2012年3月22日
群馬県の榛名山に行ってきました。標高は1449mです。
この榛名山は群馬県の中央に位置し、赤城山と並び群馬県を代表する山です。赤城山と同様に、いくつかの山を総称して榛名山と呼ばれています。榛名山は火山なので、麓には温泉街で有名な伊香保温泉があります。
祝日と言うこともあり、小旅行気分の旅になりました。
榛名山について
地図
掃部ヶ岳 登山
凍りついた榛名湖、掃部ヶ岳の登山へ
いつものように車を出してくれるタチと合流するために、栃木県のJR小山駅に向かいます。
乗り換えにうんざりする時間が掛かる渋谷駅の埼京線・湘南新宿ラインのホームの歩道。8時48分に小山駅に到着する湘南新宿ラインに乗り込みました。
東京から近いような遠いようなそんな距離感の小山駅。埼玉の駅とか大宮のぞいて、すっ飛ばしてくれればいいのに!新幹線乗れって事になるか・・・。
今日は水戸から北横岳の登山を企画してくれたキキさんも掛けつけてくれました。いつものみやじゅんも加えて4人で出発です。
国道50号を走り、太田桐生ICから北関東自動車道に乗りました。
天気は曇りの予報を裏切り快晴。進行方向には浅間山がドン!と見え、日光連山もくっきり見えました。
波志江サービスエリアで買出し。
あまり都内では見かけないコンビニ「SAVE ON」が入っています。新しくて綺麗なサービスエリアなんですが、この一体がなぜか家畜の糞尿臭い・・・。
高崎ジャンクションで関越に乗り換え新潟方面に入ると、もう目の前には榛名山の山々が見えてきます。
渋川伊香保ICで高速を降りて、標識どおり榛名山へ向かいます。
このあたりは日本三大うどんの一つ「水沢うどん」が有名です。登山後に食べたかったけれど、昼営業しかやっていない?みたいなので諦めました。
写真は豆乳の看板ですが。
帰りに寄る予定の伊香保温泉を通り過ぎて山道を登っていくと、榛名高原に出ました。標高が高いところに、こんな直線の道路があることに驚き。
こんかい榛名山の登山は2つの山に登る事になっています。榛名山の最高峰の掃部ヶ岳と富士山の形とそっくりな榛名富士です。
まずは、掃部ヶ岳です。国民宿舎「榛名吾妻荘」の正面にある駐車場に車を停めました。
12時10分 掃部ヶ岳 登山開始 ---
遅い時間に出発だけど、コースタイムも1時間ちょっとで登れるようなので問題ないはず。
この看板に「掃部ヶ岳」にカモン!って書いて欲しい。
雪道だったのでアイゼンつけずに登り始めたら凍結箇所が結構あって滑る滑る。
オレンジ色の二人組み。
オレンジ色の上着は森林の中で目立つため、アメリカではハンター同士の誤射を防ぐために着用義務化されているところもあるとか。
79年の映画「ディア・ハンター」で、ロバート・デニーロが着ていたオレンジ色のマウンテンパーカーカッコいいですよね。
今と違ってゴアテックスや高密度ナイロンなんかの素材はない時代なので、コットンとナイロンが格子状に織り込まれた60/40クロス素材なのかな。この素材は、味があっていい。
階段は人が歩いているのでつるっつる。
慎重に登っていきます。
15分ほどで硯岩(すずりいわ)の分岐に到着です。
ここから坂道が急になることが予想されたので、アイゼンを装着。
100mもないので硯岩を目指します。登山コースによくある岩シリーズですね。
硯岩からの眺め。
今回通ったコースでは、唯一の榛名富士と榛名湖を望めるポイントでした。スケールはだいぶ小さいですが、綺麗な三角形をしていますね。
赤城山方面も見ることが出来ました。
硯岩から下りて、掃部ヶ岳を目指します。
傾斜が結構きつくなり、時折地面が凍った場所でヒヤヒヤさせられます。
分岐点到着。あと200mです。
尾根道は太陽光で雪が溶けてどろどろでした。
南西方向の視界が開けてきました。
13時22分 掃部ヶ岳山頂 ---
小さい山頂に到着です。
掃部ヶ岳の山頂へ
標高1449m。
若干、霞がかっていたのでくっきり見ることが出来ませんでしたが、八ヶ岳まで望むことが出来ます。
山頂からギリギリ右方向に見えるのはおなじみ浅間山。12月初旬に行って一番辛い目を見た山であります。
独特の岩岩しい山容が特徴の妙義山。
上毛三山のラストで、あそこを制すれば群馬を手中に収めたようなものですね、ふふふ。
いまだに雪がガンガン積もる上信越方面の谷川岳は木が邪魔で良く見えません。
次は榛名富士に登るのでお昼も取らずに来た道を下山開始。
うわあああ。
アイゼン4本爪だけど全然効いてる気がしない。
爪が多いのが欲しいけれど時期ももう終わりだしなー。
14時17分に掃部ヶ岳から下山完了しました。
榛名富士 登山
ロープウェイを使わず榛名富士を登る
本日2つ目の山、榛名富士に登るために車で移動し、ゆうすげの湯の駐車場に停めました。
榛名湖に下りる階段があったので立ち寄ってみました。3月なのにまだカチカチで、氷上を歩くことができました。
それでもちょっと怖い。
榛名富士を下から。
榛名富士登山口を見つけました。
榛名富士は榛名山ロープウェイを利用すれば、登山する必要はないですけど。
14時45分に榛名富士の登山を開始します。
登山を開始するには中々に遅い時間であります…。
コースタイム通りだと45分ほどで山頂に辿り着けるようです。「富士」の名前の通り、円錐形をしているため、登り一辺倒です。
掃部ヶ岳と違って雪道なので歩きやすいのですが、段差があるところはガチガチに凍ってます。
頂上が見えてきました。
15時27分 榛名富士山頂 ---
小さなお社の脇に出てきました。
山頂からは高崎、前橋の市街地が一望。もっと空気が澄んでいれば関東平野一体が見渡せそうです。
すごいマイナーな谷川岳のおいしい水で喉を潤します。サービスエリアに売ってました。
相変わらず凄い雪をかぶっている谷川連峰。午前中は晴れていましたが、もう雲に覆われそう。
自分が登れるのはまだまだ先かなー。
そして、ここで初めてのお昼ご飯。唐揚げをもらっちゃいました。
久しぶりの杏仁豆腐。4人で食べるのにちょうどいい大きさ。
ロープウェイは16時で閉まるので、最初は数人の観光客がいましたが、お昼を食べ終える頃には誰もいなくなりました。
シャッターも閉められた。
可愛らしい絵馬。
係りの人は自分達の姿が登山の格好を認識したのか、一言も声を掛けずロープウェイで降りていってしまった・・・。
静かな山頂を少し楽しみながら、時間も時間なので下山することに。
もう1回階段を登る・・。
下山する頃には、今まで吹いていなかった風が強くなってきて寒い寒い。
夕方ですよ。
17時5分 榛名富士下山 ---
予定では16時に下山予定だったのにな・・・。
榛名山に太陽が隠れる瞬間の榛名湖がとても綺麗だったので降りて少し撮影。
氷上に寝っ転がって空を見上げるととても爽快な気分になれる。来年やってみてください。
なぜかお辞儀するタチ。
下山後は伊香保温泉の石段の湯へ
そして、登山で疲れた体を麓にある伊香保温泉で癒します。
斜面に建設された温泉街はとても風情があっていいですね。温泉の色が茶色ということから、温泉まんじゅうが名物として誕生したのはこの伊香保温泉なんだとか。
伊香保温泉と言えばこの石段街。
写真のように複雑な構造をした旅館って探究心をくすぐられませんか。自分だけですか?
日帰り入浴料は400円と安いです。11月~3月の期間は、20時30分まで営業しているようです。
内湯の一つだけですが満足です。
向かいにある玉コン屋。
食べたかったけど、風呂からあがる頃には閉まってた・・・。
温泉後はコーラを飲むのは自分なりの儀式。
もう、すっかり夜です。
汗を流し、着替えをしてご機嫌。パーカー一枚じゃ寒いけど。
火曜日の祝日のためか、19時なのに温泉街をねり歩いてる人は誰もいなくがら~んとしてました。
石段の中央は温泉がもくもく流れ続けてライトアップされてました。
もうすっかり夜。
この後は、同じ道で小山駅まで帰りました。
電車まで時間があったので、駅前の100円セール中のミスタードーナッツで打ち上げをしました。中学生か。
なんだかんだで東京に帰ってきたのは23時を回ってしまいましたが小旅行気分で楽しかったです。
榛名山登山を終えて
第一印象は、赤城山そっくりですね。
それぞれ関越自動車道を挟んで向かい合っているし、山の構造や中心に湖があるなど。それでも、榛名山も赤城山もお互いに特徴があってそこが面白い。
長い時間をかけて登山をする場所ではないので、榛名山の登山を終えたら麓の伊香保温泉で疲れを癒し、水沢うどんに舌鼓をうつそんなプランを立てると楽しめますよ。
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