
新しい山の登山計画を立てるとき、悩ましいのが「どのルートを歩くか」ですよね。登山コースの設計には、大きく分けて「往復」「周回」「縦走」の3つの基本パターンがあります。
| 往復コース | 登山口が同じで、登りと下りに同じ道を歩く(初心者向け・安心感がある) |
| 周回コース | 登山口が同じで、登りと下りで違う道を歩く(変化があって飽きない) |
| 縦走コース | 登山口と下山口が異なる(複数の山を繋ぐ、旅情あふれる本格派) |
同じ山であっても、この3パターンのうちどれを選ぶかで、必要な体力、登山口へのアクセス、そして得られる景色や感動は180度変わってきます。
今回は「とある山」を例に挙げながら、それぞれのルート選びで具体的にどう登山内容が変わってくるのか、メリットや注意点をリアルに検証・比較していきます。
福島県の磐梯山でみるコースパターン


磐梯山は福島県会津地方にある標高1818mの山です。南側は緑が豊かな表磐梯、北側は荒涼とした裏磐梯と呼ばれ、それぞれ風景が大きく異なる山です。

磐梯山は独立峰で、山頂に向かって6つのコースが整備されています。往復、周回、縦走の3パターンで、計画する場合、どういう計画になるか考えました。
| 往復コース | 八方台登山口と山頂の往復コース |
| 周回コース | 裏磐梯登山口(裏磐梯スキー場)を基点にした周回コース |
| 縦走コース | 猪苗代登山口から裏磐梯登山口の縦走コース |

往復コースは、磐梯山で一番のメジャーなコースです。山頂まで最短のコースになっています。しかし、コースのほとんどが樹林帯で見どころが少ないです。

周回コースは、裏磐梯らしい荒涼とした火山風景を堪能できます。

縦走コースは、表磐梯と裏磐梯の両方の風景が見れて、見どころが多いです。しかし、コースタイムが長く、もし車で来ている場合、バス+タクシーでの回収が必要です。

全てのコースで到達できる磐梯山の山頂は、猪苗代湖の大展望が広がり、開放感が溢れる山頂になっています。
それぞれの良い点と悪い点
| コース | コースタイム | 解説 | 注意点・デメリット |
|---|---|---|---|
| 【梅】往復コース | 4:00 | サクッと山頂に立ちたい、体力に自信がない方向け | 見どころが少ない |
| 【竹】周回コース | 5:20 | 行きと帰りで違う景色をバランスよく楽しみたい方向け | 表磐梯を歩けない |
| 【松】縦走コース | 6:55 | 磐梯山の魅力を120%じっくり堪能したい上級者向け | コースタイムが長く、下山後の移動(回収)に工夫が必要 |
和食御膳の松竹梅のように、わかりやすく3段階に分かれました。どのコースを選択するかは、自身の体力と時間の余裕次第になります。
しかし実際には、この磐梯山の例のように「周回コース」や「縦走コース」を自由に選べない山も少なくありません。そもそも周回できるルートが存在しなかったり、縦走した先の登山口にバス停や駅がなければ、延々と林道を歩いて街まで降りる羽目になってしまうからです。
充実できる周回、縦走コースを選びたい
登りと下りで違う風景を見られるのは、やはりモチベーションが違います。往復コースの下りは、作業になりがちです。
山の地図と睨めっこして、「山頂からここに降りれば、周回や縦走できる」など、面白そうなコースを探してみて下さい。
バスや電車を駆使して縦走コースを歩いた記事
それぞれの山は、日帰りで往復、周回できるコースがありますが、バスや電車を駆使して、縦走したコースの登山記事です。
岩手山、甲武信岳は日帰りできる山ですが、一泊二日の工程で縦走していたります。もはや、無駄なこだわりに近いです。





コメント
マイカー登山はどうしてもピストンになりがちですよね。
かと言ってバス登山だと時刻表に合わせて後半バタバタしたり…。
磐梯山の周回コースのように、登りと下りで別ルート選べる山はありがたいです。少ないですけど。。
マイカー登山だと回収問題がありますから難しいですよね。
玄人は登山口に自転車や原付をデポしている人もいるようですけど。
積載が簡単な電動キックボードとか良いんじゃないかと最近思っています。オフロード弱そうですけど。
磐梯山はやりやすいですよね!!