登山のグルメ

【登山のグルメ】夜の帯広グルメ縦走~元祖豚丼とカレーのインデアンとジンギスカン

【登山のグルメ】帯広駅

2018年の9月の登山遠征で訪れた北海道帯広市のグルメを紹介します。

帯広駅1キロ圏内にある店で、もはや登山関係ないわけですが…。帯広を代表する豚丼をはじめ、帯広でしか展開されないカレー店、とてもディープな焼肉屋でジンギスカンを食べました。

帯広のグルメ特集

豚丼発祥の店@ぱんちょう

豚丼のぱんちょうの店外

豚バラを炭火で焼き、甘辛のタレを絡めた豚丼は、帯広発祥のグルメです。その発祥の店「ぱんちょう」が帯広駅から数分の場所にあります。発祥また元祖という謳い文句に弱い自分としては、帯広を訪れたら必ず行くと決意した店でした。

豚丼のぱんちょうの店内

1933年(昭和8年)創業の歴史があります。

店内は真新しく、小奇麗な小料理屋と言う感じで、老舗と言う雰囲気はなし。通常は行列のできる店らしいですが、地震後の影響なのか並びもなく入店。

メニューは豚丼だけです。量で値段が変動します。

松900円、竹1,000円、梅1,100円、華1,300円

ちと高いな、地元に根付いている値段か?と言うのが正直な印象。

豚丼のぱんちょう


MCR!!!!(ミート・カバー・ライス)

宝石のブリリアンカットのように網目の入った分厚い豚肉が、ご飯を覆い隠しています。

味噌汁は何故か別売り。ワカメのみそ汁(180円)は、ちょっと興ざめな感じではあります。なめこ汁もある。

豚丼のぱんちょう豚肉アップ

美味しくないわけがない。

東京の新橋にある「豚大学」、御茶ノ水の「豚野郎」(偏差値低そうな店名…)等で、炭火の豚丼を食べていましたが全くの別物。ぱんちょうの豚丼は、見た目とは裏腹に上品さがあります。脂身は多いですが、全くくどくありませんでした。悠久の大自然で育つ豚のなせる業なのでしょう。

若干の観光客向けの店づくりに感じましたが、帯広に来たら必ず訪れたい店です。

唯一無二のソウルフードカレー@インデアン

カレーのインデアン外観

漫画「デスノート」で、「死神はリンゴしか食べない」というフレーズがありましたが、「帯広市民はインデアンしか食べない」という言葉があるようです。「カレー食べに行かない?」と聞かれると、「ココイチとか牛丼屋のカレーかな、もしくはインドカレーの店かな」といろいろな選択を想像しますが、帯広の人にとってはカレー=インデアンの事を指すようです。

カレーのインデアン外観まちなか店

インデアンまちなか店」は、1968年(昭和43年)創業の一号店です。2018年で創業50周年を迎える老舗。

チェーン展開していますが、帯広と釧路にしか展開しておらず、札幌でも函館でも旭川でも食べられないので、かなり希少。

カレーのインデアン店内

店内はカウンターが基本で、回転を重視しているようです。

カレーのインデアンのメニュー

ビックリするのが、その安さ。ベーシックな「インデアン」が税込み453円。一番高いシーフードでも766円。ソフトドリンクが86円というのも何気に嬉しい。

カレーのインデアンのメニュー

裏面はテイクアウト料金。

注目すべきは「ご自宅のお鍋を持ち下さい」の文言。帯広市民はルーだけをテイクアウトし、自宅で炊いたご飯にかけてカレーを頂くらしいです。イベントや学校の運動会にも対応しているようで、いかに地域に密着しているかが分かります。

インデアンカレー

こちらがベーシックな「インデアン」です。

ドロドロに煮込まれて、具材の正体がなくなっているタイプのカレーです。個人的にお気に入りのタイプ。

鎌倉にある「キャラウェイ」が似ていると思った。

インデアンカレーのテイクアウト

後日はテイクアウトして、ホテルで食べました。キリンガラナとの相性抜群。

帯広だけにとどまらず、都内にも進出して欲しいチェーン店です。ココ〇チ、ゴーゴー〇レーより好きだな。

帯広のディープな焼肉店@平和園

焼肉平和園外観

帯広のディープな夜を象徴する焼肉店です。

1959年(昭和34年)創業の「平和園」です。こちらも駅から5分ちょっとの場所にある本店です。帯広を中心にチェーン展開していて、札幌にも数店舗あるようです。

元祖にこだわりつつ、「本店」にこだわりをもつ私です。

ちなみに雌阿寒岳に登る前泊で訪れました。

焼肉平和園店内

店内は年季が入っており、換気は気持ちしているくらいです。

こういうのでいいんだよ、老舗の焼肉店は…。きっと、オーナーがいろいろ集めたんだろうなと言うオブジェや絵画が所狭しと飾られています。

焼肉平和園メニュー

定食メニューが夜も提供されているのが嬉しい。一人でも何とか入れます。

ジンギスカン定食の値段にビックリ。何と税込み560円です。帯広の相場は一体どうなっているんだろうか…。自分が列で待っているときに、こんなディープ感ある店なのに高校生カップルを見ました。高校生のお小遣いでも食べれる値段だし、帯広学生の青春の1ページなのかも知れない。

焼肉平和園ビール

北海道で飲む本場のサッポロは否応なく美味しい。旅の孤独と喉の渇きと言うモンスターを一掃してくれます。

焼肉平和園 焼肉定食

ジンギスカン定食に加えて、サガリ一皿を注文しました。

お新香とフルーツ、写ってないけど大きめの椀に入った、みそ汁がついて560円は破格だな…。

焼肉平和園 焼肉定食

ああ、旅先で一人焼肉できる大人になったんだな…。しみじみ思いますが、やはり焼肉は誰かと食べたい。

旭川で食べた生ラムの焼き肉に衝撃を受けましたが、タレに付け込まれたジンギスカンもまた旨しです。北見で食べたジンギスカンも美味しかったな…。

これだけ食べて1670円に収まりました。恐るべし、平和園。恐るべし、帯広。

帯広グルメのまとめ

帯広の夜

帯広市は北海道では人口6位の都市です。

札幌、旭川、函館、釧路、苫小牧に次ぐ。人口17万ほどの地方都市具合がいい感じです。上位三都市ほどの華やかさはありませんが、中心街の夜は賑わっていました。

夜の帯広

料理人と素材は札幌に集中するのかも知れないけれど、インデアンのように帯広でしか食べられない店や、ン十年やっている老舗、地元の人が集う人気店の空気感は良いものです。

帯広は登山拠点として訪れる街ではありませんが、「また行きたいか?」の問いには、「そだねー。」と答えるしかありません。

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