![高水山](https://live.staticflickr.com/65535/52548948419_cf36a67901_c.jpg)
2012年2月5日
奥多摩にある高水三山に行ってきました。標高795mです。
高水山、岩茸石山、惣岳山の3つの山で構成されています。青梅線の駅から歩きでアクセスでき、東京近郊のハイキングコースとして人気です。山頂には真言宗の高水山常福院があり、歴史のある山でもあります。
![高水三山](https://live.staticflickr.com/7163/6835852275_9d00f9ec99_c.jpg)
東京に雪が降ると、持って数日、すぐに雪は溶けてしまいます。しかし、気温の低い山の上では数週間ほど雪が残ります。
関東近郊の山で雪山ハイキングを体験するために、メンバを募集したところなんと10名上の参加がありました。
高水三山について
地図
![高水三山の地図](https://live.staticflickr.com/65535/52558001701_13ac5a9dc3_c.jpg)
青梅線の軍畑駅から御嶽駅に縦走するコースです。
高水三山 登山
絶対に読めない軍畑駅、高水三山ハイキングコースへ
![高水三山_03](https://live.staticflickr.com/7153/6835852883_9dc95d79b9_c.jpg)
前日の夜までは翌日の登山に胸を躍らせているのですが、起床直後はなんともいえないダルさがあるのはなぜか。
![高水三山_04](https://live.staticflickr.com/7165/6835853189_fe5c11d5d6_c.jpg)
最近、ヘビロテしているイギリスのバンド「Queen」のアルバムを聴きながら、田園都市線から乗り換えながら、東京の果てを目指します。
多摩川の冷たい空気とフレディの「ママー‼︎」のシャウトが心地よい。
![高水三山_05](https://live.staticflickr.com/7148/6835853639_76809778b8_c.jpg)
9時20分に青梅線の軍畑駅に到着しました。
さて、ここでクエスション。「軍畑」何と読むでしょうか?ぐんはた?いえ、違います。
「いくさばた」と読みます。
![軍畑駅](https://live.staticflickr.com/7150/6835854113_4f0c0011f6_c.jpg)
東京都の秘境駅とも呼び声が高いJR青梅線「軍畑駅」
小さな駅舎で一日の平均乗車数も250人程度。ちなみに始発の立川駅は青梅線だけじゃないけど15万人。ここは本当に東京なのでしょうか。
![高水三山_07](https://live.staticflickr.com/7151/6835854407_f276f3f132_c.jpg)
駅前には小さな個人商店がありました。
![高水三山_08](https://live.staticflickr.com/7011/6835854771_7535fab215_c.jpg)
ミルキーの缶ジュースなんてあるんだ。
ガラスケースの冷蔵庫とか個人商店くらいじゃないと見かけなくなりましたね。
![高水三山_09](https://live.staticflickr.com/7029/6835855239_5c55456476_c.jpg)
軍畑駅からは街並みが見渡せます。駅前に鐘があるのがいい味だしてます。
![高水三山_10](https://live.staticflickr.com/7009/6835855787_2ae25b95e2_c.jpg)
今回はまたまた11人と大所帯。1~2回は会ったことがあるメンバなので安心です。
トイレとストレッチを済ませて出発。
![高水三山_11](https://live.staticflickr.com/7005/6835856141_c1ec51f898_c.jpg)
遮断機がない線路を渡るのは、旅をしている気持ちになるのは自分だけでしょうか?自分だけかな・・・。
アメリカのロードムービーのように貨物列車に飛び乗って、旅をしてみたいと思ったことはありますか。
![高水三山_12](https://live.staticflickr.com/7156/6835856329_d301fe85ba_c.jpg)
しばらくは舗装道を歩きます。
![高水三山_13](https://live.staticflickr.com/7034/6835856751_c32c313917_c.jpg)
登山口まではのんびり。
それにしても冬は天気がいいですね。平日、天気がいいと休んで出掛けたくなる。
![高水三山_14](https://live.staticflickr.com/7035/6835857375_6a9c00b874_c.jpg)
三者三様の歩き方。
![高水三山_15](https://live.staticflickr.com/7025/6835858017_bcc0f0c7c1_c.jpg)
そしていつの間にか登山道に入ってました。11人が隊列を作ると10m以上の長さになって壮快ですな。
次はドラやほら貝担当を決めるべきだろうか。
![高水三山_16](https://live.staticflickr.com/7148/6835858597_0d986d7c93_c.jpg)
杉の中に入っていよいよ本格的な登山道に入りました。
これから花粉の時期ですね。「毎年、例年の2倍、3倍の花粉が飛びます」ってニュースで言ってる気がします。界王券かっての。
![高水三山_17](https://live.staticflickr.com/7153/6835859425_f7564c1d6c_c.jpg)
序盤少しだけ水が流れているので橋があります。
![高水三山_18](https://live.staticflickr.com/7145/6835859627_78713ffd65_c.jpg)
水が凍ってます。
![高水三山_19](https://live.staticflickr.com/7035/6835860149_ec63ba64aa_c.jpg)
少し歩くと急な斜面が登場です。
陽が差さない場所のためか雪がびっしり残ってます。一同ビビる。
![高水三山_20](https://live.staticflickr.com/7171/6835860593_80c9b97f08_c.jpg)
人気の高水三山は適度に踏み固められているので、溶けて凍っている箇所がいくつもあって苦労します。
![高水三山_21](https://live.staticflickr.com/7156/6835861061_ae1c702b76_c.jpg)
2カメのみやじゅん君が撮っている写真はたぶん彼のブログに掲載されているはず。
![高水三山_22](https://live.staticflickr.com/7012/6835861325_2ae16331b9_c.jpg)
急な斜面を抜けるとまた林道に入りました。あと1.1キロ。
![高水三山_23](https://live.staticflickr.com/7016/6835861921_f22cc18fc6_c.jpg)
ここからはなだらかな林道なので雪があっても安全でした。
![高水三山_24](https://live.staticflickr.com/7141/6835862435_aec2fde35a_c.jpg)
やっぱり1000mの以下の低山は真冬に登るのがベストですね。半袖にフリース一枚で適度な体感気温です。
![高水三山_25](https://live.staticflickr.com/7164/6835863015_7df2f6568e_c.jpg)
しばらく歩くとなんか山奥とは思えない大きな建造物が見えてきました。
![高水三山_26](https://live.staticflickr.com/7019/6835863741_a5d9b8a4a3_c.jpg)
11時15分 高水山常福院 ---
立派な不動尊がありました。中央には大剣が3本祀られていました。ファイナルファンタジー7の主人公クラウドが持ってる剣みたいだ。
![高水三山_27](https://live.staticflickr.com/7003/6835864005_950a69f811_c.jpg)
狛犬は可愛らしくて、耳が小さいけどビーグルみたいな造り。
![高水三山_28](https://live.staticflickr.com/7163/6835864443_d980e34443_c.jpg)
広い境内で雪がびっしり積もってます。利用できるトイレがあるのはここで最後。
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皇太子の趣味は登山で、登った山一覧を見たら全国各地かなり登ってるんですね。たまーにこいった碑を見かけます。
![高水三山_30](https://live.staticflickr.com/7147/6835865015_fa40161b11_c.jpg)
ここからは東京方面の景色が見えました。
![高水三山_31](https://live.staticflickr.com/7166/6835865549_6b98b69bf0_c.jpg)
不動尊から10分程度で一つ目の山「高水山」に到着です。
![高水三山_32](https://live.staticflickr.com/7034/6835865939_745cce8611_c.jpg)
11時31分 高水山 ---
標高759mある山頂で眺めはそこそこ開けてます。
![高水三山_33](https://live.staticflickr.com/7033/6835866373_0ed925ebbb_c.jpg)
お昼にはまだ早いので次の山「岩茸石山」を目指します。
![高水三山_34](https://live.staticflickr.com/7169/6835866779_7a29a9bed1_c.jpg)
尾根道を進んでいきます。
あまりに綺麗な雪だったので前を歩く一人がしんぼうたまらず、雪の上に飛び込んでいました。しかし、表面が硬かったのか見事に着地と同時に体が弾かれて痛がってました。
![高水三山_35](https://live.staticflickr.com/7020/6835867277_6d3e566a44_c.jpg)
山頂付近は見事な冬の透き通った青空が広がっていました。
高水三山の最高峰、標高793mの岩茸石山
![高水三山_36](https://live.staticflickr.com/7174/6835867649_d88affcc4c_c.jpg)
12時2分 岩茸石山 ---
標高は793mで山頂は木が生えていなくて、秩父方面から東京都心方面の景色が一望できます。
![高水三山_37](https://live.staticflickr.com/7175/6835868359_918fdaabdb_c.jpg)
レジャーシートに同化するみやじゅん。
彼が最近購入したと思われるこのオレンジのフリースはパタゴニアのR2かR3。自分も2年前から愛用しているので見事にかぶっている。起毛具合が最高にベルベットな触り心地で、ちょっとお高いけどオススメです。
アメリカの造りなので通常のサイズから1つ下げることをオススメ。普段MならS。
![高水三山_38](https://live.staticflickr.com/7152/6835868749_0eba0e1bc5_c.jpg)
昼食を始めます。今回のメインはデザート。
![ミルクシーフード](https://live.staticflickr.com/7148/6835869023_feb0264f2c_c.jpg)
本日のステルスマーケティング。
山の山頂で食べるカップヌードルミルクシーフード味は美味だ。雪とミルクの白が雰囲気を出していて最高さ。
別にスポンサー料もらってるわけでもない。そして、ステルスを宣言したら意味がない。
![高水三山_40](https://live.staticflickr.com/7172/6835869321_8d555c7771_c.jpg)
そして本日のデザートはチョコレートフォンデュです。みんな色々と用意してきてくれました。高尾山ではチーズフォンデュをしました。2ヶ月の間に2回もフォンデュるとは。
![高水三山_41](https://live.staticflickr.com/7171/6835869537_28d48e2328_c.jpg)
食べるのに夢中になっていて写真があまりないことに気付きました。イチゴ、バナナ、マシュマロ、パン、じゃがりこ(?)なんかを具材に盛り上がりました。
周りで食事をしている中高年ハイカーが何をしているのかと珍しがって寄ってきて、試食を提供したりする場面があったり。
![高水三山_42](https://live.staticflickr.com/7141/6835869775_f8c474e72e_c.jpg)
雪上を手で歩く訓練をしている場面。
![高水三山_43](https://live.staticflickr.com/7035/6835870041_890c7d2d6c_c.jpg)
外国人の単独ハイカーが半袖で登ってきたのにはびっくり。景色を堪能しながらおにぎりを食べていました。
忍者が好き、お寿司を食べたりといった日本文化に興味をもつ外国人を見るとほっこりするような、そんな気分になりました。
![高水三山_45](https://live.staticflickr.com/7194/6846632979_18a5ab6d2a_c.jpg)
さて下山開始です。下山といっても3つ目の山が残ってます。
![高水三山_46](https://live.staticflickr.com/7202/6846633373_84945341cb_c.jpg)
いきなり急なくだりです。不安な人はアイゼンを付けていました。
![高水三山_47](https://live.staticflickr.com/7177/6846633739_ce7599d68d_c.jpg)
今日のずっこけ王。スニーカーじゃそりゃ滑ると思います。
後、青のアウターに黒のズボンは自分のスタイルとかぶりまくり。どこかで燃えてくれないかな。
![高水三山_48](https://live.staticflickr.com/7049/6846634165_b7ab3948a5_c.jpg)
慎重に降ります。
やっぱり降りは怖いですね。
![高水三山_49](https://live.staticflickr.com/7069/6846634483_6a2cec8f1e_c.jpg)
「散歩が好きだからってこんな山奥に連れて来ることないだろ・・・。」
寒さにぶるぶる震えてました。狛犬に似てるねこのわんちゃん。
![高水三山_50](https://live.staticflickr.com/7159/6846634953_fd895ed084_c.jpg)
いい道です。
![高水三山_51](https://live.staticflickr.com/7173/6846635407_0b5efe0151_c.jpg)
最後の山は、そう簡単には登らせんといった感じで崖になってました。アイゼンはいてる人はきつそうです。
![高水三山_52](https://live.staticflickr.com/7143/6846635923_3d30d5c352_c.jpg)
山頂に到着。
![高水三山_53](https://live.staticflickr.com/7043/6846636183_0750dbdc7c_c.jpg)
14時36分 惣岳山 ---
読み方が分からずみんなお惣菜山(おそうざいやま)って呼んでました。
「くまだー!」
「えっ!?」
![高水三山_54](https://live.staticflickr.com/7052/6846636553_760ebcc9ce_c.jpg)
「・・・・・・・。」
![高水三山_55](https://live.staticflickr.com/7175/6846636871_dfb7494554_c.jpg)
ここにもありました関東ふれあいの道。
伊豆ヶ岳、高尾山にもありました。写真をポイントごとに収めることによって踏破の認定しょうが貰えるそうです。
百軒茶屋って場所が気になるな・・・三軒茶屋の33倍ですよ?
![高水三山_56](https://live.staticflickr.com/7059/6846637307_469053b639_c.jpg)
大木の長さを男3人で計測する。これがまさに3メントル。
![高水三山_57](https://live.staticflickr.com/7009/6846637725_9ea1940be2_c.jpg)
下山です。
雪が少なくなって気が抜けたのか、普通の道で転倒する人続出。
![高水三山_58](https://live.staticflickr.com/7210/6846638167_b3ce453f62_c.jpg)
御岳駅まで向かいます。ここからはずっと林道です。
![高水三山_59](https://live.staticflickr.com/7196/6846638531_71e3e2917c_c.jpg)
ながーい林道が続きうんざりしてきた頃に民家が見えてきました。
![高水三山_60](https://live.staticflickr.com/7015/6846639009_7a75e3d7b7_c.jpg)
御岳の町まで出てきました。
時間は16時前と蛭をのんびりした割りに早く帰って来れました。
![御嶽山](https://live.staticflickr.com/7164/6846639385_6a27b4e9a6_c.jpg)
16時00分 JR青梅線御嶽駅---
相変わらず登山客が多い駅ですねここは。
![高水三山_62](https://live.staticflickr.com/7155/6846639887_a39a683790_c.jpg)
日があるうちにお開き。各自、拝島や立川で別れて帰りました。
高水三山を終えて
![高水三山](https://live.staticflickr.com/7032/6835852483_55ff2f9bd3_c.jpg)
コタツに入ってる場合じゃねえ。
快適に都内近郊の奥多摩や丹沢の山々を登るなら真冬の今です。そう、汗臭さを気にしないで電車に乗って帰宅の途に着くことができます。まあ、関東の天気は冬が一番安定しているって言うのが一番の理由なんですがね。
高水三山は縦走がお手軽にできるいい山でした。登山をはじめてみようかと思っている同僚や友人を誘ってみてはいかがでしょうか。
登山と同じ週にブログを書き切ったのは久しぶりだ・・・。
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