![冬の焼岳](https://live.staticflickr.com/65535/51022725727_49e6b2a1d1_c.jpg)
2021年2月14日
北アルプスの焼岳に行ってきました。標高は南峰の標高2455mになります。
冬の北アルプスの山頂に立てる数少ない一座です。冬に限っては、通常立ち入り禁止になっている最高峰の南峰に登ることができます。冬季は基本的に新中の湯コースを利用します。一日に登ることが出来る登山者が限られるため、他の山と比べると静かな冬山登山ができます。
![冬の焼岳](https://live.staticflickr.com/65535/51021915463_c00c80cf59_c.jpg)
2月14日、そう世の中はバレンタインデー。残念ながらチョコを期待できない男たちは山に出かけるしかなく、メンバが誰も登っていない冬の焼岳に決定しました。
厳冬期の2月、滅多にない風の弱い快晴の日に当たり、標高3000mの山々に囲まれたセンター・オブ・ジ・アースを旅してきました。
冬の焼岳について
地図
![冬の焼岳の地図](https://live.staticflickr.com/65535/52374116405_1e326ff3b3_c.jpg)
中の湯温泉旅館をスタートして、新中の湯ルートを歩き、広場から南峰を目指します。
コースタイム
- 6:53中の湯温泉旅館
- 8:56広場
- 10:31焼岳(南峰)着
- 12:02焼岳(南峰)発
- 12:32広場
- 13:26中の湯温泉旅館
行動時間は6時間33分でした。
休憩時間は1時間半と多めですが、ペースは悪くなかったと思います。
中の湯温泉旅館の駐車場を利用
![中の湯温泉旅館の駐車場](https://live.staticflickr.com/65535/51022732681_26e3d496ef_c.jpg)
焼岳には登るためには主に2種類の方法があります。宿泊する場合は、公共交通機関でもアクセス可能です。
![焼岳の斜面を下る](https://live.staticflickr.com/65535/51022651861_ee0d4d8a23_c.jpg)
中の湯温泉が満車の場合、坂巻温泉に駐車している人もいるようです。1時間以上は歩行時間がプラスされると思います。
焼岳 雪山登山
移動中に大地震が発生、無事に中の湯温泉旅館へ
![梓川サービスエリアのラーメン](https://live.staticflickr.com/65535/51027821092_d9ff23d247_c.jpg)
「ビービービー!!!!」
「ぎゃあああああああ?!!!」
上信越道の妙義山付近のトンネルが連続するところでの出来事だった。「トンネルに入ったら、後部座席に白いおばあさんが座っていて…」のような怪談を話しているところで、地震を知らせるアラームが鳴り響いたのだ。
![2021/2/13 地震](https://live.staticflickr.com/65535/51028294647_dcd22ed341_o.jpg)
甚大な被害はなかったが、東日本大震災を思い出させるような地震でした。が、走行中だったため、揺れを全く感じず…。横川SAに停車し、各々連絡を取りつつ、協議を開始。
活火山のしかも雪山、いろいろ悩みました。岐阜方面は震度3程度だったので、「まぁ、大丈夫だろう…」と、登山を決行しました。安達太良山などの福島の山だったら中止でした。登山口に向かう道路が陥没していたらしいし。
![中の湯温泉旅館のゲート](https://live.staticflickr.com/65535/51022714372_2019d5336d_c.jpg)
早朝5時に上高地へ通じる釜トンネルの近くにある、中の湯温泉旅館のゲートを通過しました。ゲートの前には軽トラに乗った係員がいて、事前予約した名前確認があります。
![中の湯温泉旅館の雪道](https://live.staticflickr.com/65535/51022618051_82e39a725e_c.jpg)
中の湯温泉旅館までは数分の距離ですが、道路はカチコチでした。八ヶ岳(赤岳とか天狗岳とか)の登山口と比べると、そこまでの傾斜はありませんね。
![2月の中の湯温泉旅館](https://live.staticflickr.com/65535/51022715482_1bd547cb84_c.jpg)
無事に中の湯温泉旅館の駐車場に到着。
![中の湯温泉旅館の中](https://live.staticflickr.com/65535/51022716662_624880bd02_c.jpg)
旅館の中で駐車料金800円を支払いました。ちなみにトイレの利用は100円の協力金が必要になります。旅館に泊まれない貧乏サラリーマン登山者の我々には綺麗に磨かれたフロアが輝いて見えます。
![中の湯温泉旅館と鬼滅の刃](https://live.staticflickr.com/65535/51022618971_90d3d7451a_c.jpg)
2020年に大ヒットした某漫画の既視感を覚えるオブジェが飾られていました。鬼化してないか?
![中の湯から見える穂高連峰](https://live.staticflickr.com/65535/51022717452_a8b827bdbb_c.jpg)
中の湯温泉旅館からは既に朝焼けする穂高連峰が見えていて、ネタバレされているような気分。
新中の湯コース、序盤は樹林の中を歩く
![新中の湯コースの出発](https://live.staticflickr.com/65535/51022718607_ab9dbb7e6c_c.jpg)
旅館の横手から登山開始。
しばらくまとまった降雪は無し、前日の土曜日も晴れ。ということで、最初から最後まで道は明瞭、十分な踏み固めがある、難易度イージーなコンディションでした。
勝てない勝負はしない。
![新中の湯コースの序盤](https://live.staticflickr.com/65535/51021887858_e44acfecc8_c.jpg)
最初は旅館から登山口までのショートカットコース。何気に結構な急斜面。
![中の湯温泉登山口](https://live.staticflickr.com/65535/51022622491_1c1150b8c4_c.jpg)
中の湯温泉の登山口に到着、「新中の湯ルート」と名前が付けられています。
ここで12本爪のアイゼンを装着しました。前日までの積雪、踏み後状況によっては、スノーシューやワカンが必要だと思います。この日は、持ってきたワカンは重りになりました。
![焼岳の樹林帯の登り](https://live.staticflickr.com/65535/51022720177_256c51280e_c.jpg)
標準コースタイム1時間20分は樹林帯エリア。登山口入った直後は横移動だけど、そのうちにガッと登らせてきます。アイゼンが早速活躍してくれます。
![焼岳の樹林帯の登り](https://live.staticflickr.com/65535/51021889498_efd77b91b4_c.jpg)
3~4時間ほど仮眠したので、そこそこ快調に登れました。この日は天気が良すぎるせいで、すぐに体がポカポカと汗ばみ始めました。「冬でこんなに暑いのに夏山なんて登れるわけないだろ」って毎回思います。
![焼岳の樹林帯を歩く](https://live.staticflickr.com/65535/51021890133_2c73848d76_c.jpg)
もうちょっと冬らしくたくさんの雪が木に積もっていて欲しかったのは贅沢な願い。
2020~2021年のウィンターシーズンは、2月になって暖冬に変わった気がします。12月~1月に降った貯金のような雪です。
![霞沢岳が見える](https://live.staticflickr.com/65535/51022722017_e95bdfc5ec_c.jpg)
木々の隙間からは焼岳から川を挟んで反対にある霞沢岳が見えてきました。登っては見たいけど、ボロボロにされること間違いない過酷なルート感ある。
![冬の焼岳、気温が上がって暑い](https://live.staticflickr.com/65535/51022625831_e18a93af6d_c.jpg)
アイゼンだけで全く問題ないが、踏み後をそれてしまうとずぼっと膝下まで埋まってしまう。雪が降り続いた後の登頂はなかなか難しそうです。
![展望のよい樹林帯ポイント](https://live.staticflickr.com/65535/51022626401_f971d1c9f9_c.jpg)
展望が開けた場所が一部あり、正面には穂高連峰がチラ見え。まだ、フルヌードは許してくれないようだ。
![冬の焼岳の樹林帯を歩く](https://live.staticflickr.com/65535/51021893158_4deacf6038_c.jpg)
記憶ではすぐに樹林帯を抜けていた気がしたが、それは思い出を切り抜きされているようで、なかなか抜けてくれない。
![焼岳の南峰が見えてきた](https://live.staticflickr.com/65535/51022627561_1d7e8bce35_c.jpg)
傾斜がなくなり、横移動してるなーと、思いはじめたら、焼岳本体の頭が見えてきた。
![焼岳の全貌が見えてきた](https://live.staticflickr.com/65535/51022725047_414d5d156a_c.jpg)
南峰と北峰がはっきり認識できるようになりました。
中間地点の広場に到着、焼岳の南峰と北峰が見える
![冬の焼岳広場](https://live.staticflickr.com/65535/51022629951_a425104813_c.jpg)
地図上に「広場」と書かれているポイントに到着。
![新中の湯ルートの広場](https://live.staticflickr.com/65535/51028181806_a560e727c4_c.jpg)
その名の通り、ぽっかり樹林がない空間で、焼岳の南峰と北峰のビュースポットになっている。秋に来たときはこの辺りの木々は黄色や赤の素晴らしい紅葉風景を作っていたっけ。
![焼岳の南峰と北峰](https://live.staticflickr.com/65535/51030725021_56fc8bbcf4_c.jpg)
広場から見て、左が南峰、右が北峰となっています。
スキーの跡は一部北峰についていましたが、登山者のトレースは南峰に集中しています。
![冬の焼岳の噴火口](https://live.staticflickr.com/65535/51021896798_bf5a227427_c.jpg)
二つの山頂の中間あたりから、火山ガスが噴き出しています。
日本アルプス広しとは言え、火山ガスが噴き出している姿を見られるのは、この焼岳くらいなものです。立山でもちょっと見られるかな?
![焼岳南峰へ](https://live.staticflickr.com/65535/51021896988_24c48f99dd_c.jpg)
軽い食事と水分補給をして、焼岳の本丸へと攻め込んでいきます。ここまでで、ワカンの必要性がなかったら、デポってしまってもいいかも。
![焼岳南峰へ](https://live.staticflickr.com/65535/51021898473_0499fd0c85_c.jpg)
広場からダケカンバの木を抜けると森林限界へ。
北アルプスの森林限界は標高2500m程度で、焼岳が火山でなければ、すっぽり樹林に覆われた地味な一座になっていたのかもしれない。
![南峰への急斜面](https://live.staticflickr.com/65535/51022631581_38f67682c4_c.jpg)
ここからは急斜面になり、ストックに力を入れて登っていきます。
![南峰への急斜面](https://live.staticflickr.com/65535/51022729712_6637ec2581_c.jpg)
トレースは南岳の左側の鞍部に伸びていて明瞭です。下りの人のトレースを踏むと、登りのトレースより沈み込んでしまうので、見極めが必要。
![焼岳から見える霞沢岳](https://live.staticflickr.com/65535/51021899703_77ccf27c8f_c.jpg)
登りの辛さより、暑さに苦しむなべ氏。ある程度登ってくると霞沢岳のどっしりとした山容が見えてきます。焼岳より200m高い。
![焼岳の雪渓](https://live.staticflickr.com/65535/51021900268_6c85f4f7fd_c.jpg)
夏~秋の山頂となる北峰が見えてきました。
時間あったら南峰から北峰も行ってみるかと思っていたけど、繋がっている外輪はガレて危険。安全に行こうと思うと登り返しが激しいのが目に見えてわかったので、南峰一本に絞りました。
![焼岳の雪渓](https://live.staticflickr.com/65535/51021900828_a786d38a27_c.jpg)
急斜面を8分目くらいまで来ると、冷たい風が吹いてきました。稜線の向こう側が近い。
![焼岳の南峰の鞍部](https://live.staticflickr.com/65535/51021901233_e59db784c8_c.jpg)
鞍部に到着すると一区切り。
![南峰の鞍部](https://live.staticflickr.com/65535/51021901663_670afeed3a_c.jpg)
西側の岐阜方面から、そこそこの風が吹いているので、ウェアを一枚羽織ります。
我々は冬の道具を一式そろえているが、他の登山者と比べると雑魚感強いんだよな…。なんでだ??
![焼岳の山頂直下](https://live.staticflickr.com/65535/51022636416_98721c2640_c.jpg)
風の通り道になっている稜線なので、雪も少なく、適度が風のおかげで歩きやすい。山頂までの最後の登りです。
![焼岳から見える乗鞍岳](https://live.staticflickr.com/65535/51021903558_1fcd6ff85c_c.jpg)
ここからは見える範囲も大きく増えて、南側には巨大な乗鞍岳が見えました。
![焼岳から見える乗鞍岳](https://live.staticflickr.com/65535/51021903303_4db04c95bf_c.jpg)
乗鞍岳は冬も登れるようですが、山頂まで夏と違ってかなりの時間が掛かるみたいです。そして、夏は観光登山ではなく、きっちり麓から登ってみたい気持ちがある。
![焼岳から見える白山連峰](https://live.staticflickr.com/65535/51022734992_63a998092e_c.jpg)
そして、西側には白山連峰が見えました。関東の山々からだと見れないので、白山が見えると必然アガります。
![冬の乗鞍岳](https://live.staticflickr.com/65535/51022638941_1c52b55e6c_c.jpg)
焼岳は北アルプスの中でも背の低い山です。
焼岳はスラムダンクの湘南チームにおける「宮城リョータ」のポジション。長身のメンバの中で、低身長の168cmながらドリブルに特化し、活躍をするキャラクター。
スラムダンクの例えは、令和では通用しないか…。
![焼岳の山頂直下](https://live.staticflickr.com/65535/51022736477_1568d4773e_c.jpg)
山頂直下になると岩がゴロゴロ露出して、ちょっぴり危険。雪で埋まってないと落石発生しやすそうなので、規制されているのも頷ける。
冬にしか登れない南峰、視界に収まらない穂高連峰と名峰たち
![焼岳の南峰からの大パノラマ](https://live.staticflickr.com/65535/51025460922_58548a3c03_c.jpg)
焼岳の南峰に到着です。
真下を見るとくりぬかれたような焼岳の大火口、その奥には標高3000mが連なる穂高連峰の大絶景が広がります。見える範囲に名峰がたくさんあり、山座同定の解説おじさんも大忙しになること間違いなし。
![焼岳南峰、雪山の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51022737312_b5bf523fb6_c.jpg)
「展望すげえな。」
と、感想を述べるSaku兄は夏〜秋で三回も焼岳(北峰)に登頂している。それでも、感嘆してしまう絶景なのが焼岳。
![焼岳南峰の山頂からの展望](https://live.staticflickr.com/65535/51022746902_7f7158ef5c_c.jpg)
南峰には山頂の看板はない。手作りの日付入りダンボール看板を持ってきていたパーティーがいました。なるほど、そういう手もあるのか…。
![焼岳の南峰](https://live.staticflickr.com/65535/51043101801_c64165df4c_c.jpg)
火口の外輪で、2m幅くらいと狭い。穂高連峰の方に歩いていくにつれて、一人分の道幅しかなくなります。新中の湯コースは長野県にあるので、山頂にたどり着いて、ようやく岐阜県を踏むことになる。
![焼岳の南峰から北峰を見る](https://live.staticflickr.com/65535/51022645161_61ec1612bf_c.jpg)
南峰の先端から見える北峰。
噴火口からは火山ガスがモクモクと立ち昇っています。南峰〜北峰はとても行くのは困難な崖っぷちになっていて、自分たちじゃ無事に帰ってこれなさそう。この日は誰も北峰に行ってなかったと思います。
![焼岳の南峰から見える西穂山荘](https://live.staticflickr.com/65535/51030744146_21b55654bd_c.jpg)
正面には冬季も営業している西穂山荘が見えました。
そこから続く、西穂高岳への稜線。どれが丸山で、独標で、ピラミッドピークで、山頂かはわかりませぬ…。
![焼岳から見える槍ヶ岳](https://live.staticflickr.com/65535/51022666116_596d848a9a_c.jpg)
どこから見てもわかりやすいでお馴染みの槍ヶ岳ですが、焼岳からは少しわかりずらい。他と比べて黒々しい山頂をしています。
![焼岳から見える笠ヶ岳](https://live.staticflickr.com/65535/51042328623_b68cc41b51_c.jpg)
西側にはより雪の量が多い笠ヶ岳が見えます。両日ともに天気がよい週末だったので、登っている人がいたりするのかな?
![笠ヶ岳より黒部エリア](https://live.staticflickr.com/65535/51022649961_32a019f888_c.jpg)
笠ヶ岳より右にずれていくと、双六岳や三俣蓮華岳があるエリア。正直、この辺の山は見分けがつかない。
![焼岳から中央アルプスの山々](https://live.staticflickr.com/65535/51022650266_52e1132b97_c.jpg)
遠くには中央アルプスの山々も見えました。ただ、御嶽山は乗鞍岳の影に隠れて見えない。
![焼岳でカップラーメン](https://live.staticflickr.com/65535/51022739947_18bbf0b15e_c.jpg)
![ガラナ](https://live.staticflickr.com/65535/51021908818_3e06a5b36a_c.jpg)
展望をひとしきり楽しんだ後は食事。風は多少あったが、ダウンを着込めば寒さは感じないコンディション。カップラーメンとキリンガラナがうまい。
![男たちのバレンタインデー](https://live.staticflickr.com/65535/51022643911_7899cfb96e_c.jpg)
男だけのバレンタインデー登山。
クリスマス登山と同じくらい悲しい事案だが、チョコレートをしっかり食べました。シナモンロールでおなじみのシナボンで買ったバレンタイン限定商品。
![冬の焼岳の火口](https://live.staticflickr.com/65535/51021912923_a99495f090_c.jpg)
焼岳の火口は雪で埋まっていて真っ白。雪が溶けると緑色の火口湖に変わる。
スキーヤー5人くらいが滑っていました。ドローン撮影がぶんぶんうるさかったが、休憩後にいなくなっていた。
![焼岳南峰の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51022743917_1c6280a703_c.jpg)
![焼岳南峰の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51022745202_98f4f0b2f4_c.jpg)
「登るべき岩」があり、穂高連峰や笠ヶ岳の美しい稜線が、確実にバエます。被写体が残念なだけ。
2月とは思えない暑さのシャーベット状の雪を下山し、中の湯温泉で入浴
![焼岳から下山開始](https://live.staticflickr.com/65535/51021917418_14e1fd1389_c.jpg)
焼岳は久しぶりに降りるのが名残惜しいと思った山頂でした。展望の観点では日本でもトップ3に入るんじゃないだろうか…。
![焼岳からの下山](https://live.staticflickr.com/65535/51022652441_812dd34d72_c.jpg)
散々、登るのに苦労した雪の斜面だが、下山はスイスイと下ることができる。
尻セードに丁度よい傾斜の斜面だが、経年劣化でズボンがボロボロのため、一度やってしまうとパンツがグチョ濡れになる諸刃の剣。だが、実行した。
![.冬の焼岳の広場](https://live.staticflickr.com/65535/51022653031_32dfafbf16_c.jpg)
山頂からわずか30分で広場まで降りてきました。登りは1時間30分も掛かったのに。12時を過ぎると気温がだいぶ上がり、表面の雪が解けてシャーベット状態。
![誰かの落としたヘルメット](https://live.staticflickr.com/65535/51021920368_2937bba9ef_c.jpg)
広場に入る途中で、枝にひっかかった意味深なヘルメット。誰か落としたのだろうか、はたまた…。
![冬の焼岳の樹林帯](https://live.staticflickr.com/65535/51021920923_e955433d1d_c.jpg)
樹林帯も快適に下れると思っていたら、ずぶずぶと足が埋まり、簡単には下らせてはくれません。
![焼岳下山完了](https://live.staticflickr.com/65535/51022751652_ebccfd685d_c.jpg)
冬パンツをアイゼンで引き裂きながら、ようやく下山完了。10年選手だから来シーズンは買い換えないと…。
![中の湯温泉旅館](https://live.staticflickr.com/65535/51027720881_3b8d7af809_c.jpg)
下山、即、温泉という移動無しに入浴できる素晴らしい環境。中の湯温泉で日帰り入浴です。日帰り入浴の料金は800円。
![中の湯温泉旅館のロビー](https://live.staticflickr.com/65535/51027721826_4332b6493e_c.jpg)
このロビーの窓から見える風景と同じように、穂高連峰を眺めることができる露天風呂です。山の中にある旅館とは思えない清潔な宿。お金があるならば泊まりたい…。
![中の湯温泉旅館の冬道](https://live.staticflickr.com/65535/51022752337_9337eb7eb6_c.jpg)
![中の湯温泉旅館の冬道](https://live.staticflickr.com/65535/51022657026_61010f09d0_c.jpg)
温泉を上がり、帰宅します。帰り道も慎重に走行。上高地散策ツアーの大型バスに道を塞がれていて、5分くらいゲートで待たされた。
長野県のローカル中華チェーン、テンホウで食べるスパイス餃子
![長野県 テンホウ 梓川店](https://live.staticflickr.com/65535/51021923433_5fec2df9fa_c.jpg)
上高地から松本に通じる国道158号線は、盛り上がる食事処があまりなく、日帰りで帰る時間帯の14時~17時は店が営業していない。何とか探したのが「テンホウ」というお店。
調べてみると長野県発祥のラーメンチェーン店のようです。店構えは、そんなに期待できなさそう…。
![テンホウのメニュー](https://live.staticflickr.com/65535/51021923948_ca3f66e850_c.jpg)
餃子の王将の長野版のようなお店で、値段の安いラーメンやからあげなどの定番メニューがある。炒飯はなぜかなかった…。
![テンホウの餃子](https://live.staticflickr.com/65535/51022754757_a656665614_c.jpg)
チェーン店なのでベーシックな味かと思いきや、スパイスの風味がある餃子でした。中華料理に入っている五香粉の味ですね。好みが分かれるが、自分は美味しいと思う。餃子半額デイが月に1回あるらしいので、その日には長野に登山か。
![テンホウのタンタン麺](https://live.staticflickr.com/65535/51022659841_d0ab990587_c.jpg)
タンタン麺が割引の日だったので注文。チェーン店なので、ビックリするほど美味しいわけではないが、お腹の承認欲求は満たされました。
![テンホウの餃子でVサイン](https://live.staticflickr.com/65535/51022659231_af3bf7204d_c.jpg)
焼岳に登り、焼き餃子で締める。満腹120%になったドライバーは血糖値が急上昇し、抗いようのない睡魔に襲われ大変そうだった。
大地震の影響で電車が色々止まったりもしていましたが、自分たちの経路に影響はなく帰ることができました。
焼岳の雪山登山を終えて
![焼岳の山頂](https://live.staticflickr.com/65535/51022648196_2ea92f2c17_c.jpg)
10年以上も登山をやっていますが、焼岳はグリーンシーズン、紅葉シーズン、雪山シーズン、それぞれのベストシーズンを体験できた数少ない一座です。一つの登山エリアに集中するタイプではないので、1個の山を何度も登るってのは少ない。登頂回数では栃木県の男体山が一番多いけど、男体山は冬は閉山して登れないので…。
同じ山を完パケする意味で、一度登った山も登りに行かないと。
![冬の焼岳の集合写真](https://live.staticflickr.com/65535/51021911778_eebceed12e_c.jpg)
雪山の焼岳は冬にしか立てない南峰のプレミア感、標高3000mの名峰に囲まれたパノラマ展望、登山から秘湯温泉への即入湯と、素晴らしい体験のできる山でした。
冬の天気は読みにくいので、入山するのに事前予約が必要というのがネックです。しかし、槍ヶ岳、乗鞍岳、白山、穂高連峰などなど、日本に君臨する高い峰々の銀世界が待っています。
冬の焼岳の動画
動画も併せてご覧ください。
焼岳の記事
7月と10月に登った焼岳の記事です。併せてご覧ください。
コメント
お久しぶりです。
焼岳は昨年の夏に登ろうと、上高地まで行ったんですが、
大雨であの清流梓川が濁流でした。
登らずに這う這うの体で帰りました。
晴天の登山!気持ち良さそうですね。
社畜のsakuさんもお元気そう。
今年は安芸の宮島へどうぞ。
そして弥山へ登って下さい。大和ミュージアムへも是非!!
やま子さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
焼岳残念でしたが、大雨じゃ厳しいですね…。次おとずれることがあれば、東京にある気象神社で晴れるようお願いしてきます。
広島はずっと行きたいんですが、去年だと厳島神社が改修していて、今行くのどうなんだろうと思い、
諦めてしまいました。
広島ずっと行きたいんです…。ぐぐぐ。
早く宮島の鹿と戯れたい。