2022年3月25日
兵庫県の六甲山に行ってきました。標高は931mです。
関西地方のみならず、全国的に知れれている山です。神戸市、宝塚市、芦屋市、西宮市に属していて、実は「六甲山」と言う単体の山はなく、大小たくさんの山の総称です。
無数にある六甲山の登山コースですが、通称「王道コース」と呼ばれている芦屋川から有馬温泉に縦走するコースを歩きました。
阪神タイガース応援歌「六甲おろし」、平成に流れていたテレビCM「六甲のおいしい水」で、関東の地方都市出身の自分でさえ、六甲山を認識していました。登山を始めてからも、度々、六甲山についての話題があがり、「いつかは…」と思っていたら10年以上の時が経っていました。
子供の頃に甲子園を見学したことありましたが、実質初めての兵庫県を旅してきました。
六甲山について
地図
芦屋川駅から有馬温泉に縦走するコースです。
コースタイム
- 8:49JR芦屋駅
- 9:11阪急芦屋川駅
- 9:37ロックガーデン入口
- 10:29風吹岩
- 11:40雨ヶ峠
- 13:07六甲山最高峰
- 14:43有馬温泉
行動時間は5時間54分でした。
六甲山 王道コース
新幹線と新快速を乗り継いで、六甲山の麓の芦屋へ
始発の品川駅から東海道新幹線に乗り、まずは新大阪を目指します。10年以上登山してますが、西日本への登山で新幹線を利用するのは今回が初めて。
進行方向の右側を陣取り、車窓から富士山と伊吹山を眺めました。3月下旬ですが、伊吹山もまだ雪がたっぷりです。
6時に品川を出て、8時16分には新大阪に到着です。この日は平日金曜日で、通勤ラッシュの真っただ中でした。新大阪に来たのは高校生ぶり(?)くらいでした。仕事で行くこともないし、登山趣味だと全くの無縁な場所だな…。
姫路行きの新快速に乗り換えます。
「新快速」というワードは、芸人のラジオ等で何度も聞いていたけど、初めての乗るので多少なり興奮しました。
新大阪から20分、8時51分にJR芦屋駅に到着しました。一応、JRでは六甲山の最寄り駅になります。大丸があるし、山の麓とは思えない都会さです。
芦屋川に沿って、六甲山の登山口があるロックガーデンを目指します。
「下手したら丹沢より早い時間についていない?」
と、登山においてはチート級の移動手段の驚きを隠せない。
芦屋川の向こうに、六甲山が見えてきました。ただ、六甲山最高峰は里山に隠れて見えないのかな…。
新幹線で朝食は済ませていたので、昼食用のパンを買います。芦屋川にあるパン屋「boulangerie Wada」に立ち寄りました。
早朝から営業しているので、六甲山ハイカーご用達なのだろうか。しかし、朝から身なりが整っているマダムしか見なかったけど。
小さい店だけど、種類が豊富で、値段もお手頃でした。
六甲山のロックガーデンに一番近い最寄り駅である阪急芦屋川駅を通過します。JRと比較すると随分と簡素な駅です。
駅前の歩道橋ですが、絶望的に心もとない足元をしていました。
ロックガーデンへの案内板が設置されていました。リュックを背負った登山者も目立ち始めました。阪急電車で来る人が多いんですね。
芦屋川は桜並木があるのですが、3月25日時点だと咲き初めでした。翌週ぐらいの4月に入ってからが、見頃みたいです。
芦屋と言えば、関東に住んでいる自分でも知っているくらい有名な高級住宅街です。
川沿いの道をそれて、坂を登っていくと、豪奢な家が立ち並びます。玄関には防犯カメラが睨みをきかせ、通過する車はベンツやBMWなどの外車です。
リゾート地や別荘地を通過することはあるけど、高級住宅街を抜けて、登山に向かうのは日本でここだけではないでしょうか…。
しばらくすると、住宅街は途切れて、徐々に林道へと変わっていきます。
ロックガーデンから岩場を抜けて六甲山の登山開始
そして、9時32分にロックガーデンに到着しました。この場所の写真は何度も見たなぁ…。とても、手作り感のある茶屋ですね。この時間はまだ営業していませんでした。
阪急芦屋川駅からは21分掛かりました。この距離と登山者の数を考えると、路線バスがあっても良い気がするけどな。
もう一つ奥にも茶屋があり、ベンチや自販機がありました。山頂付近までの最後のエイドスポット。まぁ、途中で脱落できるコースがあるようではありますが。
道は行き止まりになっていて、高座の滝がありました。落差10mで、かつては修行の場所と解説がありました。
今では子供の遊び場です。
滝の隣には「藤木九三氏のレリーフ」がありました。
「誰なの?」と思っていると、解説がありました。日本を代表する登山家で、ロックガーデンの名付け親だそうです。
ちなみに、甲子園の「アルプススタンド」の名付け親であるという「説」があるらしいです。
それでは、東京から550キロ以上移動し、六甲山の登山開始です。
六甲山という巨大ブランドの山なので、大袈裟なくらいの登山口を想像していたのですが、わびさびを感じるくらい控えめでした。
赤い鳥居をくぐって石段を登っていきます。何の神社なのかなと、鳥居に書かれている文字を読んでみると…。
き、き、き、金玉大明神⁉
「日本中に男根信仰があるし、金玉信仰もあって当然かな」と思っていましたが、「点」を付けた誰かの悪戯らしいですね…。正しくは「金王大明神」。まぁ、点が付いてなくても、同じリアクションしている気はするけど。
スタートから中学生レベルの下ネタに出鼻をくじかれましたが、六甲山最高峰を目指します。
関西ナンバーワン知名度の六甲山、大きい木道が整備され、非常に歩きやすいです。
しかし、速攻でパンチ力のある岩場が出現です。
この周辺がロックガーデンと呼ばれる場所で、日本のロッククライミングのはじまりの地らしいです。
石段が整備されているので、序盤は石段のようになっています。
そして、丸みのある岩と砂利が混じる花崗岩のコースへと変化します。ここからは、手を使って岩を登るような場面もあります。
日本の登山史は西から始まってるので、削られた花崗岩に歴史の重さを感じたり。
そう言えば、関東だと気軽に行ける範囲に花崗岩の山ってないんだよな…。3時間かけて山梨の昇仙峡や瑞牆山、日向山に行かない無いですし。
芦屋川の桜と同様にヤマツツジも徐々に咲き始めていました。
ロックガーデンを過ぎると平坦な道に変ってきました。
そして、展望が開けるポイントに出ました。
この日は春霞が出ていましたが、大阪方面のビル群と神戸港が見えました。高尾山や丹沢とは違って、市街地と海との距離が近さは魅力的ですねぇ。
巨大な花崗岩が鎮座し、展望の良い風吹岩
風吹岩に到着しました。
露出した花崗岩がある景観地で、序盤の休憩ポイントになっています。
この日はそんなに風はありませんでしたが、真冬だと「六甲おろし」を体感できるのでしょうか。
日本には「赤城おろし」、「日光おろし」、色んな「おろし(颪)」があるけど、「六甲おろし」は、この曲のおかげで有名ですねぇ。子供の頃は、「おろし」の意味が分かってなかったけど。
風吹岩の標高は447mで、山頂まではまだ500mあります。
六甲山は、高尾山や筑波山くらいの初心者向けと勝手に思ってたので、「意外と時間がかかるんじゃ…」と、ようやく気付き始めました。
風吹岩の周辺は野良猫が住んでいました。
ボランティアの人が餌を与えているらしく、「登山者は餌をあげないでください」と注意喚起の看板がありました。
ここの猫たちは、毛並みはボロボロで目ヤニがべったりと鼻水ダラダラでした。元気がなくて、ちょっと可哀想です。なんで、こんな場所に住んでいるんだろうか…。
岩の上に登ることが出来て、麓の景色を眺めることが出来ます。電線が極めて邪魔ですが。
岩の上から進行方向を眺めると、まだ遠いし、山頂がどこかわかりません。
野球場くらいの広さの横池、雨ヶ峠まではなだらかな緑の道
風吹岩を後にして、進んでいくとすぐ分岐がありました。横池とあったので、立ち寄ります。
グラウンド2個分くらいはありそうな広さがある横池に到着しました。花崗岩の砂利がビーチのようですが、池の水の色は歌舞伎町の水たまりくらいに汚い。
寄り道する場所なので、あまりハイカーは立ち寄らないのか、とても静かな場所でした。標高450mくらいだと思いますが、この規模の池があるのは珍しいですねぇ。
横池から本線のコースに戻ります。「太陽と緑の道」と名付けられてました。
所々、沢が流れていて横断する場所があります。
注意書きに「水質汚染がひどくて飲料しないで下さい」と書いてありました。
天然の六甲水は飲めないようです。
「六甲」の名前を認識したのは、「六甲のおいしい水」のCMでした。例のコマーシャルソングを知っていたら昭和世代です。
しばらく平坦な道を歩いると、舗装道路と交差しました。そして、この先からはゴルフ場と並走して登山道が伸びているようです。
ここからは私有地なのか、フェンスを開けて進んでいきます。
植生も自然林から杉の植林へと変化しました。
「パキッ」とボールを弾く音が響きます。
登山道にはゴルフ場に立入禁止と注意があるけど、ゴルフしてる側はここに登山道があるなんてきっと知らないよな…。
そして、このへんは杉だけなので、花粉症だと中々きつい区間です。
雨ヶ峠に到着しました。
樹林に囲まれている場所ですが、休憩できるように東屋が1軒、ベンチ数台がありました。
少しだけ休憩後、先へと進みます。
今回のコースの半分過ぎましたが、まさかの下りです。
住吉道と書かれた道へ降りていきます。
そうすると、水量少なめの沢に出るので、岩を伝って対岸へ渡ります。沢の流れの音を聞きながら歩きます。
「本庄橋跡」とでっかく看板がありました。
魚屋道が住吉川の上流を渡るところにかけられた石橋
現在は存在しないけど、江戸時代には石橋があったようで、兵庫の山間と沿岸の地区を結ぶ、山越えショートカットルートだそうです。
この辺りは水量調整の施設があるのか、作業道路が整備されています。
再び、沢の方へと下ります。
それにしても、六甲山はコースの分岐がたくさんありますねぇ…。奥池バス停に抜けるコースがありました。
そこそこの水量の沢を渡ります。花崗岩の巨岩がゴロゴロと転がっています。
コースで一番きつい傾斜の七曲りを登る
「七曲り」の看板の先からは、今までなだらかだった分を取り返すように、勾配のある坂へと変わります。
ここの登りでは椿が花を咲かせていました。
最近知ったのですが、日本原産の花では唯一の赤い花だそうです。へぇ。
歩きやすい道ではありますが、最後の最後にこの登りを持ってくるなんて、王道コースを完全に「舐めプ」してました。
途中、登山道が一部崩落しているためか、迂回路が整備されていました。なかなか、急な階段だったので、もうヘトヘトです。
いよいよ、七曲りの区間が終わりです。
六甲山は車でも行けてしまう山だと言うのは最初からわかっていたので、車道を走る車の音が聞こえてきてもガッカリしませんよ。
一軒茶屋に到着しました。
目の前は普通に県道で、普通に車が走っています。食堂と売店が併設していて、六甲山バッジを購入しました。一瞬、かき氷を食べようかと迷いました。
目の前の自販機でサイダーでリフレッシュ。この爽快感で何度でも蘇るさ。
登山者が利用するには勿体ないくらい綺麗な公衆トイレがありました。自転車スタンドもあるし、水洗トイレだし、最近できたのかな??
さて、山頂は車も通れる道を通り、時間にして5分ほどです。
その道中で、今日一番の風景が広がりました。
これが京阪神、大阪都市圏の大展望です。
空気が霞んでいるのでうすぼんやりしていましたが、地上300m「あべのハルカス」などが認識できました。いやー、これは夜景が凄そうだなぁ。
はぁはぁ、ようやく山頂が見えてきました。里山のテンションで来たので、かなり疲れましたよ。
標高931mの六甲山最高峰、まっ平でシンプルな山頂
13時7分、六甲山最高峰に到着しました。
JR芦屋駅からは4時間18分、ロックガーデンからは3時間30分掛かりました。ペースはちょっと遅めくらいです。標高の割にコースタイムが長いのは、横移動が結構多いからですね。
シンプルかつ草原の広々とした山頂です。
偏見ですが関西の代表する山なので、コテコテと装飾が激しい山頂を想像してましたが、病院食くらいアッサリしてます。昔から、生活路線として使われ、山岳信仰が薄かったからかもしれない。
実質、山頂付近にある自衛隊のパラボラアンテナの方が高い。
敗戦から1992年の返還まで、この最高峰にはアメリカ軍のパラボラアンテナの基地があって、立入禁止だったそうです。沖縄よりもずっと最近の事なんですね。
全方位展望が見えるわけじゃないですが、六甲の山々を見渡すことが出来ます。土地勘ないし、霞んでるしで、どれがどれだかサッパリですけど。
六甲山は山域全体を指すので、看板の表示が「最高峰」なのでしょう。
「六甲山全山縦走路」などをクリアしないと、真の意味で六甲山に登ったことにならないのかもしれないけど、細かいことは気にしない。
山頂は風も強いし、公衆トイレのある広場まで戻ります。周回できるように登山コースがありました。
とても、トイレとは思えないキャンプ場みたいな施設だな…。
麓で買ったパンを食べました。何気に立ち寄ったけど、しっとりフワフワでめちゃくちゃ美味しかった。
話は全然変わるけど、神戸屋ベーカリーの制服ってエロかわいいよね。
お魚を運ぶための魚屋道で有馬温泉へ下山する
それでは、有馬温泉へと下山します。ちょっと、わかりにくいけど、公衆トイレの裏手に道がありました。
魚屋道の由来はそのまんまで、神戸港で採れた魚を運んだ道らしいです。大変な仕事ですね。
有馬温泉は山頂からは北側になるのですが、登りで使ったコースと比べると非常に単調なコースでした。見どころはそこまでなく、自然探勝路と言った感じ。
「癒しの森」とありますが、この時期、花粉症の人にとっては「不快の森」で、杉林の中を歩きます。
歴史解説の看板があります。
明治時代の頃は、日本の大体の里山はハゲ山だったので、トンネルや建物を建築しやすかったみたいです。
有馬温泉へと下るコースは道幅が広くて、ゆるやかな傾斜がずっと続きます。ちょっとした大きい公園を歩いているみたい。
「登りの苦労は何だったのか」と思うほどに穏やかな下りが続き、有馬温泉が見えてきました。
下り始めて1時間20分程で有馬温泉の登山口に到着しました。
下山したら温泉街とか最高かよ。
有馬温泉の金の湯に入り、有馬焼と明石焼を食べてビール
有馬温泉の中心へと歩いて行きます。
「ここが、あの有名な有馬温泉か~。」と、目をキラキラさせながら歩いてきます。
炭酸源泉がポコポコ湧いている公園を見学しました。
中心地とは離れた場所に「銀の湯」がありました。
有馬温泉は「金泉」と「銀泉」の二つの源泉が有名だそうです。銀の湯は、放射能(ラドン)を含んでいて無色透明の温泉らしい。とりあえず、最初は金かなと、「銀の湯」は次の機会に。
悪に染まったダルマみたいな絵が塀に描かれていました。
温泉街にも存在するモンベルの展開力よ。温泉に癒され、急に山登りしたくなっても安心です。
湯元坂に入るとたくさんの飲食店とお土産屋が立ち並んでいます。クラシックな建物が並び、有馬温泉を象徴とする風景。
建物の色合いや造りも相まって、京都に来てるみたいな雰囲気があります。
「銀の湯」よりは中心街に近い「金の湯」に到着しました。入浴料は650円です。
長野の渋温泉、福島の赤湯温泉と同様に、お湯の色は赤茶色でした。平日でしたが、結構混んでいるのは、春休みの学生が多かったからかな。
温泉に入ったらビールでしょってことで、「有馬十八番」というお店で、六甲ビールいただきました。瀬戸内レモンが入っていて、切れの良いサッパリしたビールでした。
「有馬焼」と「明石焼」のお店で、有馬焼はこのお店のオリジナル。有馬山椒が入っているのが特徴です。
斜めになった下駄みたいなお皿に盛られていました。それぞれ注文したけど、見た目に違いはないです。
とろりとした卵の生地と蛸のくにゅっとした食感が正義。だし汁と共に頂きました。
自宅で見様見真似で作ったことはありますが、本場(本場と言われると微妙だけど)で食べるのは初めてでした。
たまに見かける「温泉むすめ」のポスターが貼ってありました。
竹中肉店のコロッケとか食べたかったけど、店が閉まってしまって食べれず残念。
本音を言えば、このまま有馬温泉に宿泊したかったのですが、春休みと言うこともあって、一泊2~3万に価格が吊り上がっていたので断念しました…。
ん~、有馬温泉はまた来たい。
太閤橋から見える構図が「The 有馬温泉」だと思うのですが、無情にも工事していました…。
神戸電鉄の有馬温泉駅に到着しました。
バスターミナルから大阪梅田、神戸三宮への高速バスが出ていますが、せっかくなのでローカル線に乗ります。
有馬温泉の定番お土産の金泉焼を試食。醤油が塗られた餅皮で餡が包まれていて、美味しかったです。
ウルトラマンみたいなカラーリングの車両に乗りました。地方に来た時、初めて乗る路線はワクワクします。
有馬温泉駅を出発して、一駅隣の有馬口駅ですぐに乗り換えしました。一駅しか運行しないって何それ…。
その後は、路線ナビの従う通りに乗り換えながら、神戸市街のホテルまで移動しました。
神戸の老舗洋食店グリル一平のビーフカツレツ食べる
元町付近のホテルだったので南京町、いわゆる神戸中華街を歩きました。
ディナーに中華と言うのも非常に惹かれるのですが、「神戸ならではの中華」みたいなのは調査が足りなかったのでスルーしました。
翌日、豚まん発祥の店「老詳記」で食べた豚まんはめちゃくちゃ美味しかったな…。最寄り駅から30分以内だったら足繫く通うね。
「551」もそうだけど、具材が豚と玉ねぎだけの豚まんって関東でなかなか食べれないんだよな…。
神戸グルメへの思いを色々巡らせました。神戸牛、ぼっかけ焼きそば、味噌ダレ餃子、有名なラーメンなど…。最終的に行きついたのは、港街らしく洋食でした。
三宮の商店街にあった「グリル一平」にやって来ました。創業70年以上の老舗だそうです。
神戸でカツと言えば、豚ではなく、牛の方が主流みたいなことをどこかで聞いたことがあったので、「ビーフカツレツ」を注文しました。プラス、タルタルたっぷりのエビフライ。
たっぷりのデミグラスソースと牛カツの相性が抜群で、断面からのぞく赤身の色が美しい。
いやー、神戸の人はこんな美味しいものを日常的に食べているんですね。うらやましい。
食事を終えたら、メリケンパークあたりを徘徊しました。
兵庫を観光で訪れたのは、ほぼ初めてでしたが、神奈川とよく似てますね。丹沢=六甲山、箱根温泉=有馬温泉、それぞれに中華街と港がある。神奈川だと、それぞれ距離あるから2~3日かかるけど。
兵庫は知られざる日本海側、淡路島などの離島も有し、何気に巨大な県。ハイキングや観光で、今後も訪れたいです。一日中、動き続けた疲れで、ホテルに帰ったら秒で眠りにつきました。
六甲山の登山を終えて
六甲山は日本の近代登山の幕開けとなった山と言われています。
山に登ることが、信仰による宗教的な行為から大衆文化としてのレジャーへと転換するストーリーが六甲山にあります。
漫才がダウンタウン以前と以後、スーパースターがエルビスプレスリー以前と以後のように、六甲山の以前と以後の世界と考えると、とても影響力の強い山です。
今回歩いた六甲山の王道コースは、魅力的な要素だらけで、”登山という概念そのもの”でした。
- アクセスの良さ
- 花崗岩の尾根道
- 水と森の豊かさ
- 大阪・神戸の大展望
- 下山したら温泉街
登山が六甲山、六甲山が登山なのかもと思いました。それでも、六甲山全体から見れば、ごくごく一部を歩いたにしか過ぎず、いずれは足腰を鍛えて、六甲山全山縦走コースに挑みたいです。
関東からは交通費を考えると通えないので、1年くらい関西に転勤したい…。
コメント
「六甲のおいしい水」を知る世代的に一度は行ってみたいエリアですね。
そんな六甲の水、汚染がひどいなんて…衝撃的。。
おいしい水は消滅したのかと調べたら「高塚の清水」と言うのがあるらしいです、が…詳しくルート紹介してるページが無いんですよねえ。
気になるけど自分も品川から新幹線だな、、、迷う費用感。(笑)
コメントありがとうございます。
あのCMのメロディは口ずさめますねえ。不思議なものです。
商品変わってるんですねぇ。
「水を買う」って認識がなかったのを打開する革新的な商品でしたね。
まぁ、夜行バス、寝台と色々考えましたが、やっぱり新幹線の便利さに惹かれましたね。
風吹岩から少し先右に入ると荒地山に行く道があります。5分ぐらい行くと宝寿水と言う水場があり六甲の水を飲むことができます。他にも何ヶ所か水場があります。
本当に綺麗か不明ですが飲んでお腹を壊したことはありません。
アブツバサさん
コメントありがとうございます。
六甲山がホームなのでしょうか。お詳しくて参考になります。
湧水箇所があるんですね。せっかくなら、飲んでおけばよかったです。
ゴルフ場のフェンス扉は猪の侵入予防です。
鹿よけにしては、高さが全然ないなと思っていましたが、猪でしたか。ありがとうございます。