![至仏山 ゴールデンウィーク](https://live.staticflickr.com/3806/9023832183_6111d7ce85_c.jpg)
2013年5月4日
ゴールデンウィーク後半は、尾瀬の至仏山に行ってきました。標高は2228mです。
日本の分水嶺にあたり豪雪地帯の尾瀬は、ゴールデンウィークの時期になってもたくさんの雪が残っています。至仏山の開山は7月1日で、それまでは入山規制されていますがゴールデンウィーク前後の僅かな期間だけ登ることが可能です。
今回はゴールデンウィークの期間中でしか通ることができないルートを歩いてきました。
![至仏山 ゴールデンウィーク](https://live.staticflickr.com/8115/9026060420_b6c2745ece_c.jpg)
魅力的な山と自然が集中する尾瀬は、何度か足を運ぼうと思っていたものの、機会に恵まれず行くことができませんでした。
そんな憧れの尾瀬、残雪期の旅スタートです。
至仏山について
地図
![残雪期の至仏山の地図](https://live.staticflickr.com/65535/52263693372_12819ef0f0_c.jpg)
鳩待峠を基点とした周回ルートです。
ゴールデンウィーク期間中の残雪期だけ、「至仏山の山頂から山の鼻(尾瀬ヶ原)に向かって下山」することが可能です。
「鳩待峠→至仏山→尾瀬ヶ原→鳩待峠」の周回ルートを通ることができるのは、一年のうちゴールデンウィーク期間中だけということです。
残雪の至仏山
5月でも雪の残る尾瀬の玄関口、鳩待峠登山口へ
![鳩待峠へ](https://live.staticflickr.com/7354/9026059740_f8f8266de7_c.jpg)
東京を深夜1時に出発しました。
至仏山の登山口がある鳩待峠の駐車場は、ゴールデンウィーク期間中は朝を待たずに満車になってしまうと言う情報があったからです。
東京の立川を出て、関越を進み沼田ICを降ります。そこから真夜中のロマンチック街道を尾瀬方面へ向けて進みます。この街道はあまり車の通りがあるようには思えないのすが、セブンイレブンが結構あるのが謎です。
![夜明けの鳩待峠](https://live.staticflickr.com/5463/9026059692_5723264391_c.jpg)
沼田ICから鳩待峠への下道は1時間以上かかります。遥かな尾瀬とは言ったものです、関東にあるはずなのにとても遠いです。
鳩待峠には4時ちょっとすぎに着いたにも関わらずほぼ満車状態で、数台後だったら停められなかったと思います。駐車しようとすると暗闇からヌッとおじさんがやってきて、駐車料金2500円を求められました。闇夜の雪山の中で駐車しに来る車を待っているとは…。
![鳩待峠の駐車場](https://live.staticflickr.com/7314/9023831029_9baca4f378_c.jpg)
明るくなるまで仮眠をして、朝6時に徐々に準備を開始しました。
他の車の人たちも同じように日の出と共に準備開始していました。駐車場以外はまだまだ雪が残る尾瀬、ダウンを着ないと寒いです。
![鳩待峠の駐車場](https://live.staticflickr.com/7407/9023830835_6101081ea2_c.jpg)
鳩待峠には鳩待山荘があり、その隣には公衆トイレがあります。
![鳩待峠の自動販売機](https://live.staticflickr.com/3771/9026058684_f147da1763_c.jpg)
下界より30円高い自動販売機。
![鳩待峠の登山届](https://live.staticflickr.com/8114/9023830193_cb1540bb97_c.jpg)
ジャンピング登山届け。特に意味はない。駐車場に至仏山への登山口があります。
なだらかな雪の斜面~至仏山登山
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7457/9023829967_553b8fe19e_c.jpg)
憧れだった尾瀬、その至仏山への登山を開始します。
尾瀬は5人中4人がはじめてです。
「なぜ、雪が残る季節に来てしまったんだろう…。」
というのはメンバ全員の疑問です。
![残雪期の至仏山](https://live.staticflickr.com/3729/9026058030_4e54c0c426_c.jpg)
登山口からすでに至仏山の山頂が見えています。
分水嶺の山だけあって森林限界は低く、山頂は雪ががっつりと残り真っ白。
![残雪期の至仏山](https://live.staticflickr.com/5443/9026057818_ca02816a21_c.jpg)
白い幹と青空がよく映える。
![残雪期の至仏山](https://live.staticflickr.com/7342/9023829307_df05e65811_c.jpg)
登山道は木と木の間隔が広くて非常に歩きやすいです。夏道はやはりちゃんとしたルートがあるのでしょうか。
ゴールデンウィークは、登山をする人よりもバックカントリーをする人で賑わいます。たくさんの踏み後があるので、踏み抜きやコースを外れるといったことはないです。
![残雪期の至仏山](https://live.staticflickr.com/8140/9023828825_75bd7a11a0_c.jpg)
皆はアイゼンで、自分はスノーシュー。
買ったからには使わないともったいない根性で、重いのですがわざわざ持ってきました。
![残雪期の至仏山](https://live.staticflickr.com/5330/9026057436_cf5ce184b0_c.jpg)
登るにつれ進行方向右手の景色が広がってきます。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/3829/9023828607_134a234d40_c.jpg)
あの一際目立つ山は一体なんなのか!?
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/3759/9026056834_84578971f9_c.jpg)
至仏山山頂には雲が掛かっています。これでは展望が期待できない予感…。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/5450/9023828297_40b1859366_c.jpg)
ゴールデンウィークらしく鯉幟を持参。
![至仏山から見える日光白根山](https://live.staticflickr.com/2821/9023827749_d112518f92_c.jpg)
栃木県は日光方面の景色。
一際、高い山は日光白根山です。今年の冬に行こうとして行けなかった山です。
ちなみにそのときの残念な記事はこちら
【群馬】吹割の滝スノートレッキング ~ 山登りはできなかったけれど、荘厳な滝と幽玄な渓谷の旅
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/5451/9023827647_29ec55d7d3_c.jpg)
ゴールデンウィークの至仏山はとても歩きやすく人も多いので、雪山初心者にも持って来いの山です。
ただ、登山客の割合はバックカントリーと比べると格段に低い気がします。3:7くらい?
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7319/9023827493_74ebd57d94_c.jpg)
目印のテープも随所に巻かれているので安心です。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7351/9026055786_8978a75c7c_c.jpg)
急斜面はほとんどなく1時間もすれば樹林が少なくなり、展望は一気によくなります。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/2813/9023827321_5614994ea1_c.jpg)
こんな感じに雪原に寝転んで休むのもいいでしょう。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7430/9026055524_b778d47b38_c.jpg)
至仏山の手前のピークである小至仏山が見えてきました。
上越国境と尾瀬ヶ原の展望、風景はまだ冬
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/3708/9023827023_9ed2b783e4_c.jpg)
左手には谷川岳をはじめとする上信越の山々が見えました。
上信越の山は見慣れないということもあるのですが、標高も同じくらいなので山の区別がまったくつきません。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7399/9026043356_ef77d72aa1_c.jpg)
広い稜線でとても自由度が高く、走り回ることができます。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/5345/9023826915_e3504a5723_c.jpg)
ここにきてやっと尾瀬ヶ原が眼下に見えてきました。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/2834/9023826145_bdca590c9f_c.jpg)
植生保護を促す看板が何箇所かに立っています。下には滑走ルートが書かれた地図もついてます。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/8134/9023826029_9aee348238_c.jpg)
今回最大の難所である小至仏山のトラバース。
ピッケルがないと40m~50mは滑り落ちそうな場所で、ここだけは慎重に歩きました。
と、ここで先頭を歩く「上様」が空を見上げて指をさしています。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/5469/9026054264_2929b91144_c.jpg)
太陽の周囲に虹が出てるではありませんか。
後日、上様調べによると「環水平アーク(かんすいへいあーく)」という現象らしいですね。日本では年に数十回観測されるらしいです。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/3737/9023825753_48074d9de8_c.jpg)
そんな貴重な天体現象に感動。
空を見上げていると足元がお留守になり、雪の斜面を転がり落ちてしまうので慎重に進みます。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/5453/9026054052_a7c784e8b1_c.jpg)
ゴールデンウィーク前半に大雪が降った至仏山。
この時期にしてはとても珍しいパウダースノー状態で、滑走する人達にとっては最良のコンディションだったらしいです。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/3744/9023825305_a3ab6a6dc9_c.jpg)
先ほど横切ってきた道を振り返る…。遠めで見ると恐ろしい道です。
続々と登ってくるのがわかります。ゴールデンウィークの至仏山はとても人気なんですね。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/7343/9023825179_3a7abdd1bf_c.jpg)
いよいよ、稜線の向こうに山頂が見えてきました。
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/2884/9023825059_3167001bfb_c.jpg)
![ゴールデンウィーク 至仏山](https://live.staticflickr.com/8267/9026053332_542aa1366f_c.jpg)
近づくとわかる人の多さ。
下からは雲が掛かっていた山頂でしたが、晴れ間を見せてくれました。
登山者とスキーヤーで賑わう至仏山山頂
![GWの至仏山山頂](https://live.staticflickr.com/7294/9023824867_248d939315_c.jpg)
そんなわけで、無事山頂に到着です。
山頂まで3時間半も掛かってしまいました!途中、遊びすぎているせいなんですけどね!
![GWの至仏山山頂](https://live.staticflickr.com/3809/9026053034_46af91f999_c.jpg)
まるで墓石のような山頂の標識です。
さすが仏に至ると書いて至仏山です。
![GWの至仏山山頂](https://live.staticflickr.com/7425/9026052880_cda4064a60_c.jpg)
山頂から眺める真っ白な尾瀬ヶ原とその先に独立峰のようにたたずむ燧ヶ岳、絶景です。
燧ヶ岳から左奥には、黒い場所が見当たらない平べったい山は会津駒ヶ岳です。今年の夏に登る予定の山です。
![GWの至仏山山頂](https://live.staticflickr.com/3803/9026052722_1e1355c207_c.jpg)
燧ヶ岳は福島県で、東北以北の最高峰です。
東北といっても尾瀬ヶ原を横切るように群馬県と福島県の県境が通っているので、この表現はどうなのかと疑問に思う。
![太陽にわっかかが出来てる](https://live.staticflickr.com/3745/9026052608_daba8ecfa4_c.jpg)
空に架かる虹がまるで神の作り出した超常現象のようで神々しい。
![至仏山の寸劇1](https://live.staticflickr.com/8137/9026052416_a317ff3111_c.jpg)
![至仏山の寸劇2](https://live.staticflickr.com/3766/9026052300_c41cb1b13b_c.jpg)
至仏山の山頂で、ともみさんにぶっ叩かれる。
![至仏山でアロハシャツ](https://live.staticflickr.com/7352/9023823887_0c56c3d017_c.jpg)
「アローハ!」
この状態で遭難し救助されたら…
「本日、群馬県片品村に位置する尾瀬。その尾瀬にある至仏山に登っていた男性が無事救助されました。ゴールデンウィークとは言え、雪が残る尾瀬で男性は雨具の下にアロハシャツという軽装で…」
世間様からどんな罵詈雑言を浴びせられることか…。
もちろん防寒着はザックの中に入ってますよ!
そんな至仏山山頂からぐるっと360度の動画。
至仏山山頂から尾瀬ヶ原のGW期間限定ルート
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/8255/9023823665_44bdab5562_c.jpg)
さて、下山を開始します。
尾瀬ヶ原へ向かって一気にくだる開放的な下山こそがゴールデンウィーク限定ルートなのです。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/7281/9026051776_4aa722a26d_c.jpg)
程よい傾斜のため足早にくだることができて爽快です。
これはバックカントリーで滑りたくなる斜面ですね。たぶん、スピード出したら5分と掛からないと思います。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/2843/9023823347_9e3b0946b9_c.jpg)
アイゼンなくてもパウダースノーなのでつるっと滑ることはあまりありませんでした。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/2811/9023823173_d18775b0e6_c.jpg)
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/2886/9026051254_c1f9e208e5_c.jpg)
広大な尾瀬ヶ原を正面に見ながら下山することができる贅沢なコースです。
この道は岩礫の斜面のため登山客が多くなったことで植生の荒廃がすすみ、1989年に通行禁止になりました。1997年に一度通行解除になりましたが、再び植生の荒廃が進み2008年に下山規制された経緯があります。
尾瀬は期間で規制があるのを把握するのが大変です…。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/2840/9026051154_6b5ce3194c_c.jpg)
ある程度、降りてきたところで久々の登場ヒップソリ。
![至仏山 残雪期](https://live.staticflickr.com/7418/9026051014_e592b1074d_c.jpg)
![至仏山 残雪期](https://live.staticflickr.com/5343/9026050920_56a17bc752_c.jpg)
ちょうどいい角度を持つ斜面です。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/5332/9023822419_9192d115ba_c.jpg)
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/8408/9023822485_08c60e8f2a_c.jpg)
この虹は雲の加減で、見え方が刻々と変化していました。
天使が舞い降りてきてもおかしくない雰囲気です。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/7319/9023822293_8ef817471b_c.jpg)
期間限定下山ルートを堪能し、ようやく下まで降りてきました。
![至仏山から尾瀬ヶ原に下山する](https://live.staticflickr.com/7315/9026049766_986a93f97c_c.jpg)
憧れだった尾瀬ヶ原に降りてきました。
雪に覆われた尾瀬ヶ原~ホットケーキランチ
![ゴールデンウィークの尾瀬](https://live.staticflickr.com/5337/9023821147_7fb4ab5c43_c.jpg)
※5月初旬の群馬県です。
樹林帯を抜けると広大でまっ平らの雪原。きつねが歩いていても不思議じゃない、まるで北海道の冬景色です。
![ゴールデンウィークの尾瀬](https://live.staticflickr.com/5446/9023820951_a197ef3c91_c.jpg)
歩くこと数分で山荘、ビジターセンター、テント場が密集している尾瀬ヶ原の拠点「山の鼻」に到着しました。
![ゴールデンウィークの尾瀬](https://live.staticflickr.com/3699/9026048956_d856be9fee_c.jpg)
遊びすぎたせいでお腹はとっくに限界を迎えていたので、さっさと昼食の準備に移ります。
![ゴールデンウィークの尾瀬](https://live.staticflickr.com/3692/9026048212_3ed3eb2f12_c.jpg)
雪の上に座布団を引いて調理開始!
![至仏山でホットケーキ](https://live.staticflickr.com/7365/9023819741_79fa2b0f12_c.jpg)
![至仏山でホットケーキ](https://live.staticflickr.com/3735/9026043090_8544e66d39_c.jpg)
本日のメニューはなんと「ホットケーキ」です。
皆さんもうおわかりですね?
![至仏山でホットケーキ](https://live.staticflickr.com/5450/9026047644_d5969d5430_c.jpg)
「至仏山」ということで「ほとけ」、つまり「ホットケーキ」です。
こんな雪山にホットケーキミックスと牛乳と卵を担ぎ上げてきましたよ。
![至仏山でサラダ](https://live.staticflickr.com/2880/9023819257_5023a1afd9_c.jpg)
サラダも2種作って持ってきました。女性陣が何も作ってきてくれないの…。
右は力作の神津島海苔を使ったアボガドサラダです。アボガドが硬すぎてほぼ胡瓜だった。
昼食と言うより、完全に朝食メニューです。
![尾瀬の鳩](https://live.staticflickr.com/7360/9026047314_b30258726a_c.jpg)
残飯でないかと鳩が周囲をうろついて待っています。鳩待峠の鳩待とはこのことだったのか?
![至仏山_70](https://live.staticflickr.com/5331/9023818987_9af4c6cbe2_c.jpg)
朝食みたいな昼食を食べた後は、雪の尾瀬ヶ原でわいわいきゃっきゃ。
木道?湿地?水芭蕉?
そんなものはゴールデンウィークには存在しません。
![至仏山_73](https://live.staticflickr.com/5463/9023818639_d45a791895_c.jpg)
![至仏山_71](https://live.staticflickr.com/8124/9023819047_4bc2446bc0_c.jpg)
ここで体力を無駄に消耗し、後に後悔する羽目に。
![至仏山_72](https://live.staticflickr.com/7345/9023818689_c9b15b19dd_c.jpg)
尾瀬の夏はまだまだ遠いです。
![至仏山荘](https://live.staticflickr.com/7384/9026046678_fa58f442bd_c.jpg)
至仏山荘で売っていた花豆ソフトクリームが食べたかったのですが、ホットケーキとかプリンとか甘いものばかりだったので時間に見送ることにしました。
尾瀬ヶ原から鳩待峠~花咲の湯
![ゴールデンウィークの至仏山](https://live.staticflickr.com/8402/9023818019_75315ce125_c.jpg)
尾瀬ヶ原で遊んだ後は、鳩待峠へと戻ります。雪解けの川が春を感じさせてくれます。
![ゴールデンウィークの至仏山](https://live.staticflickr.com/3729/9026046014_862ccd761a_c.jpg)
水芭蕉の芽が少しづつ開花しているようです。
![ゴールデンウィークの至仏山](https://live.staticflickr.com/7443/9023817545_3cbe311872_c.jpg)
尾瀬ヶ原から鳩待峠へは1時間のコースですが、緩やかな登りになっています。
ルートがいくつかあって、どうやら散策コースに迷い込み急な登り降りをする羽目になりました。
![ゴールデンウィークの至仏山](https://live.staticflickr.com/7354/9023817357_a109b7020c_c.jpg)
お陰で最後の登りではかなりヘトヘトでした。
尾瀬ヶ原で遊びすぎたのがいけませんでした。
![鳩待峠](https://live.staticflickr.com/8123/9026045322_b22c5c69d3_c.jpg)
遊びすぎ、料理に時間をかけたせいで鳩待峠に戻ってきたのは15時30分でした。
6時50分頃スタートしているのにね。
![尾瀬の郷 片品村 花の駅・片品 花咲の湯](https://live.staticflickr.com/7451/9023816801_2b47c8e917_c.jpg)
本日の立ち寄り湯はロマンチック街道から少し離れた片品村の「花咲の湯」です。
![尾瀬の郷 片品村 花の駅・片品 花咲の湯](https://live.staticflickr.com/2891/9023816403_ce4eb3eaee_c.jpg)
新しい温泉施設で中はレストランや休憩所など広々としていました。
露天風呂は広くて、日光方面の山々を眺めながら入ることができます。お値段は600円でした。
![尾瀬の郷 片品村 花の駅・片品 花咲の湯](https://live.staticflickr.com/2828/9023816269_3251c9f40f_c.jpg)
![尾瀬の郷 片品村 花の駅・片品 花咲の湯](https://live.staticflickr.com/8265/9026044568_13a23fb644_c.jpg)
入浴後に自家製ジェラートを購入。味は柿みたいに甘いらしい「雪下にんじん」です。
つい先日、偶然にも「ハラドーナツ」で雪下にんじんを使ったドーナツを食べていたので買ってみました。
![尾瀬の郷 片品村 花の駅・片品 花咲の湯](https://live.staticflickr.com/3813/9023816005_05debdff40_c.jpg)
ネコ椅子。
雪景色から春の里へ、樹齢推定300年天王桜でお花見
![天王桜](https://live.staticflickr.com/5341/9023815831_b1a976ed61_c.jpg)
ちょっと街道から離れた温泉に寄った理由は、ほど近い場所にとある名所があるからです。
![至仏山_87](https://live.staticflickr.com/2841/9026044146_29d5f12892_c.jpg)
車を走らせること5分ほど。
駐車スペースに車を停め、集落を歩きます。
![天王桜](https://live.staticflickr.com/7443/9026044004_06a0acfe87_c.jpg)
ドン!
これです樹齢300年の天王桜です。
都内では既に散り終え1ヶ月経つ桜ですが、寒冷な群馬県片品村ではゴールデンウィークに見頃を迎えます。
![天王桜](https://live.staticflickr.com/7289/9026043844_8c581641dd_c.jpg)
少し遅いお花見ができました。
![天王桜](https://live.staticflickr.com/7434/9023815315_fbc7fe3059_c.jpg)
人と並べるとその大きさがわかります。幹の外周は5m以上あるのだとか。
![水芭蕉](https://live.staticflickr.com/3801/9026042730_79bbae094f_c.jpg)
広場のはじを流れる沢には、ちゃっかり水芭蕉が咲いていました。
帰りはゴールデンウィークらしく関越道の渋滞にはまりながらも東京に帰ることができました。
至仏山の登山を終えて
![ゴールデンウィークの至仏山](https://live.staticflickr.com/5468/9023821933_abb160eeb3_c.jpg)
尾瀬に来たのは初めてと言いましたが、あれは嘘だ。今回で2回目になります。
前回着た時は尾瀬沼をぐるっと一周しました。
赤ん坊の時に。
母親に背負われていたそうですが、当然覚えてるわけないですよ。
童謡「遥かな尾瀬」
夏が来れば思い出す尾瀬ですが、自分が思い出すのは北の大地のような冬景色です。
次はイメージ通りの水芭蕉が咲く、夏に来たいですね。
![至仏山 残雪期](https://live.staticflickr.com/5333/9026060680_ddc56aaaae_c.jpg)
GWの期間限定ルートで旅する至仏山と尾瀬ヶ原。夏に登っているという人でも違う山の感覚で登れるのではないでしょうか。
水平環アークの天体現象、雪の尾瀬、巨大な桜と盛りだくさんの旅になりました。
こちらの山もお薦め
尾瀬において、至仏山と遂になる燧ヶ岳の記事です。
残雪期とはまるで違う夏の尾瀬になります。
巻機山は新潟県と群馬県いわゆる上越国境上にある山の一つです。至仏山と同じく豪雪地帯であるため、5月上旬以降でもたくさんの残雪があるため、雪上ハイキングを楽しむことができます。
コメント
残雪期の山って怖いイメージがありましたが、楽しそうですね。いつも情報量豊富なエントリで参考になります。密かに音楽や映画のコメントも楽しんでます。
私は単独行なので、日帰りで行くと結構交通費が高く感じるのが悔しいです。
6月末~7月前半あたりで谷川岳もしくはその周辺(仙ノ倉山あたり)を考えていますが、新幹線を使うのは避けられない感じですし。
目的地付近に登山以外にも楽しめることがあれば、一泊してもいいから旅行として充実させた方がいいような気がします。
と言うか、GWに奥多摩から登山始めたばかりなので、文句言わないでどんどん登る方がいいんでしょうけど。
そうそう、6月前半に男体山に登りました。初めての百名山でした。登りはともかく下りは膝にきますね。晴れていて頂上からの景色がとても感動的でした。
>icyfireさん
コメントありがとうございます。
残雪期の山は、雪崩の発生しやすい谷を避ければそれほど危険箇所はないような気がします。
至仏山はなだらかで広々とした尾根道なので安全かつ快適です。
単独は確かにお金が掛かりますね。
ただ、単独の車で行ってる人よりは掛かっていないのではないかと思います。タクシーを使わない限りは…。自分は道中を楽しみたいので複数人で行くのが好きです。まぁ、交通費を割り勘できるのが大きいです。
谷川岳と仙ノ倉いいですねー。谷川岳へは行きを新幹線使いましたー。青春18切符を使うと安上がりになるのですが、自分は上野発の始発に乗れないので何とも…。
一人の場合、バスツアーに参加すると比較的安上がりになるみたいですね。尾瀬など。
男体山に行かれたのですねー。初めての百名山とは自分と一緒です!
確かに急斜面なので膝にくる山です…。
地元で思い入れがあるので毎年登ろうと思っている山です。
また、遊びに来てください。
またまた楽しく見させて頂きました。
至仏山と言えばあの『蛇もん岩』ですが。
ゴールデンウィークの5月はまだまだ蛇もん岩は雪で覆われているのですか?
あの蛇もん岩が『これでもか』ってくらいに続く至仏山のイメージだったので雪に覆われてる至仏山も良いな~と思いました。
>チエコさん
コメントありがとうございます。
返信が遅くなって申し訳ございません。GWの尾瀬は雪でまだまだ覆われています。しかも、この日の前日まで大雪だったみたいです。
GWの尾瀬は雪に覆われていて少し違った一面があります。
夏に行ったことないのでなんとも言えませんが…。