![白砂山](https://live.staticflickr.com/65535/51987511981_8f91630be9_c.jpg)
2021年7月18日
群馬県、長野県、新潟県の3県にまたがる白砂山に行ってきました。標高は2139mです。
群馬県の秘境である野反湖に登山口があり、標高2000mからは笹尾根の稜線があります。7月中旬頃、野反湖にはノゾリキスゲが満開になり、秘境のお花畑を求めて観光客でにぎわいます。
山単体として見ると、特徴は薄いですが、野反湖や温泉などを組み合わせで、一気に面白くなります。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987991460_8af8154945_c.jpg)
白砂山は毎回候補には挙げられるが、他の山が優先され続けていた山でした。「いつかは登りたい」そう思っていた山でした。
7月中旬、ノゾリキスゲ満開の知らせを受けて、アルプス、八ヶ岳、東北の山々の魅力をガン無視し、群馬県の奥地へと旅してきました。
白砂山について
地図
![野反湖~白砂山の地図](https://live.staticflickr.com/65535/52373451181_d18a0f0b3c_c.jpg)
群馬の山旅サイトに掲載がある「野反湖~白砂山周遊コース」を歩きました。標準コースタイムは8時間なので、いわゆる健脚向きコースです。
コースタイム
- 05:59白砂山登山口
- 07:59堂岩山
- 09:43白砂山
- 10:53堂岩山分岐
- 12:31八間山
- 13:35白砂山登山口
行動時間は7時間36分でした。
ノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)の見頃
![ノゾリキスゲの見頃](https://live.staticflickr.com/65535/52002363620_5fa9a583c8_c.jpg)
野反湖の湖畔に咲く、ノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)の見頃は7月中旬頃です。野反峠(富士見峠)に群生地があります。
白砂山 登山
野反湖登山口よりスタート、群馬と長野の県境のシラビソ尾根
![白砂山の駐車場](https://live.staticflickr.com/65535/51987708444_9e350579ba_c.jpg)
野反湖は都心からは遥か遠く、車でも4時間以上かかるまさに秘境です。前日は2時頃に到着し、車中泊をしました。夜中、外に出ると肌寒く、星空が綺麗でした。
野反湖の駐車場は、キャンプ場も併設しているので、とても広々としていました。
![白砂山の地図](https://live.staticflickr.com/65535/51987974960_211b528257_c.jpg)
白砂山の最短はやはり野反湖からですが、標準コースタイムは約4時間と長いです。コースタイムの長さの割に、標高差は600mなので、大きく横に移動する区間が2回あります。
![白砂山登山口](https://live.staticflickr.com/65535/51987709119_b9080abd22_c.jpg)
立派な白砂山登山口です。
登山口の横には「ぐんま県境稜線トレイル」のキャンペーンの人が、バッジやグッツを販売していました。
![白砂山登山](https://live.staticflickr.com/65535/51987709419_3015cf28bb_c.jpg)
踏み固められた登山道って感じはなく、フカフカした地面です。
ちなみに、前を歩くさく兄は、6月に20日間くらい北海道の山をウロウロしていたので、登山ボディがバキバキに出来上がっていて、背中からオーラが溢れていました。
![ハンノキ沢](https://live.staticflickr.com/65535/51987422081_e70f603f06_c.jpg)
登山口から10分~15分歩くと、ハンノキ沢に到着しました。
![ハンノキ沢](https://live.staticflickr.com/65535/51987709624_26acca1ddc_c.jpg)
横幅5mくらいの徒渉があります。完璧な吊り橋は設置されておらず、水浸しになった岩の上を歩く必要があります。
![ハンノキ沢](https://live.staticflickr.com/65535/51987421781_fa08f5b039_c.jpg)
「北海道の幌尻岳で何度も渡渉した」と経験を語るさく兄は、このくらいの沢を越えることは造作もない様子でした。ただ、酔拳でもしてるのかと言うくらい、体がぐにゃぐにゃしている。
![白砂山登山](https://live.staticflickr.com/65535/51987483793_3b4c98dde8_c.jpg)
地蔵峠を通過すると、シラビソ尾根と名がついている尾根道になります。
地蔵峠からは新潟県の秋山郷までコースが伸びています。ここは、下ノ廊下みたいに水平道の大冒険コースになっていそうです。
ここからは、群馬県と長野県の県境となり、山頂まで続いていきます。
![白砂山登山](https://live.staticflickr.com/65535/51987423116_c5496b179f_c.jpg)
標高差がないコースのため、ずっと平坦な道が続きます。
ここから夏の暑さが襲い掛かります。関東甲信越の標高2000mの山は、7月登るのはキツイです。
![白砂山登山](https://live.staticflickr.com/65535/51987484483_7c313874fb_c.jpg)
シラビソの木やシダ植物が目立つようになってきて、北八ヶ岳の雰囲気が出てきました。
![ギンリョウソウ](https://live.staticflickr.com/65535/51986417252_ffedb90054_c.jpg)
苔の間にはギンリョウソウが顔を出していました。
![白砂山登山](https://live.staticflickr.com/65535/51986417622_d384b25822_c.jpg)
樹林の密度が濃く、水分の保湿力がいいせいで、蒸し暑さが出てきました。
ノゾリキスゲの咲くシーズンが白砂山のベストシーズンと考えていたが、白砂山は6月とか10月以降と、少し気温の低い時期に登る方が良いようだ。
![浅間連峰](https://live.staticflickr.com/65535/51987424206_417bb86e1c_c.jpg)
一部、展望が見られる場所がありました。
山脈が見えますが、何を隠そう浅間山です。上信越道から見ると、独立峰の立ち振る舞いをしていますが、白砂山側から見ると連峰なのが良くわかる。
麓に見えている町は、草津温泉の温泉街だと思われます。
![草津白根山と野反湖](https://live.staticflickr.com/65535/51987424666_688367d450_c.jpg)
顔を右に向けると、草津白根山と野反湖が見えました。
草津白根山って、噴火で規制されてたり、観光道路が通っているので、登山者からは今一つ重要視されていない山。詳しく地図を見ていると、芳ヶ平など素晴らしいコースが潜んでそう。
![堂岩山](https://live.staticflickr.com/65535/51987425756_a45955320f_c.jpg)
汗をボタボタと垂れ流しながら、シラビソの樹林帯を進んでいきます。
![シラビソ尾根](https://live.staticflickr.com/65535/51988066908_946b0b7a66_c.jpg)
終盤になると徐々に傾斜が出てきました。
それにしても、登山口の標高がすでに、神奈川県丹沢山塊の山頂くらいあるはずなのに、暑い暑い…。
標高2000mを越え、堂平山からは笹の稜線歩き
![堂岩山](https://live.staticflickr.com/65535/51986418662_e9f4e77113_c.jpg)
最初のピークである堂岩山に到着しました。ご覧の通り、展望は皆無です。そして、アブなどの虫が飛び交ってました。幸いなことにブヨは見かけなかったです。
![堂岩山](https://live.staticflickr.com/65535/51987713274_a036d01284_c.jpg)
堂岩山の標高は2051mなので、白砂山までの標高差は88mしかありません。しかし、ここから1時間20分のコースタイムが待っていますけど。
山頂の名前が示すような岩などは一切ないです。
![堂岩山](https://live.staticflickr.com/65535/51987713494_37900376a0_c.jpg)
堂岩山周辺だけは藪がかなり成長していて、バリエーションルートのような状態になってました。
![白砂山](https://live.staticflickr.com/65535/51987425921_883081244b_c.jpg)
そして、白砂山の山頂へと続く稜線が見えました。これは、まだまだ先は長そうです。
![白砂山の稜線](https://live.staticflickr.com/65535/51986420057_dca9532fce_c.jpg)
シャクナゲや熊笹で覆われている緑の稜線は、とてもフレッシュな見た目です。そして、直射日光は強いものの、風を感じることができ、樹林帯を歩くよりは快適です。
![白砂山から富士山が見える](https://live.staticflickr.com/65535/51987488058_c79b68a1a4_c.jpg)
稜線から展望はとても見晴らしが良く、奥秩父山塊の向こうに富士山の頭だけがチラッと見えました。
![白砂山](https://live.staticflickr.com/65535/51986420857_e6a2efd307_c.jpg)
堂岩山から白砂山は、見た目通りにアップダウンがあります。行きは良いけど、帰りを考えると憂鬱です。
![猟師の頭](https://live.staticflickr.com/65535/51987715604_dbfe912b8b_c.jpg)
猟師の頭は二つの山に挟まれた小ピークです。登り返しに、猟師が頭に来るほどって、意味だと思うね。
![コバイケイソウ](https://live.staticflickr.com/65535/51987488928_b99eb14a41_c.jpg)
稜線には高山植物が花を咲かせていました。ちょっと枯れかけてはいますがコバイケイソウの花。
![クルマユリ](https://live.staticflickr.com/65535/51987428086_f157b74406_c.jpg)
風に揺れるクルマユリの花にはアゲハ蝶が止まっていました。
![ハクサンフウロ](https://live.staticflickr.com/65535/51987982940_017aafbfcd_c.jpg)
足元を見るとピンク色の小さな花、ハクサンフウロが咲いていました。
![白砂山の山頂へ](https://live.staticflickr.com/65535/51987716604_6bbaeb31d5_c.jpg)
猟師の頭からいったんは下り、白砂山へと登りが始まります。草に覆い隠されて見えませんでしたが、岩々しい登山道になってきます。
暑さに弱い、なべ氏と自分は息が絶え絶えです。
![コバイケイソウ](https://live.staticflickr.com/65535/51987428616_69816b1ddd_c.jpg)
斜面にはコバイケイソウの群生が咲いていました。
![白砂山の山頂が見えた](https://live.staticflickr.com/65535/51986422587_304c2ab1a6_c.jpg)
遂に白砂山の山頂が見えてきました。風の応援も虚しく、暑さでヘロヘロです。
大展望の白砂山の山頂、群馬・長野・新潟の奥地を眺める
![白砂山の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51986424082_d795d698ae_c.jpg)
白砂山の山頂に到着しました。
登山口を出発して3時間44分かかりました。稜線の後半でだいぶ失速したものの、後ろからは抜かれていたので、まぁまぁのペースでは歩けていたようです。
![白砂山の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51987717669_5e0c3ab8df_c.jpg)
山頂はそこまで広くはないですが、登ってくる人もそこまでなので、十分なスペースは確保できます。それにしても暑い…。
![白砂山の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51987718099_3cc8ddc155_c.jpg)
白砂山の山頂看板はとてもシンプルでした。
それにしても、「白砂」の要素は歩いた感じ見当たらないのですが、景観とは違った由来があるんですかねぇ。
![榛名山](https://live.staticflickr.com/65535/51986422887_c7b293d7a9_c.jpg)
展望の良い山頂と謳われていることだけあって、群馬県の山々を中心に眺めることができます。近くに見えるのは、伊香保温泉がある榛名山かな。
![群馬の山々](https://live.staticflickr.com/65535/51986999592_390c7c2c17_c.jpg)
富士山は雲に隠れてしまったが、重なり合う山脈が永延と続いています。
![草津白根山](https://live.staticflickr.com/65535/51986423857_162bd2fc51_c.jpg)
![浅間山](https://live.staticflickr.com/65535/51988577870_6b24b82dde_c.jpg)
草津白根山をはじめとする志賀高原の山々が見えます。浅間山は標高2500mもあるので、この界隈では一番目を引く山です。
![白砂山の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51987490748_8af045663a_c.jpg)
長野県の方角の奥には北アルプスの山々も見えていました。
![白砂山の山頂から](https://live.staticflickr.com/65535/51987718994_ce4285d0e1_c.jpg)
白砂山の山頂を後にして、堂岩山の分岐点へと引き返します。
![白砂山](https://live.staticflickr.com/65535/51987985550_f8933ed204_c.jpg)
登り返しに涙目になりながら、堂岩山の分岐まで戻ってきました。
堂岩山から白砂山の山頂までの動画です。
アップダウンを繰り返す灼熱の稜線で八間山へ
![白砂山~八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987719549_c2546b0e82_c.jpg)
白砂山をピストンする人が多い中、できる限り登りと下りは違う道を行きたい我々は、周遊コースへと進んでいきます。四国の剣山のような、低い笹の稜線が気持ちいい。
![白砂山~八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987985980_ef35edb4aa_c.jpg)
八間山を続く稜線が見えました。どうやら、いくつかアップダウンがあり、樹林帯も突入するようです。一筋縄では行きません。
![白砂山~八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987431691_ba49b4ae9b_c.jpg)
ある程度、下ってしまうと風もなくなり、灼熱地獄へと変わりました。この辺りでは完全にバテしまって、足を引きずるようなスピードでした。
![黒渋の頭](https://live.staticflickr.com/65535/51987431941_96442bbd91_c.jpg)
黒渋の頭というピークを通過。
浅間山の外輪には「トーミの頭」があったりするので、ピークのことを「頭」と表現する文化があるようです。
![白砂山~八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987720674_431cc9b8f1_c.jpg)
![白砂山~八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987432161_a360ca59b2_c.jpg)
熱中症ギリギリの状態でフラフラしながら歩いていました。フラットな稜線に見えて、結構なアップダウンが繰り返されました。日傘でも持ってくればよかった…。
![八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51987721009_107c0d135a_c.jpg)
八間山に到着しました。
これほどまでにボロボロになったのはいつ振りだろう…。水も飲み干してしまったので、さく兄からわけてもらいました。
暑いのは熊谷だけにして欲しい…。
![遥か遠くの白砂山](https://live.staticflickr.com/65535/51987987570_2333c30d86_c.jpg)
白砂山の山頂は遥か遠くにありました。こっち方面から登っていたら、間違いなく堂岩山あたりでリタイアしていたことでしょう。
![八間山](https://live.staticflickr.com/65535/51986426767_cea7446026_c.jpg)
八間山で休憩をして、野反湖へと下山を開始します。
![茅ノ尾根](https://live.staticflickr.com/65535/51987721699_d64f4a760d_c.jpg)
茅ノ尾根と名前がついていて、下りはじめは急斜面でした。
![茅ノ尾根](https://live.staticflickr.com/65535/51987433741_17de0518ba_c.jpg)
野反湖見晴という場所がありましたが、何も見えない罠。白砂山に登ると、野反湖はほとんど見えないんだなぁ…。
![茅ノ尾根](https://live.staticflickr.com/65535/51987722079_7bc40c8383_c.jpg)
後半は緩やかな道に変わりました。緩やかな下りなのにヘロヘロなので、前を歩く二人に全然追い付けない。
![八間山登山口](https://live.staticflickr.com/65535/51987434271_10313e7922_c.jpg)
八間山登山口に降りてきました。稜線区間の長さに比べるとアッサリしていました。
さらに、ここからアスファルトを20分程歩いて、駐車場へと戻ります。
![野反湖](https://live.staticflickr.com/65535/51986428072_ee07b6053d_c.jpg)
ここに来てようやく野反湖が見えました。少しだけ緑が入っているような、不思議な青色をしていました。
![白砂山駐車場](https://live.staticflickr.com/65535/51987495753_5bdf25f0f8_c.jpg)
駐車場まで戻ってきました。車内はそのままサウナに使えそうなくらい熱されていました。
登山口に救急車が止まっていました。救急隊員の方に「稜線上で熱中症になって、動けなくなってしまった登山者を見かけましたか。」と尋ねられました。
自分が一歩手前だったこともあり、夏山って怖いなと改めて思いました。
![ニジマスホットサンド](https://live.staticflickr.com/65535/51987989675_b6a945b695_c.jpg)
![ニジマスホットサンド](https://live.staticflickr.com/65535/51987435181_2bb5b9ceea_c.jpg)
休憩所で野反湖名物のニジマスサンドをさく兄が買っていたので、半分もらいました。味はサーモンですね。
野反湖峠に咲き乱れるノゾリキスゲの群生地
![野反峠休憩舎](https://live.staticflickr.com/65535/51987496448_d27c2e0d87_c.jpg)
野反湖駐車場から移動して、ノゾリキスゲを見るために野反峠にやってきました。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987435851_cdda634197_c.jpg)
野反峠の休憩所から、野反湖の方に下って行くとノゾリキスゲが群生していました。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987496633_b3198228b4_c.jpg)
ノゾリキスゲは、ニッコウキスゲの事なのです。
ニッコウキスゲの「ニッコウ」は、東照宮でお馴染みの栃木県の日光のことです。霧降高原の群生が有名で、その名前が各地で浸透しています。ノゾリキスゲは栃木県のことをよく思っていない人が、「ノゾリ」を付けることを主張したに違いありません。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987436226_f8a26fdab3_c.jpg)
ノゾリキスゲだからと言って、見た目は全く変わりません。
![野反湖のノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987724994_4b4e4f3b51_c.jpg)
バンドエイドや宅急便みたいに、商標名が一般的に広まってしまうことは、山業界にもよくあることなのかもしれません。ちなみに、ニッコウキスゲは正式にはゼンテイカと言います。
![野反湖](https://live.staticflickr.com/65535/51987789364_2681401cfb_c.jpg)
山頂から野反湖は見えなかったけど、八間山が見えました。白砂山は全く見えません。
![野反湖のノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987497468_c388f7fd59_c.jpg)
野反湖のブルーとノゾリキスゲのイエロー、青空と浮かび上がる雲。とても、夏を演出してくれる風景でした。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987991085_e66922f500_c.jpg)
灼熱の白砂山登山と無理やりセットにしなくても、キャンプついでに散策するくらいで良かったかも…。ちなみに更なる群生地は、野反湖の西側にあるカモシカ平で見られるようです。
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987990760_c04c42de04_c.jpg)
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51986430542_ed049a01c0_c.jpg)
ちょうど見頃の時期に来れて良かったです。
ノゾリキスゲのシーズンだけではなく、野反湖をぐるっと周回するトレッキングコースも良さそうだし、八間山にシラネアオイが群生するシーズンに来ても楽しそう。
初めての温泉体験、川にドボンの尻焼温泉
![長笹沢川](https://live.staticflickr.com/65535/51988052175_51f7e0a451_c.jpg)
![尻焼温泉](https://live.staticflickr.com/65535/51988818084_0dd44653a0_c.jpg)
大量に登山で絞り出した汗を洗い流すために川にやってきました。世にも珍しい、川がそのまま温泉になっている尻焼温泉です。白砂山に来たら、必ず寄ると決めていた温泉です。
![尻焼温泉](https://live.staticflickr.com/65535/51987788204_677ab32783_c.jpg)
野反峠からは車で15分ほどの場所にあります。専用の駐車場から5分ほど歩くと、川風呂の入口がありました。
![尻焼温泉](https://live.staticflickr.com/65535/51987498316_7c9a0d7c2e_c.jpg)
本当に川が温泉になってて驚きました。こんな温泉は初めてです。
まるで治外法権の如く、ここには自由がありました。
- 無料
- 混浴
- 水着でもスッポンポンでも
- より綺麗な温泉がある湯船あり(ここだけはマッパ)
- 脱衣所なんて文明はなし
女の人でスッポンポンの人もいて驚いた。まぁ年齢はだいぶ上だったけど。
![尻焼温泉](https://live.staticflickr.com/65535/51988830989_d44b5fc1aa_c.jpg)
川の底から温泉が湧いているので、水が熱い場所、冷たい場所があります。とても、開放感のある温泉に、登山で疲れた体が癒されました。川の温泉を浴びたままだと流石に臭いかなと思い、グツグツに熱い湯船で洗い流しました。
尻焼温泉は、今年最高の温泉体験でした。
![かりんとう饅頭](https://live.staticflickr.com/65535/51987790284_b2fa68bec9_c.jpg)
八ッ場ダムの道の駅で買ったかりんと饅頭美味しい。
温泉に入った後は、群馬ローカルの焼肉チェーン「あおぞら原町店」で肉を食らい、東京へと帰りました。
野反湖〜白砂山周遊コースを終えて
![ノゾリキスゲ](https://live.staticflickr.com/65535/51987496633_b3198228b4_c.jpg)
ノゾリキスゲの見頃に合わせた計画でしたが、真夏の標高2000mの稜線歩きは暑くて暑くて、久しぶりに過酷な登山を味わいました。登って降りるのシンプルなコースならまだしも、アップダウンの連続コースはアルプスでもないと厳しい…。登山後の3日間は、喉がずっと渇いているかのような余韻が続きました。
![白砂山の稜線](https://live.staticflickr.com/65535/51987981250_a43c9fdc06_c.jpg)
白砂山は奥深いトレイルを堪能できる、開放的な稜線でした。ぐんま県境稜線トレイルの一部でしたが、他のエリアも歩いてみたくなりました。
また、野反湖は色の青さと四方を山で囲まれた静けさで、不思議な魅力を感じました。今度はテントを持ってきてキャンプをし、湖畔をのんびり散策できたらなと、将来実現させたいと思いました。
コメント
自分的にも「何度も候補に上がりつつ後回しになってる山」の1つです、白砂山。
遠くまで伸びる稜線と山深い景色は魅力的ですね。今年こそは足を向けてみようかな。
コメントありがとうございます。
親子丼やハヤシライスみたいに、食べたら美味しいんだろうけど、普段はなかなか食べないメニュー。山もそういうのありますよね。
群馬ながら周囲に山しかない山域ってなかなかありませんね。
是非、行ってみてくださいー。