2012年3月25日
神奈川県にある矢倉岳に行ってきました。標高は870mです。
箱根エリアで北側に位置し、独立峰的な山です。山頂は広大な広場になっていて、富士山と箱根の山々を望むことが出来ます。
バス停から2時間以内で山頂と、比較的お手軽なコースになっています。
最近は仕事の忙しさがピークを極めて土日の予定が直前に決まるような状況です。24時間働くこともあったり、それでもまだ自分はいいほう。
この人いつ帰ってるんだろうと疑問に思う人もしばしば。そんな感じで疲れも貯まっていたので、比較的な楽なところ一人でのんびり歩きリフレッシュするのがコンセプト。
矢倉岳について
地図
矢倉沢からスタートして、地蔵堂にゴールするコースです。
コースタイム
- 9:50矢倉沢
- 11:05~12:26矢倉岳
- 12:38山伏平
- 13:21地蔵堂
行動時間は3時間31分でした。
矢倉岳ハイキングコース
新松田駅からバスに乗って矢倉岳の登山口へ
3月の土曜日は1週目をのぞいて雨のお天気。年度末の3月31日土曜日も天気は雨でした。
そんな雨の土曜日は、カメラのクリーニングをするためにCanonのサービスセンターがある新宿へ。午前中に降り続いた雨は、午後には止み晴れてきました。
そんなわけで翌日、3ヶ月ぶりに箱根へと出かけてきました。自宅を出発し、登戸駅で小田急線に乗り換え、箱根を目指します。
長いこと揺られて、新松田駅に到着しました。
この駅は箱根登山バスが沢山出ているのでハイカーでいっぱいです。新松田桜まつりが開催されているのでかなり賑わってました。
登山客がすごい列を作っているバス停は、金時山や明神ヶ岳方面にいくバスなのかな。
登山口がある矢倉沢まで向かう地蔵堂方面行きのバスに乗り込みます。
自分以外には登山客が2パーティーほど。30代の夫婦パーティーと50代の中高年夫婦(?)+20代女性3人のパーティー。後者の会話を聞いていても、どういうつながりのグループなのかわからなかった。たまにいますよね。
大雄山駅前でお祭りが行われてました。
こんな寒い時期にお祭りやるもんなんですね。
バスに揺られだいたい40分程で、足柄街道沿いの矢倉沢バス停に到着。
春の陽気を感じながら、矢倉沢バス停から登山開始
バス停からは矢倉沢の町方面へ歩きます。
橋の手前に矢倉沢公民館があり、トイレがありました。この先にトイレはありませんでした。
童話の中に出てきそうな田舎道が続きます。
民家の壁にハイキングコースの表示が信号機カラーで書かれていました。
この家の人は、村八分にでもあっているのか。
子供の頃、このオオイヌノフグリが学校帰りの畦道や田んぼの中によく咲いていたのを思い出して、懐かしい気持ちに。
東京に出てきてからすっかり見かけなかったけど、青くて小さい花びらがとても鮮やかで綺麗ですね。
最近、そんな懐古気分に浸れる加藤登紀子の「時には昔の話しを」をよく聴いています。ジブリ映画「紅の豚」のエンディングテーマにもなりました。
昭和の学生時代を綴った歌詞なので、現代の学生とはズレがある内容かもしれませんが、この歌詞はとても心に響きます。
一枚残った写真をご覧よ 髭面の男は君だね
どこにいるのか今ではわからない 友達も幾人かいるけど
あの日の全てが空しいものだと それは誰にも言えない
今でも同じように見果てぬ夢を描いて 走り続けているよね どこかで
登山口までは看板がいっぱい立っているので迷うことはないでしょう。
道端にちょこんとあるお社が、アニメの中の世界みたいで絵になりますね。トトロが出てきても不思議じゃない。
桜や梅の花が、青空に映えます。
まだ蕾もちらほら。
うんうん、こういうのんびり田舎道を楽しむ感じがいいんだ。
嘘だろ?ほぼ廃墟な郷土資料館がありました。看板だけが捨てられてるんだろうと思うが、数年後には土に還りそう。
茶畑が広がっていました。神奈川県ブランドの足柄茶でしょうか。
そんなお茶畑の脇にがっちりフェンスで封鎖された矢倉岳の登山道がありました。
緑が濃ゆい登山道に入りました。
登っていると暑くて汗が溢れ出します。もう半袖の時期ですね。
と思ったけど、登るにつれて僅かに雪が舞い始めました。
天気予報じゃ午後から曇りでしたが、まさか雪が降るとは思わなかった・・・・。
登りは結構急ですが、1時間半程度で山頂なので頑張ります。
お、山頂が見えてきました!
正面には雲が出ていて、こりゃー眺めは期待できないなと思いつつ登ります。
白雲と黒煙がまじる空と富士山、矢倉岳の山頂
11時5分に矢倉岳の山頂に到着しました。
期待できないと思っていた富士山が見えるじゃないですか。
金時山と箱根駒ヶ岳じゃ連敗した箱根エリアからの富士山の眺め、ここに来て初めて拝むことが出来ました。竜ヶ岳みたいに富士山の麓から一望できますね。
矢倉岳だからなのか、”やぐら”が建ててありました。展望をさらに良くする効果はなさそうです。
やぐらに目が行ってしまいましたが、山頂の標識もあります。
草地の地面が所々掘り返されているのはモグラの仕業でしょうか???
箱根の山々のさらに奥には愛鷹山が見えます。右手からもくもくと黒煙が上がっていましたが、野焼きでもしているんでしょうか。
それでは、お昼ご飯にします。おにぎり1個にしたのは、下山後にうどんを食べるスペースの確保です。
この写真のアサリの味噌汁ちゃんと貝殻付でアサリが真空パックに入っていて、あけるとちゃんと貝が開くようになってます。世の中進化してるんだな・・・。
富士山を目の前に食べるおにぎりはウマイ。
徐々に富士山にかぶっていた雲が晴れてきました。時間にゆとりがあったので、草原で寝ころびながら、10分程シエスタ。
一応、”ヤグラ”に登ってみました。展望は変わらず。
金時山と違って人が少なく眺望もいいので、箱根のおすすめマウンテン入りですね。
小田原の街並みと相模湾。
ずっと奥には千葉県の房総半島が見えました。
丹沢の大山。久しぶりに行ってみようかなぁ。
食後は大好きなブラウニーとコーヒーで。
このブラウニーは「ポロショコラ」という商品で、カフェでそのまま出せるんじゃないかというクオリティで350円とお安い。
のんびり過ごして下山を開始します。
くだりは足柄方面に向かう道から。
来るときに乗ったバスの終点である地蔵堂方面へ。
トレランしている15人くらいの団体さんと抜きつ抜かれつの攻防を繰り返しました。まぁ、講習をしているっぽいので10分置きに休憩しているみたいでした。抜かれる度に待たされるのがメンドイ。
箱根らしくいろんなルートがあって、分岐が多いです。
途中大きめの沢がありました。
沢を渡りしばらく歩く。
舗装道が見えてきました。
舗装道に出たら地蔵堂がある場所までは10分かからないくらいです。
出た!金太郎推しの看板。
ダイアモンド富士情報も乗ってました。矢倉岳はもうじきですね。
地蔵堂の万葉うどんでツルツルシコシコなうどんを食べる
13時25分 地蔵堂 ---
バス停がある地蔵堂に到着しました。バスの本数は1時間に1本と言うところで、次に来るのは1時間後・・・・。
問題はありません・・・。
そう、この万葉うどんを食べるからです。
地蔵堂からすぐのところにあり、かやぶき屋根の古民家のうどん屋です。矢倉岳の情報をネットで調べていたら、結構ここで食べて帰る人が多かったので来てみました。
入ると満席でちょっと待ちました。登山客もチラホラいましたね。
メニュー。
ざるうどん(500円)を頼みました。お替りは100円です。
セルフサービスのおでんが置いてあり一串130円。レジで最後に食べた本数を言い会計するシステム。
からし味噌をかけて食べます。この味噌がピリッとしてるのに濃厚で美味しかったです。
うどんは手作りらしい太さがまちまちの麺で、舌触りが非常によくて美味しかった。水がいいのかな水がッ!
つゆに浮いてるのはとろろです。
おなか一杯でバスを待ちました。
食事で締める登山プランもいいもんですね。
14時25分発の新松田駅行きのバスが到着です。
帰りにサクラ祭りをみて帰ろうかと思ったけれど、用事あったのでパスしました。駐車場も満車になるくらい観光客がきてたけれど、そんなに見応えあるのかな。
日が高くなってきて時間に余裕が持てる登山プランが出来る時期ですね。都内近郊の山を巡るなら4~5月がベスト。次はどこに登ろうかな。
最寄り駅に帰える頃にはすっかり曇ってました。
矢倉岳の登山を終えて
矢倉岳は眺めもよく、登りやすい山なので、初心者でも楽しめる山でした。下山後の万葉うどんも美味しかった。けど、温泉へのアクセスは難しいのかな?
登山地図を見た感じだと滝や公園などの見所がいろいろありそうなのでまた訪れてみたいです。
コメント
VERYBLUEさん、こんばんは。
自分のブログに矢倉岳の日記を書き、その中でこちらの記事をリンクさせていただきました。
私が登ったのは曇りの日で富士山が見えなかったので、今度は晴れた日に登って万葉うどんも食べてみたいと思います。
VERYBLUEさんの記事は、行き帰りの交通手段や下山後の美味しいものや温泉のことも詳しく書いてあって参考にさせてもらってます!
>ayaさん
ブログのリンクありがとうございます。
矢倉岳は金時山と同等の景色がありながら、ちょっとマイナーで気に入っています。
万葉うどんは美味しいのでぜひ!