2011年10月9日
青森県の下北半島、むつ市にある恐山に行ってきました。
天台宗を開いた最澄の弟子が慈覚大師円仁が開山した地です。この恐山は霊場で、修行する者やお遍路する人が訪れて信仰する場所です。
本州最北の地である下北半島の山奥にあり、宇曽利湖(うそりこ)の畔にあります。
どこか美しく異世界的な雰囲気を漂わせており、死者を送り出すあの世に最も近い地と呼べる場所でした。
下北半島は本州の最果て。
斧みたいな形ですね。
青森市内からは約2~3時間で恐山へ行くことができます。
ナビ通りにみちのく有料道路を通りました。
看板に表示がずっと出ているので迷うことはないはず。
勝手なイメージですが、漁村が転々とするでこぼこの田舎道だと思っていましたが、真っ直ぐ伸びた綺麗な道です。
信号もほとんどなくてスムーズなドライブができます。
伊豆半島の道より全然いい。
下北半島に横浜があります!
下北半島のちょうど中間あたりの街で、道の駅で休憩しました。
なんだか気になるものが売ってるではありませんか。
下北半島はほたての聖地らしいです。
ほんとうにビックリした!
コロッケの中にちょこっと貝柱が入ってるのかと思ったけど、まさかのホタテオンリー!!
これは是非食べるべきフライです。
物産してたほたて。
かなり大きいのでこのお値段はお安いですね。
北海道から東北地方で食べられている和菓子のべこもち。
買って食べてみました。
歯ごたえのあってほんのり甘い餅で自分的にはかなり好き。すあまを硬くした感じ。
下北半島を走る大湊線の線路。
雪がある時期に乗ってみたい路線ですね。
恐山にあったの観光案内をまず貼っておきます。
最北端の大間というところはマグロで有名。
むつ市を抜け山道をくねくね登るとうっそうとした平野に出て、宇曽利湖(うそりこ)が見えてきました。
そして湖の奥に見えた恐山。
そんな恐山の手前に三途川があったので、立ち寄ってみました。
あの世の雰囲気満載ですね。
渡りきってしまうとあの世に行ってしまうので、戻らないといけないらしい?
この旗の雰囲気がなんとも。
不気味な像が設置されてました。
目が怖いよ目が。
恐山に到着しました。
入り口の横にいたアイス売り。
東北地方の観光地に必ずいますよね。ババヘラっていうらしく、秋田発祥のアイス売りのおばさんの事。
いざ恐山の中へ。
入山料500円です。入山といっても山に登るわけじゃないです。
賽の河原のように積み石が随所にあって、風車が置かれています。
この風車は幼子の霊を慰めるためだそうで。
積み石も子供が天まで積むとこの世に帰ってこれるらしい。登山のケルンとはまた別なんですね。
青い看板がなぜか不気味な感じ。
境内に温泉があります。
人通りの多いこの場所で入る人いるのかなーと思って、開けてみたらパンいちのおじさんと目が合ってすぐドア閉めた。
よ、読めない。
どうお参りしていいかわかりませんが、いつも通りで・・・。
サッカーボールに乗った狛犬。
まりかな?
そしてここから地獄巡りが始まります。
白い火山岩が散らばる庭園を歩きます。
そこらじゅうに積み石がされていて、賽の河原を連想させるまさにあの世への入り口。
様々な地獄がところどころにあって立て看板があります。
この無間地獄は仏教における8大地獄の最下層に位置して、まっさかさまに落ちて2千年かかると言われる地獄!
舌を抜き出されて100本の釘を打たれ、毒や火を吐く虫や大蛇に責めさいなまれ、熱鉄の山を上り下りさせられる
恐ろしい地獄ですね・・・。詳しくは調べてみてください。
硫黄ガスが岩と岩の間から噴出しているので臭いです。
焼岳に登ったときもこんな感じで黄色に変色してたな~。
仏像がそこらじゅうに設置されています。
奥の開けた山間の場所に、大きなお坊さんの像が建っていました。
これは開山したお坊さんでしょうか。
八角堂です。
この辺の庭園の雰囲気はいいですね。
それにしても紅葉がとても綺麗だ。
と思ったらなんだか木に手ぬぐいが縛られている。
なにこれ怖い・・・。
自分の愛用のパンダの手ぬぐいを縛っておけば和むでしょうか。怒られるでしょうか。
死後の世界の夏も現世と同様に暑いらしく汗拭きらしいです。へー。
有名な血の池地獄。
といっても湯は血の色はしてません。
そして美しい極楽浜に出ました。
今までの地獄とは対照的に非常に美しい湖畔です。風車が砂の上に挿してある光景はなんだか物悲しい光景。
花も捧げられています。
「今日も旦那と息子に会えなくてね。」
と言っているおばあさんがいたそうな。
笠地蔵。
じっくり恐山を見て回ると1時間くらい掛かりますね。
岩の間を登ったり降りたりする場所もあるのでスニーカーで来ることをオススメします。
死者を自分の体に憑依させることができるイタコさんは、恐山の入り口にテントの中にいます。
行列がすごく、テントの中もカーテンが貼ってあり中は覗くことができませんでした。
恐山から見えるひときは目立つ大尽山(おおづくしやま)
これを書いてるときに調べてみたらなんと新・日本百名山でした。ぐぬぬ。
恐山は10月31日で閉山してしまうみたいです。
やはりこのあたりは豪雪で立ち入ることができないんでしょうか。
バスで来てる人が結構いました。
下北半島の夕暮れをバックに帰ります。
なかなか来れない場所なので、次ぎ来る時は大間まで行きたいですね。
下北半島には風力発電の風車たくさん立てられていて、恐山の風車を思い出させる。
下北半島いい場所でした。
この後、八戸まで行きました。
コメント
霊場恐山
デザインを一新しました。
恐山の情報、参考になりました。
ありがとう
コメントありがとうございます。
どういたしまして!参考にしていただき幸いです。