものようです。薬味にワサビとゆずが直接のっています。
麺は太麺で食べごたえがありました。軍鶏は身が固く、とても歯ごたえのあるお肉でした。
酉年への飛躍を確定づける年越そばとなりました。酉年も他の登山者の追随を許しません。
「茨の道なくして栄光なし」
店内に掛けてあった書。我々の2017年は茨の道になるのでしょうか…。そして、その先に栄光は待っているのでしょうか。現在が茨の道にいるというのは間違いありません。
店を出るとすっかり暗くなっていました。
タクシーを呼びたい気持ちは十分にありましたが、ここまで来たら最後まで歩こうということになり、袋田駅まで歩きます。
茨城県内でも田舎街を大晦日の夕暮れ時に歩くのも旅情を感じます。ザックを背負った汗臭い男二人というシチュエーションが如何ともしがたいですが。
早朝も冷え込みましたが、日没後も猛烈に寒いです…。
袋田駅前の酒屋で地ビールを購入し、実家への手土産にしました。
袋田駅(17:08)
寒さに震えながら歩き、袋田駅の僅かな明かりが見えました。8時間30分ぶりです。
移動時間と休憩時間を含めているので、そんなに時間をかけているように感じませんが、大晦日にする行動時間ではないことは確かです。
Saku兄の車を回収して、駅から数分のところにある袋田温泉「関所の湯」で温泉に入りました。大晦日なのに、賑わっていました。魅力ない最下位の県の田舎だぞ。
温泉後は男気溢れるSaku兄に栃木県内の実家まで送ってもらい無事に大晦日の登山を終えました。Saku兄は眠気ギリギリの戦いを強いられて、東京まで帰っていったようです。
奥久慈男体山の登山を終えて
日本百名山と名がついていれば、距離を厭わないという登山者は多いです。しかし、地方の山間部にある名の知れていない山に登りに来ようと思う人は極端に少ないです。
奥久慈男体山は関東にありながらアクセスが抜群に悪く、来れないわけじゃないけど、行きたいと思うような距離にない山です。しかし、酉年に備えて奥久慈軍鶏を食べる、ローカル線の水郡線に乗る、名瀑の袋田の滝など登山以外の観光要素を+して登る動機になれば、それは登山という旅に変わります。
2016年の終わりを茨城県の山で迎えるとは正月には思いませんでした。
とは言うものの、2016年の初日の出は茨城県の宝篋山で見ていたりします。2016年は茨城の山に始まり、茨城で終わるという茨城な一年になりました。
大晦日で力を使い果たしたので、2017年の初日の出登山は、近所の神社の境内で見ることになりました。
2017年も「さぁ、でかけようぜ!!!」
コメント
奥久慈男体山と、袋田の滝は素晴らしいですよね!ちょっと近くの竜神大橋もいいですよ。茨城はなんだかで、見どころ満載です(わたしは水戸出身)
>あやさん
コメントありがとうございます。
大子町はいいところです。
竜神大吊橋は4年前(2014年)に行きました。紅葉の時期で人がごった返していました。落差のあるバンジージャンプが有名ですよね。値段も高かったので挑戦しませんでした。
奥久慈男体山は紅葉の時期に行きたいと思っているので、いずれまた再訪したいと思っています。
はじめまして。
ブログ楽しく読ませていただいてます。
このあたりは去年バンジージャンプしに行きましたが、当時は登山してなかったので周辺の山には目もくれてませんでした…観光要素を交えると楽しそうな山ですね!
veryblueさんは山+観光なども楽しむ山旅されてて自分もそんな楽しみ方ができればな~と思いつつ読んでます。
これからもブログ楽しみにしてます。
>ujimachaさん
はじめまして。
コメントいただきありがとうございます!!!
バンジージャンプをやったとは度胸がありますね。奥久慈男体山は鎖場と断崖の山ですが、その度胸があれば造作もなく登れますね。
感覚的には登山も観光の一環と捉えて、旅として組み込んでいます。
他にはないブログを提供できればなと思っています。
またのコメントお待ちしています。
久しぶりです。
私も茨城県民、veryさんが訪れてくれてるなんて感動です。(o^^o)
でも地元のくせして地元の山には登る気しなくて足慣らしに筑波山を時々歩いているくらい。(^^;;
大子町の方には会社のみんなと滝行に行ったことはあります。(^^;;
何が悲しくて滝に打たれるのか…て、感じで。(o^^o)
自分としては、やっぱり栃木県に惹かれますねえ。
毎日の通勤でバイパス通るんですが
左側に見える男体山女峰山を見るのが毎朝の元気の素。
見るだけじゃ足りなくて先週、前先週と続けて日帰りで行っちゃいました。
両親となので登らなかったけれど湯滝とか化け地蔵とか見て奥日光の温泉でまったり。
栃木県が大好きです。(o^^o)
でも来月は蔵王に雪遊びに行く予定。(^^;;
10月に蔵王山頂に登ったんだけれど
山頂がとても広くて眺望も素晴らしくて感動したので今度は樹氷を見がてら雪遊びしに行ってきます。
私もチョロチョロしているので、
どっかで会えたらホントにサインお願いしますね!
>ユメミンさん
半年ぶりですね。
茨城県はよく行きますよ。
それこそ笠間の陶器市やでっかいフクロウ?がいる神社なんかも行ったことがあります。
会社の人と滝に打たれに行くとは気合の入った会社?部署?ですね。
邪念を捨てて業務に当たれということでしょうか…。
冬になると日光の山並みの距離感が近くなりますよねー。
鬼怒川沿いを通学していましたが、橋の上から眺める日光と南にある筑波山は、北関東らしい風景です。
蔵王良いですね。
実は今年の3月に見に行ったのですが、今一つな天気だったので、晴れた日に樹氷を見に行きたいです。
宇都宮にある古賀志山もいいですよ!!!
是非!!!