【北海道】大雪山(旭岳) 登山 ~ 壮大なスケールの大山脈、裾合平のチングルマ大群生の旅

登山 北海道
大雪山 登山

2014年7月20日

北海道の大雪山だいせつざんに行ってきました。大雪山連峰の最高峰である旭岳あさひだけの標高は2291mです。

大雪山(大雪山連峰)は北海道の中央部に位置する火山群の総称です。大雪山旭岳ロープウェイにより、標高1600mから登山することができます。

7月の大雪山は本州では見られない高山植物が咲き乱れていました。

大雪山 登山

2014年の7月の3連休は北海道に行くとゴールデンウィークの九州の旅を終えた直後に計画していました。

今回訪れた大雪山は最高峰の旭岳を含む6時間の周回コースを歩きました。裾合平(すそあいだいら)のチングルマとエゾコザクラの高山植物大群生は、北海道のスケールの大きさを象徴とするベストシーズンの絶景に巡り合えました。

夏の北海道登山の旅スタートです。

大雪山について

大雪山地図

大雪山地図

大雪山旭岳ロープウェイを利用して、姿見から旭岳を登り、ぐるっと裾合平を巡る周回コースです。

姿見から旭岳のピストンが山頂の最短ルートです。しかし、単調な登りのため、大雪山の自然を日帰りで満喫するならこちらのコースを推奨します。

大雪山登山

プロローグ

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「世界が狭く感じたとき僕たちの冒険は終わったんだ」

昔かじっていたオンラインゲームのとあるユーザが残したセリフです。

山に登ると「あそこに見える山からはどんな景色が見えるんだろう?」と次々に新しい山に、旅に出かけたくなります。見果てぬ地への昂りは、フロンティアスピリッツとも呼べるものでした。

最初に足を踏み入れた北アルプスは、魔王が棲んでいる城に挑むようなかのように恐怖すら覚えたものです。

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2014年7月19日、3連休の初日。

北海道へ向けての出発日。

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都内某所。

結婚式に参列していた。

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振る舞われるコース料理に舌鼓を打ち、結婚式の余興を楽しむ。

新婦側の職場の上司の退屈な祝辞内容にもっと笑いの要素を散りばめられるのではないかとと内心でダメ出しをしていた。式の終盤になるとこれから旅立つ二人の門出より、自分の旅立ちのことに心が傾いて上の空だったのはここだけの話。

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結婚式の会場に持ち込むに相応しいとは言えないグレゴリーの40リットルザックをホテルのクロークから受け取り、スーツケースと共に羽田空港を目指します。

ホテルの送迎バスを利用し、品川駅から羽田空港行きの京急線に乗り換えました。

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連休初日の羽田空港は多くの人が旅だった後、熱気だけを残し閑散としていました。

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スカイマーク最終便。羽田発新千歳空港行。

連休初日の早朝から昼便は普段の倍以上の値段でしたが、最終便早割ということもあり16000円でした。

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空港内のスターバックスでカフェラテをちびちびすすっていると店仕舞いするということで追い出されました。

そして、自分が乗る便の出発が45分も遅れるという哀しい幸先です。

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久しぶりの羽田空港を散策。殆どの店は19時~20時に閉まってしまいます。

これから北海道に行くというのに北海道物産展をやっているとかやめて欲しい。

新千歳空港から大雪山旭岳ロープウェイへ真夜中のドライブ

新千歳空港

到着45分遅れの23時過ぎの新千歳空港。

梅雨明けしていない都内の蒸し暑さとは違い、北海道の夜は涼しく感じました。早朝便で前乗りし、札幌観光をしていた「よし子さん」「マミさん」の二人と合流し、レンタカーで大雪山を目指します。

新千歳空港から旭川を目指す

そもそも大雪山へのアクセスは旭川空港が近いのですが、自分達はLCCで安く行くために離れた新千歳空港を利用しました。

道の駅 東川

道央自動車道で2時間ほど、北海道の第二の都市である旭川に到着。

北海道の夜の道路は虫が多いので、フロントガラスがすぐに汚れました。

道の駅 東川 モンベル

旭川から大雪山の登山口がある旭岳温泉を目指す途中にある道の駅「ひがしかわ」。

日本のアウトドアショップ「モンベル」の直営店が隣接している珍しい道の駅です。北海道は周辺がアウトドアフィールドということで成り立っているのでしょうか。

道の駅 東川 モンベル

北海道の街は開拓時代に碁盤目状に区画されているので、道路は真っ直ぐ伸びています。

運転しやすいのですが、夜に走ると退屈で眠くなります。

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真夜中に旭岳ロープウェイの公営駐車場に到着し、そのままロープウェイ開始されるまで車中泊しました。

北海道の標高ある場所なので、肌寒いので防寒着はあったほうが得策です。

大雪山の駐車場

2時間ほどの車中泊を終え、目覚めると外は明るくなっていました。

ナチルパーク?

大雪山の駐車場

一般的に7月の3連休から夏山シーズンが本格化します。

しかし、残念ながら2014年の連休は天候に恵まれませんでした。唯一、この北海道をのぞいてはな!

ようかんホイップロール

食料は新千歳空港の近くにあるコンビニで買いました。

北海道の朝練後の中学生をイメージした朝食。「ようかんホイップロール」と「ソフトカツゲン」。「ようかんホイップロール」は、パンに薄くようかんがコーティングされ、切れ目にホイップクリームがサンドされているという、ぶっ飛んだ菓子パンです。「ソフトカツゲン」はヤクルトを更に甘くドロっとさせたような味の乳酸菌飲料です。

北海道のソウルフード(と勝手に思っている)、この激甘×激甘の組み合わせは脳がとろけそうです。

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大雪山旭岳ロープウェイの行列

北海道の朝は早く、大雪山旭岳ロープウェイ始発は早朝6時。

あれよあれよと行列ができていたので準備後すぐに並びました。

ロープウェイ往復券:大人2900円

ロープウェイ往復券は2900円と料金は北海道の広さと同様に雄大である。

これは北アルプスの新穂高ロープウェイと同じ値段です。参考までに木曽駒ヶ岳の往復券は2260円、日光白根山ロープウェイは2000円、那須ロープウェイは1130円です。

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連休中日の快晴予報ということもあり、多くの登山客で溢れていました。

パッとご覧頂いてわかるように若者が全くいません。登山をするために北海道へやってくる登山文化は若者にはないようです。

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旭岳ロープウェイは標高1100mの旭岳温泉から1600mの姿見駅(5合目)を結んでいます。

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15分間隔に運行されています。

始発を逃してしまったのはミスである。描かれているエゾリスが可愛らしい。

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運行時間は10分ほど。

樹林帯を2時間30分ほど歩くコースがあるみたいなので、ロープウェイは邪道とかいうポリシーを持っている人は頑張りましょう!自分は楽ができればできるほど嬉しいです。

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山頂駅に到着。

姿見駅

姿見駅は売店にレストランが併設した登山拠点です。

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初めて降り立つ大雪山の雄大な風景を堪能しようではありませんか。

大雪山 登山

皆さん、こんにちは「まいろうどしょう」です。

2014年夏の北海道登山の旅が、ここ大雪山をもって始まります。

北海道の中心にして最高峰の大雪山旭岳(標高2290m)が眼前に圧倒的な存在感でそびえています。

大雪山旭岳の圧倒的な風景

大雪山 登山

北海道の人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」をオマージュしてみました。

水曜どうでしょうの話題を振れば、容易に道民の心を掌握できます。

大雪山 登山 ワタスゲ

姿見駅の周りには池が点在していて、白くふわふわとしたワタスゲが咲いていました。

大雪山のチングルマ

チングルマも咲いており、ロープウェイを降りてすぐに高山植物の花畑になっています。

日本アルプスでは標高2000m中盤を越えないと見ることが出来ない光景です。

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姿見駅から姿見の池へ向けて歩きます。

旭岳の周囲が薄い白い霧に包まれていて、輪郭しか確認できません。

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北海道一の山岳観光地です。

姿見駅周辺は木道が整備されているので、スーニカーでも散策が可能です。

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早朝からはザックを背負った登山者しかいませんけど。

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振り返ると北海道の遥かなる大地。

本州の山頂からは常に高い山脈が並びますが、北海道には一切の障害物なし。

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写真の中央に見えるのは忠別ダム。

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「エゾコザクラ」

内地ではハクサンコザクラと呼ばれますが、北海道では「エゾ」と冠する高山植物が多いです。

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旭岳を覆っていたガスが取れてきました。

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絶え間なく噴き出し続けている噴煙。

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「イワブクロ」

東北と北海道に分布する花です。北海道の樽前山(たるまえさん)に咲く「タルマエソウ」は同種の花。

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姿見の池」に到着しました。

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風が弱かったので、旭岳が池にきちんとリフレクションしている姿を見ることができました。

影になっている部分はチングルマはまだまだ見頃でした。

大雪山のチングルマ

日の当たる場所だと花が散り、破裂した状態になっていました。

大雪山のチングルマ

高山植物と荒々しい火山の対比の景観は今まで見たことが無いです。

北海道にしかない景色でしょう。

これだけでも片道16000円を掛けて来た甲斐があるってもんです。北海道に住みたくなります。梅雨がないと言われる6月、7月だけ。

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旭岳石室。

緊急時以外には使用してはいけない小屋らしいです。隣にある木の囲いは携帯トイレブース。

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鐘があったら鳴らす。

火山剥き出しの急な斜面の登り

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姿見周辺はお花畑が広がっていましたが、旭岳本体に取り付くと火山らしい植物のない岩礫地帯です。

ここはかなりの急斜面なので覚悟が必要です。

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歩く横にはたくさんの噴気口。

北斗の拳に登場する敵が体から血を吹き出しながら死んでいく断末魔の状態に見える。

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噴気口まで相当接近できる模様。

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スケール大きいですな。

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日本は火山列島であり、それこそ南は霧島山、九重山、焼岳、草津白根山、那須岳、西吾妻山など登ってきましたが、北海道旭岳のように末広がりの活火山は初めてです。

岩と緑の境界線がハッキリとわかります。

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旭岳に向けての無慈悲な急登を進むと奥に違う山が見えました。

石狩岳かな?

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安定しない岩が多く、足をとられることがしばしば。

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大雪山より南側は十勝帯広方面ですが、雲海の向こうに山脈がありました。

日高山脈でしょうか…?

北海道の距離感がわからないので、視認できる範囲にある山なのか想像がつきません。

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八合目に到着。

いつの間にか標高2000mを越えていたようです。

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写真をとって立ち止まることが多い自分としては、おじさんおばさんのツアーが厄介な存在です。

抜かされるのも嫌だし、抜くのも難儀する。

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この日、日本列島は北海道をのぞいて雨天だったので本当に運がよかった。

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9合目に到着。

標高は2190mを越えます。

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イワブクロはこんな岩の斜面にも咲くから岩の袋なのか。

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大雪山連峰の南側が見えてきました。

左にある小高いところがトムラウシ山、遥か奥は十勝連峰。眼下は雪がゼブラ模様になっています。

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大雪山からトムラウシ山への縦走は憧れのルートの一つで、歩いてみたいルートです。ただ、2泊3日の行程が必要で移動日も含めると実現が難しいです。

そして、ヒグマが怖いので、とても一人では歩きたくない…。

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「イワツメクサ」

高山帯の岩場でよく見かけます。

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山頂へ向けての最後の登り。

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山頂手前にある金庫岩

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非常に登りたくなる形をしているが、ローブがあるため辿り着くことができない。北海道の宝が眠っているようです。焼きそば弁当、木彫のクマなど。

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最後の登りです。

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単調な登りに辟易してきた頃、遂に山頂が見えました。

北海道の最高地点旭岳山頂

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8時18分 旭岳山頂

6時18分に姿見駅を出発したので、2時間程かかりました。83450km²広大な北海道の最高峰地点です。

圧倒される北海道の大地を感じる景色。

雲海がちょっと邪魔だけど。

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登り初めたロープウェイの姿見駅。

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3連休ということもあり、広い山頂を埋め尽くす勢いで、登山客が続々とやってきます。

駐車場には「わ」ナンバー、「れ」ナンバーが多かったので、全国から遠征登山しに来ているのでしょう。北海道のレンタカーは「」ナンバーがある。

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同じ年に九州本土最高地点(九重山中岳)本州最高地点富士山、そして北海道最高地点(大雪山旭岳)を踏めるとは思いもしなかった。

大雪山 旭岳の山頂

北海道最高地点の空はどこまでも青かった。

千島列島がロシアのものでなく日本の領土であれば、北海道の最高峰は標高2339mの阿頼度山(あらいどさん)。富士山そっくりの形をして、もし日本に返還されるのであれば、登山業界も大きく変わるんだろうなと。

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旭岳より更に奥へ、「裏旭」エリアを進みます。

標高2000mの山々が連なり、北海道の大自然の核心部分です。

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裏大雪の広大な大山脈

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一直線に進むと大雪山のもう一つのメジャーな登山口である層雲峡そううんきょうへ辿り着くことができます。

最初はこの旭岳~黒岳の縦走コースを歩こうとも思案しましたが、それでは裾合平すそあいだいらの花畑を見ることが叶わなくなるため、日帰りの周回コースを選択です。

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大雪山は緯度経度の関係から日本アルプスの標高3000m級に匹敵する環境と言われています。天候が急変すれば、気温は一気に下がり、人間にとって過酷な環境に変わります。

なので、長時間歩く場合は装備をしっかりしておくことが重要です。と言うのは、あらゆる北海道の山の紹介に書かれていること。

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「コマクサ」

痩せた土壌に咲く高山植物の女王は北海道にも生息していました。

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旭岳からの砂砂利の登山道は滑りやすく、転倒の危険をはらみます。

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やがて、砂の斜面から雪渓に変わります。

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長さにして100m~150mの雪渓です。

アイゼンがあった方が安全かな?

大雪山 登山

7月の北海道の雪にはしゃぐ。

駆ける。

大雪山 登山

コケる。

大雪山 登山

かなりの斜度がありますが、そりで滑っている人も。

奥に見えるのは裏旭キャンプ場。

大雪山 登山
大雪山 登山

雪渓くだりが大の苦手なよし子さんも無事クリア。

裏旭に入るとそこらじゅうに高山植物が咲き乱れています。

大雪山 登山

「エゾノハクサンイチゲ」

大雪山 登山

シャクナゲが咲いていましたが、妙に背が小さいんですけど。

大雪山 登山

やはり、エゾコザクラが目立つ。

大雪山 登山

山の斜面にびっしりとチングルマ。

感嘆に値する風景ですが、これを遥かに凌駕する花畑が控えているとは思いませんでした。

大雪山 登山

「ミヤマリンドウ」

大雪山 登山

熊ヶ岳の残雪は8月中旬頃になると笑顔に見えるのだとか。

7月のこの状態でも少し不気味です。

大雪山 登山

振り返ると旭岳が今にも雲に覆われようとしていました。

早朝に登っておいて良かった。

大雪山 登山

「ヨツバシオガマ」

大雪山 登山

間宮岳分岐に到着。

旭岳より西側は全然晴れています。

大雪山 登山

すぐ近くに荒井岳山頂があるので行ってみた。

大雪山 登山

何もなかった…。

大雪山 登山

間宮岳の山頂に向かいます。

大雪山 登山

山頂に向かう感覚が一切起きない、まっ平らな登山道。

かつて、このような山頂直下があっただろうか、いやない。どの山もこれくらい平坦だと嬉しいです。

大雪山 登山
大雪山 登山

間宮岳に到着です。標高は2185m。

大雪山 登山

間宮岳から少し進むと御鉢平おはちだいらがあります。

噴火で出来た直径2キロのカルデラで、中央を乳白色の温泉が川のように流れている異質な絶景です。山と高原地図には温泉マークがついていますが、有毒温泉らしい。

大雪山 登山

北海道第2の高峰「北鎮岳ほくちんだけ」は雲の中。

御鉢平をぐるっと周回するコースは5時間ほどで歩けるようなので、次回来るときはこちらにも足を運びたいです。

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「チシマクモマグサ」

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緩やかな稜線に咲き乱れる高山植物。贅沢なトレッキングです。

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黒岳への縦走路の途中にある分岐にて、裾合平へと向かいます。

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登山道の崖の向こうに裾合平が見えてきました。

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想像を遥かに越えて素晴らしいコースです。

こんなのが日帰り登山できてしまう北海道に住み着きたいです(定期)

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そういえば、北海道の最高峰でありながら神社や鳥居などは見かけることはなかったです。

日本の歴史は西から始まり北海道は最後の開拓地であったためでしょうか。先住民のアイヌ族は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼んでいたとか。

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中岳温泉

沢の横に温泉が湧いていました。登山道に温泉が湧いているというのは新しいパターン。

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誰も管理していない本当の天然かけ流し温泉です。

シャベルが湯だまりの脇においてあり、掘れば体全部を洗えそうです。登山客がひっきりなしにやってくるため、入っている人はさすがにいませんでした。

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登山靴を脱いで足湯。

山小屋もない大自然に囲まれた温泉。裏旭キャンプ場にテント泊するのであれば、入りに来たいところです。

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かなりの熱湯なので、沢の水を流し込み中和させる必要があります。

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足湯で回復させた足で再出発です。

「ウコンウツギ」

クリーム色のボリュームのある花。ウコンはスパイスに使われるショウガ科の植物からつけられています。この花は北海道と東北の北部の高山帯でしか見ることが出来ません。

大雪山 登山

中岳温泉から裾合平間はヒグマ注意と書かれている場所なのでおっかなびっくり。ハイシーズンの大雪山であれば、よほどマイナールートを歩かない限り登山客はたくさんいるので安心です。

雪渓の雪解け水の中にもっさりと自生している植物がありました。食べれそうな感じがする。

チングルマとエゾコザクラの大群生~裾合平~

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裾合平に到着です。

中岳温泉から裾合平は残雪の残るごつごつした岩が残る荒れた道でしたが10分ほどで終わり、裾合平からは木道が整備されていました。

大雪山 裾合平 エゾコザクラ

エゾコザクラ。

大雪山 裾合平 チングルマ

そして、チングルマの群生。

大雪山 裾合平 チングルマ

それはそれは、途方も無い規模でした。見渡す限りにお花畑が広がっています。

大雪山 裾合平 チングルマ
大雪山 裾合平 チングルマ

密集度もさることながらその規模は日本一だそうです。

チングルマは上を向いているのに対し、エゾコザクラは横を向いているのが面白い。

大雪山 裾合平 チングルマ

裾合平に緩やかな風が流れこむと細い茎を持ったチングルマが何十万本と一斉に揺れる。

葉の揺れる音と共に白い波が立ちます。

大雪山 裾合平 チングルマ

広大な花畑に切り開かれた登山道は「歩く幸せ」を存分に体感できます。

大雪山 裾合平 チングルマ

詳しい専門家に東京ドーム換算して欲しいです。北海道なので札幌ドーム換算でも可。

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大雪山 裾合平 チングルマ

冬は閉ざされ雪の下で低温の外気から守られ、夏は雪解け水で命を繋ぐチングルマ。

大雪山 裾合平 チングルマ

計画段階では大雪山を訪れる予定はありませんでした。自分たちと入れ違いで北海道を一人旅していた社畜系トラベラーことSaku氏の情報を得て決めました。

ちなみに彼は北海道各地の山を9日間車中泊で登山をしていました。

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「社畜だからってケチって車中泊してるわけじゃないんだからね!勘違いしないでよね!!」

普通の人からすると罰ゲームとしか思えない9日間車中泊の旅ですが、目的地から目的地の移動において最適な利便性と閉鎖的な空間はホテルのベットより寝れるとの談。

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そんな社畜ブログの記事はこちら

裾合平からは姿見駅に戻るルートは、旭岳に沿うようにカーブしながら若干の登りがありました。

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山頂に立った頃、雲海になっていた雲は上空に位置し、夏の雲です。

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姿見駅周辺に戻ってくると満月沼などいくつか名前のつけられた沼や池がありました。

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旭岳はすっかり雲の中です。

噴煙が立ち込めているように見えますが。

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ぐるっと周回して6時間半、とても充実したコースでした。

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ロープウェイの麓の駅で北海道らしくガラナ飲料で乾杯しました。

登山後の温泉は「湯駒荘(ゆこまんそう)」に立ち寄りました。

日本秘湯を守る会の提灯

北海道にもあるのか「日本秘湯を守る会」の温泉。

日本秘湯を守る会

天井の高い内風呂は開放感があり、3つの内湯がありました。

露天風呂もあり、文句なしの温泉でした。

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次の目的地である道東の知床半島を目指します。

夜通しの登山後に片道300キロ以上のドライブはハードです(白目)

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下山後、お腹が減ってどこかの店に入って食べたいところ。

しかし、時間は15時ということでランチタイムとディナータイムの間で、大手チェーン店以外は営業時間外です。

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旅において、時折この「時間の狭間」で彷徨うことがあります。

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「時間の狭間」の脱出方法の一つとして、地元ローカルスーパーを探します。

そこで惣菜を買って食べます。特に北海道では冷凍のジンギスカンや地場産の野菜、北海道の食材を使ったサラダやお寿司などがありました。

近くの公園でスーパーで買ったお寿司を食べました。これだけ入って1000円ちょと。お買い得で、しかも美味しい。左上はなすの浅漬けなのですが、若干甘く漬けてあって、それだけが舌に合わなかった。

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富良野線。

山に飽きたらローカル線を乗りつぶす旅がしたいです。

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旭川紋別自動車道」に乗り、道東を目指します。

高規格幹線道と言うもので、高速道路との違いがよくわからないが、それなりのスピードで走れる国道です。旭川と名が付いているが、旭川市にはインターがなく、紋別と付いているが紋別市の中心まで伸びていない謎の道路。

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終点(2014年時点)の丸瀬布インターチェンジで降り、国道333号線から242号線で遠軽町を通り過ぎます。

勝手なイメージで藁葺き屋根の漁村みたいな街を想像していたが、普通にチェーン店があるし、5階建てのビルがある!

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遠軽町でちょうど半分といったところで、まだまだ先の長いドライブが続きます。

途中の上湧別町はチューリップが有名な街らしいです。逆方向なので紋別市には寄らなかったのですが、蟹のハサミがぶっ刺さた道の駅があるらしい。

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道の駅愛ランド湧別「レストラン彩湖」で休憩。ラ○ホテルを改造したかのような外観である。これがオホーツクか。

確かこの辺りで自分の限界が来て、ドライバーチェンジをした気がする。

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国道238号線沿いからはサロマ湖に沿って走ります。

サロマ湖は、琵琶湖、霞ヶ浦に次ぐ日本3位の面積の湖です。

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遠軽手前で山の中を走る道をナビが案内しましたが、夕焼けのサロマ湖は外せないと思い、ナビをブッチしてやって来ました。

宿のチェックイン時間まで余裕ないのに…。

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初めて見る海、オホーツク海はそれだけで心躍る。

これが知床旅情(youtubeリンク)か。

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網走駅。

日本の最果ての街というイメージがある網走にやってくることがあるとは思いませんでした。網走刑務所はいつか見学してみたいです。

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オホーツク海に面する国道244号線は街灯もなく真っ暗です。

雪が降った時に車道を判別するために設置されている矢印の反射頼りというのが北海道らしさなのか。

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知床半島の街ウトロに到着したのは21時前、ギリギリチェックインを済ましました。

当然この時間に営業している飲食店はなく、北海道のコンビニチェーン店「セイコーマート」で夕御飯を買い、宿で食べました。

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真夜中から大雪山登山と新千歳空港から知床まで約520キロに及ぶ大移動と長い長い一日が終わりました。

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明日は大雪山より行程の長い羅臼岳登山のため、夕食後すぐ眠りにつきました。この最果て地の知床で様々な事件に巻き込まれるとはつゆ知らず…。

大雪山の登山を終えて

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圧倒的スケールを誇る北海道の大雪山を日帰りで味わうのであれば、今回のルート一択と言い切れる自信があります。

姿見駅周辺の池巡りと花畑に始まり、噴煙をあげる旭岳の登り、北海道最高峰から眺める大雪山連峰と北海道の大地、裏旭の雪渓、どこまでも平坦な稜線、登山道に湧く温泉、裾合平のお花な畑。これだけの要素が6時間に詰まっています。

特に裾合平の花畑はアイヌが名づけた「神々の遊ぶ庭」と呼べる風景でした。

大雪山の集合写真

噴煙を出し続ける生きた大地と雪解け水と緩やかな山体が作る花畑、大雪山は瞬きするのも勿体ないくらいの素晴らしい山でした。同じルートをまた歩きたいのは当然ですが、山頂から眺めた奥深い大雪山連峰を隈なく歩きたいと感じる旅になりました。

きっと、何度来ても同じ感動が待っていると肌で感じました。

大雪山(黒岳)の記事

大雪山 黒岳 紅葉 登山

2015年9月に訪れた黒岳くろだけの記事になります。日本一早い紅葉を見に行き、層雲峡から銀泉台へと縦走しています。併せてご覧下さい。

大雪山の地図はこちら

北海道記事まとめ

北海道まとめ

【7月20日(1日目)】

【北海道】大雪山(旭岳) 日帰り登山 ~ 壮大なスケールの大山脈、裾合平のチングルマ大群生の旅

【7月21日(2日目)】

【北海道】羅臼岳 日帰り登山 ~ 日本の最果ての大自然、野生動物と戯れる知床の旅

【7月22日(3日目)】

【北海道】斜里岳 日帰り登山 ~ オホーツク海に浮かぶ知床半島と千島列島、無数の滝を遡上する旅

【7月23日(4日目)】

【観光】北海道のイメージそのままの富良野ラベンダー畑と美瑛を巡る

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コメント

  1. 予習することができました。
    今年中にもっかい北海道に行ってやろうかと目論んでおります。

    • >くまさん
      自分も年に2回は行ってもいいかなと思っております。
      山もそうだけど観光し足りない場所が多くて。

  2. 今年の同じ時期に全く同じルートで登ってきました、チングルマ最高に綺麗ですね。

    僕の場合は知床トレッキングから翌日大雪山という全く逆の行程でしたが、一人で運転していて発狂しそうになりました。

    北海道遠征、一緒に行く機会があるといいですねぇ…

    • >sakemaroさん
      同じ時期に全く同じルートとはやりますね。
      北海道は一人で旅するのはちょっと嫌ですね。それこそヒグマの恐怖があるし。

      来年はなんとなく利尻岳と大雪山~トムラウシ山の縦走に行ってみたい次第であります。

  3. 大雪山〜トムラウシは是非同行させてもらいたいです。

    • >くまさん
      いいよ。

  4. わーい。ざっす。
    縦走もそうですが、幌尻岳も行きたいなあ。

    • >くまさん
      自分は暑寒別岳が特に行きたいです。初夏かな。

  5. 北海道、良いですねぇ。

    • >rockwellさん
      北海道いいですよ。
      山に登らずとも。

  6. 花が美しい!
    そんなことよりも、「最果て地の知床でさまざまな事件に巻き込まれる」って、気になるウー 先月sakemaroさんに降りかかった災難みたいなの? 続編が楽しみです。

    • >やま子さん
      北海道は本土でも見る花が違った名前で咲いているのが面白いです。
      知床では旅のトラブルとは最大級の事案がありました!

  7. お、来年なら僕もいけると思うので大雪山トムラウシ縦走ぜひ誘ってください
    カサカサ歩きます。

    • >sakemaroさん
      いいよ。
      あれ?自分が企画なの?

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