2015年6月13-15日の2泊3日で羊蹄山の登山に行ってきました。
当初は1日目2日目を登山にあてるつもりでしたが、現地北海道に着くと雨。急遽、1日目を観光に費やしました。
主に札幌と旭川の王道観光地を見て、グルメ三昧の1日になります。
札幌観光
千歳空港でレンタカーを借りました。
今回は5人ですが、荷物がそれなりに多いので、7人乗りのステップワゴンを選択。
何と走行距離0キロの新車でした。
本来であれば羊蹄山に登っている予定だったので、急遽プランを考えます。登山が目的の連中が雨に遭遇すると、観光的なプランへの変更が難しいです。
とりあえず、ガス缶を購入するために札幌へと移動です。
札幌のアウトドアショップでガス缶を購入し、札幌の市街地へ。
時計台
札幌の時計台にやってきました。
札幌市の中心部にある「札幌市時計台」は、明治の建築物としてそのままの姿を見せてくれています。
明治11年に札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場として作られ、明治14年には今の形の時計塔が設置されました。当時の札幌では2階建ての建物ですら珍しかったので、時計台は、まるでスカイツリーができたような騒ぎだったそうですよ。
今でこそガッカリ観光地としてのレッテルが貼られていますが、開拓時代の札幌のシンボル的な存在だったのでしょう。
写真撮影スポットを陣取りました。
路駐する場所がなかったので、交代交代に観光しました。時計台の周りを小走りに走り回っていた観光客は自分達だけだった。
札幌場外市場でウニいくら丼
昼食の時間になったので、札幌場外市場にやってきました。
札幌駅から一駅半分離れた場所にあります。
道内の海産物をはじめ生鮮食品が集まります。
北海道に来たからにはいくら丼とかウニが食べたいよねとなるわけです。
北の旬という店を選びました。
メンバー5人とも旅の初っ端からうにいくら丼というエンゲル係数が逆バンジージャンプする選択をしました。
ルビーのように赤く半透明の輝き。
蟹の半身が飛び出すほどに大きな鉄砲汁がつきます。
冬は過酷な大地に変わろうともこれが日常的に食べられるのであれば、進んで屯田兵に志願しようではないか。
ウニは子供の頃は好きではなく、大人になってから好きになった食べ物の一つ。後は茄子とか。北海道と言う土地がそうさせるのか、口どけは滑らか、臭みやえぐみはなく濃厚な味でした。
駐車場にはカレーの香りが立ち込め、曼荼羅というスープカレーの店を発見。食べてばかりのお腹を刺激してきます。
ここではカレーを使った鶏皮せんべいを購入。
新車のレンタカーにカレーの匂いをこびりつける悪魔の所業。
旭川観光
札幌じゃ何も見るもんないな(あるのだろうけど)と言うことで、旭川の旭山動物園に行くことになりました。
札幌より西にある羊蹄山から遠ざかっているんですけど…。
札幌→旭川の距離は140~150キロ。内地だとそれが以下になる。
東京都~静岡県富士市
東京都~栃木県日光市
東京都~群馬県沼田市
東京都~茨城県日立市
東京都~山梨県北杜市
大阪府~三重県四日市市
大阪府~京都府宮津市
大阪府~徳島県徳島市
大阪府~岡山県備前市
広島県~岡山県倉敷市
広島県~山口県宇部市
福岡県~長崎県長崎市
福岡県~大分県別府市
岩見沢サービスエリアで休憩。
前回の大雪山では改装中だった記憶がある。
ソフトクリームを購入。
ベイクド・アルルが何かわからないけど、北海道はどこへいってもソフトクリームが美味しい。
孤独のグルメは北海道にも進出しているのか。
夕張メロンジュースを飲みます。食べて飲んでばっかですね。
雨脚が強まっていく中、今夜の宿を確保するために奔走します。
本来であれば羊蹄山の小屋にいるはずで、翌日は日曜月曜なのであっさり予約が取れると思っていました。いくら北海道でも週末に空いているところは中々なく確保に苦戦。
旭川郊外にある「P-Dash Garden」というユースホステルに近い宿泊施設を確保することが出来ました。
お値段は1泊2000円という驚異的な安さです。
公共交通機関は利用できない、周りは畑でコンビニまで車で10分、トイレ共同、シャワーのみというカップルや家族連れで来るのは厳しい条件ですが、登山者ごとき我々にはちょうど良い宿でした。
ジョジョの奇妙な冒険にある擬音が書かれた記念撮影の壁があったりと遊び心溢れる宿です。また、後半に紹介。
雨の旭山動物園を歩く
旭山動物園へは車で10分以内と言う立地で、宿に荷物を置いてすぐ到着しました。
時間は15時10分。
雨脚は強まるばかり、17時15分で閉園するため、急いで見に行きます。北海道に行くたびにこのシロクマの人形欲しくなる。
天候が雨になると行動が鈍るのは人間だけではなく、動物もそのようでした。
なので、屋外施設の動物たちは雨宿りでジッと動かず…。
こっち見んな。
擬態するフクロウ。
サイコキネシスを使ったように撮れたフクロウ。
ぼさぼさのタヌキ。
動物の種類によって、館が分かれているため、雨の日の移動は少し大変です。旭川と言えば豪雪だと思うのですが、冬の移動はどうするんだろう…。
悟りを開いた猿。
アヘ顔の猿。
旭山動物園と言えばホッキョクグマのイメージが強い。
入園者数は上野動物園につぎ国内2位ですが、手作り感あふれる看板やポスターなどがイイですね。
ホッキョクグマは雨の中でも元気に歩き回っていました。
北海道の野生いなくてよかったと思えるサイズです。
ペンギンはやはり可愛い。
冬は雪の中を行進するショーがあるらしいです。
猛獣類のエリアにはライオンがいました。
やはり雨で元気ありませんでした。
虎やチーターも檻の端っこで雨宿り。
レッサーパンダは意外にも雨の中でも元気に遊んでいました。タヌキとキツネとネコを足して3で割ったような動物だな…。
歩いているだけで可愛いとは罪な動物だ。
オオカミが17時直前に一斉に吠え始めました。
本日の営業が終了するのをわかっているんだろうか。
急ぎ足で旭山動物園の観光は終了。
若干回り切れない館があったりと今度はゆっくり訪れてみたいです。閉園と共に雨が上がりました。
旭川の市内へと移動し、羊蹄山の登山に備えて準備をします。
究極のジンギスカンを食す
前回の大雪山登山の時、旭川での食事はスルーしてしまいましたが、どうしても行きたかった店を訪れます。
旭川ジンギスカン「大黒屋」です。
18時過ぎに到着し、10組ほどの並びが出来ていました。本店には入れないと思い、数百メートル離れた方の支店に行きました。
メニューはシンプルに5種類の部位または味付けの肉しかありません。
北海道のジンギスカンと言うとタレに漬け込んだものが提供される認識でしたが、旭川のジンギスカンは生のまま普通の焼肉のように鉄板で焼きます。
革命的な美味しさでした。
この店の口コミには「ラムが嫌いな人でも好きになる」と書かれていますが、それは正しいです。実際、苦手なメンバももりもりと食べていました。
臭み、全くなし。脂っこさ、全くなし。
上品かつ適度な柔らかさ。牛の焼肉より美味しいと思います。
羊蹄山に登れなかったとしても、これが食べれてよかったね、とそう思うほどに。
至高のジンギスカン体験を終えて、郊外にある宿に戻ってきました。駅前のイオンで買ったスイーツで盛り上がりました。
宿泊したP-Dashのエントランスは、非常に面白い空間をしています。
マンが喫茶のように豊富な品揃え。オーナーは若くて、趣味がもろに反映されている感じでした。
壁には主にジャンプ作品のドラゴンボールやワンピースのカラーイラストが掛けられていました。自分も中学生の頃はこんなことしてたっけかな…。
レトロゲームコーナーがあり、ファミコンとスーパーファミコンのソフトがずらりと並びます。一日中この宿の中で遊べるじゃないか…。
2015年時点で、20代後半から40代の人にとってはドストライクな宿でした。
入口はなぜかジブリ風。
旭川のディープな夜は更けていくのでした。
どれだけ一日が充実していたとしても明日は羊蹄山に登らなければなりません。
遅くまで続いた宴会でしたが、早朝5時過ぎに起き、また旅に出るのでした。
北海道2泊3日の旅はいよいよ羊蹄山の登山へ
コメント
タツ兄との共作って何かしら? と思って見たら… コラッ
たくさんの楽しい写真、美味しそうな写真なので、無罪!!
次回も楽しみにしています。
>やま子さん
羊が何回も繰り返す中、一発取りで成功しました!
そう、男らしく。
次回もよろしくお願いします!!
羊蹄山、いいですね。
妻の実家が北海道なので毎年必ず行くものの、帰省メインのため登山は旭岳の日帰り一度きりです。登山メインの北海道旅、うらやましい。
いつか、1ヶ月くらいの長期滞在で北海道を遊び尽くしたいものです。
>みっきーさん
そうですね。
内地が梅雨の6月中旬から7月中旬まで北海道で過ごしたいです。
テントを積んで、のらりくらい自炊をしながら回りたいですね。