天気予報とにらめっこ。そんな季節になりました。
6月から7月中旬まで続く梅雨は、登山をするのにまったくもって悩ましい時期です。
そんなジメジメした梅雨の時期には晴れ間を狙い、森林限界を越える開放感溢れる山に登りませんか。
今回は関東地方を中心に、開放感のある眺めが待っている山を5つ紹介します。
梅雨の晴れ間に登るべき開放感溢れる5つの山
男体山2486m
栃木県日光連山を代表する男体山は、開放感抜群の山頂が待っています。
日本一標高の高い位置にある湖である中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)をはじめ、広大な関東平野や尾瀬や会津の山々など、360度の大展望を眺めることができます。
中禅寺湖の畔にある二荒山神社(ふたあらさんじんじゃ)から、3時間以上ずっと登りが続く登山道は決して容易ではありません。しかし、登頂した時の達成感はいずれの山よりきっと素晴らしいはずです。
記事:【栃木日光】男体山 日帰り登山 ~ 初登山を地元の山で、登山初心者が行くべきではなかった旅
記事:【栃木日光】男体山 日帰り登山 ~ 物憂げな6月の雨上がり、登山原点回帰の旅
金峰山2599m
山梨・長野・埼玉県の境に位置する奥秩父山塊(おくちちぶさんかい)の主脈である金峰山は、圧倒的な大きさの五丈岩(ごじょういわ)と大展望が待っています。
富士山をはじめ南アルプス、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳と日本の天井を支える山々を一望することができます。
6月初旬に開通する大弛峠から登山すれば、標高差もあまりなく、往復3~4時間程度で登ることができます。
記事:【奥秩父】金峰山 レンタカー日帰り登山 ~ 圧倒的な五丈岩と富士山、展望の広がる稜線の旅
大菩薩嶺2057m
金峰山と同じく奥秩父に属する大菩薩嶺は、樹林が生えていない開放感溢れる笹原が広がる稜線が待っています。
そんな笹原がある大菩薩峠からは、富士山を眼前に見ることができます。
都心からの公共交通機関のアクセスが良く、期間運行の上日川峠行きバスに乗れば、日帰りで可能な周回コースを巡ることができます。
記事:【奥秩父】大菩薩嶺 日帰り登山 ~ 都内からアクセスしやすい百名山、景色は残念だったけど充実したコース
那須岳1917m
関東地方の北限にあたる栃木県那須岳は、火山ガスが吹き出る荒々しい岩肌と抜群の眺めが待っています。
強風吹き荒れる環境と共に高山植物も楽しませてくれます。
茶臼岳(ちゃうすだけ)には、ロープウェイが運行しているため山頂まで1時間と簡単に登頂することが可能です。
記事:【那須塩原】那須岳 日帰り登山 ~ 突風の抜ける火山と岩山、一日を最高に楽しんだ旅
日光白根山2587m
日光白根山より北と南には高い山はなく関東地方の最高峰で、その期待に見合う抜群の展望が待っています。
五色沼(ごしきぬま)は周りを山に囲まれた静かで綺麗な沼があるので、是非コースに加えてみてください。
丸沼高原からロープウェイが運行しているので、山頂へは短い時間で登山することが可能です。
記事:【栃木日光】日光白根山(奥白根山) 日帰り登山 ~ 神秘の五色沼を周回する、秋晴れの透き通るような景色の旅
終わりに
まだまだ、アルプスの高山や豪雪地帯である上信越地方の山は雪が残っています。
ということで雪がなく森林限界を越える山となると、栃木県の山か山梨県(奥秩父山塊)に片寄りました。正確には大菩薩嶺は森林限界を越えてませんが。
アクセス方法については大菩薩嶺と男体山以外、電車とバスで日帰りするには難ありです。車を持っている人に連れて行ってもらうかレンタカーの利用で行くことをお薦めします。
今年もまた傘マークの予報に悩まされそうです。
6月から7月にかけて、緑が生い茂り、高山植物が咲き、雪解けの水が流れ、山が生き生きとし始めます。
そんな季節に山に登れないのはもったいないので、晴れ間を狙ってでかけたいですね。
コメント
はじめまして。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
解放感あふれる山良いですね!
写真とっても上手ですね。
カメラは何を使われてますか?
>ジュナさん
はじめまして!コメントありがとうございます・x・b
関東近辺ですと森林限界を越える山は限られますので、梅雨の時期にピッタリの山を選んでみました。
どの山もはずれはなく、自信をもってご紹介させてもらっています。
写真をお褒めいただきありがとうございます。
自分が写っているモノは、「こんな感じに撮って」と同行者に撮ってもらっています。
カメラは、CanonEosKissX4を使用しています。レンズは標準のものを使用しています。
また、コメントくれると嬉しいです・x・b
どうもはじめまして^ ^
最近こちらのブログ見始めました!!
今日は晴れ予報だったのでこちらの大菩薩嶺の記事見て同じコースいってきました。
写真いいですね(≧∇≦)僕も一眼レフ持ちながら北アルプスやら八ヶ岳やら登ってます〜
一人で撮る時は三脚持参ですか?
>kioさん
コメントありがとうございます!
大菩薩嶺行かれたのですね!
僕は梅雨に入って気分が乗らず、晴れの予報でしたがひきこもっていました。
あの大菩薩嶺のコースは、ぐるっと周回できるのがいいですよね。
温泉もちょうどいい場所にあるので。
三脚は、ゴリラポットを使ってます。
この大きさのは珍しく、すれ違う人に何度か驚かれたことがあります。
VERYBLUEさん、はじめまして!
たまねぎと申します。
近いうち、鳳凰三山に登ろうと調べていたところ、こちらのブログにたどり着き、あまり内容の面白さに爆笑しながら拝見させて頂きました。あ
今回の記事も大変参考になりました。梅雨の晴れ間に開放的な気分を味わえる山、まさに今、知りたい内容でした。
また拝見させて頂きます。
>たまねぎさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
野宿している上に日帰り12時間ですからね。あまり参考になるかはわかりませんが…。
梅雨の時期には、風が通り抜ける爽やかな山を選びたいところです。
また、よろしかったらコメント頂けると幸いです。
なかなか気持ちのいい天気でしたよー。
一眼用のゴリラポッドでしたか^^
ありがとうございます~☆
ちなみに大菩薩嶺の大菩薩嶺見ました(笑)
マジで大爆笑しました!
あの角度、登ってくる女子には脅威ですね・・・・。
ではまた遊びにきまーす!
>kioさん
悪天から一転して好天でしたね。
自分も行こうかなーと直前までは思ってはいましたが、一緒に登ってくれる友達もないく…と言った感じです。
あまり風景写真に興味がなく、登山している人を撮るのが好きなので小回りの利くゴリラポットを愛用しています。
あの大菩薩嶺の大菩薩嶺に気づくとはやりますね!
また、お気軽にコメントでも質問でも何でもよろしくお願いします。
ベリブルさん
コメ返信ありがとうございます。
面白いポーズにカッコ良いポーズ。
素晴らしいです^^
雪山で裸になってるのは爆笑しましたw
自分はまだ去年から登山始めたばかりですが
こんなに楽しいもんだとは思いませんでした。
ハマりそうですw
お金が溜まったら一眼レフにもチャレンジしたいですね!
これからもよろしくお願いします。
>ジュナさん
いえいえ、コメントくれるとやりがいがあるので書き続けることができます。
雪山で裸になるなんて正気の沙汰じゃないですね…。
雪崩に巻き込まれて、最後の姿を収めた写真がアレだったら世間の冷たい視線を浴びせられること間違いなしです。
山登りはつらいイメージでとっつきにくいものでしたが、人それぞれ色んな楽しみを見出せる楽しいものです。
一眼レフカメラ…自分のはそろそろボロボロになってきたので欲しいところです。
是非、遊びに来た下さいまし。
別記事ですが、雑誌への掲載おめでとうございます!すごいですね、それも半ページも!
ほんとにveryblueさんの写真も内容もすごく素敵で面白いので、そのままの文章で載せてもらいたいですね。
趣味から本業になっていったりして???
この時期のおすすめの山、紹介して下さってありがとうございます。
三頭山と高尾山への計画が続けてダメになり、1か月ぶりに陣馬山に行ったところ、暑さでヘロヘロになってしまい。。。
去年の秋から登山始めて、寒い中しか登ってないのでこれくらいの暑さでも想像以上に登り始めがきついなーと。
ここで大菩薩嶺が紹介されていて、以前のブログを再読したところ、1600mから上れるなら比較的涼しく登れるかなと思って。どうでしょうか?
あと、夏山って、水分はどのようにして持って行かれていますか?
>Paulさん
ありがとうございます!
と言っても写真コンテストの取材なんで、ブログの内容とリンクしてくるかと言われるとそうではないので…。
内緒ですが大量の写真と登山の記録をもってして、登山にかかるお小遣い程度に稼げないかなと思ってたりします。
梅雨の季節は蒸し暑さの戦いになります。真夏より汗をかく時期なので、水分補給は重要ですね。
大菩薩嶺は日中は暑いです。そして、虫が多いです…。
6月から9月にかけての季節は、朝5時から登山を開始するのが理想です。ただ、これは公共交通機関の日帰りでは厳しい現状です。
6月の大菩薩嶺は帰り際に温泉に寄れるメリットがあるので、汗をかいても耐えることができます。
深夜発登山バスの利用を考えてみてはいかがでしょうか?尾瀬や日光白根山方面がいいかも知れません。
このへんについては相談にのれます!
夏山での水分補給は、日帰りや泊りによっても変わりますが、日帰りでしょうか?
夏の水分補給に関しては、水もしくはポカリスウェットしか飲んでません。6時間の歩行で1.5リットル~2リットル用意しています。
登山の前日にナルゲン(水筒)で氷を作り、ペットボトルクーラーに入れておけば、かなりの時間氷を維持することができます。これにペットボトルのポカリを入れて飲んでたりします。
最近は重い荷物に耐えることができるようになったので、魔法瓶に氷を入れておき、山頂で炭酸をグイッと飲むのが楽しみです。
写真のように水場がある山もたくさんあるので利用しましょう!
はじめまして。
南アルプス行こうと思ってたら、梅雨の雨で出鼻挫かれてたときに記事読まさせてもらいました。晴れ間狙って、男体山のぼってきます。
他の記事も面白いですね!この夏の山登りの参考にさせていただきます。
つい先週鳳凰三山登ってきたんですが、地蔵岳のオベリスクにロープの手前で挫折しているので(私以外にも2人ほどオジサンが挫折されてました。。。)、上まで登られていてスゲーと思います。
更新楽しみにしてます^^
>sakuさん
はじめまして!
コメントありがとうございます!
雨で展望がないと楽しめませんからね!はれる場所を狙っていくのが正解です。
ただ、前々から計画して、予約などをしていると悔しい思いをしますが。
男体山登られたのですね。今週は蒸暑かったので大変だったと思われますが…。
6月の鳳凰三山行ったのですか!
オベリスクは行けそうで行けないのが厄介ですね。そして、山頂を示す標識がないのがとても残念です。
記事はタイムリーではないのですが、よろしくお願いします!
ありがとうございます。
大菩薩嶺、やっぱり暑いんですね。おまけに虫が多いかぁ・・・
ちょっとこの時期にはって、気持ちがなえてしまいそうです(苦笑)でもたっぷり汗かいた後の温泉は、すごく気持ちよさそうですよね。
深夜バスですか!尾瀬と日光白根山について、ぜひ相談させてください。
飲み物についてですが、すみません、日帰り前提です。
水筒ごとごと凍らせて、持って行かれるんですね。ペットボトルクーラーにそんなに保冷効果があるとは知らなかったです。
あまり体力がなく、暑い中思い魔法瓶を持ってくのがちょっと大変なので、今度やってみたいと思います。
冷たい炭酸をぐいっとって、すごくおいしそう!
>Paulさん
尾瀬と日光はバスの便がいいですからねー。
12000円くらいで、尾瀬の1泊2日のツアーとかあるようです。
ナルゲンはプラ容器なので、丸ごと凍らせられるのが便利なんです。飲み口も広いので、継ぎ足しも楽です。
ペットボトルを凍らせて持っていくより溶けにくい気がします?
ペットボトルクーラーは、安いやつでも良さそうです@x@b